[allpage_toc]
チャックの構造を知っておこう
チャックが外れたときや動かなくなってしまったとき、自分で簡単に直せるケースが多いですが、構造などがわかっているとさらに直しやすくなります。そこで、まずはチャックの各部の名称や構造についてご説明します。
エレメント
歯がかみ合うことで閉まる部分を指し、日本語では「務歯(むし)」といいます。エレメントが途中で欠けてしまった場合は、チャックそのものを取り替える必要がありますが、上部1~2cmのあたりまでの欠けなら止め金の付け直しで修理が可能の場合もあります。
スライダー
チャックを開け閉めするときに持って引っ張る部分を指します。スライダーによりエレメント部分を湾曲させ、歯車の原理でチャックを閉めたり開いたりすることができます。
スライダーには引手を離すと同時にロックがかかる「オートロックスライダー」、引手を倒せばロックがかかり、起こすことでロックが外れる「セミオートスライダー」、引手がレールに沿って動かせることで表裏どちらからでも開閉できる「リバーシブルスライダー」など用途に合わせて選ぶことができます。
スライダーには引手を離すと同時にロックがかかる「オートロックスライダー」、引手を倒せばロックがかかり、起こすことでロックが外れる「セミオートスライダー」、引手がレールに沿って動かせることで表裏どちらからでも開閉できる「リバーシブルスライダー」など用途に合わせて選ぶことができます。
服別チャックの両方・片側が外れた時の付け方・直す方法
ズボン
ズボンの場合はチャックが外れてしまうよりも、布地を噛んでしまいチャックが閉まらなくなるケースが多いです。布が噛んでしまった場合、無理に引っ張ってしまうことがありますが、破けてしまったり穴が開いてしまったりすることがあります。
また、そのままスライダーを引けば余計に布を噛んでしまいさらに動かなくなってしまうこともありますので、対処法はまずは落ち着き噛んでしまった布をチャックに対して水平にピンと引っ張りながらスライダーを一気に引くことを心がけてください。
また、そのままスライダーを引けば余計に布を噛んでしまいさらに動かなくなってしまうこともありますので、対処法はまずは落ち着き噛んでしまった布をチャックに対して水平にピンと引っ張りながらスライダーを一気に引くことを心がけてください。
スカート
スカートも基本的にはズボンのチャックと同じ直し方になりますが、硬い生地をチャックが噛んでしまった場合は、先の細いマイナスドライバーや三角定規の角などをスライダーと生地の間に挟み、押し上げるようにしながらスライダーを動かしてください。
もしドライヤーがあるなら、チャックを温めてから行うとより作業がやりやすくなります。ですが温めすぎるとスライダーの変形ややけどの心配がありますので、くれぐれも慎重に行ってください。
もしドライヤーがあるなら、チャックを温めてから行うとより作業がやりやすくなります。ですが温めすぎるとスライダーの変形ややけどの心配がありますので、くれぐれも慎重に行ってください。
スーツやジャケット
何かの拍子にジャケットなどのチャックが外れた状態になってしまうこともあります。チャックのスライダー部分は、使いやすさが考えられているため軽い金属で作られているものが多く、そのため開閉回数と共に広がってしまい、その結果外れた状態になってしまうことがあります。
スライダーは入口でエレメントを引き込み、出口でエレメントをかみ合わせる仕組みになっているため、元々入口の方が出口よりも広くなっていて、まれにエレメントが入らないほど入口が広がりチャックが外れた状態になってしまうことがあり、その場合は両方を締める必要がありますが、それ以外なら出口のみを締めれば外れた状態を直すことができます。
ラジオペンチを利用し、出口部分の左右を少しずつ締め、その都度スライダーを動かしてチャックを確認してください。
スライダーは入口でエレメントを引き込み、出口でエレメントをかみ合わせる仕組みになっているため、元々入口の方が出口よりも広くなっていて、まれにエレメントが入らないほど入口が広がりチャックが外れた状態になってしまうことがあり、その場合は両方を締める必要がありますが、それ以外なら出口のみを締めれば外れた状態を直すことができます。
ラジオペンチを利用し、出口部分の左右を少しずつ締め、その都度スライダーを動かしてチャックを確認してください。
ウエットスーツ
ダイビングでウエットスーツを着用した場合、着用後になるべく時間をかけて真水に漬け込み、さらにやさしくもみ洗いをして塩分を落とし、チャックは真水の中で何度か上げ下げして塩を落とすことが大切ですが、適当に洗って保管してしまった場合、チャックが塩噛みして動かなくなってしまうことがあります。
対処法としては、お湯で煮るか無理ならお湯に付けて、固まった塩をつまようじなどで取り除きながらスライダーを少しずつ動かしてみましょう。それでも解消できない場合は専門店で相談することをおすすめします。
対処法としては、お湯で煮るか無理ならお湯に付けて、固まった塩をつまようじなどで取り除きながらスライダーを少しずつ動かしてみましょう。それでも解消できない場合は専門店で相談することをおすすめします。
プラスチック製のチャックが外れた時の修理方法
子供用のコートなどでまれにチャックのスライダー部分の破損によりチャックそのものが使えなくなってしまうことがあります。スライダーの引手が破損したのであれば、チャックが外れた状態になるのではなく、単にチャックが締めにくくなるだけと考えられるため、スライダーの交換、もしくは引手部分を直すだけでチャックの使用が可能になります。
ですが、スライダーのゆるみによりチャックが外れた状態になってしまうのであれば、残念ですがチャックそのものを取り換える必要があります。
ですが、スライダーのゆるみによりチャックが外れた状態になってしまうのであれば、残念ですがチャックそのものを取り換える必要があります。
財布のチャックが外れた時の応急処置
財布にはお金の他にクレジットカードなども一緒に入っていることが多く、チャックが外れた状態のままにしておくのは危険です。財布の形や使われているチャックの種類にもよりますが、金属製なら次の方法で外れたチャックを直してみてください。
1.エレメントを引き込むスライダーの入口部分にマイナスドライバーを差し込みます。
2.少しずつ開き、外れたエレメントをねじ込みます。
3.スライダーの開いた部分をペンチで締めて元に戻します。
この方法はスライダーにかなりの負担をかけるため何度も使えません。また、ドライバーで開く際、無理に開かず少しずつ力を加えて開くようにしてください。
1.エレメントを引き込むスライダーの入口部分にマイナスドライバーを差し込みます。
2.少しずつ開き、外れたエレメントをねじ込みます。
3.スライダーの開いた部分をペンチで締めて元に戻します。
この方法はスライダーにかなりの負担をかけるため何度も使えません。また、ドライバーで開く際、無理に開かず少しずつ力を加えて開くようにしてください。
財布のチャックが外れた時に試したい方法
まれにチャックを閉めても途中が外れた状態で開いてしまうケースがあります。そういった場合の裏技的な対処法をご紹介します。
1.エレメントが外れた部分も含めて固形石鹸でチャック全体をこすります。
2.スライダーを外れた箇所をまたぐように一度動かします。
3.エレメントの外れた部分を重点的に固形石鹸を塗り、何度かスライダーを動かします。
4.最後にスライダーを全体的に動かし状態を確認します。
石鹸のおかげでスライダーの動きがスムーズになり、外れた箇所もうまくかみ合うようになります。
1.エレメントが外れた部分も含めて固形石鹸でチャック全体をこすります。
2.スライダーを外れた箇所をまたぐように一度動かします。
3.エレメントの外れた部分を重点的に固形石鹸を塗り、何度かスライダーを動かします。
4.最後にスライダーを全体的に動かし状態を確認します。
石鹸のおかげでスライダーの動きがスムーズになり、外れた箇所もうまくかみ合うようになります。
シーツのチャックが外れた時の付け方
シーツのチャックが外れた場合も、先ほど財布のチャックで紹介した方法で直すことも可能ですが、もう一つの方法をご紹介します。
1.チャックの止め金具部分がむき出しになるように縫い付けてある部分をほどきます。
2.止め金具をペンチなどで外します。
3.スライダーを一度引き抜き、改めて左右のバランスを取りながら差し込みます。
4.そのままスライダーを引き、チャックが締められたら止め金具を元に戻します。
5.チャックの止め金具部分をシーツに縫い込みます。
止め金具が元に戻せない場合は、エレメントの端から3つ目のコマ辺りに止め金具替わりになるよう、エレメントをまたぐように糸を数回渡してください。
1.チャックの止め金具部分がむき出しになるように縫い付けてある部分をほどきます。
2.止め金具をペンチなどで外します。
3.スライダーを一度引き抜き、改めて左右のバランスを取りながら差し込みます。
4.そのままスライダーを引き、チャックが締められたら止め金具を元に戻します。
5.チャックの止め金具部分をシーツに縫い込みます。
止め金具が元に戻せない場合は、エレメントの端から3つ目のコマ辺りに止め金具替わりになるよう、エレメントをまたぐように糸を数回渡してください。
外れたチャックを直す以外の方法
先ほど紹介した方法で直せない場合はチャックを付け直すことになりますが、シーツのチャックは長さがあるため、手間がかかってしまうことがあります。その場合は外れたチャックをあきらめて、シーツの数か所の両側にリボンを縫い付けてリボン結びをするだけでもカバーをかけることは可能です。また、リボンの代わりにスナップや面ファスナーを取り付ける方法もあります。
スーツケースのチャックが外れた時の付け方
ソフトタイプのスーツケースにはスライダーの頭同士が向かい合うタイプのチャックが使用されることが多いですが、このタイプのチャックが外れた場合は、二つのスライダーの頭を合わせた状態で一度チャックの端まで動かし、そのまま反対の端まで動かしたら中央付近まで戻してみてください。
ただし、この方法でチャックは外れたままなら壊れた可能性が高いです。無理に自分で直さず修理専門店、もしくは販売店で相談してください。
ただし、この方法でチャックは外れたままなら壊れた可能性が高いです。無理に自分で直さず修理専門店、もしくは販売店で相談してください。
洗濯ネットのチャックが外れた時の付け方
洗濯ネットにはコイル状エレメントのチャックが使用されていることが多く、コイル部分がテープから外れたためにすき間ができスライダーが外れてしまうことがあります。外れたコイルが原因でチャックが全開になってしまう場合は、コイルを切り取り、スライダーを下から差し込むだけで再び使うことができます。
上止め部分近くのコイルが原因の場合は、外れたコイルを切り取り、反対側も同じ長さだけコイルを切り取り、止め金をキリのような道具で外し、切り取ったコイルの端を止めるように付け直します。
コイル部分がテープから離れてしまった場合は、できるだけ細かい縫い目ではぎ合わせれば直せます。ただし、耐久性は低いですので、次回裂けてしまった場合は買い替えてください。
上止め部分近くのコイルが原因の場合は、外れたコイルを切り取り、反対側も同じ長さだけコイルを切り取り、止め金をキリのような道具で外し、切り取ったコイルの端を止めるように付け直します。
コイル部分がテープから離れてしまった場合は、できるだけ細かい縫い目ではぎ合わせれば直せます。ただし、耐久性は低いですので、次回裂けてしまった場合は買い替えてください。
チャックは外れても自分で直せる
洋服やカバンなど普段よく使用するチャックが突然外れて困ってしまうことはよくありますが、焦ってしまうと余計に被害が大きくなってしまうこともあります。多少の道具は必要ですが、チャックは外れてしまっても自分で直すことが可能です。
もし、チャックの具合が悪いことで使う事を諦めているものがあるなら、これを機会に直してみませんか。
もし、チャックの具合が悪いことで使う事を諦めているものがあるなら、これを機会に直してみませんか。