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畳のカビ対策|原因/予防・症状別カビの取り方・効果的な物

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日本の誇る畳文化!その歴史とは?

みなさんのおうちには畳がありまか?ひと昔前までの日本の家屋には、畳は当然のようにどの家にもありました。家族みんなで畳の上でゴロンと横になった思い出がある人も多いのではないでしょうか?手入れを考えるとフローリングの方が手間がかからず掃除も簡単ではあるのですが、日本人はやっぱり畳の上が一番落ち着きます。

畳は、日本で生まれた伝統文化です。元々の畳は薄いゴザのような敷物であり、使わない時は折りたたんで片づけていたことから「たたむ」が変化して「畳(たたみ)」という名前になったと言われています。平安時代に入る頃から利便性や快適さ考えてクッション性の厚みを加えることになり、今の形になっていったと考えられます。

最近では日本人だけでなく、日本文化を好む外国人の方も畳を買い求めていくことがあるようです。日本が誇る畳の文化が外国人にも親しまれているのはとても誇らしいものです。

畳がもたらす健康への4つの効果とは?

日本独自の文化である畳ですが、フローリング等と比べて健康への効果に違いはあるのでしょうか?まず畳の材料ですが、畳はイグサという植物を編み込んで作られています。

イグサは国内の様々な地域で栽培されており、その品質によって畳の美しさや品質に違いが出てきます。近年ではリーズナブルな畳を求める消費者の声を反映し、価格の安い中国産などのイグサが使われることも多くなっています。

イグサでできた畳は何ともいえず気持ちの良い香りがするものですが、気になる畳の健康への効果はどうなのでしょうか?畳が体にもたらす4つの効果をご紹介します。

マイナスイオンでストレスを解消できる

畳がもたらす健康への効果の1つ目は、マイナスイオンでストレスを解消できることです。

イグサを使った畳は驚くことにマイナスイオンを発生することが分かっています。マイナスイオンとは森や滝などからも発生されているとても体に良い物質で、マイナスイオンを体に取り入れると気持ちが落ち着きストレスも解消できると言われています。自宅に居ながらにして自然の恩恵が受けられる機会はなかなかありません。身近な畳でマイナスイオンを満喫しましょう。

また休日に自宅で読書をする時や、勉強に集中したい時などにも畳は効果を発揮します。畳を使った部屋では集中力が非常に高まると言われており、受験生や仕事をする人にもとてもです。

自宅にはぜひ畳の部屋を作り、家族みんなが落ち着く癒しの空間にしてみてはいかがでしょうか。

良い香りでリラックスできる

畳がもたらす健康への効果の2つめは、畳の良い香りでリラックスできることです。

畳のあの独特の素敵な香りは4つの主な成分が含まれています。畳の香りを構成する主な成分は、フォトンチッド、ジヒドロアクチニジオリド、α-シペロン、バニリンという4つがメインになります。

フォトンチッドとは森林などの木が放出する分泌成分です。フォトンチッドは思わず深呼吸したくなるほど良い香りであるだけでなく、消臭効果もあることが分かっています。

ジヒドロアクチニジオリドというのは少し聞きなれない言葉ですが、主に紅茶などの茶葉に含まれる香りです。単体ではほぼ香りを発しませんが、他の成分の香りを助ける役割を持っています。

α-シペロンは心を鎮める作用を持ちます。この成分を利用したアロマなども作られているほど高い効果があります。

バニリンというのはバニラの香りの成分のことです。甘いバニラの香りの成分が畳に含まれているというのは少し驚きですが、バニリンはストレスを軽減する作用があります。

畳の香りの成分は、これら4つの成分が混ざり合って生まれることであの安らぐ香りを作りだしているのです。

抗菌作用がある

畳がもたらす健康への効果の3つめは、抗菌作用があることです。その昔、イグサは薬として調合されていたこともあるのをご存知ですか?イグサは自然素材でありながら非常に強力な抗菌作用があることが知られており、畳は日々の生活にとても役に立つことが分かってきました。

イグサが持つ抗菌作用は、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、O-157、レジオネラ菌、バチルス菌、水虫菌など多岐にわたる事が実証されています。畳を自宅に取り入れるだけで様々な菌から身を守ることができるとあって、赤ちゃんや小さな子供がいる部屋に畳を敷く人も増えています。イグサで出来た畳はフローリングと比較しても身体にとても優しいことがわかります。

湿度を一定に保つ効果がある

畳がもたらす健康への効果の4つめは、湿度を一定に保つ効果があることです。

畳に使うイグサは顕微鏡で見ると無数の穴があいた構造になっています。イグサは湿度が高い時はこの穴に水分を閉じ込め湿気を取り、湿度が低い時は水分を放出し乾燥を防ぐとても便利な特性があります。イグサ1畳分でおよそ500ccも水分を吸収するともいわれており、寒い時も暑い時も部屋を常に快適に保つことが可能です。

高温多湿な日本の夏には、まるで呼吸をしているように自動で湿度を調整できる畳が非常によく合っており、まさに昔ながらの知恵を使った便利なアイテムといえるでしょう。

これはダメ!絶対にやってはいけない畳の掃除の仕方

では次に、畳を掃除する時の注意点を2つご紹介致します。みなさんは畳を掃除する時、どのように掃除をしていますか?

畳は汚れがそこまでひどくない時は、目に沿ってゆっくりと掃除機をかけて掃除をします。畳を敷いている部屋が庭に面している時は、ホウキでサッと掃いて砂などを落とすのも良いでしょう。

畳の汚れが目立つ時は、一度濡らし固く絞った綺麗な雑巾で優しく拭くようにします。畳はその特性から汚れを放置しておくとどんどん傷みが進みます。掃除はこまめにするのをします。

そして畳を掃除をする時には、絶対にやってはいけない注意点が2つあります。ついついやってしまいがちな2つの絶対NGな畳の掃除の仕方をご紹介します。

雑巾を絞らず水拭きする

畳を掃除する時に絶対にやってはいけないことの1つめは、雑巾を絞らず水拭きすることです。

汚れがひどい時はついつい畳を濡らして汚れを拭きたくなってしまいますが、畳を掃除する時は水拭きはNGです。湿気に強いと上記で説明した畳ですが、水拭きすると畳の水分の許容量を超えてしまい、カビが生える原因になってしまいます。

水分は畳の下へ下へと下りて行きます。表は綺麗でも裏を返せばカビだらけだった、というようなことにならないよう、雑巾はしっかりと固く絞って使うようにしましょう。

小さな子供がいる家庭など畳を汚しやすく、どうしても水拭きしたいという人は、天延のイグサを使った畳ではなく、ポリプロピレンやポリエステルなどで作られた商品を選んでみてはいかがでしょうか。
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乾いた雑巾でゴシゴシこする

畳を掃除する時に絶対にやってはいけないことの2つめは、乾いた雑巾でゴシゴシこすることです。畳は濡れた雑巾で拭くのもNGだと説明しましたが、乾いた雑巾でゴシゴシこすることも絶対やってはいけません。

畳の表面はフローリングとは違い畳の目があります。雑巾でゴシゴシとこすってしまうと、その目の隙間に汚れがつまってしまい畳を余計に汚してしまう原因になってしまいます。また乾いた雑巾で畳の目を無視してゴシゴシこすると、綺麗に編み込まれたイグサが切れて飛び出し、ボロボロになってしまうこともあります。

畳を掃除する時は乾いた雑巾や絞っていない雑巾は避けるように気を付けましょう。

要チェック!畳にカビが生える原因は?その予防法とは?

きちんと手入れのされた畳はゴロンと横になるととても気持ち良いものですが、畳は手入れを怠ると意外とすぐにカビが生えてきてしまいます。自宅の畳にカビが生えてしまうと、自分の不精さを目の当たりにしてしまったようでとても焦ってしまいます。

大切な畳を長く美しく使うためには畳の手入れの方法について知識が必要です。畳は安いものから高級なものまで色々ありますが、カビがついてしまったからと新しいものを購入するのはもったいない話です。

次は、畳にカビが生える原因やカビの予防法について詳しくご紹介致します。畳のカビで悩んでいる人は必見です。

気になる畳のカビの原因とは?

まず最初に畳にカビが生える原因をみていきましょう。カビというのは水分や湿気が大好きです。雨が続いた日や夏のジメジメした日にふと畳を見ると、うっすらカビが生えていた、そんな嫌な経験はありませんか?

畳にカビが生えるのは、高い気温と高い湿度が主な原因になります。部屋の温度が20度を超え30度近くになり、さらに湿度が75%を超えるとカビが生える条件満たすことになり、春から夏にかけてカビは最も活発に繁殖します。

畳にカビが生える原因は、部屋の間取りが関係している場合もあります。窓が無く空気の入れ替えができない部屋や、日当たりの悪い部屋、湿気がこもりやすい1階の部屋などは、他の部屋と比べてカビが好む条件がそろっています。

畳を部屋に敷きたいと考えている人は、部屋の間取りなどもよく考えておく必要があります。カビは吸い込んでしまうと体にとても悪影響があります。特に家族の中に子供やお年寄りがいる家庭では十分注意する必要があります。

畳にカビがつかない掃除の頻度とは?

畳にカビが生えないようにするためには、やはりこまめに掃除をすることは欠かせません。砂ぼこりや人間の皮膚や髪の毛などの汚れには、カビの原因になるアオカビ、クロカビ、アカカビなどが付着していることもあり、それらを放置しておくことで畳にカビが根付いていきます。

畳をカビさせないためには、少なくとも3日に1度は畳を掃除することが大切です。畳の目に沿ってほうきで履くとおおまかなゴミは集められますし、掃除機を使えば奥に詰まっているゴミも吸い込むことができます。

畳をカビさせたくない時は最低でも週に1、2度は掃除をするように心がけましょう。

畳をカビから守るには?カビを徹底的に防止しよう♪

では次に、畳をカビから守るための防止策を4つご紹介します。いつまでも気持ちよく畳を使うために、ぜひ試してみてください。

①濡れたらよく乾燥させる
畳は濡れたまま放置しておくとカビが生えやすくなります。畳に使われているイグサはある程度の湿度を吸収する性質があるのですが、許容量を超えてしまうとそれも不可能になります。畳には水分は天敵だと理解しましょう。

②よく換気をする
畳をカビさせないためにはよく換気をすることも大切です。汚い空気がこもる部屋はやはりカビの温床となることが多くなります。毎日朝晩1回ずつでも良いので、畳に新鮮な空気を当てるようにしましょう。

③畳を日に当てる
少し重労働になりますがお天気の良い日は庭などに畳を出し、他の洗濯物と同じように日に当てることも畳にカビをつかせないためには重要です。半年に1回程度でも畳が持つ湿気を十分乾燥させることができると、カビが生えてくる可能性をおさえることができるでしょう。

④除湿剤やエアコンを使う
こちらも畳を湿気させないための工夫です。梅雨の時期のムシムシとした長雨の時期はカビが一番生えやすい時期になります。市販の除湿剤を部屋に置いたり、エアコンで除湿運転をするなど部屋の湿気を抑えるように気を付けましょう。

畳にカビがついた!どう対策する?

どんなに頑張っても環境次第では畳にカビが生えてしまうことはあります。一度カビが生えてしまうととても残念な気持ちになってしまいますが、カビが生えてしまった畳はどのように対策すれば良いのでしょうか?

畳についたカビは軽度のものであれば掃除で対処できることがあります。酢やエタノールやアルコールなどを使い、根気よく掃除することでまた元通りの美しさを取り戻すこともできます。

畳についたカビがかなり広範囲でひどい程度の時は畳を購入したお店に一度相談してみましょう。畳のプロでもカビが落とせない時は、残念ながらそのカビがついた畳は処分することになるでしょう。

畳についたカビの取り方の詳細は、以下でご紹介致します。

畳のカビを掃除をする前に!準備しておきたい物とは?

畳についてしまったカビを掃除したい時は、作業に取りかかる前にまず準備したい物があります。畳のカビ掃除には色々な刺激物を使用するため、自分の目や肌を守る物を準備して作業しなければなりません。間違っても素手で薬品を触ったり、揮発性の薬品を吸い込まないように十分な注意が必要です。

また掃除を小さな子供とする場合は大人が必ず一緒に行動し、それらの薬品の扱いに危険がないよう配慮することも忘れてはいけません。また当然のことですが、薬品を使う時はペットや赤ちゃんは他の部屋に移動させることも忘れないようにしましょう。

畳のカビ掃除をする前に準備しておきたい最低限の物を3つご紹介致します。

鼻と口を覆うマスク

畳のカビ掃除をする時に準備しておきたいものの1つめは、鼻と口を完全に覆うことができるマスクです。「短時間で作業も終わるし、まあいいか。」と考える人もいるでしょうが、カビは人体に大きな悪影響を与えることから、甘く見ない方が身のためです。

カビは触ったり踏んだりすると胞子を空気中にまき散らします。空中を漂うカビの胞子は呼吸によって簡単に私たちの体の中へと侵入してきます。カビの胞子を大量に吸い込むと、人によってはアレルギー症状が出たり喘息や肺炎などを引き起こす場合があり、持病を持っている人はその病が悪化する原因となることもあります。

畳を綺麗にしてスッキリするつもりが、カビを吸い込んで具合が悪くなるということがないように、マスクはきちんと準備しましょう。
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袖の長いゴム手袋

畳のカビ掃除をする時に準備しておきたいものの2つめは、袖の長いゴム手袋です。袖の長いゴム手袋は、洗剤などがが手につくことを防ぎます。

例えば畳のカビ取りに使うエタノールですが、これは指についてしまうと手の脂を溶かしてしまう性質があります。またカビキラーなどの専用のカビ取り剤は指につくとヌルヌルしてキツイ匂いがなかなか取れないこともあります。

洗剤などが手や腕につくと手荒れなどの原因になりますので、ゴム手袋は必ず準備しましょう。ご存知の通りゴム手袋はSサイズやMサイズ、男性用や女性用、厚手や薄手など色々な種類のものが販売されていますので、自分が使いやすいゴム手袋を探してみましょう。

メガネやゴーグルなど目を覆うもの

畳のカビ掃除をする時に準備しておきたいものの3つめは、洗剤から目を守るメガネやゴーグルです。おおげさに思えるかもしれませんが、洗剤というのは目に入ると少しはねて飛んだだけで強烈な痛みを感じます。痛むと言うことは眼球にダメージを受けているということで、最悪の場合は眼科で治療を受けなければいけないこともあります。

メガネやゴーグルなどをかけておくと万が一の事態を防ぐことができるため、畳のカビ取り掃除のときには是非準備するのをします。また普段コンタクトをつけている人は洗剤が目に入った時に思わぬ事故になる可能性もあるため、なるべく外して作業する方が良いでしょう。

症状別にご紹介♪畳のカビの取り方

では実際に、症状別の畳のカビの取り方をご紹介していきます。カビのつき方が軽度の場合は、カビを綺麗に除去して清潔な畳に戻すことができますので、あきらめずに頑張ってみましょう!

症状別の畳のカビの取り方では、畳のカビの匂いが気になる時、畳にカビの白い粉がついている時、カビがついている範囲が広い時の3つの対処法をご紹介します。

畳のカビの臭いが気になる時

畳にカビがついてしまうと、せっかくの畳のイグサの良い香りが消されてしまい、なんともいえない不快なカビの匂いに変わってしまいます。畳についたカビの匂いは部屋の中に置いている物にも移ることがあるため、部屋中がカビの匂いに侵されてしまう前に行動することが何より大切です。

嫌なカビの匂いが気になる時はカビを綺麗に取り除くは当然ですが、とにかく換気をして嫌な匂いを部屋の外に出すことが重要です。また消臭スプレーや置き型の消臭剤を置くこともかなりの効果があります。

香り付きの消臭剤やアロマオイルなどはカビの匂いと混ざり合って気分が悪くなってしまうこともあるため、このような場合は避けた方が無難でしょう。

畳に白い粉がついている時

畳に白い粉がついている時は「カビだ!」と決めつけてしまう人が多いようですが、畳についている白い粉は必ずしもカビだとは限りません。

まだ卸したての新しい畳の表面についている白い粉は、「染土(せんど)」と呼ばれる物質の可能性もあります。これはイグサをより美しく見せるためのコーティング剤です。染土は悪い物質ではありませんが手や服につくこともありますので、気になる人は拭き取っても良いでしょう。

もう何度も掃除している古い畳の表面に白い粉がついている場合は、残念ながらカビの可能性が高いでしょう。白いカビが生えてしまった時はカビを舞い上げないように丁寧に掃除機で吸い込み、十分固く水分を絞った雑巾で畳の表面をしっかり拭き取ります。そしてその後は湿気が畳に残らないようにしっかりと風をあてて乾燥させましょう。

畳についているカビの範囲が広い時

畳についているカビの範囲があまりに広い時は、思い切って畳専門のクリーニング業者に依頼することをします。素人が下手にあれこれと手を尽くして畳を触っているうちに、カビの節をまき散らしてしまうことを防ぐ目的もあります。

畳をクリーニングする専門業者は、畳のカビやシミを取るプロです。畳の特性もしっかり分かった上でクリーニングをしてくれるため、素人が自宅で畳の掃除をするよりもはるかに清潔にして返却してくれます。

多少のお金はかかりますが、畳ついたカビをできる限り取り除きたい人は依頼してみても良いのではないでしょうか。

畳のカビ対策に効果的な6つのアイテム!比較してみよう!

では実際に自分で畳についたカビを掃除したい人のために、カビ取りに効果的をそれぞれ比較しながらご紹介します。

ここでは畳のカビ取りに効果があるといわれている6つのものについてまとめました。それぞれご紹介するものが畳へどんな影響を与えるのかご覧ください。

畳のカビ取り対策で効果的なものの1つめは「酢」です。食品である酢が畳のカビに効果があるのか不思議な気もしますが、酢は畳のカビ取りには最もです。

皆さんは酢に抗菌作用があることをご存知でしょうか?お弁当に入れるおにぎりに少し酢を混ぜると夏場でも腐りにくくなるなどと聞いたことがある人もいるかもしれませんが、これも酢の抗菌作用を利用したアイデアです。

少量の水に酢を加えて雑巾で畳を拭くことで菌の繁殖を抑え、畳の材料であるイグサの表面に抗菌の膜を作り上げることができます。酢を使って畳のカビ取りをすると掃除後もカビが生えにくくなり、清潔さが長持ちします。

酢は食品であるため、赤ちゃんや妊婦さんの口に入ってもとても安心で畳の掃除方法といえるでしょう。
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エタノール

畳のカビ取り対策で効果的なものの2つめは、エタノールです。エタノールは薬局などで手軽に購入することができます。エタノールは消毒薬として有名で、畳のカビ取りにも大きな効果があります。

エタノールは消毒として使う分には無毒であると言われていますが、体の中に摂取してしまうとお酒を飲んだ時のように酔いの症状が出ることがあります。揮発性が高いため掃除後は特に薬剤が残ることはありませんが、小さな子供がいる場合は使い方には気を付けましょう。

アルコール

畳のカビ取り対策で効果的なもの3つめは、アルコールです。上記のエタノールもアルコールの一種で、ほぼ同じものと考えて良いでしょう。

最近ではカビ取りに無水アルコールがよくきくと言われていますが、こちらも薬局で入手できます。無水アルコールが普通のエタノールと違うのは、水を含まず成分の純度が高い点です。畳のカビ取りに使用する分には上記のエタノールとほぼ変わりありません。

カビキラー(カビ取り剤)

畳のカビ取り対策で効果的なものの4つめは、市販のカビキラー(カビ取り剤)です。ずばりカビといえば真っ先に思いつくものではないでしょうか?市販のカビキラー(カビ取り剤)はお風呂場などで使うイメージがありますが、カビの根まで撃退するこの商品は畳のカビ取りにも非常に大きな効果を発揮します。

しかし畳のカビ取りにカビキラー(カビ取り剤)を使う際にはいくつか注意点があります。まずカビキラー(カビ取り剤)はとても強力な酸性であるということ。直接畳に吹きかけるとイグサの色が変色してしまう可能性があります。一度薬剤でイグサの色が変わってしまうともう元に戻すことは難しいため、カビキラー(カビ取り剤)は畳のカビ取りには少し不向きと考えられます。

また畳は人が素足で歩いたり直接横になる場所のため、薬剤が残る恐れがあるこれらの商品は人体への悪影響も心配です。畳はお風呂場とは違い水で洗い流すことができないため、あまり方法とは言えません。

カビ防止シート

畳のカビ取り対策で効果的なものの5つめは、カビ防止シートです。カビ防止シートとは畳の下に敷いて湿気を防ぐ商品のことです。畳にカビがつく原因は湿気のため、その湿気を防ぐカビ防止シートは効果が高いといえます。カビ防止シートには色々な商品があり、防湿効果の高い炭を使ったものも販売されています。

カビ防止シートは名前の通りカビを防止するために使う商品で、畳にカビが生えてしまった後は役に立ちません。カビ防止シートを使いたい時は、新しい畳を入れた時に一緒に敷くか、畳にカビがつく前に使うように気を付けましょう。

重曹

畳のカビ取り対策で効果的なものの6つめは、重曹です。重曹は料理に使えるだけでなく掃除にも使えることで有名です。畳のカビ取りに使う人もいるようですが、実は重曹は畳のカビ取りにはできません。

重曹はアルカリ成分で出来ているのですが、この成分が畳のイグサを黄色く変色させてしまいます。たとえカビが取れたとしても黄色く変色した畳では格好悪いものです。

知らずに畳のカビ取りに重曹を使ってしまった場合は、出来るだけ早く黄色く変色した部分に酢を当てましょう。完全にイグサの色を戻すことはできませんが、被害を最小限におさえることができます。

和の心を大切に!畳で快適生活を送りましょう♪

畳が健康にもたらす効果や畳にカビがついてしまった時の対処法、畳のカビ取りにものなど、様々なまとめをご紹介致しました。お役に立つ情報はありましたでしょうか?

畳は丁寧にお手入れをすることで長く使えるエコなアイテムです。日本家屋と畳の相性が抜群なのはもちろんですが、畳は洋風の建物にもどこか馴染むファッション性もあります。

畳のお手入れは慣れるまでは少し面倒に感じるかもしれませんが、習慣化してしまうとそれほど苦にはなりません。リラックス効果やストレスの軽減効果まである畳を家族みんなで楽しみ、休日には畳の上で家族だんらんをして過ごしてみるのはいかがでしょうか?昔からの伝統である和の心を楽しみましょう!
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