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革製品はなぜカビやすい?
革のジャケットや革のバッグ、革製品は他の製品と比べると非常にカビが生えやすいイメージがあります。『次のシーズンに使おう』そう思って閉まっていたのもつかの間、ちょっと取り出してみたら、すでにカビだらけだったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
そもそもなぜ、革製品は他の製品と違ってすぐにカビが生えてしまうのか説明していきましょう。
そもそもなぜ、革製品は他の製品と違ってすぐにカビが生えてしまうのか説明していきましょう。
革はなぜカビが生えやすい?
革製品というのは上記で説明したようにカビが早くに生えてしまうイメージがあります。まず、カビが発生しやすい条件を紹介します。
●温度が20~30度の環境下にある
●湿度が70~80%の環境下にある
●カビの栄養源となるホコリや汚れがついている
●酸素
この4つがカビを発生させやすくしており、更に風通しが悪い場所であれば条件は一層悪くなってしまいます。普段何気なく衣類やバッグを保管しているクローゼットはまさにカビが発生しやすい場所だと言えるのです。
また、革製品を手で持つことによって手の油がついたり、手入れをするために使った革クリームがカビの餌になってしまっていたり、革製品そのものがカビの栄養源となるタンニンなどを含んでいることも原因として挙げられます。
●温度が20~30度の環境下にある
●湿度が70~80%の環境下にある
●カビの栄養源となるホコリや汚れがついている
●酸素
この4つがカビを発生させやすくしており、更に風通しが悪い場所であれば条件は一層悪くなってしまいます。普段何気なく衣類やバッグを保管しているクローゼットはまさにカビが発生しやすい場所だと言えるのです。
また、革製品を手で持つことによって手の油がついたり、手入れをするために使った革クリームがカビの餌になってしまっていたり、革製品そのものがカビの栄養源となるタンニンなどを含んでいることも原因として挙げられます。
このことから、革製品は革自体にカビを発生させやすい要素があることが分かります。手入れをしていてもカビが生えてしまった、そんなこともあるでしょう。今回は『革に生えてしまったカビの取り方』をテーマにカビへの対処法を紹介したいと思います。
革製品のカビの取り方とは?
実際に鞄や靴など革にカビが生えているのを見ると、『もう使えないな』と諦めてしまうこともあるでしょう。しかし手入れによってはカビを落とすことができるので、カビの状態を見て対処していくことをお勧めします。
それでは、大切な革製品に、目に見えるほどのカビが出来てしまった場合、どういった対処をしたら良いのか紹介していきましょう。
それでは、大切な革製品に、目に見えるほどのカビが出来てしまった場合、どういった対処をしたら良いのか紹介していきましょう。
手っ取り早く天日干し!
カビの状態を確認したら、まず手っ取り早くできる方法として天日干しがです。準備するものは水気を切った濡れタオルのみなので、誰でも簡単に対処することができるのですぐに実行してみましょう。
まずは濡れタオルで優しく革に付着したカビをふき取り、天日干しを行います。太陽から発せられる紫外線というのは非常に殺菌作用に優れており、カビ菌だけでなく細菌などにも効果的なのです。
天日干しをする際は、一番日の照りが強くなると言われる『午前10時から14時』を目途に天日干ししてあげると良いでしょう。天日干しが終わったら革クリームでお手入れをしたら終了です。
※この方法で注意してほしいのはカビをふき取る際、できればマスクを着用するということです。カビが舞い上がって吸ってしまうことのないように注意して行いましょう。
まずは濡れタオルで優しく革に付着したカビをふき取り、天日干しを行います。太陽から発せられる紫外線というのは非常に殺菌作用に優れており、カビ菌だけでなく細菌などにも効果的なのです。
天日干しをする際は、一番日の照りが強くなると言われる『午前10時から14時』を目途に天日干ししてあげると良いでしょう。天日干しが終わったら革クリームでお手入れをしたら終了です。
※この方法で注意してほしいのはカビをふき取る際、できればマスクを着用するということです。カビが舞い上がって吸ってしまうことのないように注意して行いましょう。
重曹を使ったカビ取り方法
重曹を使って革のカビを取る場合は重曹水を準備しましょう。水100mlに対して小さじ1杯の重曹を混ぜ、スプレーボトルに入れます。この重曹水をカビが生えている箇所に満遍なくスプレーし、柔らかい布で優しくカビをふき取っていきましょう。出来ればこの時もマスク着用をします。
重曹を使うと革に白く跡が残ってしまう場合があります。その場合は油分補給をしてあげることで元の姿を取り戻すことが出来るでしょう。
〈必要なもの〉
●重曹水
●マスク
●ビニール手袋
〈油分補給に必要なもの〉
●お酢とオリーブオイルを混ぜた溶液
重曹を使うと革に白く跡が残ってしまう場合があります。その場合は油分補給をしてあげることで元の姿を取り戻すことが出来るでしょう。
〈必要なもの〉
●重曹水
●マスク
●ビニール手袋
〈油分補給に必要なもの〉
●お酢とオリーブオイルを混ぜた溶液
クリーニング店に任せてみる
カビが思った以上に酷かったり、根が深そうな場合は自己処理をするのではなくプロであるクリーニング店に任せてみるのも一つの方法だと言えるでしょう。特に高級な品物であればあるほどデリケートに作られていることも多く、素人では逆に傷めてしまうことも十分に考えられるのです。
せっかくの革製品も傷めてしまっては寿命を縮めるだけでなく、使うことが出来なくなってしまうこともあり得ます。そんな時は、カビ取り専門店のクリーニング店があるので、初めから任せた方が無難だと言えるのです。
せっかくの革製品も傷めてしまっては寿命を縮めるだけでなく、使うことが出来なくなってしまうこともあり得ます。そんな時は、カビ取り専門店のクリーニング店があるので、初めから任せた方が無難だと言えるのです。
洗濯・水洗いをする
革製品にカビが生えてしまった場合、なんと自宅で洗濯する方法もあります。革製品と水はだタブーと考える人も多いでしょう。しかし、革製品専用洗剤というものがあり、これを使用して洗濯機で洗うことで綺麗さっぱりカビを取り除くことに成功したという口コミも多くみられるのです。
不安はあるものの、試してみる価値はありそうです。下記リンクから商品を見ることが出来ますので、ぜひ参考にしてみてください。
不安はあるものの、試してみる価値はありそうです。下記リンクから商品を見ることが出来ますので、ぜひ参考にしてみてください。
アルコール・エタノールでカビを取る
アルコールとエタノールは大きな違いはないので一括りで紹介します。まずエタノールは薬局などでも手軽に手に入るため、消毒用エタノールを準備すると良いでしょう。使い方は濡れタオルと同じく、エタノールをしみこませたタオルでカビをふき取り天日干しを行い、クリームなどでお手入れをしたら終了です。
この時使用するのは、消毒用エタノール80%をします。アルコールやエタノールはあまりにも濃度が高いと革製品の色を取ってしまうことがあるので注意が必要です。
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この時使用するのは、消毒用エタノール80%をします。アルコールやエタノールはあまりにも濃度が高いと革製品の色を取ってしまうことがあるので注意が必要です。
カビキラーを使ってカビ取りをする
家庭用のカビ取りスプレーとして販売されているカビキラーでも革製品のカビ取りはできるのでしょうか。結論から言うと『可能』です。しかし注意してほしいのが、アルコールと同じく濃度が高いため、革製品を脱色してしまう可能性があります。
カビキラーを使用してカビ取りを行う場合は、必ず一度見えない場所で色落ちがないか試す必要があるでしょう。そして、カビキラーを薄めて使うのは必須条件です。
カビキラーを使用してカビ取りを行う場合は、必ず一度見えない場所で色落ちがないか試す必要があるでしょう。そして、カビキラーを薄めて使うのは必須条件です。
革製品のカビ防止対策
先述したように、革製品と言うのはどうしてもカビが生えやすい特性を持っています。そのため、出来る限りカビが生えないよう対策をすることが大切です。カビは湿気やホコリ、油を餌にして繁殖をします。これを逆に考えると、新鮮な空気に触れており、風通しの良い場所であればカビは生えない、ということなのです。以上のことを踏まえて、カビが生えないための対策を紹介します。
●革が濡れたままの状態・湿気を含んだ状態で放置したりクローゼットになおさない
●風通しの良い場所で保管する(できない場合は定期的に風を通す)
●革製品を保存する際は乾拭きを行う
●容器や、保存場所には乾燥剤を使って湿気が溜まらないようにする(革に乾燥材が密着しないよう注意が必要です)
以上、この4点がカビを生えさせないようにするためのポイントだと言えるでしょう。そう難しいことではありません。大切な物こそ、手をかけて守ってあげる必要があるのです。
●革が濡れたままの状態・湿気を含んだ状態で放置したりクローゼットになおさない
●風通しの良い場所で保管する(できない場合は定期的に風を通す)
●革製品を保存する際は乾拭きを行う
●容器や、保存場所には乾燥剤を使って湿気が溜まらないようにする(革に乾燥材が密着しないよう注意が必要です)
以上、この4点がカビを生えさせないようにするためのポイントだと言えるでしょう。そう難しいことではありません。大切な物こそ、手をかけて守ってあげる必要があるのです。
革製品はカビが生えても復活させる方法がある!
いかがでしたでしょうか。今回は『革のカビ取り』について紹介してきました。大切にしていた衣類や鞄など革製品にカビが生えていたら、『もう使えない!!』と躍起になってしまうこともあるでしょう。
しかし革製品はカビを綺麗に取り除くことで、また復活させることができるのです。軽いものであれば自己処理を行って、もし自分で対処できないほどのカビであればプロの手に委ねると良いでしょう。自分でカビ取りを行ってダメにしてしまうより、大切な品や高価なものほどプロに預けた方が確実です。
しかし革製品はカビを綺麗に取り除くことで、また復活させることができるのです。軽いものであれば自己処理を行って、もし自分で対処できないほどのカビであればプロの手に委ねると良いでしょう。自分でカビ取りを行ってダメにしてしまうより、大切な品や高価なものほどプロに預けた方が確実です。
カビを発生させない環境づくりも大切
カビというのは、説明した通り湿気や、ホコリやよごれを非常に好んで繁殖します。カビを発生させないためにも『湿気の多い場所』や『風通しの悪い場所』に保管することは辞めましょう。どうしても保管場所がない場合は、定期的なお手入れや、乾燥材を置くことで出来る限りカビの発生を防ぐことが出来るはずです。
革製品は非常にデリケートなものです。せっかく持っているのであればきちんと手入れをして、気持ちよく使っていけるよう自分自身も気を付けていきましょう。
革製品は非常にデリケートなものです。せっかく持っているのであればきちんと手入れをして、気持ちよく使っていけるよう自分自身も気を付けていきましょう。