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敷布団の手入れ方法|自宅/カバー・自宅以外で手入れをする方法

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敷布団のお手入れ方法について

私たちが毎日健康的に過ごす為には、睡眠が欠かせませんよね。1日の約3分の2ほどを睡眠時間に費やしているので、使用している布団のお手入れは、こまめにしておきたいものです。

人間は、夜寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれていますので、やはり汚れやニオイなどが気になることでしょう。布団カバーやシーツをこまめに洗ったり、布団を干して清潔にしていても、敷布団本体に染み込んだ汚れやニオイは取りきることができません。

敷布団は重たいので、こまめにお手入れするのは大変ですし、自宅の洗濯機で気軽に洗えるものでもありません。とは言え、毎日忙しく働く人ほど睡眠は大切なものであり、その睡眠の質は使用している布団の状態が関わってくるものです。

今回は普段見逃してしまいがちな敷布団の正しいお手入れ方法についてご紹介していきます。

自宅で敷布団はお手入れできる?

布団カバーやシーツなどは、自宅の洗濯機で気になったときに洗うことができ、お天気の良い日であればすぐに乾くので良いのですが、敷布団を洗うとなるとそういうわけにもいきません。

そもそも敷布団は自宅でお手入れすることができるのでしょうか。布団カバーやシーツのように「洗う」ことは基本的にはできません。しかし、敷布団に使用されている素材や、洗える敷布団として売られているものであれば、自宅でも洗うことが可能です。

敷布団が洗えるかどうかは、敷布団のタグに記載されている洗濯表示を確認することで、判断することができます。

洗濯機マークや手洗いマークが記載されていれば、自宅で洗うことが可能です。水洗い不可マークやドライマークであった場合、自宅では洗うことができませんので、少し費用はかかりますが、クリーニングに出すことをします。

敷布団カバーのお手入れ

敷布団カバーは、人の肌に直接触れるものですので、こまめにお手入れをしておきたいものです。人は寝ている間に汗をかきますし、フケやホコリなども溜まります。

敷布団カバーのお手入れをしないままでいると、その汗やホコリを栄養としてカビやダニが発生する原因にもなりかねません。

カビやダニのついている布団の上で寝ていると想像するだけでも気持ちが悪いですし、健康面においても心配です。だからこそ敷布団カバーのお手入れをこまめにすることを心がけたいものです。

敷布団カバーを洗濯する方法

敷布団カバーを洗う際にも、タグについている洗濯表示を確認して洗うことができるかどうかをチェックしておきましょう。

まず始めに敷布団カバーについているホコリや糸くずなどを取っておきます。特にボックスタイプの敷布団カバーの場合、四隅の裏側にホコリが溜まりやすいので、忘れずに取っておきましょう。また、敷布団カバーを洗った後の毛羽立ちやシワを防ぐ為に、カバーを屏風のようにジグザグに畳んでから洗濯ネットに入れて洗うと良いです。

洗濯の際に使用する洗剤は、おしゃれ着用洗剤などの中性洗剤を使います。消臭・除菌効果のある酸素系漂白剤を使うと、染み込んだ汗や皮脂汚れもしっかり分解してくれて洗いあがりもスッキリとするのでです。

洗濯の際のコース設定は、敷布団カバーのタグについている洗濯表示にもよりますが、洗濯機マークのみの場合は標準コースを設定し、洗濯機マーク+弱水流マークや手洗いマークの場合はドライコースを設定しましょう。

洗濯をした敷布団カバーの干し方

敷布団カバーの洗濯が終わりましたら、すぐにネットから取り出し畳んだ状態で、手で軽くたたいて形を整えてから物干し竿に干していきます。

物干し竿は2本使用し、カバーをM字になるようにして干します。こうすると、空気の通り道が多くなり、物干し竿1本で干した時よりも早く乾きやすくなります。

自宅でできる敷布団を洗う方法

次に自宅で可能な敷布団のお手入れですが、洗う方法としては「洗濯機で洗う」と「浴槽で踏み洗い」の2つがあります。

大前提として、洗うことができる敷布団での方法ですので、必ず確認をしてから行ってください。この2つの方法は、どちらもかかる費用が電気代と水道代のみで済むというメリットがあります。

自宅の洗濯機の容量が少なくて洗えない大きな敷布団でも、浴槽であれば洗うことが可能です。しかしどちらの方法も、洗った後の敷布団が濡れていて大変重たいですので、干す時に重労働であったり、乾燥させるのに時間がかかり、しっかり乾かすには数日かかることもあります。

したがって、自宅で敷布団を洗う場合は、お天気の良い日や敷布団を干す時に手伝ってもらえる人がいることが望ましいです。

敷布団をお手入れする頻度

このように敷布団を洗うということは、とても大変です。しかしながら、普段のちょっとした手間で、敷布団を少しでも清潔に保つ方法はあります。

休日のお天気の良い日には、ベランダで敷布団を干しておくだけでも、寝ている時の気持ちよさは違ってきます。外で敷布団を干すタイミングとしては、午前10時から午後2時までを目安としておきましょう。

また湿度の高い日や、夕方遅い時間まで敷布団を干したままにしておくと、湿気がたまり、カビが発生する原因となりますので、注意が必要です。マットレスタイプの敷布団の場合、外で干すことは難しいですが、部屋の中で立て掛けておくだけでも、湿気を逃してくれる効果があります。

マットレスを立て掛ける方向も、左右上下と交互に変えてあげるとマットレスの偏りを防ぐことができます。洗うことのできる敷布団は、最低でも半年に1回をめどに洗うことができれば更に清潔に保つことができますので、できればやっておきたいものです。

洗濯機で敷布団を洗う場合に注意すること

洗うことのできる敷布団を洗濯機で洗う方法ですが、まず最初に洗いたい敷布団のサイズが、洗濯機の容量の3分の1から3分の2までかどうかを確認する必要があります。

洗濯機の容量がギリギリで敷布団を洗濯してしまうと、上手く洗われず敷布団が傷んでしまったり、生地が破けてしまう原因にもなりかねません。また洗濯機の故障にもつながりますので、必ず確認するようにしましょう。
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敷布団はネットに入れて洗濯をする

敷布団を洗濯する際には、布団用の大きなサイズの洗濯ネットを使用します。洗濯ネットを使用せずに洗濯してしまうと、敷布団の生地を傷めてしまうことがありますので必ず使用するようにしましょう。

敷布団は縦方向に三つ折りにして、くるくると丸めてから洗濯ネットに入れましょう。

自宅に布団用の洗濯ネットが無い場合は、麻のひもで固定することで対応が可能ですが、ひもで固定すると、その分洗浄力も落ちてしまいますので、やはり洗濯ネットを使用する方が望ましいです。

敷布団を洗濯機で洗う手順

敷布団の洗濯で使用する洗剤は、カバーやシーツと同様に中性洗剤を使用しますが、直接敷布団にかけてしまうのではなく、先に洗濯機の中に何も入っていない状態で、水を中性洗剤に入れて、洗剤を水で十分溶かしてから敷布団を入れるようにしましょう。

先に洗剤を溶かしておくと、敷布団に洗剤をムラなく染み込ませることができます。洗濯ネットに丸めた敷布団を入れる際に、手で敷布団を押して水を十分に含ませて、敷布団が浮かび上がってこないようにして下さい。

空気を含んだまま洗濯をしてしまうと、敷布団が浮かび上がって洗濯機の故障の原因になりますので注意して下さい。

洗い終わった敷布団を干すときの注意

敷布団の洗濯が脱水まで終わったら、カバーを干す時と同様に物干し竿を2本使ってM字干をしていきます。敷布団は厚みがありますので、表面が乾いていても内側にはまだ水分が残っていることがありますから、2日ほど天日干しをして下さい。

敷布団に水分が残っていると、カビやダニが発生する原因になりますので、手で触ってみて乾いたと思っても、更にもう少し干してしっかりと乾燥させることが大事なポイントです。

自宅以外で出来る敷布団のお手入れ

これまでの説明で、敷布団を自宅でお手入れすることは、体力を使ったり、お天気の良い日を選ばなければならず、干す時間も長時間かかったり、意外と大変だということが分かったことでしょう。

敷布団を清潔に保ちたいけれど、忙しくて時間が無かったり、面倒に思われる場合は、コインランドリーやクリーニング業者に依頼してみるのはどうでしょうか。

コインランドリーの利用

敷布団をキレイにしたいけれど、クリーニングに出すほど費用をかけたくないという場合には、コインランドリーの利用がです。

コインランドリーで洗濯できる敷布団の種類ですが、ポリエステル綿またはポリエステル50%羊毛50%のもので、布団の上から下まで貫通するように縫われて(キルティング加工)いれば、可能です。

羊毛100%や綿100%の敷布団では、コインランドリーでの洗濯による摩擦で縮み、フェルトのようになってしまったり、切れてしまったりする可能性がありますので、洗濯することができません。

また3層構造になっている敷布団も、中心部にある固い綿部分が偏ってしまう可能性がありますので洗うことができません。

ひもで固定すれば洗えるようになる

敷布団の多くは、キルティング加工がされていないので、洗濯することができないのではないかと思ってしまいます。しかし、キルティング加工がされていない敷布団は、細長く丸めて麻ひもで数か所を縛って固定することで、洗うことが可能になります。

この方法であれば、敷布団の中綿が洗濯中に偏ることがなくなるため、コインランドリーでも洗うことができるようになります。ビニールひもだと洗濯中にほつれてしまい細かいくずが敷布団についてしまいますので、必ず麻ひもを使用しましょう。

コインランドリーで朝一番に洗濯をする

コインランドリーで敷布団を洗うのには、お天気の良い朝一番が最も適しています。
なぜなら、コインランドリーで敷布団を洗濯した後に、自宅に持ち帰ってベランダや屋外で干して乾燥させる必要があるからです。

朝一番にコインランドリーへ行き、敷布団の洗濯後、脱水までしておけば、自宅に持ち帰ってから干す時間が丸1日もあれば、敷布団の中の部分までしっかりと乾燥させることができます。

コインランドリーで敷布団を洗うのにかかる費用の目安は、大型の洗濯機の利用で約2,000円ほどとなります。しかし、万が一コインランドリーで機械のトラブルなどで上手く洗濯できなかった場合、返金されなかったり敷布団の保証はされず、自己責任となりますので注意してください。

クリーニングの利用

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敷布団を確実にキレイに洗いたいという場合は、やはりプロであるクリーニング業者に依頼することをします。

業務用の大型洗濯機を使用し、特殊な洗剤技術で布団を丁寧に中の汚れまでしっかりと落としてくれます。コインランドリーで洗うことができない羽毛布団でもクリーニングなら可能ですが、コードのついた電気毛布や、生地や中綿にシルクが含まれている敷布団は、クリーニングに出すことは難しいと考えられるので、出される場合は一度確認をしてみて下さい。

さまざまなオプションがあり便利

クリーニングのオプションとして、カビ取りをしてくれたり、敷布団を自宅まで引き取りに来てくれて、仕上がり後に再び自宅まで届けてくれるクリーニング業者もあります。

またクリーニングには数日かかることがありますので、クリーニングに出している期間中、布団を貸してくれるというありがたいサービスを提供するクリーニング業者もありますので大変便利です。失敗がないという安心感もクリーニング業者ならではの魅力的なポイントです。

クリーニングにかかる費用の目安は、約5,000円~からとなります。クリーニング業者によって費用やオプションはさまざまですので、クリーニング業者に依頼される際は比較してみるのも良いのではないでしょうか。

敷布団のお手入れをして心地よい睡眠を

いかがでしたでしょうか。快適な睡眠を取るためには、布団のお手入れが欠かせないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。こまめに布団カバーやシーツを洗うことはもちろんですが、敷布団本体のお手入れをして清潔に保つことも、とても大切なことです。

小さな子どもがいたり、アレルギーをお持ちの方がおられるご家庭では、こまめに洗える布団を使われることをします。シンサレートという素材で作られた敷布団が今話題であり、防菌・防カビ・防臭でありながら洗うことも可能という大変良い敷布団もあります。このシンサレート布団は、化学繊維で出来ていますので布団の打ち直しの必要がなく、長期的に使用が可能です。

もし今お使いの敷布団が洗えないものであれば、この機会におもいきって洗えるタイプの敷布団に買い替えることを検討してみるのも良いのではないでしょうか。

良い生活は良い睡眠からという意識を持ち、自分自身や家族の健康を守るためにも布団のメンテナンスを行うことを心がけてみましょう。
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