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スーツのたたみ方・スーツをたたむ時の注意点・発送時のたたみ方

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仕事のユニフォーム!スーツをかっこよく

スーツは、仕事のユニフォームとして欠かせない衣装です。毎日の出勤の時だけでなく、出張の時にも必ずと言っても過言でないほどスーツは必需品です。しかし、一着のスーツの存在感がとても大きく、かさばるのも事実です。

クローゼットの中に収納する時や、スーツケースの中にパッキングする時に綺麗に畳んで収納するのは至難の技です。スーツの正しいたたみ方はあるのでしょうか。ここでは、色々な状況に合わせてスーツのたたみ方について紹介します。

スーツの正しいたたみ方ってあるの?

一言に「スーツのたたみ方」と言っても、収納の時、衣替えの時、引越しの時など状況によってたたみ方は違います。まずは、出張の時や収納の時など、それぞれの状況に合わせたスーツのたたみ方について紹介します。

出張の時スーツケース入れるための正しいたたみ方って?

スーツを持ち運ぶ可能性がいちばん多いのは、何と言っても出張の時です。スーツケースの中に綺麗に収納しないと、ぐちゃぐちゃの汚い状態で毎日のスーツを着ることになります。その様な格好で出張先に赴いても好印象を与えるどころか、逆の印象を与えてしまいます。正しいスーツのたたみ方を覚えましょう。

比較的大きなスーツケースに入れる場合のたたみ方

比較的大きなスーツケースにスーツを入れる場合、スーツカバーを使うと良いでしょう。スーツカバーに入れたスーツを丁寧に3つにおります。そしてスーツケースに丁寧に入れて行きます。この時、力任せにギュウギュウと押し込まないことです。シワの原因になります。

動画で正しいたたみ方を分かりやすく説明していますので、参考にご覧ください。

比較的小さなスーツケースに入れる場合のたたみ方

比較的小さなスーツケースで出張に赴くことがあります。この時、スーツカバーにスーツを入れていくのは不可能です。スーツができるだけシワになりにくい正しいたたみ方を知っておくことは大切です。

スーツをたたむ前に準備できること

まずスーツをたたむ前に準備できることがあります。それはスーツケースにスーツを入れる十分なスペースを作っておくことです。スーツケースに十分なスペースがない場合、どんなにスーツのたたみ方が良くても、スーツケースに入れた途端、シワになってしまいます。

十分なスペースを確保しておくことが大切なのです。たたんだスーツを綺麗な状態で保護するために、タオルなどを用意しておくこともできます。タオルはそのまま滞在先で使うことができますので一石二鳥です。

ジャケットのたたみ方

片方の袖や肩を裏返します

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まずはジャケットのたたみ方です。片方だけの袖と肩を裏返します。この時、肩パットまでしっかりと裏返っていることを確認しましょう。

片方の袖をもう片方の袖に入れ込みます

もう片方の袖を、裏返さず表向きのまま、先ほど裏返した袖に入れ込んで行きます。しつこい様ですが、表向きのまま入れ込むということがポイントです。そうすると、裏返った状態のジャケットが出来上がります。そのジャケットを一度立てて綺麗に伸ばします。シワができない様に気をつけましょう。

ジャケットを巻きます

たたんだジャケットの襟口の方にタオルもしくはTシャツなどをクッションがわりにおきます。タオル(もしくはTシャツ)を芯にして、ジャケットをぐるぐると巻いていきます。巻く時も、シワができない様に気をつけながら巻きましょう。これでスーツのジャケットのたたみ方は終わりです。慣れると2、3分で簡単に出来上がります。

スーツのパンツのたたみ方

まず、パンツのシワをきちんと伸ばします。そして、パンツの正面の中心と後ろ側の中心をつまんで、2本の足を1つにまとめます。タオル(もしくはTシャツ)を芯にしてパンツをたたみます。この時、スーツのジャケットのたたみ方とは少し違います。

ジャケットのたたみ方では、芯を襟口に置いてぐるぐると丸めて行きましたが、今回はパンツ全体を覆う様にしてタオル(もしくはTシャツ)を置いて行きます。そして、3回ほど折りたたむ様にしながらパンツを巻いて行きます。ぐるぐると巻いていくのではなく、折りたたむというのを意識しながらたたみます。

スーツをスーツケースに入れます

綺麗に出来上がったスーツは、崩れない様にバスタオルなどで綺麗に包みます。こうすることで、巻き口がほどけるのを防ぐことができます。先ほどスペースを開けて置いたスーツケースに詰め込みます。スーツケースの中身をたくさん入れすぎない様にしましょう。

せっかく綺麗にたたんだスーツがシワになる原因になります。これがスーツケースに入れる時のスーツのたたみ方です。実際にやってみると意外と簡単にできることがわかります。

衣装ケースに入れる時のたたみ方って?

日本には季節があるので、季節に合わせて夏物のスーツと冬のものスーツがあります。当然ながら、夏には冬物のスーツは使用しないのでどこかに収納することになります。

クリーニングに出した綺麗な状態のスーツをクローゼットにかけて収納するという人もいますが、クローゼットの大きさに限りがあり、スーツをたたんで収納するという人もいます。ここでは衣装ケースに入れる時のスーツのたたみ方について紹介します。

たたむ前に注意すること!

スーツをたたむ前にまずダニ対策をしましょう。どんなに綺麗な家でもダニは必ず存在します。スーツをそのまま床に敷いてたたみ始めると、ダニがスーツについてしまう可能性があります。それで、スーツは机の上でたたむのがよいでしょう。床でたたむ場合、新聞紙など敷物を敷いた後、敷物の上で操作することをお勧めします。

ジャケットのたたみ方

綺麗な環境が出来上がったら早速たたみ始めます。スーツのジャケットを平らなところに置き、綺麗にシワを伸ばします。

その後、上襟を起こして置きましょう。上襟を寝かした状態でたたむとそのまま形がついてしまい、次のシーズンに切るときに支障が出ます。少なくとも半年近くはたたんだ状態で保管しておくことになりますので、かならず上襟を起こす様にしましょう。

次に袖をたたみます。袖をたたむと自然に斜め上方向に向く様になりますので、自然な状態に逆らわない様にして袖をたたみます。そのとき、袖、脇付近に大きなシワが寄らない様に十分に気をつけながらたたみましょう。両方の袖をたたんだら、ジャケットを半分におります。ジャケットの下の部分が襟部分に合わさる様にしてたたみます。これで出来上がりです。

衣装ケースに収納する時のたたみ方のポイントは、あまりたくさん折らないことです。折りジワがつくのを防ぐためです。次のシーズンが来てスーツのジャケットを取り出した時、まずハンガーにかけて形を整え、霧吹きをかけます。そして風通しの良い場所に吊るして置きます。衣装ケースに収納していた間にできたシワを綺麗に延ばす効果があります。気持ちよく新しいシーズンを迎えましょう。

パンツのたたみ方

スーツのパンツのたたみ方は、スーツケースに入れる時のたたみ方とほぼ同じです。まず、パンツのシワを綺麗に伸ばします。その後パンツの正面の中心と後ろ側の中心をつまんで足を1つにまとめます。

1本にまとまったパンツを3つに折ります。頻繁に使うパンツを収納する場合、パンツを縦に入れて収納すると取り出しやすくて便利です。衣替えで長期間保管する場合は横に置いて収納しても問題ありません。

持ち運びの時にシワになりにくい正しいたたみ方ってあるの?

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夏になると気温調節のため、スーツのジャケットを羽織ったり、抜いだりします。抜いだジャケットをそのまま持ち運んでいると邪魔にもなりますし、シワの原因になります。ジャケットを羽織り直した時にシワだらけというみっともない状態にならないために、正しいたたみ方を知っておくことが大切です。

持ち運びに便利なたたみ方

背中を中心にスーツのジャケットをたたみます。この時、ジャケットの肩と肩が合わせる様にします。その後、スーツのジャケットの反対側をかぶせる様にして裏返しにします。襟部分は伸ばしておおきましょう。たたんだジャケットを腕にかけて持ち運びをします。この様なたたみ方をすると、シワになりにくいので便利です。

就活の時のスーツのたたみ方ってあるの?

慣れないスーツを着て、就活に回るだけでも緊張します。スーツのたたみ方を知っておかないと、ぐちゃぐちゃのスーツで就活をすることになってしまいます。せっかく面接の時に良いことを言っても、スーツがぐちゃぐちゃだと印象が悪くなり、台無しです。正しいスーツのたたみ方をして、社会人として常識があるということも認めてもらいましょう。

就活中の移動時間にできることは?

長時間スーツを着る可能性の多い就活の時期の鉄則は、移動時間ジャケットを抜いでおくことです。バスや車に座ったり、待ち時間に椅子に座ったりと、とにかく椅子に座ったりたったりする機会が多いのです。そうすると必然的にシワになってしまいます。

それを防ぐために移動時間はスーツのジャケットを脱いでおく方が良いでしょう。車で移動する場合、ハンガーを用意し、ジャケットをハンガーにかけることができます。しかしバスなど公共機関を利用して移動する場合、ハンガーを持ち運ぶのは現実的であるとは言えません。

この時は、先ほど紹介した、「持ち運びに便利なたたみ方」のたたみ方をすると良いでしょう。スーツのジャケットの背を中心に肩を合わせ、反対側のジャケットをかぶせる様にして合わせる方法です。このたたみ方でスーツのジャケットを持ち運ぶと、就活の時もシワができにくく、好印象のスーツ姿のまま移動することができます。

パンツはどうやったらいいの?

ただし、パンツは脱ぎ着するのは不可能です。パンツができるだけシミにならないために、正しい姿勢で座る様に心がけましょう。正しい姿勢で座るとシワができにくくなりますが、反対に姿勢を崩した状態で座ると、あちこちにシワができてしまいます。

それでもシワができた時の応急処置として、シワ取りスプレーを使用することができます。ドラックストアーなどでも簡単に見つけることができます。本当に応急的なものですが、一本持っておくと便利です。

スーツをたたむ時の注意点

それぞれの状況別のスーツのたたみ方についてご紹介しましたが、スーツがシワにならないための工夫できるたたみ方、たたみ方のマナーなどについてご紹介します。

シワにならないためのスーツをたたむ時の注意点って?

シワにならないためにスーツたたむためには、たたむ際に襟、袖などがまっすぐになっているか(あるいは平らな状態になっているか)を確認しながら行うことが必要です。

せっかくスーツの正しいたたみ方を知っていても、襟や袖が曲がった状態であったり、大きなシワをつけたままたたんでしまったりすると、しっかりとシワの跡ができてしまいます。ポイントをしっかりと抑えてたたむ様にしましょう。

スーツをスーツケースに入れる時には、スーツケースに入れる時のたたみ方で紹介した通り、できるだけシワを作らない様に、タオルやTシャツなどを使って芯にするのが良いでしょう。できるだけ折り目をつけない様にすることが、ポイントになります。

スーツを脱ぐ時の正しいマナーってあるの?

スーツのたたみ方と同様にスーツのジャケットを脱ぐ時のマナーを知っておくことも大切です。いくら正しいたたみ方を知っていても脱ぐ時のマナーを知らないと、相手を嫌な思いにしてしまう可能性もあります。

スーツのジャケットは、埃やチリがついています。会社やよそのお宅を訪問する場合、建物のエントランスや自宅の玄関に入る前にジャケットを脱いでおくことが大切です。そうすることで、相手のエリアに自分のジャケットについていた埃を持ち込むことを防ぐことができます。

マナーのあるかっこいいジャケットの脱ぎ方って?

まずジャケットのボタンを外します。ボタンを外したら、両手で襟の両はしを持ち、上に持ち上げる様にして開きます。その後、広げた脇を縮めます。そうするとジャケットが自然に両肩から肘まで滑る様にして降りてきます。

肘まで滑り落ちて着たジャケットを右手で受け取ります。この様にするとかっこよく、ジャケットを脱ぐことができます。初めはぎこちない動作になるでしょうが、慣れてくると自然に行うことができる様になります。自然にできる様になるまで、家で何回かチャレンジしてみましょう。

ジャケットをたたむ

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かっこよくジャケットを脱ぐことができたら今度はジャケットのたたみ方もマスターしましょう。ジャケットをたたむ際にも埃などが舞う可能性があります。それで、玄関前やエントランス前で素早くたたみます。

この時のジャケットのたたみ方は先ほどもご紹介した、移動する時のスーツのたたみ方と同じたたみ方をすると良いでしょう。

では、移動するときのスーツのたたみ方を復習しましょう。ジャケットの背中を中心に、ジャケットの肩と肩が合わさる様にたたみます。襟がちゃんと伸びているか確認しながら、ジャケットの反対側をかぶせる様にして裏返しにします。

たたんだ状態でスーツの裏側が見えているなら正しいたたみ方になっています。この様にたたんだジャケットを手にかけて、玄関、もしくはエントランスに入っていきましょう。かっこよく見えます。

正しい着方ってあるの?

用事が終わり、再度スーツのジャケットを着る時の正しいマナーを紹介します。まずはジャケットを広げ体の後ろに持っていきます。そして後ろでジャケットに腕を通していきます。この時、脇を広げない様に意識して行いましょう。

その後、脇を少し広げ、ジャケットを腕に通します。最後にボタンを閉めます。これも自然な流れで行える様になるととてもスマートに見えます。スーツのたたみ方と同様、マナーですので、ぜひマスターしましょう。

特に女性がスーツを脱ぎ着する場合、脇を閉める様に意識しましょう。片方の袖を通してもう片方の袖を通すというやり方は男性の仕草です。くれぐれも気をつけましょう

収納の時のマナー

シーズンが終わり、スーツを次のシーズンまで収納する時のマナーについてご紹介します。多くの人はスーツを収納する前、クリーニングに出し、綺麗になって帰って着たスーツを収納します。この時、クリーニングから帰って着たままの状態で収納するのは避けましょう。

つまり、ビニール袋に入れたまま保存しないようにしましょう。ビニール袋に入れたたまま保存すると、通気性がなくなってしまうからです。ビニールから外し、スーツカバーをかけて保存する様にしましょう。スーツカバーだと通気性が良いので、スーツをより良い状態で保存することができます。

一番理想の保存方法は、たたまずクローゼットに吊るしておくことです。しかし、それが無理の場合、先ほどご紹介した、収納の際のたたみ方(ジャケットを半分に折るたたみ方)を参考に、たたんでください。

この時注意したいたたみ方は、先ほども少し触れましたが、床の上で行う際はダニを防止するため何か敷物をして行うこと、襟をちゃんと立てた状態でたたむことです。正しいたたみ方でたたみ、収納すると、次のシーズンも気持ちよく着ることができます。

発送時のスーツのスーツのたたみ方ってあるの?

出張や旅行に行った時、荷物をスーツケースに入れて帰るのではなく、発送してしまうという方も多くいらっしゃいます。飛行機や新幹線を利用しての移動の場合、荷物はできるだけ少なくした方が動きやすくて助かるからです。

また引越しなどで遠くへ荷物を発送する必要が生じることもあります。この様な時、スーツが少しでもシワにならず、痛みにくいたたみ方はあるのでしょうか。ここでは発送時のスーツのたたみ方についてご紹介します。

引越しの時のスーツの正しいたたみ方

引越しの時、たいていの場合、スーツをダンボールに詰めて輸送します。引越しの時に大切なのはできるだけ時間をかけないことです。家中の荷物を梱包し、荷ほどきしていくわけですから、スーツにだけ時間をかけているわけにはいきません。

できるだけ早く収納し、荷ほどきができるたたみ方をご紹介します。クローゼットの中から取り出したスーツをハンガーがついた状態のまま袖の部分をスーツの内側に折ります。その状態のまま、半分に折りたたみダンボールの中に入れます。

この時、ふわっとした状態で入れる様にしましょう。2着目のスーツを入れる時には、1着目のスーツとは反対の方向に入れる様にしましょう。この様に互い違いに入れていくことによって、できるだけかさばらずにスーツを多くダンボールの中に収めることができます。

このたたみ方をすることによって、シワが少なくて済みますし、荷ほどきしたあとすぐにクローゼットにかけることができるので時間の短縮になります。このたたみ方の場合、新居に着いてすぐに荷ほどきができなかった場合でもしばらくはシワになりにくいという特徴があります。

もちろんどんなにたたみ方がよくてもシワに絶対にならないという保証はできません。できにくくなるというだけです。また、湿気によってカビが生えることも考えられますので、できるだけ早く荷物を開けるのに限ったことはありません。

ダンボールに入れて搬送する時のたたみ方

出張先や旅行先でスーツケースを使わずに荷物をダンボールに詰めて輸送するという方法を取る場合、届いた荷物を開けた途端シワがたくさんついていたとすると大変ショックです。そのような事にならない様に、スーツのたたみ方を知っておきましょう。

まずはスーツの袖の部分を内側に折り込みます。そして2つ折りか3つ折りにし、ダンボールの形に合わせてたたみます。スーツが2着以上ある場合は、引越しの時の梱包の方法と同様、スーツを互い違いに入れる様にしましょう。

ポイントは折り目をできるだけ作らない様にすること、ぎゅうぎゅう詰めにしない様にすることです。この点を意識して正しいたたみ方を意識して荷物を準備する様にしましょう。

シワが着いてしまった場合の解決策

頑張って正しいたたみ方をしてもどうしてもシワになってしまうことがあります。これは仕方のないことです。シワがついてしまった場合どの様にしてシワをとったらいいのか、ご紹介します。

霧吹きを使う

霧吹きを使うと、スーツについたシワを綺麗に元に戻すことができます。できれば40度くらいのお湯が理想です。お湯を使うことによってシワが伸びやすくなります。スーツをハンガーにかけた状態で霧吹きをします。

スーツのジャケットだと、肘の部分や背中の部分がシワになりやすく、パンツだと、膝、太もも、お尻部分がシワになりやすいです。そのことを念頭に置いてスプレーしましょう。スプレーをした後、手で軽くシワを伸ばします。その後、風通しのいい日陰で乾かしましょう。

スチームアイロンをつかう

スチームアイロンの蒸気と熱を使ってシワを取り除くことができます。しかし、この時、アイロンを直接スーツの布に当てずに、必ず当て布をする様にしましょう。そして温度が高すぎない様に気をつけましょう。そうしないと、スーツの布が台無しになり、悲惨なことになってしまいます。

ズボンプレッサーを使う

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ズボンプレッサーは、シワを簡単に取り除くことができる助選手です。パンツのシワ取りだけでなく脱臭も一緒に行うことができます。操作も簡単にできるのでパンツのアイロンがけが苦手な方にとってとても役に立つアイテムです。

出張先のホテルで簡単にできるシワの取り方ってあるの?

霧吹きやズボンプレッサーを出張先や旅行先に持ち歩くというのは、現実的ではありません。それでも出張先のホテルで綺麗にシワをとり、次の日からの出勤に備えるために、できることはあります。ここでは出張先のビジネスホテルで、簡単にできるシワの取り方をご紹介します。

浴室にかけておく

ビジネスホテルでお風呂に入ったあと、浴室が温かく湿気のある状態を利用してスーツのシワを伸ばすことができます。

やり方は簡単です。お風呂から上がったあと、浴室に30分ほどスーツを吊るしておきます。この時、ハンガーにきちんとかけるようにしましょう。浴槽の熱気と湿気が程よく、霧吹きの役目を果たしてくれ、スーツのシワを取るのに助けになります。

浴室で30分ほど吊るしたあと、浴室からスーツを取り出し、風通しのいい日陰にスーツを吊るして乾かしましょう。

シワ取りスプレーをつかう

就活の時のスーツのたたみ方でも少しご紹介しましたが、ドラックストアーなどでシワ取りスプレーを購入することができます。出張先などの外出先でシワができた時にスプレーを使用するととても便利です。霧吹きの代用になります。遠出をする時にシワ取りスプレーを用意しておくとよいでしょう。

スーツを長持ちさせるために日頃からできることってあるの?

移動の時にスーツがシワにならないために正しいたたみ方を知っておくのも大切ですが、日頃からスーツを良い状態に保つことも大切です。日頃から良い状態を保っているなら、正しいたたみ方をしたスーツのシワを最低限に抑えることができるからです。

ブラッシングをしっかりとかける

一日中着たスーツはやはり痛んでいます。街の中を歩いていると目に見えない排気ガス、砂、泥、ほこりなどがついています。一日が終わった後、私たちはお風呂に入って体の汚れや疲れを綺麗に取る様に、スーツも綺麗な状態にすることが大切なのです。

綺麗にする一番良い方法はブラッシングをかけることです。ブラッシングをかけることで、スーツの布に絡みついていた汚れを落とすことができます。汚れとれるだけでなく、スーツの布の毛並みが揃い、スーツに光沢が蘇ってくる効果もあります。

ブラッシングは上下スーツ別々に行います。まず、上下のスーツを別々にハンガーにかけます。その後、スーツの縫い目にそって、上から下にブラッシングを行なっていきましょう。

この時、汚れを落とすことに必死になり、つい力が入ってしまいがちになりますが、くれぐれもゴシゴシこすることのない様にしましょう。力を入れすぎるとスーツを傷める原因になります。優しくなでる様にブラッシングを行なっていきましょう。

スーツにブラシってあるの?

スーツ用のブラシはたくさん出回っていますので、どれにしようかと悩みます。なのは、豚や馬の毛を使った天然繊維のものです。天然繊維の毛は柔らかいので、ブラッシングをしている時にスーツの生地を傷める可能性が低くなりますし、静電気も起こりにくくなります。

豚の毛はコシがあり少し硬いのが特徴です。馬の毛はキメが細く、柔らかいのが特徴です。豚の毛より柔らかい馬の毛のほうが、スーツのブラッシングに向いています。

スーツを長く良い状態に保とう!

一言にスーツのたたみ方と言っても、その時の状況や場所によって、また目的によって、たたみ方が色々とあることが分かります。どれもできるだけスーツにシワを作らないため、できるだけスーツを傷めない様にと考えられた、たたみ方です。たたみ方を何通りか知っておくことで、その時の環境に素早く対応することができます。

せっかく購入したスーツですからできるだけ、良い状態で長く着たいと思います。また外出の時にはきちんとした、スーツのたたみ方をし、社会人としてマナーのある行動を取りたいものです。

そのためには、日頃から正しいたたみ方を理解しておくことが大切です。そしてたたみ方だけでなく、スーツをいつも綺麗な状態を保つための努力をしておくことです。

ブラッシングをしたり、霧吹きをかけたりしてよく手入れすることによって、どうしてもついてしまうシワや埃を綺麗に落とすことができます。ちょっとした手間ですが、その手間を惜しまないことが、スーツを綺麗な状態で長持ちさせるためにはとても大切なことなのです。
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