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【場所別】カビをアルコールで除去する方法と効果|風呂

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アルコールのカビへの効果

日本はとりわけ、湿気の多い少々やっかいな気候の国です。湿気が多いとなると、自然とカビの発生も多くなってきます。特に梅雨時期などは、家のさまざまな場所に出現する「カビ」との戦いに苦戦しておられるのではないでしょうか。

しかし、今は便利な世の中になり「カビ対策」用の薬剤なども開発されています。「カビキラー」などの商品はお風呂やトイレなどに使える便利な薬剤です。そんな中で「カビ対策」として活用できる身近なものの中に「アルコール」があります。みなさんはカビ対策のためにアルコールを使用したことがおありでしょうか。なかなか強力な助っ人になってくれる優秀なアイテムです。

死滅は可能か?

「カビ」と一口にいっても、いろいろなタイプがあります。また「予防」するのか「除去」するのかでも変わってくるでしょう。それが発生してすぐのカビなのか、もう発生してからが長く、強く根を張っているのかでも対策方法が違います。

例えば、発生してすぐのカビだったとしましょう。目視できるかできないかくらいの、小さなカビであればアルコールだけで死滅させることも不可能ではないでしょう。しかし、これはあくまでも「可能性」ですので保証されているわけではありません。大きいカビに限らず小さいカビでも、アルコールだけでの死滅は不可能な場合もあります。

さらに、アルコールの種類によってもカビへの効果が変わってきます。「アルコール」にもいくつかの種類があり、カビ除去にも使い分ける必要があります。

アルコールでカビを消毒するときの殺菌法

まず「カビ除去」に効果があるアルコールの種類とはどのようなものでしょうか。結論から言いますと「無水エタノール」が一番効果があるという研究結果がでています。無水エタノールとは、99%の消毒用のアルコールのことです。

ドラッグストアなどで誰でも購入することができます。この99%の消毒用アルコールではカビのたんばく質を分解するのに役立ち、今あるカビを根絶に近い状態まで除去する効果があります。しかしながら「漂白」という面では効果が得られませんので、漂白もいっしょにしたい場合は別に「漂白剤」などの使用をします。

いきなりアルコールはNG!

カビを見つけたら、いきなりその部分にアルコールを付けてしまうのではなく、まずは濡れた雑巾などで拭き取りましょう。スチームクリーナーなどで拭き取るのもです。ポイントは「湿らせてから」拭き取ることです。乾いた状態で拭き取ったり薬剤をふりかけてしまうと、カビの胞子が気づかないうちに空気中に待ってしまう可能性が高くなります。アルコールを使用する前に、徹底的に拭き掃除をしましょう。

アルコールスプレー

アルコールを使用する際は「スプレー」の利用をします。スプレーはカビの部分にまんべんなくふりかけることができますし、アルコールを無駄なく使用するのに役立ちます。アルコールをスプレーしてから、雑巾などで拭き取る方法が効果的でしょう。

もともとスプレータイプになっているアルコールを購入することもできますし、たとえボトルのアルコールしか売ってなくても、100均などで売っているスプレーに詰め替えれば十分に使えます。

革靴のカビにアルコールを使用する際の注意点

革靴に発生してしまったカビにもアルコールを使うことができます。注意点は、革の色落ちです。あまり刺激の強いアルコールを使ってしまうと、せっかくの革靴の色が落ちてしまう危険が出てきます。

ポイントのひとつは、できるだけ低刺激のアルコールを使用することです。もうひとつは、直接アルコールを靴に吹きかけないことです。99%のアルコールを使用するのではなく、80%かそれよりも低い度数のものを使用しましょう。そのほうが予防にも役立ちます。

また、アルコールを含ませた布で丁寧に拭くようにしましょう。それだけで大抵のカビを除くことができます。大切な革靴を痛めてしまわないように、お手入れも丁寧にしましょう。

靴のカビ予防はどうする?

「カビ予防」という点では、湿気が多い場所に要注意です。履いたあとは、すぐに靴箱になおすのではなくしばらく空気にさらしておきます。また靴箱になおすときは、新聞紙などを丸めて靴の中に入れておくと湿気を吸収してくれるので効果的です。
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革ジャンのお手入れ方法は?

革ジャンも革靴の場合と同じく、刺激の強いアルコールを直接使用してしまうと色落ちの危険があります。低刺激のアルコールを染み込ませた布で優しく拭き取るようにしてください。あまりゴシゴシ擦りすぎると、革ジャンを痛めてしまいますので強くしないように優しく拭き取りましょう。

革ジャンはしょっちゅう着るものではない場合がほとんどですので、事前にカビ予防をしておくことが大切です。方法は、レザー用の防水スプレーを事前に全体にふりかけておくことです。あらかじめ防水保護をしておくことで、強い湿気から革ジャンを守ることができます。さらにこの方法は他の汚れからも守ることができるのでです。

アルコールでのカビ除去 方法

湿気の多い日本では、ほとんどの家でありとあらゆる場所に発生するカビと戦っているでしょう。思いもよらない場所にカビを発見したり、掃除しても掃除しても、次から次に姿を見せるカビにうんざりしている方はいらっしゃるでしょうか。

しかし、場所ごとにポイントを抑えて除去するなら無駄なく効果的にカビ除去を極めていくことができます。方法をいくつかご紹介しましょう。

エアコンのカビ除去

エアコンにカビが発生している場合は、どのように掃除すればいいでしょうか。「吹き出し口を見たらカビが生えていた」という経験をされている方もいらっしゃるでしょう。エアコンにカビが発生すると臭いの原因になったりしますので、しっかり除去することが大切です。

方法は、まずアルコールをスプレーで吹きかけて布で拭います。これだけで大抵のカビは除去することができるでしょう。さらに、アルコールを吹きかけた状態で「送風」にするのがです。湿気を除去することがカビにとってはダメージになりますので「送風」は掃除のときに限らず時々行うのが良いでしょう。

しかし、エアコンは機械ですので下手に水分をたくさん使ってしまったりすると故障につながりかねません。あまりにもカビや汚れが酷く、本格的に掃除をしたい場合は専門の業者の方に頼むのがです。

鉢植えのカビ除去

観葉植物などを家の中で育てておられる方で、土にカビが生えたという経験をされたことはありませんか。家の中で植物を育てる点で、意外とカビはでます。しかし植物にとってもカビは良いものではありませんし、カビの胞子が飛ぶので人間にもよくありません。ここは土に発生したカビもしっかり除去することが大切です。

土に生えるカビは多くの場合表面にしか広がりませんので、その表面の土を取り除き新しい土を入れることができます。その上に低刺激のアルコールをふりかけておくなら今後の予防にもなるでしょう。新しい土がない場合は、まずカビの生えた部分の土を取り上げて完全に乾かします。その後乾いた土を鉢に戻して、アルコールをふりかけます。これで、カビも除去され予防もしっかりできます。

壁紙のカビ除去

湿気の多い場所に家が位置していると「気がついたら壁紙にもカビが発生していた」ということもあるでしょう。一番大切なのは家の換気ですが、一度生えてしまったカビを除去することも健康のためにしっかり行いましょう。

壁紙に黒いカビが生えてしまうとかなり目立ちます。しかし、アルコールだけではこの黒い色を消すことはできません。アルコールには漂白成分が含まれていないからです。そのため、壁紙の掃除の場合はハイターなどの漂白剤との併用をします。

必ず換気をしっかりした部屋で行いましょう。アルコールを含んだ布で拭くか、アルコールを吹きかけてから拭き取るかしてから、ハイターなどで漂白するなら見た目も綺麗にしつつカビの除去も行うことができます。

お風呂のカビ除去

家の中でカビが最も発生しやすいのが「お風呂」です。お風呂のカビは根を張りやすくやっかいです。こればかりはアルコールのみでの掃除は難しいでしょう。

お風呂のカビ除去には塩素系洗剤を使用するのがです。その場合は他の薬品や洗剤と混ぜないようにしてください。有毒ガスが発生してしまう危険があります。

塩素系洗剤をカビの部分にスプレーし、スプレーした上からキッチンペーパーなどを貼り付けて液だれ防止をします。そのまま1時間ほど放置しておきましょう。1時間たったらスポンジなどで軽くこすってカビを落とします。シャワーで洗い流したらきれいになるでしょう。

きれいになったら、アルコールで次なるカビへの予防を行います。しっかり全体にアルコールをふりかけましょう。

フローリングのカビ除去

フローリングにもカビが発生することがあります。特にカーペットなどをずっと敷いている場所のフローリングには要注意です。フローリングに発生したカビも掃除できれいにすることができます。

方法はお風呂とほとんど同じです。しっかり換気をしながら行ってください。使用するのは「住宅用中性洗剤」がです。カビの部分に洗剤をかけ、布でカビを拭き取ってから予防としてアルコールをスプレーします。これだけで大抵のカビを除去することができます。再びきれいなフローリングを取り戻しましょう。

フローリングは目に見える部分です。あまり手荒な掃除を行ってしまうと、見た目にもいたんでしまう場合があります。カビや汚れが強く自分の手には負えないようなら、専門の業者の方に頼むのがです。

アルコールがカビに効かなかったら

これまで見たきたように、アルコールは確かにカビ除去に効果があります。しかし、どのカビにも効果があるとは限りません。あまりにも根が強いカビや何年も放置してあるカビには効果を発揮しない場合もあります。

そういった場合は自分でなんとかしようとせずに、専門の業者を頼ってください。専門の方たちは、私達の持っていない薬品や洗剤を使用しますので、自分にできなかったカビ除去をしてくれます。まずは気軽に相談してみましょう。
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しっかり除去してしっかり予防!クリーンな部屋に

なかなか手強い敵である「カビ」ですが、アルコールを駆使すれば、除去してくことは可能であることがおわかりいただけたでしょうか。また、事前にカビの発生を予防することも可能です。しっかり除去、しっかり予防でカビのないクリーンなお家をキープしていきましょう。
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