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ウォシュレットが汚い時の掃除方法・使わない人の割合|賃貸

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ウォシュレット、使ってる?

「お尻だって洗ってほしい」というキャッチコピーのCMが放送されたのは1982年の頃でした。トイレや洗面器などの衛生設備メーカーのTOTOが、ウォシュレット付きトイレの販売を目的として放送されたCMです。

当時、多くの家で和式トイレが使われていましたが、新築の家には洋式トイレが次々に導入されていきました。しかし、公共機関のほとんどは和式トイレの時代に「お尻を洗う」というウォシュレット付きトイレの出現は、とても衝撃的なものでした。

現在は家庭のみならず、公共機関でもウォシュレット付きトイレが当然のように設置されていますが、好んで使っている人がいる一方で、ノズルや便座を汚いと感じて使用しないという人もいます。

皆さんはウォシュレット、使っていますか。

もしかして汚い?ウォシュレットの水

「ウォシュレットの水は汚いのではないか」と考えて、使えずにいる人も多いのではないでしょうか。そもそも、ウォシュレットの水はどこから来ているのでしょうか。汚いと感じる人もそうでない人も、まずはその仕組みを見ていきましょう。

タンクの水とウォシュレットの水は同じ?

「タンクに溜まっている水が、ノズルから出てくるのだとしたら汚いのでは?」と衛生面を気にしている人もいるのではないでしょうか。

しかし、安心してください。ノズルから出てくる水はタンクにためる前の水(水道水)を使用しています。

ウォシュレットの設置工事の段階で、トイレに二つの配管を通すのですが、この配管は二股に分かれています。一つの管はタンクに水を貯水するための管で、もう一つの管はウォシュレット側に接続するための配管なので、タンクの水がノズルから出てくるわけではありません。

仕組みを理解すると、汚いのではないかという不安が和らぎます。衛生面に対する心配が一つ減ったのではないでしょうか。

ウオシュレットの水はなぜ温かいの?

「ウォシュレットの水は水道水」というご説明をしましたが、ではなぜ冷たい水ではなく温水が出てくるのか、疑問を持った方もいる事でしょう。

簡単に仕組みを説明すると、トイレ内部には小さな熱交換ユニットが設置されており、これは言うなれば瞬間湯沸かし器の小型版で、中には100℃以上のヒーターが入っており、瞬時に水を温める事ができるという訳です。

このような高度な技術により、常に適度な水温で快適に使用する事ができます。

ウォシュレットが汚いから使わない人の割合は?

快適にウォシュレットを使う人がいる一方で「汚いから」という理由で使わない人もいます。

とあるアンケートでは「自宅のウォシュレットを日常的に使っているか」という質問に対して、使う人が約55%で、使わない人が約45%でした。また、ウォシュレットを使わない人の男女の割合としては、男性が43%、女性が57%と、女性の方が使わないと答えた人が多いという結果が出ました。

理由としては「汚い」以外にも、「ノズルの掃除が面倒くさい」「光熱費が気になる」など、女性ならではの理由があげられます。

ウォシュレットが汚い場所は?

公衆トイレのウォシュレットは汚い?

駅やデパートなどの公衆トイレのウォシュレットは不特定多数の人が使用するので、衛生面が非常に気になります。しかし、場所によってはウォシュレットの掃除をまめに行っているので、さほど気にしないと言う人もいるでしょう。

しかし、ウォシュレットを正しく使っていない人がいるため、ノズルが汚れている可能性があります。例えば水圧を上げすぎて使用すると、汚れが跳ね返ってノズルに付着してしまう事があります。

外出先でウォシュレットを使いたい場合は、まずはノズルをチェックし、清潔になっているか確認してから使用すると良いでしょう。

コンビニのウォシュレットは汚い?

普段からコンビニを利用していると、トイレを借りる事もあります。コンビニのウォシュレットのノズルが汚いかも気になるところです。

コンビニでトイレを借りたい場合は、できるだけ新店舗の店を選ぶ事をお勧めします。新しい店舗のトイレは、当然ですがトイレの設置期間が短いため、トイレがきれいである可能性が高くなります。

しかし、いくら新しい店舗でも、しっかり掃除をしていなければどんどん汚い状態になってしまいます。コンビニのトイレに入ったら、まずトイレ全体を見回してみましょう。手洗い場所は汚れていないか、トイレットペーパーの切れ端が散らかっていないか、床に埃が落ちていないかなどを確認します。

トイレの清掃が行き届いていないコンビニは、ウォシュレットのノズルにまで気をまわして清掃しているとは思えません。どこか汚い箇所がある場合は、ウォシュレットのノズルも汚いと考えて、よく確認してから使用しましょう。

汚いウォシュレットで病気になる?

ウォシュレットの汚いノズルを使用した事による病気の感染を恐れている人もいます。

肛門の内部は粘膜なので、病原菌が入り込みやすく感染しやすい箇所です。しかし、もし汚い菌が入り込んだとしてもいつまで生存するか分からないので、感染を実証する事は困難です。

ここでは汚いウォシュレットで病気になる事を心配している人に、気を付けたい使用方法をご紹介します。

気を付けて!ウォシュレット症候群

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汚いのは嫌とばかりに、ウォシュレットを長時間お尻にあて続けて、肛門湿疹や切れ痔になる事があります。このように、ウォシュレットの過度な使用によって起こる症状を「ウォシュレット症候群」といいます。

肛門の皮膚は外部からの菌の侵入を防ぐため、粘膜がバリアの役目をしています。しかし、温水を長時間肛門にあてる事で、皮膚がふやけてしまい、さらにトイレットペーパーで拭くため、肛門がダメージを受けて肛門湿疹や切れ痔になってしまいます。

日常的にウォシュレットを使う事に問題はありませんが、過度な使用はウォシュレット症候群を引き起こしてしまうので注意しましょう。

女性にこそ知ってほしい!清潔にし過ぎるのも問題

ウォシュレットにはビデの機能もついています。ビデは女性のデリケートゾーンを清潔に保つ便利な機能です。

しかし、デリケートゾーンは弱酸性で、皮膚粘膜に外敵が侵入するのを守る常在菌が存在しています。ウォシュレットを使いすぎると、この常在菌が洗い流されてしまい、保護機能が低下する事で雑菌の繁殖をまねき、膀胱炎のリスクを高める環境を作ってしまいます。

「汚いのは嫌」とばかりに清潔にしすぎて、病気になってしまっては本末転倒です。適度な使い方で清潔を保ちましょう。

ノズルが汚い時の掃除方法

ウォシュレットには、使用後に自動的にノズルを洗浄する機能がついています。しかし、軽く水でノズルを洗い流す程度なので、そのままだと汚れが蓄積し、汚い状態になってしまいます。ここではノズルの掃除方法をご紹介します。

毎日したい!簡単な掃除方法

トイレにノズルの清掃ボタンがある場合、ボタンを押すとノズルが出てくるので、使い捨てのトイレシートなどで拭き取ると、簡単にキレイになります。

さらにきれいにしたいときは、専用の掃除スプレーをノズルに吹きかけて、数分放置します。その後、使用済みの歯ブラシで磨いたり、竹串にトイレの掃除シート巻き付けて、取り切れていないノズルの汚れを落としましょう。

ノズル掃除に洗剤を使用する事に抵抗がある人は、重曹がです。歯ブラシなどに重曹をつけて、軽くこすった後、水拭きしてください。重曹は口に入れても安全なので、掃除にも安心して使えます。

ノズルを取り外して掃除したい時は?

あまりにも汚い状態になると、どうしてもノズルを分解して掃除がしたいと考える人もいる事でしょう。しかし、素人のノズルの取り外しはお勧めできません。ノズルの内部には、いろいろなコードが入り組んでいるため、素人には難しく、分解できたとしても元に戻せなくなる可能性があります。

ノズルを取り外して掃除がしたい場合は、メーカーに問い合わせましょう。訪問してノズルだけを交換してくれる場合もあります。

賃貸でウォシュレットが汚い時の対処法

賃貸の場合、入居前に部屋全体を清掃してありますが、ウォシュレットのノズルの部分まできれいに掃除されているか気になります。

見た目はきれいなっていても、他の人が日常的に使っていたであろうウォシュレットを使う事に抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか。

気になる場合は管理会社に相談し、ノズル部分の交換をしても良いかを確認をしましょう。ノズルの部分の交換はメーカーの人に依頼する事になるので、管理会社に許可なく交換の工事をしてしまうと、トラブルのもとになるので気を付けましょう。

ウォシュレットで快適に!

トイレは毎日使う場所なので、清潔である事が重要です。ノズルの手入れをきちんと行い、快適に利用しましょう。

最近のウォシュレットは、お尻を洗う洗浄機能の他に、ウォシュレットで濡れた部分を乾かす乾燥機能が付いている物もあります。また、水量が調節できたり、ノズルの移動機能で自分の好みの位置にノズルの位置を合わせる事ができます。

日本人のきれい好きから生まれたともいえるウォシュレットは、外国人のファンも多いほど、人によっては無くてはならない物になっています。

日本の技術の向上は目を見張るものがあるので、もっと快適なトイレが開発される可能性もあります。ウォシュレットは正しく使い、快適な日々を送りましょう。
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