【場所別】蟻の退治方法とグッズ｜酢/薬/ホウ酸/洗剤

家庭に出現する昆虫というのは、密集して食べ物やごみにたかる傾向があることから、嫌われがちな存在であるといえます。蠅や蚊、ゴキブリなどといったいわゆる衛生害虫と呼ばれる昆虫は、特に忌み嫌われているといえるでしょう。

そして、蟻という昆虫についても、先に挙げた昆虫よりは害はないものの、かみついたり、家に勝手に侵入して食品に群がったりとすることから、嫌われています。

今回は、蟻にスポットを当てて、どのような蟻が日本では家屋には侵入しやすく、害があるのかをまず紹介していきます。さらに、それらの蟻に対する退治方法についてもいくつか例を挙げて紹介していきましょう。

それではまず第一に、蟻とはいったいどんな昆虫なのでしょうか？蟻はいわゆる昆虫のカテゴリーに属しており、種類としては蜂に近い昆虫であると考えられています。どちらの昆虫にも共通する点としては、巨大な巣を作る社会的な昆虫であるという面があるといえるでしょう。

そして蜂といえば、その代名詞としては毒針が非常に有名です。蟻にはそういったものが存在するのでしょうか？その答えとしてはイエスです。外国の話にはなりますが、外国では、弾丸アリと呼ばれる蟻が存在し、非常に強い毒を持った種類がいます。まだ日本にはこの蟻は上陸していないため、とりあえず国内で刺されるという心配はないでしょう。

しかしながら、本邦の蟻は、他の外国の蟻や蜂と同じく、強力なあごを有しています。この頑丈なをあごを使って人にかみつくことはよくありますので注意は必要でしょう。

昨年話題になったのが、ヒアリという蟻です。最近では全く聞かなくなってしまいましたが、もしも上陸して、定着していたらかなり大変なことになっていました。

なぜなら、ヒアリは先ほど紹介した弾丸アリと同じように、毒針を持っているからです。そして性格も獰猛であり、巣を壊されると集団で襲い掛かる性質があったため非常に危険視されていました。しかしながら、水際でのヒアリ退治のおかげで、目撃したと情報はほとんどなくなりました。

蟻とシロアリは非常に混同されやすい昆虫の一つです。これらの二種の昆虫にはアリという単語が含まれていますが、実際には全く異なる種類の昆虫です。

先ほど紹介したとおり、蟻はどちらかというと蜂に近い種類であるといわれています。一方でシロアリはというと、ゴキブリに近い種類であるといわれています。

どちらの種類に関しても、大きな巣を作る社会的な昆虫であるという点は共通ですが、エサなどについても全く異なります。シロアリは朽ちた木などを好む性質から、木造の建物に対する害虫として扱われています。そのため退治の対象となることが多いといわれています。

羽蟻が近所で大量発生したときに、自宅でシロアリが湧いたと勘違いする方も多く存在しますが、実際にはシロアリではなく、蟻であったというケースも多くあります。よく見てみると二者の羽蟻は全く違う特徴を持っているので、よく観察すると見分けることは可能でしょう。

では、どうして蟻は退治の対象になるのでしょうか？蟻による害としては、一番に挙げられるのは、人家に侵入して、食べ物にたかることでダメにしてしまうことが挙げられます。また先ほど説明したとおり、蟻には強力なあごがあるため、人の体にくっついて噛みつくことがあります。

ゴキブリや蚊や蠅と比べると害としての影響は小さいといえますが、不快度としては非常に高く、厄介な昆虫であるといえます。したがって退治の対象にもなることが多く、多くの退治のための商品が企業からリリースされています。

蟻に対する退治の方法には多くの方法が存在します。蟻を退治する手段としては、エサを用いるパターンや巣を直接やっつけるパターンなどが存在します。こちらでは、そういった蟻の退治方法について簡単に紹介していきましょう。

こちらの蟻に対する退治パターンは、おそらく誰でも一度は行ったことがある方法であるでしょう。この方法の最も良い所としては、非常に簡単であるという点が第一に挙げられます。

エサによる退治パターンでは、退治する蟻の種類によってエサが異なるといわれています。しかし最近のエサによる退治では、多くの商品でどの蟻にも対応できるように複数のエサを用意するようになったため、自身で蟻の種類を判断しなくとも、エサを設置するだけで簡単に退治を行えてしまうという点が手軽で便利であるといわれる由縁であるといえるでしょう。

余談ではありますが、蟻には先ほど説明したとおり、食性の違いがあります。例えば、いわゆる黒蟻と呼ばれる種類は雑食性であるといわれており、いろんな食品に湧く習性があります。いわゆる毒餌としては、顆粒タイプが食いつきが良いと考えられています。一方で赤蟻と呼ばれるタイプは、花の蜜などを主に食べる食性のものもあります。こういった種類の違いに伴い退治するためのエサが異なります。

アースジェットなどの、殺虫剤は皆様も一度は使用したことがあるといえるでしょう。このタイプの殺虫剤は、直接巣に向かって殺虫剤を噴霧して退治するという性質上、非常に即効性があって便利です。

しかし、難点についてももちろん存在します。それは、巣に直接殺虫剤を吹きかけるという性質上、自身の手で退治するべき蟻の巣を見つける必要がある点です。したがって、蟻の発生源が既に判明している場合になどについては、この退治方法は非常に効果的であるといえるでしょう。

蟻の対処だけによる退治方法の場合だと、いつまでたってもイタチごっこになる場合があります。そのため、蟻を根絶するためには、蟻の発生源や住みやすい環境を作らないということが重要になります。

蟻は朽ちた木や植木鉢の隅などに巣を作りやすいといわれています。こういった蟻の巣ができやすい所を徹底的に減らすことが、蟻を増やさないことにもつながるため、注意しましょう。

そして蟻の侵入を防ぐために重要なこととしては食べ物の管理が必要不可欠になるといえるでしょう。特に蟻は甘い物が好みなので、お菓子のくずや果物といったものに関しては散らかさないように注意が必要でず。生ごみなどに関してもしっかりと密閉し、早めに捨ててしまう習慣をつけることが重要であるといえるでしょう。

蟻が出現するポイントというのは、自宅や庭、車内といったように多く存在します。こちらではそういった蟻の出現ポイントについて簡単に紹介していきましょう。

食べ物を放っておくとあっという間に蟻が侵入してきて、大量に湧いてしまいます。そういった場合には、蟻を直接退治する必要があります。そして、それらの蟻がとういったところから侵入するのかを確かめる必要があります。蟻の列をたどることによって、蟻の巣がどこにあるのかが明らかになることが多いです。

そういった蟻の巣を見つけられた場合には、アースジェットのような殺虫剤で直接蟻の巣を退治しても良いでしょう。また毒餌を使うことによって、蟻の巣の深部から退治するのも方法としては効果的でしょう。この方法は、蟻の巣が分からないときに特に有効です。

室内についても家の中と同じく、侵入した蟻は、直接退治し発生源をたどり毒餌トラップや直接噴霧をすることによって退治するのが良いでしょう。また木を伝って室内に侵入することがあるため、その場合には木の剪定などをすることによって侵入経路をシャットアウトできる場合があります。

庭の場合には、蟻の巣ができやすい環境を調査し、そこを徹底的に退治する必要があります。特に、植木鉢や腐った木などを放置している場所は、蟻の巣ができやすく要注意です。

車内は食べかすなどが落ちていることがある場合には、蟻が湧いてしまうことがあります。その場合には、蟻の巣コロリなどの毒餌を使う必要があります。また直接的に蟻を退治する場合には、掃除機を使用することで簡単に行うことができます。特にノズルを変えることで狭いところまで対応できるので便利です。

蟻の退治にはいろんなものが使用できます。こちらでは、蟻退治に使えるものについて簡単に紹介していきます。

蟻は、酢を敬遠するといわれています。そのため巣を水で薄めるて吹きかけると蟻が寄り付かなくなるといわれています。コストパフォーマンスが高く、人体への害も少ないので非常に便利な手段であるといえるでしょう。

企業からは多くの蟻退治の商品がリリースされています。蟻の巣コロリやアースジェットなどの商品は非常に有名です。特に蟻の巣コロリは非常に使いやすく、手ごろな蟻退治として便利です。

ホウ酸はゴキブリなどの退治などに使われることで有名です。当然蟻の駆除にも利用することが可能です。甘い物とホウ酸を組み合わせることで、簡単な蟻の巣コロリを自作することが可能です。

子供や犬などが食べたりしないように気を付ける必要がありますので、使用の際は配慮することが求められます。

洗剤についてもホウ酸と同じく、ゴキブリ退治に使われる有名な日用品です。洗剤を水で薄めて蟻に直接噴霧することで、蟻を退治することが可能です。この方法は他の害虫にも応用することが可能です。

スプレータイプは、蟻に直接噴霧するのに有効な手段です。特に酢や洗剤を用いて蟻を退治する場合には、非常に楽であり、自作の殺虫剤を簡単に作ることができます。そして量なども調整することができることから、コストパフォーマンスも高いといえるでしょう。

蟻を退治する方法には、多くの手段が存在します。各家庭によって蟻の被害の程度や種類は異なります。そのため、手段に応じた対策方法を適切に選択するということが必要不可欠です。

特に近年では、日用品を用いた手軽な対策が広く知れ渡るようになったため、だれもが簡単に退治できるようになりました。しかしながら、根絶するためには蟻が侵入しないような環境づくりが求められるでしょう。