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水道管の凍結防止方法・グッズとヒーターの電気代

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水道管の凍結防止方法

最低気温がマイナスになる日々が続くようになると、心配になってくる事の1つに水道管の凍結というのがあります。いつものように水道の蛇口を止めて寝ていたら、翌朝水道が出なくなって困った、と言うのは誰もが1度や2度はやる事です。そして、こう言う失敗はついうっかりやってしまうことが多いです。

そこで、今回はうっかりやってしまう水道管の凍結防止をする方法と、うっかり凍結をさせてしまった時のために、比較的実行がしやすい方法使っている長野県の凍結解消方法と凍結防止方法を紹介します。

出しっぱなし

長野県に限らず、最も簡単に水道管の凍結防止をする方法は寝る前に水道の蛇口から細く水を出しておく、と言う方法になります。長野県に限らず、北海道を始めとした日本各地にあるすべての豪雪地帯で使われている方法です。もちろん、年数回しか雪が降らない地域でも使えます。

やり方はとても簡単で、寝る前に水道の蛇口を閉めた状態から少しずつ水を出していくだけです。この時水を出す分量ですが、つまようじか竹串くらいの太さになるまで水を調整し、それが途切れる事なく続き、1分間でマグカップから溢れる速度である事を確認したら寝るだけです。

これでも本当に冷え込んでいる時はこの水道水の出しっ放しをしていても水道管が凍結しますが、この方法は「流れている水は凍結しにくい」と言う理由から行われている方法なので、これだけで翌朝まで水道管の凍結防止方法になります。

給湯器が付いている水道管の凍結予防

給湯器が付いている水道管の凍結防止方法にも、この水を出しっぱなしにしておくと言う方法は使えますが、給湯器が付いている水道管の場合は、水道水の出しっ放しで凍結防止をする時は、必ず給湯器の電源スイッチを切ってから水道水の出しっ放しによる水道管の凍結予防をしましょう。

ただ、中には給湯器の電源スイッチを切るとそのまま水道管が凍結してしまう機種もあるので、まず使っている給湯器でどんな凍結防止方法をするのか、と言うのを確認しましょう。

水道の凍結防止にグッズ

ここまで、日本全国でできる水道管の凍結防止を紹介しましたが、最初に触れたとおり、水道管の凍結というのは大体「うっかりやってしまった」事が多く、できるだけこのうっかりやってしまったを予防する事が最善の水道管の凍結防止方法になります。このうっかりやってしまった水道管の凍結防止対策をする方法はあるのでしょうか。

この水道管の凍結防止対策にも色々ありますが、簡単な方法から豪雪地帯で使用されている本格的な水道管の凍結防止方法まで、いろいろな水道管の凍結防止対策を紹介します。

テープ

水道管の凍結防止対策をする方法としてまず最初にあげられるのは、水道管に保湿テープと言う凍結防止対策に使うテープを巻きつけておく方法になります。

この方法は、主に給湯器の下や外で水道管がむき出しになっている状態の水道管に使われる方法なのですが、この保湿テープを下の画像のとおり、水道管にていねいに巻き付けておくのと水道水の出しっ放しを併用するので、水道管の凍結防止対策になります。

使い方もとても簡単で、まずは水道管の1番下にこの保湿テープを巻き付け、テープの下半分だけが残るように、斜めに巻き付けていくだけです。この水道管の凍結防止対策に使う保湿テープは、これから紹介する水道管の凍結防止対策で必ず使うテープになりますので、保湿テープの巻き方はちゃんと覚えておきます。

三栄水栓 保温テープ

保湿テープは色々ありますが、これが基本的な保湿テープになります。この保湿テープの発砲面を内側にして2〜3周水道管に巻き付け、仕上げにアルミの保湿粘着テープかビニールテープで固定すれば完成です。

豪雪地帯などでは熱電ヒーターとこの保湿テープを併用しますが、豪雪地帯ではない太平洋側の地域なら野外はもちろん、水道水を夜間に細く出しておくのと併用して室内の水道管凍結防止に十分力を発揮します。

寒いところに住んでいるので 凍結を何度か経験しています。これで大丈夫でしょう。

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タオル

先に紹介した保湿テープを使用する水道管の凍結防止対策方法とは別に、古タオルを水道管に巻き付け、古タオルを水道管に巻き付けたら、その上から針金かゴムテープを巻いて仕上げるという方法があります。

この水道管の凍結防止対策の場合、古タオルがある人なら100均などで針金を用意するだけなので費用が安く済みますが、古タオルそのものが濡れてしまうと水道管の凍結防止対策にはならないので、台所の流しの下や洗面所の下にあるむき出しの状態の水道管に使うのが最適です。

発泡スチロール

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一戸建てに住んでいる人の場合、いわゆる「元栓」とよばれている水道メーターのメーターボックスが庭先に設置されいているのですが、この屋外にあるメーターボックスの中に、細かく砕いた発泡スチロールを入れた袋を入れておくと元栓が凍結予防ができます。

これ以外にも、発泡スチロールではありませんが、内部に発砲ウレタンという素材を使用した水道管専用の凍結防止カバーがあるので、屋外にむき出しになった水道管に直接凍結予防対策をする必要がある時は、この水道管専用のカバーを使いましょう。

屋外の水道

一戸建てに住んでいる人だと、庭先に水道管を設置して野外でも水道水が使えるようにしてますが、場合によっては水道管がむき出しの状態で設置されています。水道管というのは、むき出しの状態で設置されていると真っ先に凍結して使えなくなってしまいます。

これに凍結予防をするには、先に紹介をした保湿テープを使用する方法も良いのですが、まず屋外にある水道管と言うのは雨風にさらされるので、保湿テープや古タオルを水道管に巻いたら、必ず防水性のあるアルミテープなどでしっかりと覆って、できるだけ雨風にさらされても水が入らないように凍結防止対策をしましょう。

2個セット 屋外用蛇口カバー

しかし、保湿テープで巻いたり古タオルで水道管を保護して凍結防止する方法で野外にある水道管の凍結防止対策が分かっていても、忙しい人にはなかなかできません。特に、巻いた保湿テープなどの防水対策の方法がなんだか難しそうに感じてやってみようと思えない人もいます。

こんな方になのが、このかぶせるだけで水道課の凍結防止をする事ができる、「TeFuAnAn 蛇口カバー」になります。この蛇口カバーは、あらかじめ防水加工がなされていますので、蛇口ごと水道管にかぶせるだけで終わります。野外の水道管の凍結防止対策に困っている時はぜひ使ってみてください。

アパート・マンションの水道管の凍結防止方法

ところで、アパートやマンションに住んでいる人の場合はどのように水道管の凍結予防をすればいいのでしょうか。マンションやアパートに住んでいる場合も、先に紹介した水道管の凍結予防を取る事で水道管の凍結予防ができるのですが、そのままでは使えないのもあるので、一覧で紹介します。
水道管の凍結予防方法マンションでの使い方アパートでの使い方
保湿テープを水道管に巻く廊下にあるパイプシャフトの元栓に付いている水道管に使える。設置方法は水道管に巻くだけ。パイプシャフトが有れば元栓の水道管に使える。
古タオルを水道管に巻く保湿テープの時と同じく、パイプシャフトがあれば使える。雨風にさらされるので、屋内の水道管のみに使える。
水道メーターに発泡スチロールパイプシャフトに発泡スチロールを詰めないので使えない。都外にメーターボックスがあれば使用可能。
水道水の出しっ放し紹介したそのままの方法で使える紹介したそのままの方法で使える。

蛇口カバー凍結防止 2枚セット

ところで、ここまで水道管の凍結防止についていろいろ方法や道具などを紹介しましたが、1ヶ所だけどうしても水道水の出しっ放しで水道管の凍結予防対策ができない水道があります。そう、それは洗濯機の蛇口です。

この商品は、そんな家の中でたった1つ凍結予防ができない洗濯機の蛇口に直接乗せて使用する事ができる蛇口カバーになります。本当に寒い時はこれでも太刀打ちできませんが、全くやらないよりも確実に洗濯機の蛇口の凍結防止をします。

一人暮らしの息子の洗濯機が外にあり朝凍るので心配で購入しました。凍結全くしないわけではありませんが装着もしやすく凍結による破損防止に安心です。

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水道管の凍結防止にヒーターを使う場合

ところで、今回は日本にいくつかある豪雪地帯の1つとして、長野県で行われている水道管の凍結防止方法を紹介しているのですが、長野県などの豪雪地帯では、うっかり前夜の水道水を出しっぱなしにしておくのを忘れてしまっても水道管の凍結予防をするため、「サーモスタッド」と呼ばれる、水道管を温めておくための熱源が水道管に巻き付けられています。

このサーモスタッドなのですが、使い方はとても簡単で、水道管に直接ヒーターを巻きつけ、保湿テープでぐるぐる巻きにするだけです。たったこれだけなのですが、水道管をヒーターが直接温めるため、しっかりとした水道管の凍結予防対策になります。

水道凍結防止ヒーター 3m

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そして、とても便利なサーモスタッドがこちらの「水道凍結防止ヒーター 3m PR551-3」になります。凍結防止をしたい水道管に直接巻きつけ、保湿テープで覆ったらコンセントに接続をするだけで、サーモスタッドの温度が3度になったのを感知すると、自動で水道管を暖め、凍結予防を始めます。

パイロットランプでお知らせをする機能もあり、コンセントからの通電時にはオレンジ色、発熱体に通電しているときは赤になりますので、隠れたところにあるコンセントにさしていても、一目でちゃんとコンセントに接続されているかどうかと言うのがわかります。

保湿テープとセットで販売されていますので、自宅に届いたらすぐに水道管に設置する事が可能です。これさえあれば、どんなに冷え込んでいる夜間でも水道管の凍結の心配をする事なく安心して眠る事ができます。

ランプがあるので動作が分かりやすく、家の中から確認できて凄く便利です。

勿論、全く凍結しなくなりました。

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凍結した時の対処法

では、うっかり水道管を凍結させてしまった時はどうしたらいいのでしょうか。もしうっかり水道管を凍結させてしまったら、慌てずにまずは蛇口を全開にし、48度くらいのお湯を沸かしたらタオルごしにお湯をゆっくりと水道管にかけ、内部の氷を溶かします。

どうしても濡れてしまうといけない所は、ドライヤーで温風を当てて内部の氷を溶かします。この2種類の方法を使えば、大体の水道管は凍結させてしまっても解消する事ができます。ちなみに、48度と言う温度の目安は「熱いけど手を入れられる程度の熱さ」です。

この時、やってはいけない事は慌てて沸騰したお湯を水道管にかける事です。凍結した水道管に沸騰したお湯をかけると水道管が破裂し、修理にお金も時間もかかることになってしまいますので、あわてず騒がず、自宅と水道管の往復になってでもゆっくりと、48度くらいのお湯でじっくり溶かしていきましょう。

水もお湯も出ない

水道管が凍結していて、水もお湯も出ない時は、状況に応じて対応が変わります。軽い凍結や日当たりの良いところにある水道管だった場合は、気温の上昇とともに水道管内部の氷が溶けてくるのでそれを待つのが1番良い方法になります。

しかし、日当たりの悪い所や日中でも氷が溶けるほど気温が上がらない可能性がある時は、蛇口を全開にし、ドライヤーの温風を水道管か蛇口に当てて内部の氷を溶かします。時間はかかりますが、この方法で確実に凍結した水道管の水を溶かす事ができるので、あわてず騒がず、じっくりと取り組みます。

もし、これでもダメな時は住んでいる地域の役場のホームページを調べ、市区町村指定の下水工事業者を呼んで凍結の解消をしてもらいます。出張費用がかかりますので、事前にしっかり予算を聞いてから凍結の解消にきてもらうかどうかを決めましょう。

水は出るがお湯が出ない

水は出るがお湯が出ない時は、ガスコンロでガスが使えるかどうかで方法が変わります。ガスコンロでガスが使えないのなら、ドライヤーで水道管か蛇口を暖めて水道管内部の凍結を解消させる方法を使います。

そして、ガスコンロでガスが使えるのなら、お湯がわかせるので1番最初に紹介をした48度位のお湯でタオルごしに水道管か蛇口を暖めて水道管内部の凍結を解消させる方法が使えます。

ちなみに、お風呂だけなど一定の場所のみ給湯ができない場合は、給湯ができる他の蛇口から48度のお湯を出して水道管の凍結解消をすると、確実に温度調整ができますし、沸かしすぎると言う心配もないので安心です。

水道管の凍結に注意

水道管の凍結防止方法と、もしうっかり水道管を凍結させてしまった時の対処方法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。水道管の凍結と言うのは、マイナス4度以下になると発生がしやすくなると言われています。

マイナス4度と言うのはなかなかないと思う地域の人もいますが、実は日陰は同じ時間帯の外気温と比べるととても温度が低くなります。すなわち、日陰にある水道管は日向にある水道管と比べると気温が低い状態にあるといえ、気を緩ませているとすぐに水道管が凍結してしまいます。

やってしまった水道管の凍結は仕方ありませんが、同じ失敗を繰り返さないように、色々な方法を使って水道管の凍結を予防してください。
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