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ブラインドの汚れの種類・ブラインドの汚れの掃除方法

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ブラインドって何?

「ブラインド」とは、窓の外からの人の目や、太陽の光や風を遮ったりするために、窓の内側に取り付けるもののことです。

「ブラインド」の歴史は古く、今から約5000年前のエジプトで、葦(あし)の繊維をより合わせたものを窓辺や戸口にぶら下げていたのが、始まりとされています。それをペルシャの商人が自国に持ち帰り紹介すると、その後、さまざまな形に形態を変化させながら、世界中に広がっていきました。

「ブラインド」は、スラット(ルーバー)と呼ばれる細長い帯状の板を、何枚も糸で繋いでできています。スラットの素材は、金属やプラスチックなど様々あります。また、チルトポール(棒)、またはコード(紐)でスラットの角度を調節し、光や風の入り方を変えることができます。使用しない場合は、コードで巻き上げて、邪魔にならないようにすることができます。

ブラインドの汚れの種類

「ブラインド」は、室内で使用しているものなので、それほど汚れないと思われている方も多いかもしれませんが、意外と汚れがつきやすいものです。設置場所が窓辺なため、風の通り道になっていますので、そこを通るゴミなどが、「ブラインド」についてしまいます。

では、「ブラインド」にはどのような汚れがついてしまうのか、見ていきましょう。

ほこり

「ブラインド」だけでなく、室内の汚れの原因の多くが、「ほこり」です。空気中に舞っている「ほこり」は大変細かいため、すべてを掃除しきるのは、不可能といえるでしょう。

「ブラインド」は、細長い帯状の板を何枚も使用して作られていますが、その部分が、水平に近くなればなるほど、「ほこり」は溜まりやすくなります。また、材質によっては静電気をためやすいため、「ほこり」がつきやすくなります。

カビ

「ブラインド」にも、「カビ」が生えてしまうことがあります。お風呂に設置されている「ブラインド」ではなおさらです。

「カビ」は、高温で湿気の多い場所で、ほこりなどの栄養分が多いところを好みます。窓辺に設置されている「ブラインド」は、ほこりなどがつきやすく、太陽の光で高温になりやすく、また、雨が降ったり、室内温度と外気温の差で窓に結露がつくと、水分も十分な状態になり、「カビ」が繁殖するのに最適な条件が整ってしまいます。

そして、お風呂に設置されている「ブラインド」は、常にその状態が保たれているため、「カビ」の繁殖は抑えきれません。

油汚れ

キッチンの近くに設置されている「ブラインド」には、油汚れがついてしまうこともあります。調理の際に使用した油が、細かい飛沫になって舞い、「ブラインド」に付着してしまうのです。

「ブラインド」には、金属製やプラスチック製のものが多く、それらの油汚れは掃除できれいにすることもできますが、「ブラインド」には、紙製や木製のものもあります。これらに油汚れがついてしまうと、掃除では落としきれず、最悪の場合は処分しなければならなくなってしまいます。

ほこりなどより掃除しにくい油汚れには、注意が必要です。

ヤニ

「ブラインド」には、タバコの「ヤニ」も付着してしまいます。「ブラインド」は、白など明るい色のものが比較的多いため、タバコの「ヤニ」が茶色く付着してしてしまうと、とても目立ちます。

しかも、「ヤニ」は空気中に舞っているため、「ブラインド」の表面だけでなく、裏側など全体に付着してしまいます。「ブラインド」全体を掃除するのはとても大変です。白い紐の部分などに付着してしまい変色してしまうと、漂白でもしない限り、きれいに落とすことができません。

タバコの「ヤニ」は、白い「ブラインド」には、とてもやっかいな汚れです。

ブラインドの掃除方法

では、「ブラインド」についてしまった、ほこりや油汚れ、カビ、タバコのヤニなどは、どのように掃除すれば、きれいにすることができるのでしょうか。

基本的には、普段の掃除の仕方と変わらない方法できれいにしていくしかありません。雑巾などで、汚れやほこりを拭き取っていく方法です。こまめに掃除をしていれば、これだけで十分きれいになりますが、それでも落とすことのできない頑固な汚れは、どのように掃除すれば、きれいに落とすことができるのでしょうか。

さまざまなやり方で「ブラインド」をきれいにする方法を見ていきましょう。

スチーム

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「ブラインド」についた頑固な汚れに効果的なのが、「スチームクリーナー」です。しばらく掃除していなかった「ブラインド」の汚れは、さまざまな要因で、汚れが固まってしまっていることが多いため、軽く拭いたくらいでは汚れをきれいに掃除することができません。そこで活用できるのが、スチームクリーナーです。

スチームクリーナーはホームセンターやインターネットで購入することができます。費用は多少かかってしまいますが、「ブラインド」だけでなく、その他の掃除にも使用できますので、購入を検討してみるのもいいでしょう。

スチームクリーナーにはいろいろなタイプがあり、「ブラインド」用の付属品が付いているものもあります。

スチームクリーナーは、さまざまな汚れに対応できます。高温のスチームで、固まってしまった頑固な汚れを浮かせてくれるので、後はスラットを1枚ずつ丁寧に雑巾などで拭いてあげれば、汚れをきれいに掃除することができます。

スポンジ

「ブラインド」の掃除をスラットを雑巾で挟むようにして拭き取る方法だと、スラットが曲がってしまったりしてうまく拭けない、ということもあります。そうした場合には、台所用の「スポンジ」を使用すると簡単に掃除できます。

まずは「ブラインド」に、専用の洗剤などを吹き付け、汚れが浮き上がってくるのを待ちます。汚れがじゅうぶんに浮き上がって来たら、スラットの角度を調節し、できるだけ平らな状態にします。それでも多少のデコボコがあると思いますが、スポンジを使用する理由がそれです。

できるだけ平らな状態にした「ブラインド」の表面を、スポンジで、軽くなでるように、左右に動かしながら掃除していきます。こうして取れた汚れを、後は雑巾などで拭きとっていけば、きれいに掃除することができます。

つけおき

取り外しが可能な「ブラインド」で、水洗いができる素材でできているものなら、つけおき洗いができます。「ブラインド」を浸けられる大きな容器がない場合には、お風呂の浴槽などを利用しましょう。

お風呂の残り湯や、お湯に、台所用のつけおき漂白剤や重曹を溶かし、その中に「ブラインド」を浸けて、2時間から3時間ていど置いて、汚れが浮き上がってくるのを待ちます。汚れが酷い場合には、一晩つけおきするといいでしょう。

汚れが浮き上がってきたら取り出し、スポンジなどで軽く擦り洗いした後、シャワーなど少し強めの流水で流して、洗剤と汚れを洗い流します。後は水分を拭き取り、陰干しするなどして乾燥させれば、きれいに掃除することができます。

はたき

「ブラインド」は白いものが多いため、ほこりが付着しているのがわかりずらいという難点があります。そこで重要になってくるのが、常日頃の掃除です。

「ブラインド」は汚れがたまってしまうと、掃除にとにかく手間がかかってしまいます。それを避けるためにも、普段の掃除が大事です。「ブラインド」のほこりは、「はたき」で軽く叩いただけでも、落とすことができます。こまめにこれを行っていれば、汚れがこびりついて固まってしまう、ということもありません。

「ブラインド」をはたきで軽くたたいてほこりを落としたら、後はそのほこりを掃除機などで吸ってしまえば終了です。後々の手間を減らすためにも、毎日の一手間を惜しまないように、心がけましょう。

ブラインドの掃除道具

「ブラインド」を掃除するのに活躍してくれる、便利な道具がたくさんあります。それを使えば、雑巾などで拭いたりするよりも、簡単に「ブラインド」を掃除することができます。家にあるものや、簡単に手に入る道具で、掃除がぐっと楽になります。

そんな便利な道具について、見ていきましょう。

軍手

まずは、「軍手」です。どこのご家庭にもあるのではないでしょうか。掃除に使って汚してしまうものですから、使い古したもので構いません。汚れてしまって使わなくなった軍手も、捨てずに取っておくと、こうしたときに便利です。

ほこりを取るだけなら、軍手をはめて、スラットを指で挟みながら左右にスライドして拭いていけば、簡単に掃除することができます。ほこりが固まってしまっていたり、こびりついてしまっているときは、重曹を溶かしたものを使って、汚れを落としていきます。

まず、水500ミリリットルに対し大さじ1杯の重曹を入れて溶かし、重曹水を作ります。それをスプレー容器に入れたら、後は「ブラインド」に吹きかけるだけです。汚れが浮いてきたら、軍手をはめた指で、スラットを挟むようにしながら拭いていきます。これできれいに掃除することができます。

洗剤

「ブラインド」の掃除に使用できる洗剤もいろいろあります。「ブラインド」専用の洗剤も市販されています。

「ブラインド」の掃除に住宅用中性洗剤を薄めて作った洗剤水を使用することもできます。他にも、重曹をぬるま湯に溶かして作った重曹水や、セスキ炭酸ソーダをぬるま湯に溶かして作ったセスキ炭酸ソーダ水なども、汚れ落としに有効です。

「ブラインド」のカビには、思い切って市販のカビ取り剤を使用するのも有効です。「ブラインド」の材質によっては、使用できないものや、薄めて使用した方がいい場合もあります。

洗剤を使用して掃除した場合には、洗剤が「ブラインド」に残らないように、雑巾や軍手、古布などを利用して、きれいに拭き取るように注意してください。

スプレー

「ブラインド」用のスプレータイプの洗剤が市販されています。これは「ブラインド」の専用スプレーで、汚れを浮かせてくれるので、後は拭き取るだけ、というお手軽な掃除方法です。手間がかからないのがうれしいところです。

クイックルワイパー

「ブラインド」の掃除に、「クイックルワイパー」を使用することもできます。クイックルワイパーにはハンディタイプがありますので、それを使用します。

スラットを垂直方向に調節して表面のほこりを取ることもできますし、逆に、スラットを水平方向に調節してスラットの隙間に入れるようにして使用すれば、表面と裏側のほこりを同時に取ることもできます。

ですが、これは、ほこり取り以外の掃除には不向きなので、ほこりをとる際にだけ使用するようにしてください。

モップ

「ブラインド」の掃除に、ハンディタイプのモップを使用するのも有効です。

水で濡らすことができるものであれば、洗剤を染み込ませて使用することもできます。その際は、余分な水分をしっかり絞って、液だれしないようにしてください。洗剤が「ブラインド」に残ったりしないよう、洗剤を使用したあとには、もう一度、雑巾や軍手などで、水拭きするといいでしょう。

伸縮可能なハンディタイプのモップであれば、手が届きにくい高いところまで掃除することができます。雑巾などでは届かないところの掃除に有効です。

洗剤を使用する前には、ほこりなどをあらかじめ払っておくと、掃除が楽になります。
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掃除機でほこりを取るのも効果的

掃除機でも、ある程度のほこりは取り除くことができます。掃除機で「ブラインド」のほこりを取っておくだけで、大掃除のときなど、大掛かりな掃除をしなくても済みます。毎日掃除機をかけるときに、ついでに行っておくといいでしょう。ハンディクリーナーだと、軽くて掃除も楽です。

使い古しのストッキングも掃除に大活躍

ストッキングは、静電気を起こしやすいので、ほこりを吸着してくれます。ほこりを取るのに大変便利なものです。掃除に使うものですから、履き古したものや、穴の開いてしまったもので十分です。

ストッキングは薄手なので、そのまま手に巻き付けたりして掃除に使用すると、手を怪我する危険がありますので、ゴム手袋などを着用したうえで、指などにストッキングを巻き付けて、ほこりを拭き取るなどしましょう。

ブラインドの掃除道具は100均で揃えられるか

100均でも、便利な「ブラインド」掃除グッズが販売されています。

スラットを布で挟みながら拭き掃除ができる商品は、布の部分は取り外して水洗いすることができ、とても便利で使い勝手の良いです。

他にも100均では、家庭用中性洗剤、軍手、雑巾、重曹など、掃除に使用できるさまざまな商品が販売されています。「ブラインド」掃除にあまり費用をかけたくない方は、100均の商品を活用して、掃除方法を自分なりに考えてみると、すべての掃除道具が、100均で揃えられるかもしれません。

ブラインドをきれいに掃除して、スッキリしよう

「ブラインド」の掃除について、紹介してきました。

「ブラインド」の汚れにもいろいろあり、それに合った掃除の仕方もさまざまです。汚れに合わせて、道具や洗剤などを使い分けて、「ブラインド」をきれいに保っていきましょう。
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