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美味しいウイスキーの飲み方
お酒の代表ともいえるのが「ウイスキー」。誰もが一度は口にしたことがあるでしょう。しかし辛めの味や、アルコールの強さに苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。ウイスキーの飲み方を知らず、酔って苦い経験して、そのまま嫌いになった人もいるはずです。今は、数年前と比べて、様々な種類のウイスキー飲料が販売されています。2014年のNHK朝の連続ドラマ「マッサン」では、日本のウイスキーが脚光を浴びました。
ウイスキーには女性に嬉しい美容効果もあります。そんなウイスキーの楽しみ方をまとめてみました。
ウイスキーには女性に嬉しい美容効果もあります。そんなウイスキーの楽しみ方をまとめてみました。
ウイスキーとは?
そもそも「ウイスキー」とはどういう意味でしょうか?実は、スコットランドの古代ゲール語で「生命の水」が語源になっていると言われてます。
ウイスキーはどういうお酒?
お酒の種別でいうと、ウイスキーはジンやウォッカ、焼酎と同じ蒸留酒です。蒸留酒はスピリッツとも言われ、アルコールの度数が40度以上と高め。アルコール度数5度前後のビール、14度前後のワインや日本酒と比べると強いお酒といえるでしょう。
ウイスキーは太る?
お酒はアルコール度数が高いほど高カロリーになります。しかしウイスキーは例外で、お酒の中では最も低カロリーの部類です。1杯のウィスキーのカロリー約70kcal。これはビール1缶の約半分です。
また糖質にいたってはほぼゼロ。プリン体もほぼゼロなので、体重や痛風を気にする人にとっては嬉しいお酒でしょう。
また糖質にいたってはほぼゼロ。プリン体もほぼゼロなので、体重や痛風を気にする人にとっては嬉しいお酒でしょう。
ウイスキーには美容効果がある?
さらにウイスキーには、アンチエイジング効果のあるリオニレシノールという成分や、肌のシミを防ぐ効果のあるエラグ酸が含まれています。また、ウイスキー樽から移った香り成分には、森林浴をしているのと同様のリラックス効果があるという研究結果があります。まさに生命の水、酒は百薬の長です。
とはいえアルコール度数は高いので、飲みすぎには注意しましょう。
とはいえアルコール度数は高いので、飲みすぎには注意しましょう。
ウイスキーの種類
ウイスキーは種類が沢山あってわかりにくい、という人は多いのではないでしょうか?実はそれほど複雑ではありません。産地や原材料の種類を紹介します。
ウイスキーの産地は?
ウイスキーは大きく分けると5つの産地に分けられます。まず代表的なスコットランドのスコッチと、アイルランドのアイリッシュ。そして、北米大陸のカナディアンと、バーボンで有名なアメリカンがあります。もう一つ、いま世界最高レベルと評判が高いのが、ジャパニーズ・ウイスキーです。日本のウイスキーは他の産地に比べると歴史は浅いものの、近年は国際的なコンテストで何度も受賞をしています。
5つの産地ごとに特色がありますので、その違いを楽しむことができるでしょう。
5つの産地ごとに特色がありますので、その違いを楽しむことができるでしょう。
シングルモルトとは?
ウイスキーは、材料別には2つに大別されます。まずは大麦麦芽だけを原料にしたモルト・ウイスキー。そしてトウモロコシなどの穀物を使ったグレーン・ウイスキーです。
シングル・モルト・ウイスキーとは、一つの蒸留所だけのモルト・ウイスキーで作ったものです。その蒸留所の気候や材料などの風味が強く出るのが特色です。日本酒でいう地酒をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
反対に、他の蒸留所のウィスキーを混ぜて、味のバランスをとったものをブレンデッド・ウイスキーといいます。
シングル・モルト・ウイスキーとは、一つの蒸留所だけのモルト・ウイスキーで作ったものです。その蒸留所の気候や材料などの風味が強く出るのが特色です。日本酒でいう地酒をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
反対に、他の蒸留所のウィスキーを混ぜて、味のバランスをとったものをブレンデッド・ウイスキーといいます。
ウイスキーの飲み方の種類は?
[no_toc]ウイスキーには決まった飲み方はあるのでしょうか?1杯はどのくらいの量なのでしょう?簡単に紹介します。
ウイスキーには様々な楽しみ方がある
実はウイスキーほど様々な飲み方があるお酒はありません。そのまま飲めばウイスキー本来の味を楽しめます。アルコールがきついという人は、味を邪魔しない水や氷で割る飲み方が一般的です。
他の飲料で割って味を変えたり飲みやすくすることも可能です。温かくして飲むこともできます。食前や食後だけでなく、食事と一緒に楽しむことができる飲み方もあります。状況に応じて、様々な楽しみ方ができるのがウイスキーなのです。
他の飲料で割って味を変えたり飲みやすくすることも可能です。温かくして飲むこともできます。食前や食後だけでなく、食事と一緒に楽しむことができる飲み方もあります。状況に応じて、様々な楽しみ方ができるのがウイスキーなのです。
ウイスキー1杯の量は?
お店でウイスキーを頼む際、シングル、ダブルという言葉を聞きます。これは注ぐウイスキーの量のことです。シングルは通常の1杯で、ウイスキーが30ml入ってます。ダブルはその倍の60mlです。
グラスの底からの指何本分かという意味で、ワンフィンガー、ツーフィンガーとも言われます。何も聞かれない場合は、大抵シングルの分量です。薄めることでアルコール度数を調整できます。10倍に薄めるとビールと同程度に、5倍に薄めるとワインや日本酒と同程度になると覚えておくといいでしょう。
グラスの底からの指何本分かという意味で、ワンフィンガー、ツーフィンガーとも言われます。何も聞かれない場合は、大抵シングルの分量です。薄めることでアルコール度数を調整できます。10倍に薄めるとビールと同程度に、5倍に薄めるとワインや日本酒と同程度になると覚えておくといいでしょう。
ウイスキーの初心者の飲み方は?
一般的なウイスキーの飲み方を紹介します。ほとんどの人がこのいずれかから飲み始めたでしょう。どのお店でもある飲み方です。
水割り
水と氷で割った「水割り」です。日本で水割りと言えば、ウイスキーの水割りを指すことが多いでしょう。最も一般的な飲み方です。
最初に水割りで飲んで、苦手意識をもった人もいるのではないでしょうか?実は海外では水と氷で割るウイスキーは飲まれません。日本特有の飲み方と言えるでしょう。
最初に水割りで飲んで、苦手意識をもった人もいるのではないでしょうか?実は海外では水と氷で割るウイスキーは飲まれません。日本特有の飲み方と言えるでしょう。
ロック
氷だけ入れて飲むのが「ロック」です。英語では「ウイスキー・オン・ザ・ロックス」と言います。最初はアルコール度数が高いですが、氷が溶けるにつれ味がまろやかになっていくのを楽しめる飲み方です。バーによっては小さな氷を数個ではなく、大きくて丸い氷を一つだけ入れます。ウイスキーと氷が接する表面積を少なくし、氷がすぐ溶けないようにするためです。味が変わるのをゆっくり楽しむことができます。
ソーダ割り
ソーダ水と氷で割る飲み方です。口当たりが爽やかになるので、ウイスキーの味が苦手の方にはでしょう。ハイボールはこのソーダ割りにレモンを絞ることが多いです。英語では「ウイスキー・アンド・ソーダ」と言います。ハイボールは海外では別の飲み物になるので注意しましょう。
ウイスキーの飲み方のニートとは?
「ニート」とは、氷も水も混ぜない飲み方です。「混じりのない」というラテン語が語源になっています。アメリカをはじめ多くの国では「ストレート」と言いますが、あえてこの言葉を使うウイスキーファンも多いです。
シングルモルトなど個性のあるウイスキーを楽しむ際、味が一番わかる飲み方と言えるでしょう。アルコール度数が高いままなので、香りを感じながらゆっくりと味わう飲み方です。なお、ウイスキーは常温で飲みます。
シングルモルトなど個性のあるウイスキーを楽しむ際、味が一番わかる飲み方と言えるでしょう。アルコール度数が高いままなので、香りを感じながらゆっくりと味わう飲み方です。なお、ウイスキーは常温で飲みます。
ウイスキーのチェイサーを使った飲み方とは?
「チェイサー」とは、お酒と一緒に飲むもののことを指します。英語の「追いかけるもの」という意味です。ウイスキーはアルコール度数が高いので、交互に飲むことでアルコールを中和し、酔い防止になります。特にストレートで飲むときは、チェイサーと一緒に楽しむ飲み方が一般的です。
まずはウイスキーを一杯飲み、味の余韻を感じます。次にチェーサーで口をリフレッシュします。そうすると、また新鮮にウイスキーの味を楽しむことができます。チェイサーは水が一般的ですが、必ずしも水とは限りません。お店では単に水と頼んでもいいでしょう。
まずはウイスキーを一杯飲み、味の余韻を感じます。次にチェーサーで口をリフレッシュします。そうすると、また新鮮にウイスキーの味を楽しむことができます。チェイサーは水が一般的ですが、必ずしも水とは限りません。お店では単に水と頼んでもいいでしょう。
ウイスキーの飲みやすい飲み方は?
次は一歩進んだ飲み方を紹介します。お気に入りのウイスキーを飲むときや、じっくり味わいたいときにです。
トワイスアップ
「トワイスアップ」は、ウイスキーと水を1対1で割る飲み方です。まずはグラスにウイスキーを入れ、常温の水を同じ量注ぎます。ゆっくりグラスを揺すりながら、立ち上ってくる香りを感じる飲み方です。ウイスキーは冷たくするとシャープになり飲みやすくなる一方で、香りが引き立ちにくくなります。トワイスアップは常温の水でアルコール度数を低くして飲みやすくしながら、香りも同時に楽しむことができます。
この飲み方をする際は、より香りを感じるよう、ワイングラスのようなカーブがあるものを使うのがです。
この飲み方をする際は、より香りを感じるよう、ワイングラスのようなカーブがあるものを使うのがです。
ウイスキーフロート
「ウイスキーフロート」は見た目も楽しめる飲み方です。まずグラスに水を入れます。次にスプーンの背をグラスの内側に付け、ウイスキーをスプーンの背に沿ってゆっくり注ぐだけです。グラスの上部にウイスキーが溜まったままの状態で、混ぜずに静かに飲みます。ウイスキーの濃い部分と薄い部分ができるので、毎回違う味を楽しめる飲み方です。
また、氷のある無しでも変化を付けられます。氷を入れていると、ウイスキーが混ざりにくなり、見た目が綺麗に。氷を入れないと、香りがより楽しめます。ぜひお気に入りのグラスで楽しみましょう。
また、氷のある無しでも変化を付けられます。氷を入れていると、ウイスキーが混ざりにくなり、見た目が綺麗に。氷を入れないと、香りがより楽しめます。ぜひお気に入りのグラスで楽しみましょう。
水を数滴
トワイスアップもそうですが、ウイスキーは常温の水を加えると香りが上がってきます。その醍醐味を感じる飲み方があります。ウイスキーをグラスに注ぎ、まずはそのままの香りを楽しみましょう。次に水を数滴垂らします。そしてグラスをゆっくり揺すると、ストレートの時には感じなかった香り、味わいの変化を楽しむことができます。
ここからトワイスアップや水割りに移行もできるので、一度に何通りも飲み方を楽しみたい人にです。
ここからトワイスアップや水割りに移行もできるので、一度に何通りも飲み方を楽しみたい人にです。
安いウイスキーの飲み方は?
手軽な価格のウイスキーを、気軽に楽しみたいという人も多いのではないでしょうか?価格の安いウイスキーの美味しい飲み方を紹介します。
ハイボール
やはり「ハイボール」です。炭酸で爽快感が増すので、ビール替わりに飲む人も増えてますね。ウイスキーソーダにレモンを絞るのが一般的。梅干しを入れてキレを出したり、ミントの葉を入れて爽やかさを出したりと様々な工夫も可能な飲み方です。
自分で作るとアルコール度数の調節ができるので、家で飲むのもです。
自分で作るとアルコール度数の調節ができるので、家で飲むのもです。
ミスト
もしクラッシュアイスがあったらなのが「ミスト」。グラス一杯にクラッシュアイスを入れ、ウイスキーを注ぎます。ウイスキーが急激に冷え、氷が溶けてまろやかになっていきます。レモンやミントなどを入れるとより清涼感が広がります。夏に似合う飲み方ですね。
海外のバーでロックを頼むと、クラッシュアイスで出てくることもあります。
海外のバーでロックを頼むと、クラッシュアイスで出てくることもあります。
ウイスキーカクテルの飲み方のは?
万能なウイスキーはカクテルも豊富。アルコール度数がおさえられて飲みやすくなります。簡単に作れるものはパーティーなどにも最適です。
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コーラなどで割る
ハイボールもそうですが、ウイスキーは炭酸飲料と合います。コーラ割りは経験した方も多いのではないでしょうか?ソーダに味がついたトニックウォーターと合わすのも一般的です。ジンジャーエールで合わせるとウイスキー・バックというカクテルになります。色々試して自分のお気に入りを探すのも楽しいですね。
カウボーイ
「カウボーイ」というと荒々しいカクテルを連想する方もいるかもしれません。これはウイスキーをミルクで割る飲み方です。ウイスキーの苦みが牛乳の甘みを引き立たせて、とても優しい味になります。氷をあまり入れすぎないのがポイントです。はちみつやシロップを足すとデザート感覚にもなります。イチゴミルクやフルーツを足すのも飲み方です。
冬ウイスキーの飲み方は?
ウイスキーは冬になっても身体を温めながら飲むことができるお酒です。お湯で割るホットウイスキーはアルコールが飛んで、水割りより飲みやすくなります。先に述べたカウボーイも、温めた牛乳を使うだけでよりマイルドに。
さらに冬のウイスキーの飲み方の定番を紹介しましょう。
さらに冬のウイスキーの飲み方の定番を紹介しましょう。
ホットカクテルの定番
バーから帰宅する前に、身体を暖かくして帰りたい。しかし、お茶やコーヒーを頼むのは少し気が引ける、と思ったことは無いですか?そんな時にはほろ苦いコーヒーにアイリッシュ・ウイスキーの甘みが引き立つ「アイリッシュコーヒー」が。透明なグラスで生クリームとコーヒーの色合いを楽しめる、ロマンチックな飲み方です。
マッサンで有名なホットトディ
先に述べたドラマ「マッサン」で、エリーが作ったカクテルとしても有名になったのがホットトディ。色々な飲み方がありますが、基本はお湯割りに甘みを足します。甘みは砂糖やマーマレードなどでも良いですが、はちみつにレモンが。そこに生姜を入れると体がぽかぽかに。風邪のひきはじめにも最適です。
ウイスキーはどうやって保管するの?
最後にウイスキーの保管方法を紹介しましょう。
ウイスキーは、冷蔵庫や冷凍庫ではなく、常温での保管ができます。ワインや日本酒と比べてタフなお酒といえるでしょう。また、ウイスキーには消費期限というものがありません。開けていないものは何年前のものでも飲めます。ただし、開封後は香りが弱くなったり、蒸発が始まります。日光の当たらない冷暗所に保管するのがです。
ウイスキーは、冷蔵庫や冷凍庫ではなく、常温での保管ができます。ワインや日本酒と比べてタフなお酒といえるでしょう。また、ウイスキーには消費期限というものがありません。開けていないものは何年前のものでも飲めます。ただし、開封後は香りが弱くなったり、蒸発が始まります。日光の当たらない冷暗所に保管するのがです。
ウイスキーはゆっくり楽しみましょう
ウイスキーは決して、大人の男性のお酒ではなく、女性にもです。アンチエイジングや美肌効果のある成分が含まれています。また、カロリーや糖質の低いウィスキーは、ダイエットを気にする人にも最適でしょう。
ウイスキーはその産地、種類、飲み方、割り方によってさまざまな楽しみ方ができます。時と場合に応じて飲み方を選べるお酒です。あせらず、じっくり飲むのが似合うお酒ともいえますね。
ウイスキーは「生命の水」、ゆっくり楽しみましょう。
ウイスキーはその産地、種類、飲み方、割り方によってさまざまな楽しみ方ができます。時と場合に応じて飲み方を選べるお酒です。あせらず、じっくり飲むのが似合うお酒ともいえますね。
ウイスキーは「生命の水」、ゆっくり楽しみましょう。