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抹茶の飲み方
抹茶は、日本で古くから茶道を通して慣れ親しまれている飲み物です。しかし、茶道に馴染みのない方は、抹茶を日ごろ楽しむ機会がなく、飲み方を知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、茶会でのマナーや作法、ご自宅での抹茶の飲み方などを説明します。日々の生活に抹茶を取り入れ、生活を豊かにするお手伝いができれば幸いです。
この記事では、茶会でのマナーや作法、ご自宅での抹茶の飲み方などを説明します。日々の生活に抹茶を取り入れ、生活を豊かにするお手伝いができれば幸いです。
茶道の用語
実際の茶席でのお茶の飲み方の説明に入る前に、茶道の用語について説明します。
・亭主(ていしゅ)
茶会の主催者です。茶会の日程や招く人を決める等の事前準備をしたり、当日はお客様と話をしたりお茶を点てたりしてもてなします。
・半東(はんとう)
茶会がスムーズに進行するように、お菓子を提供したり、亭主が点てたお茶をお客様のもとに運んだりする役割の人です。亭主一人でも対応できる小規模な茶会の場合は居ないこともあります。
・正客(しょうきゃく)
茶会で最も上位の席に座る人です。基本的に茶会で亭主と会話するのは正客のみです。茶会に招かれたお礼を言ったり、花や掛け軸など茶席の調度品について亭主に尋ねたりします。その役割上、飲み方やその他の作法などに詳しい、経験豊富な人が務めます。また、正客の次に座る人を次客、それ以降は三客、四客・・・といいます。初めての方は基本、次客以降に座ります。
・お詰め(おつめ)
末席(一番最後の席)に座る人です。回ってきた茶碗を亭主のもとに返したり、茶会の進行に関わる役割の為、正客と同様に経験のある方が務めます。
・表千家、裏千家(おもてせんけ、うらせんけ)
茶道の流派です。お茶の点て方や飲み方など、細かい部分で流派による違いはありますが、基本的な茶会の流れは同じです。
・亭主(ていしゅ)
茶会の主催者です。茶会の日程や招く人を決める等の事前準備をしたり、当日はお客様と話をしたりお茶を点てたりしてもてなします。
・半東(はんとう)
茶会がスムーズに進行するように、お菓子を提供したり、亭主が点てたお茶をお客様のもとに運んだりする役割の人です。亭主一人でも対応できる小規模な茶会の場合は居ないこともあります。
・正客(しょうきゃく)
茶会で最も上位の席に座る人です。基本的に茶会で亭主と会話するのは正客のみです。茶会に招かれたお礼を言ったり、花や掛け軸など茶席の調度品について亭主に尋ねたりします。その役割上、飲み方やその他の作法などに詳しい、経験豊富な人が務めます。また、正客の次に座る人を次客、それ以降は三客、四客・・・といいます。初めての方は基本、次客以降に座ります。
・お詰め(おつめ)
末席(一番最後の席)に座る人です。回ってきた茶碗を亭主のもとに返したり、茶会の進行に関わる役割の為、正客と同様に経験のある方が務めます。
・表千家、裏千家(おもてせんけ、うらせんけ)
茶道の流派です。お茶の点て方や飲み方など、細かい部分で流派による違いはありますが、基本的な茶会の流れは同じです。
茶会の流れ
茶会の基本的な流れは以下の通りです。
①亭主から開会の挨拶があり、茶会が始まります。
②お茶が点つまでの間にお菓子が出され、正客から順番にお菓子を懐紙に取り、食べます。
③お菓子を食べ終わった後にお茶が出されます。
④正客と亭主の間でお茶や道具、調度品などについて会話します。
⑤亭主から閉会の挨拶があり、茶会は終わりです。
①亭主から開会の挨拶があり、茶会が始まります。
②お茶が点つまでの間にお菓子が出され、正客から順番にお菓子を懐紙に取り、食べます。
③お菓子を食べ終わった後にお茶が出されます。
④正客と亭主の間でお茶や道具、調度品などについて会話します。
⑤亭主から閉会の挨拶があり、茶会は終わりです。
マナー
茶会に行く上で最低限守るべきマナーを説明します。
①扇子・懐紙・楊枝を持参する
扇子は茶会の最初と最後の挨拶で、懐紙と楊枝はお菓子を頂く際に使います。忘れず持参しましょう。
②茶席に入る前に靴下を履き替える
茶席では茶碗などの道具を畳に直接置きます。畳を清潔に保つため、外から履いてきた靴下のまま茶席に入らず、靴下を履き替えてから入りましょう。靴下の色は白が一般的ですが、流派によっては色の指定がない場合もあります。茶会当日までに確認しておきましょう。
③腕時計やネックレスなど装飾品は付けない
茶碗など道具を傷つける恐れがあるため、茶会が始まる前に外しておきましょう。
余裕があれば、当日のお茶会の流派や基本的な作法も調べておきましょう。飲み方を多少でも予習しておけば、当日リラックスしてお茶を楽しむことができます。
①扇子・懐紙・楊枝を持参する
扇子は茶会の最初と最後の挨拶で、懐紙と楊枝はお菓子を頂く際に使います。忘れず持参しましょう。
②茶席に入る前に靴下を履き替える
茶席では茶碗などの道具を畳に直接置きます。畳を清潔に保つため、外から履いてきた靴下のまま茶席に入らず、靴下を履き替えてから入りましょう。靴下の色は白が一般的ですが、流派によっては色の指定がない場合もあります。茶会当日までに確認しておきましょう。
③腕時計やネックレスなど装飾品は付けない
茶碗など道具を傷つける恐れがあるため、茶会が始まる前に外しておきましょう。
余裕があれば、当日のお茶会の流派や基本的な作法も調べておきましょう。飲み方を多少でも予習しておけば、当日リラックスしてお茶を楽しむことができます。
お菓子の取り方の作法
お菓子は大きな器に入った状態で出てきます。正客から順に器が回され、各々が持参した懐紙の上にお菓子を取っていきます。自分の所にお菓子が回ってきたら、自分の次の人との間に菓子器を置き、「お先に頂きます」という意味で一礼しましょう。そして懐紙を取り出し、菓子器に添えられた箸でお菓子を取って懐紙の上に乗せます。お菓子を取った後、箸の先を懐紙の端で拭いてから、次の人にお菓子を回します。
お菓子は懐紙ごと持ち上げ、楊枝で一口大に切って食べます。初めての茶会で不安な方でも、前の人の動作を見て、真似をすれば全く問題ありません。
お菓子は懐紙ごと持ち上げ、楊枝で一口大に切って食べます。初めての茶会で不安な方でも、前の人の動作を見て、真似をすれば全く問題ありません。
お茶の飲み方の作法
お菓子を食べ終わるとお茶が出されます。茶碗が正客側の人から順番に運ばれてきます。自分に茶碗が運ばれてきたら一礼しましょう。そして、お菓子の時と同様、自分が飲む前に下座の人へ「お先に頂きます」という意味で一礼します。
次に飲み方ですが、右手で茶碗を持ち、左手の平の上に置いたら、右手で時計回りに少し茶碗を回します。こうして茶碗の正面に口をつけないようにしてから飲みます。2~3口程度で飲み干し、飲み切る時にずずっと音を立てるのが作法です。飲み終わったら親指で飲み口を拭き、茶碗の正面が元に戻るよう回してから茶碗を置きます。
流派によって細かい飲み方の違いがありますので、こちらもお菓子と同様に前の人の飲み方を真似するようにすれば安心です。
次に飲み方ですが、右手で茶碗を持ち、左手の平の上に置いたら、右手で時計回りに少し茶碗を回します。こうして茶碗の正面に口をつけないようにしてから飲みます。2~3口程度で飲み干し、飲み切る時にずずっと音を立てるのが作法です。飲み終わったら親指で飲み口を拭き、茶碗の正面が元に戻るよう回してから茶碗を置きます。
流派によって細かい飲み方の違いがありますので、こちらもお菓子と同様に前の人の飲み方を真似するようにすれば安心です。
抹茶の簡単な飲み方
茶道ではお茶の飲み方に作法が沢山あり、全て覚えるのは大変です。その為、抹茶を点てるのも難しいというイメージを持たれる方は多いのではないでしょうか。しかし、抹茶は簡単に点てることができます。飲み方の練習も兼ねて、ご自宅で点ててみましょう。基本的な点て方は以下の通りです。
①抹茶の粉末を小さじ1杯程度茶碗に入れる
②80度程度のお湯を60cc注ぐ
③茶筅(ちゃせん)でダマができないようかき混ぜる
茶筅とは、抹茶を点てるのため道具です。竹でできたブラシのようなもので、デパートの茶道具売り場などで購入できます。安いものであれば500円程度で買えます。
①抹茶の粉末を小さじ1杯程度茶碗に入れる
②80度程度のお湯を60cc注ぐ
③茶筅(ちゃせん)でダマができないようかき混ぜる
茶筅とは、抹茶を点てるのため道具です。竹でできたブラシのようなもので、デパートの茶道具売り場などで購入できます。安いものであれば500円程度で買えます。
美味しい抹茶の飲み方
更に美味しくなる抹茶の飲み方のポイントを説明します。
・抹茶の粉末を入れる際、ふるいや茶こしを使って粉をこす
ダマができにくくなります。
・抹茶を入れる前の茶碗にお湯を入れ、あらかじめ茶碗を温めておく
抹茶が冷めるのを防ぎ、美味しい温度を維持できます。温めるのに使ったお湯は捨て、茶碗の水滴を拭いてから抹茶を入れましょう。
・茶筅は最初勢いよく、最後はゆっくり動かす
泡の立ち方も抹茶の美味しさの重要なポイントです。最初は勢いよく泡立て、最後はゆっくり茶筅を動かすことで泡のキメを細かくします。
・抹茶の粉末を入れる際、ふるいや茶こしを使って粉をこす
ダマができにくくなります。
・抹茶を入れる前の茶碗にお湯を入れ、あらかじめ茶碗を温めておく
抹茶が冷めるのを防ぎ、美味しい温度を維持できます。温めるのに使ったお湯は捨て、茶碗の水滴を拭いてから抹茶を入れましょう。
・茶筅は最初勢いよく、最後はゆっくり動かす
泡の立ち方も抹茶の美味しさの重要なポイントです。最初は勢いよく泡立て、最後はゆっくり茶筅を動かすことで泡のキメを細かくします。
アレンジした抹茶の飲み方レシピ
ここまで基本的な抹茶の飲み方を説明してきましたが、ここではアレンジした飲み方レシピを紹介します。レシピを参考に、ぜひ抹茶の飲み方の幅を広げてください。
わらび餅入り☆抹茶フラペチーノ
最初に、スターバックスコーヒーなどでお馴染みの抹茶フラペチーノのレシピを紹介します。また、わらび餅をトッピングすることで飲み物としてはもちろん、スイーツとしても楽しめます。
濃厚抹茶クラッシュゼリー♪抹茶ミルク
そのまま粉末の抹茶を牛乳で割っても美味しいですが、抹茶をゼリーにしてから牛乳に混ぜることでプルプルの食感が加わり、面白い飲み方になります。
抹茶リキュールの飲み方
抹茶はお酒でも楽しむことができます。粉末を割るのではなく、抹茶リキュールという商品があるため、そちらを使いましょう。美味しい飲み方、カクテルのレシピを紹介します。
・照葉樹林
抹茶リキュールをウーロン茶で割ったカクテルです。抹茶リキュール自体は抹茶の香りを生かしつつも甘めの味ですので、ウーロン茶で割ることですっきりとした飲み口になります。抹茶リキュールをお好みの量グラスに注ぎ、その上にウーロン茶をグラス一杯注ぎ、かき混ぜたら出来上がりです。
・抹茶ミルク
牛乳で割るとアルコール入り抹茶ミルクになります。リキュールの甘さと牛乳のまろやかさで飲みやすく、お酒が苦手な人でも美味しく飲むことができます。また、抹茶リキュールの量を減らしてウォッカも入れるとグリーンフィールズというカクテルになります。抹茶リキュールだけでは甘すぎるという方は、こちらがです。
おつまみにはしょっぱい物だけでなく、甘い物もよく合います。ご自身に合わせてリキュールの分量を調整し、ぜひ美味しい飲み方を見つけてみてください。
・照葉樹林
抹茶リキュールをウーロン茶で割ったカクテルです。抹茶リキュール自体は抹茶の香りを生かしつつも甘めの味ですので、ウーロン茶で割ることですっきりとした飲み口になります。抹茶リキュールをお好みの量グラスに注ぎ、その上にウーロン茶をグラス一杯注ぎ、かき混ぜたら出来上がりです。
・抹茶ミルク
牛乳で割るとアルコール入り抹茶ミルクになります。リキュールの甘さと牛乳のまろやかさで飲みやすく、お酒が苦手な人でも美味しく飲むことができます。また、抹茶リキュールの量を減らしてウォッカも入れるとグリーンフィールズというカクテルになります。抹茶リキュールだけでは甘すぎるという方は、こちらがです。
おつまみにはしょっぱい物だけでなく、甘い物もよく合います。ご自身に合わせてリキュールの分量を調整し、ぜひ美味しい飲み方を見つけてみてください。
お店での抹茶の飲み方
最近では抹茶を出すカフェなどもあり、茶道を習っていなくても気軽にお店でお茶を楽しむことができます。茶席ではお菓子→お茶という順番で出されますが、そういったお店では、抹茶とお菓子はセットで来ることもあります。
冒頭で説明したように、茶道の作法ではお茶を飲む前にお菓子を頂きます。お茶とお菓子を交互に楽しむのは茶道ではマナー違反ですが、お店では飲み方の作法は特に関係ありません。好きなようにお茶を美味しく楽しみましょう。もちろん、茶会のつもりで作法に従うのも練習になりますのでです。
冒頭で説明したように、茶道の作法ではお茶を飲む前にお菓子を頂きます。お茶とお菓子を交互に楽しむのは茶道ではマナー違反ですが、お店では飲み方の作法は特に関係ありません。好きなようにお茶を美味しく楽しみましょう。もちろん、茶会のつもりで作法に従うのも練習になりますのでです。
家での抹茶の飲み方
ご自宅で抹茶を飲む場合も、作法は特に気にする必要はありません。しかし、来客があった時に少しだけ茶道のやり方や道具を取り入れれば喜ばれること間違いなしです。飲み方を説明します。
①甘い物を用意する
→茶席では和菓子が出ますが、チョコレートやケーキなどの洋菓子も抹茶によく合います。
②抹茶を点てる
→基本は粉末抹茶にお湯を注いで溶かすだけですが、粉をふるいにかけてダマを無くしたり、茶筅で泡立てだりすることでより美味しくなります。その他、茶碗にこだわったりすれば、より本格的になります。暑い時期なら、濃いめに抹茶を点て、氷を入れてアイス抹茶にするのもです。
③自由に楽しむ
→抹茶が出来上がった後は自由に楽しみましょう。茶席の通り、お菓子を食べてから抹茶を頂いてもいいですし、お菓子とお茶と交互に楽しむのもいいでしょう。
茶筅だけでも持っていれば一気に本格的になります。粉末の抹茶は湿気に弱い為、密封容器に入れ、乾燥した所で保存します。一度封を開けた抹茶はなるべく早く飲み切るようにしましょう。
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①甘い物を用意する
→茶席では和菓子が出ますが、チョコレートやケーキなどの洋菓子も抹茶によく合います。
②抹茶を点てる
→基本は粉末抹茶にお湯を注いで溶かすだけですが、粉をふるいにかけてダマを無くしたり、茶筅で泡立てだりすることでより美味しくなります。その他、茶碗にこだわったりすれば、より本格的になります。暑い時期なら、濃いめに抹茶を点て、氷を入れてアイス抹茶にするのもです。
③自由に楽しむ
→抹茶が出来上がった後は自由に楽しみましょう。茶席の通り、お菓子を食べてから抹茶を頂いてもいいですし、お菓子とお茶と交互に楽しむのもいいでしょう。
茶筅だけでも持っていれば一気に本格的になります。粉末の抹茶は湿気に弱い為、密封容器に入れ、乾燥した所で保存します。一度封を開けた抹茶はなるべく早く飲み切るようにしましょう。
抹茶は難しくない!気軽に初めてみましょう。
いかがでしたでしょうか。この記事を読まれて、抹茶が身近なものになったら幸いです。ご自宅で楽しまれるのはもちろん、お茶会は全国各地で開催されておりますので、参加してみるのも良いでしょう。好みのお茶の銘柄を探したり、お茶会の雰囲気を楽しんだりして、ぜひご自身に合った抹茶の楽しみ方を探してみてください。