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電気ブランとは?
浅草の老舗、神谷バーで明治15年に誕生したブランデーベースのカクテルです。当時はまだ電気が珍しかった時代、目新しいものに「電気〇〇」と名づけることが流行りであり、モダンとされていました。発売された当初は「電氣ブランデー」という名前だったのが、いつしか「電気ブラン」と呼ばれるようになり今に至ります。
電気ブランはブランデーベースにジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされています。当時は45度と、度数は少し高め。現在は30度と40度の2種類があり、お好みによって飲み分けることができます。神谷バーでは、30度のものをデンキブラン、40度のものを電氣ブランと呼んでいます。
どちらもほんのりとした甘みと、ピリリと痺れるような刺激がクセになる特徴的な味わいです。
電気ブランはブランデーベースにジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされています。当時は45度と、度数は少し高め。現在は30度と40度の2種類があり、お好みによって飲み分けることができます。神谷バーでは、30度のものをデンキブラン、40度のものを電氣ブランと呼んでいます。
どちらもほんのりとした甘みと、ピリリと痺れるような刺激がクセになる特徴的な味わいです。
発祥地神谷バーでの電気ブランの飲み方
神谷バーとひとくちに言っても、実は3つの顔があることをご存知ですか?建物の1階が「神谷バー」、2階が「レストラン カミヤ」、3階が「割烹神谷」と分かれているのです。1~3階共通のメニューは、ストレートでいただく電気ブラン。これぞ基本形ともいえる、王道の飲み方です。
デンキブラン:270円
電気ブラン(オールド):370円
良心的な価格も嬉しいですね。価格設定にも、昔から庶民に愛されてきた電気ブランのこだわりをうかがい知ることができます。
よく冷やし、グラスをゆっくり傾ける。明治の頃より受け継がれた、電気ブランを心ゆくまで味わう飲み方がまさにこれなのです。実際に神谷バーへ足を運び、琥珀色の液体の入ったグラスを見つめていると、どこからともなく明治時代の薫りが漂ってくるようです。
「ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする。」
明治を象徴する有名な都々逸ですね。
店内を見渡すとあることに気づきます。どのお客さんも、テーブルの上がグラスでいっぱいになっているのです。どうしてたくさんのグラスが運ばれてくるのでしょうか。そこに電気ブランならではの、楽しみ方の極意があるのです。
デンキブラン:270円
電気ブラン(オールド):370円
良心的な価格も嬉しいですね。価格設定にも、昔から庶民に愛されてきた電気ブランのこだわりをうかがい知ることができます。
よく冷やし、グラスをゆっくり傾ける。明治の頃より受け継がれた、電気ブランを心ゆくまで味わう飲み方がまさにこれなのです。実際に神谷バーへ足を運び、琥珀色の液体の入ったグラスを見つめていると、どこからともなく明治時代の薫りが漂ってくるようです。
「ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする。」
明治を象徴する有名な都々逸ですね。
店内を見渡すとあることに気づきます。どのお客さんも、テーブルの上がグラスでいっぱいになっているのです。どうしてたくさんのグラスが運ばれてくるのでしょうか。そこに電気ブランならではの、楽しみ方の極意があるのです。
ビールをチェイサーに!
チェイサーとは、強いお酒をストレートで飲む時に口直しに飲む水のことを指します。たいていは水であることが多いのですが、炭酸水や度数の軽いお酒がチェイサーとして出されることもあります。
電気ブランの場合、基本のチェイサーはなんとビールです。30~40度の電気ブランを度数の低いビールで一息入れつつ味わう。これが電気ブランを心から愛する人々の、粋な飲み方なのです。
いくら度数が低いといってもビールも4~5度くらいはありますので、酔いが回ることは必至です。とはいえ、せっかく神谷バーを訪れたのならここは流儀にならい、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。お酒があまり強くないという方は、電気ブラン・ビール・水の3点セットで頼んでみましょう。
ビールをコクと苦味の深い黒ビールに代えて飲むのもです。
電気ブランの場合、基本のチェイサーはなんとビールです。30~40度の電気ブランを度数の低いビールで一息入れつつ味わう。これが電気ブランを心から愛する人々の、粋な飲み方なのです。
いくら度数が低いといってもビールも4~5度くらいはありますので、酔いが回ることは必至です。とはいえ、せっかく神谷バーを訪れたのならここは流儀にならい、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。お酒があまり強くないという方は、電気ブラン・ビール・水の3点セットで頼んでみましょう。
ビールをコクと苦味の深い黒ビールに代えて飲むのもです。
なぜ電気ブランの飲み方はビールがチェイサーなのか?
ビールをチェイサーにする飲み方は、電気ブランが生まれてから100年という長い時間の中で、客の間で自然発生的に広まったものです。電気ブランは甘みがあり度数が高いので、ビールの苦味と相性がよく大変好まれてきました。
「生ビールとデンキブラン。この二つは相思相愛。交互に飲めば旨さ広がる。達人たちをうならせる神谷バーの粋な飲み方、お楽しみあれ。」
神谷バーのうたい文句からも、この飲み方に対するこだわりと自信が感じられます。長く愛されてきた電気ブランは、他にも様々なアレンジが誕生しています。電気ブランをますます好きになる飲み方をひとつずつご紹介していきましょう。
「生ビールとデンキブラン。この二つは相思相愛。交互に飲めば旨さ広がる。達人たちをうならせる神谷バーの粋な飲み方、お楽しみあれ。」
神谷バーのうたい文句からも、この飲み方に対するこだわりと自信が感じられます。長く愛されてきた電気ブランは、他にも様々なアレンジが誕生しています。電気ブランをますます好きになる飲み方をひとつずつご紹介していきましょう。
電気ブランの飲み方
電気ブランロック
ストレートと同じく、シンプルに電気ブランを堪能できる飲み方です。まず、グラスに氷を入れましょう。氷は大きめがです。氷を入れたら、電気ブランを上から注ぎます。氷がゆっくりと溶けていく過程で、電気ブランの特徴である電気が走るような刺激と、ほのかな甘さが楽しめます。
電気ブランはゴクゴク飲むお酒というより、ゆっくり時間をかけて楽しむお酒なので、ロックは電気ブランのよさを生かせる飲み方と言えるでしょう。氷が入っている分、ストレートよりも飲みやすくなっています。初めて電気ブランを口にするという方に飲み方です。
電気ブランはゴクゴク飲むお酒というより、ゆっくり時間をかけて楽しむお酒なので、ロックは電気ブランのよさを生かせる飲み方と言えるでしょう。氷が入っている分、ストレートよりも飲みやすくなっています。初めて電気ブランを口にするという方に飲み方です。
電気ブランハイボール
ハイボールブームに火がついて久しいですが、もちろん電気ブランもハイボールで楽しむことができます。ハイボールは、電気ブランが注目されるきっかけにもなりました。
そんな電気ブランハイボールですが、作り方はとても簡単。グラスに電気ブランを注いだ後、氷を入れます。上からソーダを注ぎ、かき回して完成です。氷は多めに入れるのが飲み方になります。レモンを加えると、爽やかさがいっそう引き立ちます。お好みでどうぞ。
30度の電気ブランなら1対3、40度の場合は1対4の割合でソーダを加えます。ストレートやロックの時とはまた違う、爽快感のある電気ブランが完成します。肉料理との相性が抜群です。
そんな電気ブランハイボールですが、作り方はとても簡単。グラスに電気ブランを注いだ後、氷を入れます。上からソーダを注ぎ、かき回して完成です。氷は多めに入れるのが飲み方になります。レモンを加えると、爽やかさがいっそう引き立ちます。お好みでどうぞ。
30度の電気ブランなら1対3、40度の場合は1対4の割合でソーダを加えます。ストレートやロックの時とはまた違う、爽快感のある電気ブランが完成します。肉料理との相性が抜群です。
電気ブランジンジャー
[no_toc]割合とグラスに電気ブランと氷を入れるところまでは、電気ブランハイボールと同じです。ここでソーダの代わりに、ジンジャーエールを注いでみましょう。ジンジャーらしい爽やかな辛みが電気ブラン独特の刺激とうまくブレンドして、甘さを引き立たせてくれます。飲み心地のよい、クセになる飲み方です。
ジンジャーエールには辛さの強いドライタイプがありますので、電気ブランの度数の違いと相まって、自分好みの味を追及することができます。薄くスライスしたショウガを入れてみたり、飲み方の工夫をこらして好きな味を見つけてみてください。
ジンジャーエールには辛さの強いドライタイプがありますので、電気ブランの度数の違いと相まって、自分好みの味を追及することができます。薄くスライスしたショウガを入れてみたり、飲み方の工夫をこらして好きな味を見つけてみてください。
電気ブランコーラ
ジンジャーエールとくれば、次はコーラです。電気ブランとコーラの組み合わせも、したい飲み方です。割合はハイボールと同じですが、お好みで調整してみてもよいでしょう。コーラで割ることにより、複雑な味わいの角が取れ、とても飲みやすくなります。
あの電気ブラン独特の風味が苦手だという方は、是非コーラ割りを楽しんでみてください。薄切りしたレモンを入れるとすっきりとした味わいに変化し、また違ったおいしさを味わうことができます。
あの電気ブラン独特の風味が苦手だという方は、是非コーラ割りを楽しんでみてください。薄切りしたレモンを入れるとすっきりとした味わいに変化し、また違ったおいしさを味わうことができます。
電気ブランティー
電気ブランティーは、電気ブランを紅茶で割るという飲み方です。紅茶と合うなんて驚きかもしれませんが、電気ブランの甘く刺激的な味わいは紅茶との相性も非常によいのです。紅茶と合わせる場合、飲み方がふたつあります。
①アイスティー割り
ハイボールを作る時と同じ要領で、アイスティーを注いでみましょう。香りが引き立ち、華やかな味わいになります。紅茶の種類によって風味が変化しますので、探求したくなる飲み方です。
②香りづけとして
ホットティーに香りづけで、電気ブランを加えます。カップ1杯の紅茶に対し、大さじ1程度の電気ブランを入れてください。いつもの紅茶がひと味もふた味も変化します。寒い日に飲み方です。
①アイスティー割り
ハイボールを作る時と同じ要領で、アイスティーを注いでみましょう。香りが引き立ち、華やかな味わいになります。紅茶の種類によって風味が変化しますので、探求したくなる飲み方です。
②香りづけとして
ホットティーに香りづけで、電気ブランを加えます。カップ1杯の紅茶に対し、大さじ1程度の電気ブランを入れてください。いつもの紅茶がひと味もふた味も変化します。寒い日に飲み方です。
電気ブランに合うおつまみ
電気ブランには特徴的なコクと風味があるので、こってりとした料理にとてもよく合います。神谷バーで食べられるおつまみをいくつか挙げましたので、参考にしてみてください。
■煮込み
■串カツ
■フレンチポテト、ジャーマンポテト
■鶏のからあげ
■魚のミックスフライ
■厚切りベーコン
定番のメニューは、煮込みです。
■煮込み
■串カツ
■フレンチポテト、ジャーマンポテト
■鶏のからあげ
■魚のミックスフライ
■厚切りベーコン
定番のメニューは、煮込みです。
電気ブランは進化し続けている
いかがでしたでしょうか。ここまで電気ブランの楽しみ方をご紹介してきました。浅草で誕生しておよそ100年です。長い歴史のあるお酒ですが、電気ブランの素晴らしさのひとつは多くの人に愛され続け、飲み継がれ、時代の流れに沿い、新しい飲み方がどんどん生まれていることではないでしょうか。一度是非、飲んでみてください。