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焼酎に賞味期限はあるの?
賞味期限とは?
まず賞味期限とは、その食品や飲料の安全性・風味・味が変わらず美味しく消費できる期限のことを言います。未開封の状態で表示の方法通りで保存した場合、いつまでなら美味しく食べることができる、もしくは美味しく飲むことができるかについて表示したものです。製造者によって保証された期間のことであり、これを過ぎると腐ってしまうというわけではありません。
焼酎の賞味期限
現在、日本国内で販売されている焼酎には賞味期限の記載がありません。ブランデーやウイスキーなどと同じ蒸留酒である焼酎は、その製法の過程で様々な不純物が取り除かれるため、細菌が好む栄養が含まれていないのです。また25度から45度とアルコール度数が非常に高いこともあり、有害な雑菌が繁殖しにくいため腐らないのです。品質が著しく変わらないということで焼酎には、賞味期限を表示する義務が法律的に課せられていません。
焼酎の保存方法は?
未開封の場合
いくら賞味期限が無いとは言っても、いつまでも味が全く変わらないわけではありません。焼酎は、ボトル入りの物で2年、紙パックやペットボトル入りの物で1年半以上が経過するとどうしても風味が落ちてしまいます。また、焼酎は直射日光などの光や熱、湿度、そして大きな温度変化に弱い飲み物です。それらに晒されると風味や味に少なからず変化が起こってしまいます。
未開封であっても光が当たらず、1年を通じて温度変化の大きくない場所で保存するのが望ましいでしょう。箱に入れて保存するとさらに効果的です。横に倒した状態は、空気に触れる部分が大きくなるので必ず立てた状態にして置きましょう。押し入れや床下収納での保存がです。
未開封であっても光が当たらず、1年を通じて温度変化の大きくない場所で保存するのが望ましいでしょう。箱に入れて保存するとさらに効果的です。横に倒した状態は、空気に触れる部分が大きくなるので必ず立てた状態にして置きましょう。押し入れや床下収納での保存がです。
開栓した場合
焼酎は、1度栓を開け空気に触れてしまうとどうしても劣化を防ぐことができません。少しでも劣化を遅らせるために未開封の場合と同様、直射日光や蛍光灯の明かりも当たらない、熱くなりにくい場所で保存しましょう。開封後は3ヵ月から半年くらいを目安になるべく早く飲み切ることをします。
しかし、保存の際にしっかりと栓をしないとアルコールが揮発してしまいます。四合瓶などネジ式のキャップであれば固く締めてから冷暗所で保存しましょう。それ以外の栓ならば、食品用ラップでキャップをすっぽりと覆うように巻いて輪ゴムで止めましょう。保存場所は同じく冷暗所です。自宅にパントリーがある場合は、そちらでの保存がです。
しかし、保存の際にしっかりと栓をしないとアルコールが揮発してしまいます。四合瓶などネジ式のキャップであれば固く締めてから冷暗所で保存しましょう。それ以外の栓ならば、食品用ラップでキャップをすっぽりと覆うように巻いて輪ゴムで止めましょう。保存場所は同じく冷暗所です。自宅にパントリーがある場合は、そちらでの保存がです。
保存に適した温度とは?
焼酎の美味しさをできるだけ長持ちさせるためには、保存する場所の温度が高すぎても低すぎてもいけません。電化製品の横やガスコンロの傍に置くことはもちろんですが、温度が低すぎる冷凍庫や冬の室外で保存することもNGです。保存に最適な温度は10度前後、なおかつ焼酎は温度変化を嫌うため、温度が一定に保たれる場所での保存が望ましいでしょう。
焼酎は冷蔵庫で保存しても良い?
未開封でも開栓した後であっても、焼酎の保存には10度前後の温度が常に保たれる場所が適しています。光による品質劣化も起きないことから冷蔵庫の中が最適です。特に野菜室に立てて置くとよいでしょう。飲みたい時にだけ常温に戻せば風味が損なわれることもありません。
また瓶の中に白い浮遊物が現れることがありますが、それは焼酎の旨味成分が結晶化したものです。愛好家の間では「焼酎の華」と呼ばれています。瓶を軽く振ると溶けてしまい、品質に問題はありません。これを見つけたら「焼酎の華が現れた、素晴らしい焼酎に出会った」と喜びましょう。
また瓶の中に白い浮遊物が現れることがありますが、それは焼酎の旨味成分が結晶化したものです。愛好家の間では「焼酎の華」と呼ばれています。瓶を軽く振ると溶けてしまい、品質に問題はありません。これを見つけたら「焼酎の華が現れた、素晴らしい焼酎に出会った」と喜びましょう。
焼酎は食品の保存に利用できる
生姜
料理の風味を増したり、臭みを消したりといろいろな使い道のある生姜ですが、そのまま冷蔵庫に入れておくとすぐに傷んでしまいます。ところが、瓶に入れて焼酎で漬けておくと半年間ほど美味しく保存することができるのです。常備しておけばいつでも料理に使えてとても便利です。
保存の方法はとても簡単です。生姜を綺麗に水洗いします、傷んだ部分・汚れた部分を包丁で取り除きます。皮が付いたままガラスの瓶に入れて、生姜が浸かる程度に焼酎を注ぎ蓋をするだけです。アルコールは飛んでしまいますので、生姜の味や香りが変わることはありません。そのまますぐに料理に使うことができます。常温でも保存できますが、冷蔵庫に入れて保存した方がより安心でしょう。
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保存の方法はとても簡単です。生姜を綺麗に水洗いします、傷んだ部分・汚れた部分を包丁で取り除きます。皮が付いたままガラスの瓶に入れて、生姜が浸かる程度に焼酎を注ぎ蓋をするだけです。アルコールは飛んでしまいますので、生姜の味や香りが変わることはありません。そのまますぐに料理に使うことができます。常温でも保存できますが、冷蔵庫に入れて保存した方がより安心でしょう。
たけのこ
保存に悩むたけのこは、食べきれずに腐らせてしまうということも多いのではないでしょうか。そんな時は焼酎に漬ける保存がです。生のたけのこの皮をむき、2ミリくらいにスライスします。ガラスの瓶にたけのこを入れて浸かるくらいに焼酎を注ぎ入れます。空気が入らないように蓋をしっかり閉めて完成です。
料理に使用する時は、たけのこを水にさらしてから使います。アルコールは飛びますが臭いが残るので、アルコール臭が完全に抜けるまで7日から10日くらい毎日水を取り替えましょう。たけのこ独特の風味は少々飛んでしまいますが、気にならない程度です。この方法でシャキシャキの食感を半年以上保存することができます。
料理に使用する時は、たけのこを水にさらしてから使います。アルコールは飛びますが臭いが残るので、アルコール臭が完全に抜けるまで7日から10日くらい毎日水を取り替えましょう。たけのこ独特の風味は少々飛んでしまいますが、気にならない程度です。この方法でシャキシャキの食感を半年以上保存することができます。
にんにく
にんにくも焼酎を使って長期保存ができます。にんにくの皮をむき、1片ずつばらします。薄皮が残らないように水洗いし、余分な水分を拭き取ります。あらかじめ煮沸消毒しておいた瓶ににんにくを入れ、アルコール度数35度以上の焼酎をにんにくが浸かる程度まで注ぎ入れます。蓋をして冷蔵庫に入れて保存します。生にんにくと同様に使うことができますが、半年を目安に使い切るようにしましょう。
梅干し
自宅で梅干しを漬ける際に焼酎を使うことで、梅干しを長く美味しく楽しむことができます。梅を漬ける段階で塩だけでなく焼酎も入れます。塩付きを良くすると共に、アルコールの殺菌効果により梅干しの大敵であるカビの防止になるのです。その上、体に優しい減塩の梅干しが出来上がります。
出来上がった梅干しは、瓶で保存すれば10年後も変わらない美味しさで味わうことができます。
出来上がった梅干しは、瓶で保存すれば10年後も変わらない美味しさで味わうことができます。
柿
焼酎は渋柿の渋抜きにも利用することができます。ヘタと皮表面に付いているゴミを取り除きます。市販の霧吹きにアルコール度数35度以上の焼酎を入れ、ヘタの部分にだけに吹きかけます。焼酎が皮に付くと腐ってしまうので必ず綺麗に拭き取りましょう。柿をビニール袋に入れて中の空気をしっかり抜き、袋の上から輪ゴムをかけます。日の当たらない涼しい場所で保存すれば、7日から10日ほどで甘い柿へと大変身するのです。
甘く変化した柿は、冷凍庫で保存すると長く楽しめます。スプーンで身をくり抜いてから、ビニール袋に入れて保存しましょう。食べたい時に好きな量だけ楽しむことができます。
甘く変化した柿は、冷凍庫で保存すると長く楽しめます。スプーンで身をくり抜いてから、ビニール袋に入れて保存しましょう。食べたい時に好きな量だけ楽しむことができます。
焼酎をもっと美味しく楽しく活用しよう!
芋焼酎や麦焼酎、米焼酎など種類の豊富な焼酎は、どんな料理と合わせて飲んでも美味しいお酒です。それだけでなく、食品の長期保存も可能にしてくれる優れた飲料なのだということがお分かりいただけましたか。
焼酎の持つ本来の美味しさと素晴らしい効果の恩恵は、保存のポイントを押さえておくだけで簡単に長く楽しむことができます。ぜひ、焼酎の保存に最適な場所とその際の最適な温度を知ってください。焼酎がもたらしてくれる素敵なお酒の時間を心いくまで味わい尽くしましょう。
焼酎の持つ本来の美味しさと素晴らしい効果の恩恵は、保存のポイントを押さえておくだけで簡単に長く楽しむことができます。ぜひ、焼酎の保存に最適な場所とその際の最適な温度を知ってください。焼酎がもたらしてくれる素敵なお酒の時間を心いくまで味わい尽くしましょう。