バジルシードの食べ方・チアシードとの違い・ダイエット方法

admin

8年前

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バジルシードがダイエットに効果的な理由

バジルシードを日本語に訳すとバジルの種のことです。バジルはシソ科の植物でハーブの一種として知られています。イタリアン、タイ、ベトナム料理などに利用されることが多いハーブです。乾燥させたバジルをトッピングに使ったり、パスタソースやドレッシングにして食べたり、生のままサラダに加えて食べたりします。

バジルは日本の気候でも簡単に育てられるので日本でも栽培されています。しかし、バジルシードが日本で食べられるようになったのはダイエット効果があることがわかってからです。バジルシードがダイエットに効果的な理由をご紹介します。

満腹感を得られる

バジルシードは水を含むと30倍にふくらむ性質を持ちます。種そのものがふくらむわけではなく、種の周囲が半透明状のゼリーのようにふくらみます。この膨張する性質がダイエットにむいている理由のひとつです。

水分で膨張する食品ときいて、ひじきやわかめなどの乾物を思い浮かべる人は多いことでしょう。ひじきやわかめのような海藻類には食物繊維が含まれていますが、バジルシードにも豊富な食物繊維が含まれています。

実は、バジルシードの成分のほとんどが食物繊維です。水を吸ってふくらむので胃腸に負担をかけないように水をたくさん摂取する必要があります。

好きなものを食べられるから失敗が少ない

水を吸ってふくらんだバジルシードには味がほとんどありません。種自体はシャリっとした食感で、外側のゼリー状の部分はタピオカやゼリーのような食感です。バジルシードを食べると土のような風味を感じるという人もいます。

食事前に水を吸わせてふくらませたバジルシードを食べると満腹感が増すため、適切な食事量を摂取しやすいことがバジルシードダイエットの特徴です。ヨーグルトやジュースなどの食品に混ぜて食べるとデザート感覚で摂取できます。厳しい食事制限がなく、ただ食事の前にバジルシードを食べるだけなので手軽に挑戦できる点が魅力です。

便通がよくなる

ダイエット中は食事量が減るため、腸内の食べ物のカサが減って排便しにくくなります。便秘を引き起こすと代謝が悪くなり、ダイエットが成功しにくくなるので注意しましょう。バジルシードを適度に摂取することで腸内の水分を吸って便のカサが増え、便秘解消しやすくなります。

バジルシードの食べ方

バジルシードは食べる前に水を吸わせてふくらませます。種のまま食べることもできますが、たくさん食べ過ぎると腸内で膨張し危険です。水分が足りないと便秘を引き起こすこともあります。バジルシードの入手方法や水を吸わせる方法などをご紹介します。

バジルシードはどこで入手できる？

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バジルシードときいて、園芸店で売っていそうなイメージを抱く人もいることでしょう。しかし、園芸店で売っているバジルの種は食用ではありません。食品として販売されているバジルシードを購入しましょう。

バジルシードは輸入食料品店やネット通販などで入手できます。乾燥した状態のバジルシードを手に入れるには、コーヒーショップのカルディや高級スーパーなどが狙い目です。また、ネット通販でも手軽に購入できます。

バジルシードはタピオカと同じように東南アジアでデザートとして食べられていますが、日本ではスーパーやコンビニなどでバジルシード入りドリンクとして販売されていることが多いです。バジルシードはそのままでは味がないため、はちみつや甘味料などで甘みをつけたりライチやマスカットなどのフルーツ飲料の中に混ぜたりして販売されています。

バジルシードの相場

バジルシードは100gあたり数百円～500円前後で入手できます。長期的にバジルシードを摂取するなら、市販されているバジルシード入りドリンクを購入するより乾燥した状態のバジルシードを購入した方が経済的です。

バジルシードは水につけて20分程度で戻るので乾燥した状態のものを購入して調理しても手間がかかりません。十分な水分と一緒に摂取するなら、戻さずに食べることもできます。また、乾燥状態なら長期の保存も可能です。

戻し方

バジルシードは水につけて戻してからヨーグルトやドリンクと混ぜて食べる方法が一般的です。戻し方は簡単です。小さじ1杯（3～5ｇ程度）のバジルシードに対し、コップ一杯分の水で戻しましょう。水に浸しておく時間は20分程度です。水で戻した状態でも冷蔵庫で保管することができます。

水につけておく時間が長い方がよくふくらみ、満腹感を得やすいのでダイエット効果が高くなります。バジルシードと水を容器に入れ、冷蔵庫の中で一晩戻してから翌朝食べる方法がです。

食用のバジルシードは戻さずに食べることもできますが、水で戻していない状態のバジルシードを摂取し過ぎると植物の種に含まれる発芽毒によって体調不良を引き起こすという説もあります。ダイエットや健康を目的として摂取するなら、水で戻して食べましょう。長時間水に浸した状態にすれば発芽状態と同じになるため、発芽毒は中和されます。

バジルシードダイエットのやり方と効果

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市販のバジルシード入りドリンクを使うと戻す手間がなく簡単ですが、甘味が加えられていることが多いので摂取カロリーに注意しましょう。自分で調理した方が甘味を加減できるためカロリーをコントロールしやすいです。

どんなダイエットにもいえることですがバジルシードダイエットは方法を間違うと失敗してしまいます。それだけでなく、便秘を引き起こす原因になることも。バジルシードダイエットを成功させるポイントは水でしっかりふくらませることと、食べるタイミングを考えることの2つです。バジルシードダイエットのやり方や期待できる効果をご紹介します。

食事前に摂取する

限界までおなかがすいた状態で食事を開始すると、ついいつもよりたくさん食べてしまうことが多いです。水でふくらませたバジルシードを食事前に摂取すれば、胃がふくらむので満腹感を得られます。食事前にドリンクに入れたバジルシードを摂取してドカ食いを防ぎましょう。

また、バジルシードは熱に強い性質を持つため、温かい飲料に加えても成分が壊れにくい特徴があります。そのため、温かい飲料に混ぜて飲んだりスープの具として使用することがです。

食事に混ぜる

バジルシードは味もにおいもないため、さまざまな食品に入れられる点が魅力です。たとえば、コーヒーやお茶などに加えて飲んでもいいですし、ジャムに混ぜてパンに塗って食べることもできます。アイデア次第でさまざまな料理に活用できますが、食感がとろっとしているため、ゼリーやヨーグルトなどのとろっとした食品との相性がいいです。

他にもシリアルに混ぜたり、汁物に入れたりして食べることがです。とろみがつくので、カレーやシチューなどに混ぜて食べてもいいでしょう。

お腹がすいたときに食べる

ダイエット中は食事量を減らすため、お腹がすいてがまんできなくなり間食してしまう人は珍しくありません。しかし、食事量を減らしても高カロリーな食品を間食してしまってはダイエットは失敗します。ダイエット中の間食には少量でも満足できる食品を選ぶことが重要です。そこで、なものがバジルシードです。

バジルシードは水分を含んで膨らむため、少量でも満足できることがメリットです。ダイエット中の間食としてバジルシードを食べれば間食のカロリーを大幅に減らせるので、間食しながらダイエットが可能になります。

バジルシードはカロリーが低い

バジルシードのカロリーは小さじ1杯あたり5kcal前後です。水で戻してふくらませ、ダイエット甘味料やオリゴ糖などをかけて食べるとダイエット中のおやつとして満腹感を得られます。

摂取量の目安

バジルシードをたくさん摂取し過ぎると、お腹を壊してしまうことがあります。バジルシードを水で戻したときに種の周囲にできるゼリー状の部分はこんにゃくの主成分であるグルコマンナンです。グルコマンナンは水溶性植物繊維であり、腸内環境を整える効果が期待できます。しかし、過剰に摂取するとお腹を壊す原因になるため適量を摂取しましょう。

ダイエット中は水で戻したバジルシードを1日に小さじ1～2杯程度、水と一緒に摂取することがです。水分が足りないとかえって便秘を起こしてしまうためたっぷりの水と一緒に摂取しましょう。1日に1.5L程度の水を摂取すると老廃物を体外へ排出する力が高まります。

バジルシードを使ったレシピ

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バジルシードは水で戻してハチミツをかけて食べたり、市販のヨーグルトやジュースの中に入れたりして食べるとおいしいです。しかし、いつも同じ食べ方だと飽きてしまいます。そこで、バジルシードを使ったレシピをご紹介します。

バジルシード入りヨーグルトドリンク

バジルシードと市販の飲むヨーグルトを合わせて、ラッシー風のドリンクを作りましょう。あっさりしているので、朝食や食後のデザートとしてです。材料は、水で戻したバジルシード、飲むヨーグルト、レモン汁少々、しょうがのしぼり汁少々を好みの分量ずつ混ぜ合わせるだけなので、手軽にできます。

ヨーグルトのとろみとバジルシードのとろみは相性がいいので、おいしく飲めます。

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バジルシード入りスムージー

バナナやパイナップルなどの好みのフルーツや野菜を水をミキサーにかけ、バジルシードを入れてスムージー風にして飲んでもおいしいです。生のフルーツにはビタミン、酵素、食物繊維などが豊富に含まれています。

スムージーにはどんな食材を使ってもいいのですが、バジルシードを入れたスムージーに加えたい材料はアボカドです。アボカドはビタミンEやリノール酸が豊富に含まれています。実はバジルシードにも同様の栄養素が含まれています。2つの素材を組み合わせることで、より多くの健康維持に効果的な栄養素を摂取できる点が魅力です。

青汁や酵素ドリンクに混ぜる

バジルシードは味がないため、そのまま食べようとするとつい甘味を足して食べたくなります。毎回甘味を足したりジュースなどに混ぜて飲んだりすると、その分摂取カロリーが多くなってしまうため、できるだけカロリーが低い飲み物に混ぜると効果的です。

青汁や酵素ドリンクはダイエット中にな飲み物です。青汁には豊富なビタミンや鉄分が含まれており、酵素ドリンクには食品の消化を手助けしてくれる酵素が含まれています。青汁や酵素ドリンクに水で戻したバジルシードを加えれば、栄養満点のドリンクの完成です。

ドレッシングに使う

バジルシードは水で戻すととろっとした状態になるため、市販のドレッシングとも相性がいいです。自分で作る場合は、オリーブオイル大さじ1、酢小さじ1、塩コショウ少々、玉ねぎのすりおろしもしくは大根のすりおろし少々をよく混ぜ合わせてからバジルシードを加えましょう。

バジルシードを加えるとドレッシングにとろみがつくのでジュレ風のドレッシングになります。サラダによくからみやすく、生野菜を最後までおいしく食べられます。

ベトナム風デザート

小豆や赤えんどうなどの豆類や水で戻したバジルシードに、ココナッツミルクやアイスクリームなどを加えたベトナムのデザート「チェー」は家庭でも簡単に作れます。甘味をたくさん加えるとダイエット向きではなくなってしまうので、アイスクリームのかわりにヨーグルトを使用したり、甘さ控えめに仕上げることがです。

好みの果物を加えたり、あんこを加えたりして自分流にカスタマイズすればおいしく食べられます。

バジルシードの栄養価と効能

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バジルシードはダイエットに効果的なだけでなく、含まれる栄養素にも美容や健康維持に役立つ要素がたくさんあります。バジルシードに含まれる栄養素の存在を知ると、ダイエットにあまり興味がない人でも食べたくなることうけあいです。バジルシードの栄養価や効能について解説します。

食物繊維

バジルシードの成分の半分は食物繊維です。食物繊維が不足すると、便秘を引き起こして老廃物を体外へ排出しにくくなります。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、水溶性は名前のとおり水に溶ける性質を持ちます。たとえば、キャベツや大根などの野菜に含まれる食物繊維は水溶性です。

バジルシードのゼリー状の部分は水溶性食物繊維のグルコマンナンですが、不溶性食物繊維も含まれています。どちらの食物繊維も腸内環境を整える善玉菌のエサとなってくれるため、お通じを改善しやすい栄養素です。ビフィズス菌を増やすヨーグルトやオリゴ糖と一緒に摂取すると、腸内環境の改善に効果的です。

ミネラル

ミネラルはカルシウム、マグネシム、亜鉛、鉄分など、健康維持に必要な栄養素のことです。不足すると、血液や内臓の健康に影響します。たとえば、亜鉛が不足すると味覚障害が起きたり爪や髪の毛の健康状態が低下します。ミネラルはさまざまな食品に含まれていますが、食生活が偏りがちな人は意識して摂取することが大事です。

バジルシードには現代人に不足しがちなミネラルがたくさん含まれているため、ダイエット中の健康維持に役立ちます。

ビタミン類

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バジルシードにはビタミンE、ビタミンK、ビタミンB6など若さや健康の維持に役立つビタミンが豊富に含まれています。

ビタミンEは体内の酸化を抑制するはたらきがある栄養素です。鉄が酸素と結びつくと錆びるように、体の細胞も酸化して古くなります。酸素は人間が生きていくためになくてはならない存在ですが、体内で過剰に余った酸素は人間の老化の元になっていると考えられています。

また、ビタミンKは丈夫な骨を作る役割を持った栄養素です。骨にカルシウムが沈着する際にサポートしたり、出血の際に血液を凝固させるはたらきを持ちます。そして、ビタミンB6は食べ物から得たたんぱく質からエネルギーを生み出す手助けをしたり、筋肉や血液の生産を助けるはたらきを持っています。

αリノレン酸

αリノレン酸はオメガ脂肪酸の一種で、脳細胞を活性化させたり血液の流れをよくするはたらきがあります。人間の体内で合成することができない栄養素であるため、食品から摂取する必要があります。

がん細胞を抑制する効果があることもわかっており、健康維持のために積極的に摂取したい栄養素のひとつだといえます。バジルシード100gあたりに含まれるαリノレン酸は約10gです。毎日少しずつバジルシードを摂取すれば不足しがちなαリノレン酸を効率よく摂取できます。

αリノレン酸はバジルシードだけでなくエゴマ油やアマニ油などの植物オイルにも豊富に含まれています。さまざまな食品をバランスよく食生活に取り入れましょう。

バジルシードとチアシードの違い

バジルシードと似た食品にチアシードがあります。チアシードは「スーパーフード」の異名を持つ栄養素豊富な食べ物です。チアシードはシソ科の植物「チア」の種子のことです。バジルシードとチアシードは同じシソ科の植物の種であり、ほぼ同じ成分が含まれているため、よく比較されます。

できれば、よりダイエット効果や健康維持効果が期待できる方を摂取したいという人は多いのではないでしょうか。バジルシードとチアシードの違いをご紹介します。

味や風味の違い

チアシードは味もにおいも感じられないという人が多いです。一方、バジルシードは若干土のような風味を感じる人もいます。基本的にはどちらも味やにおいはほとんどありません。チアシードもバジルシードも粒のまま食べたときの食感はゴマに似ています。どちらも水に浸して膨張させてから食べる点も一緒です。

チアシードはバジルシードよりふくらまない

チアシードとバジルシードの大きな違いは、水につけたときの膨張率です。バジルシードが30倍程度にふくらむことに対し、チアシードは14倍程度です。つまり、バジルシードの方が倍以上にふくらむためチアシードよりもお腹いっぱいになりやすいといえます。ダイエットを目的として摂取するなら、腹持ちの面ではバジルシードの方が優秀だと考えられます。

チアシードの方が粒がやや小さく茶色っぽいことが特徴で、バジルシードの方が水を吸ってふくらんだときの見た目がややグロテスクなため、バジルシードの見た目が苦手な人はチアシードを選ぶといいでしょう。基本的には見た目も似ているので、あまり差はありません。

チアシードの方がカロリーが高い

バジルシードよりもチアシードの方が約5倍カロリーが高いことが特徴です。その代わりチアシードには若さを維持する効果が期待できるリノール酸が多く含まれています。一方、バジルシードはチアシードよりも食物繊維が豊富です。

食べる目的によってどちらを選ぶか決まります。リノール酸の美容効果が欲しければチアシード、食品のカサ増しや便秘改善を目的にするならバジルシードです。

食べる前におさえておきたい注意点

どんなにダイエット効果が期待できる食品でも、食べ過ぎれば毒になります。食物繊維をたくさん摂取すると腸内でふくらむため、人によってはお腹が張るような感覚があったりガスがたまりやすくなることがあります。

海藻類や根菜類など食物繊維を摂取してお腹がゆるくなった経験がある人は、まずは少量ずつから摂取し始めましょう。バジルシードを食べる前に知っておきたい注意点をご紹介します。

薬を服用している場合は注意

バジルシードに含まれる食物繊維は腸内の不要なゴミを体の外へ排泄させる特徴があります。そのため、服用している薬によっては成分を吸着してしまう恐れがあります。心配なときは、飲み合わせについて主治医の判断を仰ぎましょう。

バジルシードを取り入れてダイエットを成功させよう

バジルシードを食べたからといってすぐにダイエット効果が出るわけではありません。健康食品と同じように、健康的な食生活をサポートする存在として活用しましょう。食物繊維が豊富なため、便秘気味の人が食べれば便通が改善し、代謝の改善に役立ちます。

バジルシードは食べ方に注意が必要な食品でもあります。十分に水で戻した状態で食べることがです。また、バジルシードと一緒に水分をたくさん摂取すればより満腹感を得られるのでダイエットに成功しやすくなります。バジルシードを上手に食生活に取り入れて、健康的にダイエットしましょう。