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ゴーダチーズの食べ方・作り方・レシピ・チェダーチーズとの違い

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ゴーダチーズの食べ方

ゴーダチーズとは、オランダ発祥のチーズであり、実が世界で最も広く食べられているかつ最ものあるチーズのひとつです。また、ゴーダチーズはそのクセのない味の特徴により、日本人の味覚に最も合うチーズでもあります。この記事ではゴーダチーズの美味しさの特徴、食べ方、保存方法、ゴーダチーズのレシピについてご紹介します。

ゴーダチーズの表面のワックス

ゴーダチーズは通常は表面をワックスでコーティングされています。これは長く保存可能にするためです。このワックスがとても硬くてナイフを入れない限りは急激に熟成が進むことはありません。

ゴーダチーズの発祥の国のオランダでは丸ごと裸の状態で売られていることが多いです。ワックスをかけている状態の表皮は明るい黄色の一面です。

そのワックスの中は淡い黄色からオレンジ色の引き締まった組織です。

ゴーダチーズの切り方

ゴーダチーズはくさび形の三角形に切られた状態で市販されていることが多いです。中心と外側が均等に入るように、お好みの厚さに切ってもらうことも出来ます。このタイプの形に切られるチーズはゴーダチーズ以外にロックフォール、ミモレットなどが挙げられます。

本場オランダでは塊として売られていることも多いです。そうするとご家庭で保存し少しずつ切って食べることが出来ます。

ゴーダチーズをそのまま楽しむ

ゴーダチーズの本来のコクとクリーミーな味わいを楽しむのであれば、調理や加工せずに切ってそのまま食べることが一番です。その素朴な味はスライスしたものをパンやクラッカーに乗せる食べても味わうことができます。

スライスだけではなく、キューブ型にキルト、ブドウやドライフルーツと組み合わせた時におしゃれに見えて、手でつまみやすいです。パーティで大活躍できそうなおつまみになります。

ゴーダチーズは料理に使いやすい

ゴーダチーズはクセの無さと豊かな旨みから非常にの高いチーズです。日本ではチェダーチーズと共に、プロセスチーズの主な原料としても使われていることから、自由自在にアレン気が効くチーズだということがわかります。さらに溶けやすいチーズです。そのため料理にも色々な方法で活用できます。

豊かな香りとコクが料理にプラスされますので、例えば、オムレツ、ピザ、グラタン、などのオーブン料理、ディップ、サラダやチーズフォンデュにです。意外ですが、チーズケーキやクッキーなどお菓子作りまで使えます。まさに万能なチーズです。

ゴーダチーズのレシピ

以下ではいくつかのゴーダチーズを用いた美味しいレシピを紹介いたします。どれも揃えやすい材料でパパッと家で作れるものです。

以下で紹介する食べ方以外にも色々ゴーダチーズのアレンジメニューが作られます。例えば、サンドイッチの具としてもですし、リゾットやグラタンなど普段よく作られる料理の他のチーズをゴーダチーズに替えるのもよいです。一般的にチーズのお供にワインがポピュラーですが、ワインはもちろん、ゴーダチーズは、実は焼酎や日本酒にも合います。

ベーコンほうれん草ゴーダチーズのクリームパスタ

以下では、見た目も豪華でいかにも食欲が湧いてくるゴーダチーズのパスタのレシピを紹介いたします。多くのパスタのレシピでは、ほうれん草とクリームソースがコンビになっていることからでもわかるように、本当に相性がいいです。

ここで必要とされる材料はスパゲッティ、ほうれん草、ベーコン、ゴーダチーズ、生クリーム、そして普段よく使う調味料(固形コンソメ、オリーブオイル、塩・コショウ)です。ポイントとしてはベーコンは薄切りにせず、塊を使って厚い角切りにした方が存在感も出て、おいしく仕上がります。
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炒め挽肉入りチーズフォンデュ風ディップ

このおしゃれ満載のレシピでは、GABANの調味料であるエルブ・ド・プロバンスで風味をつけてひき肉を炒め、 それをゴーダチーズを使ったチーズフォンデュ風のディップに入れています。仕上げはパプリカ(こちらもGABANが)とバジルを振ってさらにおしゃれ感を出しております。

パーティメニューとしても活躍できそうで、ゴーダチーズの風味のコクはクラッカーやワインとよく合うでしょう。

ゴーダチーズとトマトとハムのサラダ

このホットサラダはコクがたっぷりのゴーダチーズと新鮮な色とりどりの野菜の、体が喜ぶコンビです。使用する材料はゴーダチーズ、トマト、ハム、ベビーリーフ、ドレッシングです。

材料を輪切りにしてお皿の上で綺麗にアレンジするだけで出来上がり、パーティのメニューの準備においてもう一品として大活躍できます。普通のハムをパストラミハムに替えても美味しくできます。

デザートにゴーダチーズ

ヨーロッパではディナーコースの最後にデザートのタイミングでチーズというコースが出ます。本場オランダではまさにゴーダチーズがデザートとしても楽しまれています。薄く削ったゴーダチーズをドライフルーツを添えてはちみつをちょっぴりかけたりします。またパイやタルトのトッピングとしても活躍しています。

ゴーダチーズの味

ゴーダチーズは苦味も臭みも比較的に少ないのが特徴で、日本人をはじめとする欧米以外の方々にも親しまれやすいです。

苦味

ゴーダは、チーズの中でも、クセがなくまろやかな味わいが特徴であり、苦味もマイルドな方です。というわけでゴーダチーズをそのままでも十分に美味しく召し上がることができます。ところがどれくらいマイルドかも製造過程における熟成の期間の長さによります。

本場オランダから直接輸入してきたような、チーズの専門店で見かけられるちょっと珍しそうなのはハードタイプのゴーダチーズであることが多いです。甘さと苦さが混在した深い味わいは大変魅力的ですが、これがそのまま食べるには少し苦いというご意見も日本人の中で聞こえます。

その場合はお料理に他のチーズと混ぜて使用するとゴーダチーズの味わいを保ちながらもクセを気にせずに召し上がっていただけます。

臭み

チーズが苦手な方は多くはチーズの臭いになかなか慣れないという要因が最も大きいと言います。ゴーダチーズは味にクセや苦味が比較的弱い方であると同様に、臭みも他のチーズに比べて気にならない方です。

ただ、ゴーダチーズは味も臭いも時間とともに変化しやすいです。ゴーダチーズのようなセミハードタイプのチーズの臭いを抑えるための保存法を紹介いたします。

保存法

チーズ本体をオーブンシートで包んでからラップで包み、密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると良いです。ずっと閉じたままですと蒸れてしまうので、3日に一度は空気に触れさせるとよいです。

片面だけ極端に乾燥してしまうのを防ぐために、ゆっくり時間をかけて一つのブロックを食べて行く場合は、毎回ナイフを入れる断面を交換して行くと良いです。

万が一チーズにカビが生えてきても全部捨てることはしなくていいです。その部分を削れば大丈夫ですし、実はカビが生えたと思ったのは、単に組織がもろくなり、味にえぐみが出てきて、熟成が進んでいる証拠です。
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ゴーダチーズの特徴

ゴーダチーズの最大の特徴かつ魅力としては、そのクセの無いクリーミーでさっぱりとした味わいと豊かなコクです。ナチュラルチーズの初心者の方にはとても食べやすいチーズです。一方で、決してゴーダチーズの味わいは物足りないではなく、熟成が進むと旨みや香りが増してコクも深くなります。

日本人にとっては、やはり日本で製造されるゴーダチーズもです。オランダのものよりもさらに癖が少ないのが特徴です。また、輸送の必要もないので比較的熟成の若いゴーダチーズを楽しむこともできます。

ゴーダチーズの作り方

ゴーダチーズはオランダ発祥のチーズとして有名ですが、実は最初に13世紀にイタリアのゴーダ村という場所で作り始められた説があります。イタリアの田舎の農家において主婦の間で、母から娘へ伝統のの味が伝わってきました。

その何100年後の19世紀ころからオランダに作り方が伝わり、そこでも作られるようになりました。今ではオランダ全体で作られているチーズの60%がゴーダチーズで占められています。日本には江戸時代という、これも大昔に輸出されてきました。本日は日本人に最も好まれるチーズの1つになってきました。

以下では、ゴーダチーズの製造法の特徴を紹介いたします。

ゴーダチーズの作り方の基本

ゴーダチーズはオランダでは一般的に2-10キログラムの大きな塊で熟成させます。今では家庭や個人向けに数百グラム単位の小さな塊でも作られています。基本的な過程は以下になります。生乳を65度以下で殺菌し、その後32度程度まで冷やしてからレンネットを添加して、まるで豆腐のように固まらせます。

レンネットとはタンパク質を凝固させる物質です。固まった状態はカードと呼ばれますが、これを丸い型に移し、圧力をかけてホエーを抜きます。最後に塩水に浸し、この状態で2か月以上熟成させます。一番技術が必要なのは、ホエーを抜く際の圧力のかけ方であり、コツをつかむのが難しいです。また、製造の過程で雑菌が混入しやすいのも難点です。

熟成の期間の長さ

ゴーダチーズは一般的には熟成後2か月から食べられます。同じゴーダチーズでも、製造過程における熟成の期間の長さによって味が変わってくるのも面白いです。それは、熟成が進むにつれて食感が硬く締まっていき、どこか甘苦くてコクのある香ばしい風味が現れます。

この熟成の期間の長さにより、セミハードタイプのゴーダチーズとハードタイプのゴーダチーズに分かれます。前者は熟成期間が比較的短いために食感が柔らかめである上、味もあっさりしていてクセが最も少ない状態です。ゴーダチーズ初心者の方はこのセミハードタイプがです。

それに対してハードタイプは成が進んでいるものであり、味に深みと旨みが増し、独特の風味が詰まったチーズに変身しています。こちらはチーズ上級者向けです。

ゴーダチーズのカロリーと栄養素

ゴーダチーズ100gあたりのカロリーと基礎栄養素は以下となります。

カロリー380kcal、たんぱく質25.8g、炭水化物(糖質)1.4g、脂質29g、コレステロール83mg、食塩相当量2g、カルシウム680mg、ビタミンB20.33mg。ご覧のようにカルシウムに富んだ食べ物です。

ゴーダチーズの優れた栄養素

ゴーダチーズは実は、良質なタンパク質やビタミンやミネラルなどの普段の食事では不足になりがちな栄養をバランス良く豊富に含んでいます。ダイエットには糖質の代謝に効くビタミンB類が非常に重要な項目です。

まず、ゴーダチーズは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、かつ疲労回復に役立つビタミンB1を含んでいます。細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6も摂取できます。

また、貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンである葉酸やビタミンB12も含みます。さらに、乳製品ですので、骨や歯を構成するのに必要なカルシウムやリン、マグネシウムなども補充できます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、むくみ防止、高血圧の予防に役立ちます。 

ゴーダチーズとチェダーチーズの違い

ゴーダチーズとチェダーチーズはどちらも日本で広く親しまれているチーズで色味も似ていることから分別することが難しい場合もあります。ここでは両者の違いを解説いたします。

ゴーダチーズ

ゴーダチーズとは、冒頭で紹介したように、主に原産国がオランダであり、セミハードタイプのチーズです。主成分が牛乳、乳酸菌、レンネット(凝乳酵素)です。伝統的なオランダ産のゴーダチーズの形状としては、直径35cm程度、高さ10cm程度、重量10kg前後で円盤型になっています。表皮は黄色や赤色のワックスでコーティングされており、中のチーズは黄色いです。

味わいはマイルドながらもしっかりとしたコクと旨味が含まれており、そのままでも美味しく召し上がれますし、幅広い料理に使用されています。加熱すると溶けやすく糸を引くので、モッツァレラチーズと合わせてピザのトッピングやチーズフォンデュの材料に特に使用されることが多いです。

チェダーチーズ

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一方で、ゴーダチーズとよく似ているチェダーチーズは、イングランドのチェダー地方発祥のハードチーズで、こちらも牛乳、乳酸菌、レンネット(凝乳酵素)がおもな原料です。チェダーチーズには、熟成の段階でに四角く切ったカード(牛乳の凝固成分)を積み重ね、約15分おきに反転を繰り返す「チェダリング」と呼ばれる独自の工程が行われます。

伝統的なチェダーチーズの外見としては、直径も高さも35cm程度、重量20~25kgの円筒状ですが、最近では四角形に成形されるものも多く出回っています。より鮮やかなオレンジに近い色の「レッド・チェダー」、そして着色されていない「ホワイト・チェダー」のバリエーションもあります。チェダーチーズはゴーダチーズに比べてより酸味が強いです。

ゴーダチーズは万能

この記事でゴーダチーズがいかに優れているチーズなのかが伝わりましたか。味わいに苦味やクセが少ないためにナチュラルチーズの初心者でも抵抗なく美味しく召し上がれます。栄養が豊富であるために、普段のお食事にプラスするとビタミンやミネラルの補強ができます。是非ともお家でご自身の好みに合わせてアレンジしたりお料理に活用してみてください。
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