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なめこのぬるぬるは洗うべきか洗わないべきか|真空パック/冷凍

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なめこのぬるぬるの正体

なめこはブナの木のそばに生えるきのこ類の一種です。原木栽培もしくは菌床栽培されます。この成分は、食物繊維の一種であり、なめこを乾燥から守る役割を果たしています。

オクラや長芋など、他の野菜にも同様の成分が含まれています。

免疫力の向上

ネバネバは、乾燥から保護する働きがあるため、体内のさまざまな粘膜を保湿してくれます。例えば、目の粘膜を保護することでドライアイを予防したり、胃腸の粘膜を保護することで胃もたれを防いだりします。そして、鼻やのどの粘膜の保護から風邪予防にも役立ちます。

ダイエット効果

なめこは、ダイエットにも効果があると言われています。パントテン酸と呼ばれる成分は、糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変えて、代謝を促進します。

また、食物繊維のおかげで便通が良くなるので便秘が解消されます。また、コレステロール値の低下にも効果がありますので、代謝がいい痩せやすい身体に導いてくれます。

美容効果

また、コンドロイチンやトレハロースといった保湿力の高い成分も含まれているため、美容にもいいと言われています。これらの成分は、乾燥を防ぎ、皮膚や粘膜に水分を与えて保湿する働きを持っています。

二日酔いの予防

なめこには、脂質をエネルギーに変えて代謝を促進する成分が含まれているため、飲み会での食べすぎ・アルコール摂取に役立ちます。なめこに含まれるナイアシンという成分は、アルコールのアセトアルデヒドを分解し、無毒化させる効果があります。

なめことなめたけの違い

よく瓶詰めで売られている、ご飯にかけて食べるなめたけは、名前は似ていますが、実は別物です。なめたけは、エノキタケの醬油漬けです。独特のとろみや似たような名前から、なめこと混同することが多いですが、なめこではありません。なめたけのぬるぬる感は、調理法からできた物です。

なめこのぬるぬるは洗うべきか洗わないべきか

なめこのぬるぬるを洗うべきか、洗わないべきか、一体どちらが正しいのでしょうか。きのこ類を洗うかどうかの問題は、なめこ生産者の間でも意見が分かれます。

なめこは生食せずに加熱調理して食べる食材のため、基本的に、新鮮ななめこは洗う必要はないと言われています。反対に、日が経っているものや酸っぱい匂いがする場合は、洗う方が良いでしょう。

真空パック・株付きのなめこ

スーパーでは、真空パックに入ったなめこが主流ですが、他のきのこ類のように株付きで販売されているなめこもあります。

真空パックに入ったなめこはそのまま料理に使っても問題ないでしょう。気になる場合は、水でさっと洗う程度にします。天然の株付きのなめこは、土やコケが付いたままの場合が多いので、洗う必要があります。石づきは固くて食べられないので、切り落としてからさっと洗います。

缶詰のなめこ

なめこは缶詰でも売られています。真空パックのなめことは異なり、なめこの傘部分のみに切り落とされています。缶詰のなめこは汁を捨てずにそのまま使うことができるので、洗う必要はありません。どうしても気になる場合は、軽く洗いましょう。大根おろしと和えたり、なめこの味噌汁を作ったりするのに便利です。
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冷凍保存・解凍

基本的になめこは賞味期限が短い食べ物です。生のなめこの場合は、2~3日しか冷蔵保存できません。しかし、なめこを冷凍保存することで、約1ヵ月保存が可能になります。しかも、冷凍しても、ぬめりが無くなりません。

真空パックの袋に入ったものは、そのまま冷凍保存できます。小分けにして冷凍すれば、使用する分だけ解凍することができます。

株付きのものは、石づきを切り落とさずにそのまま冷蔵保存します。株付きなめこを冷凍保存する場合も同じく、小分けにジッパー付きの袋に入れて保存します。

解凍する際には、冷蔵庫に入れて解凍・解凍せずにそのまま調理することができます。急速解凍したい場合は、水を張ったボウルに袋に入った冷凍なめこを浸けて解凍させます。直接なめこに水をつけるとぬめりが取れてしまうので、株付きなめこだと急速解凍はできません。

【料理別】なめこを洗うべきか否か

なめこの味噌汁

長ネギと油揚げを一緒に入れたなめこのお味噌汁です。お味噌汁になめこを入れる際は、ぬめりがあると美味しさが増しますので、基本的に洗う必要はありません。洗う場合には、あまり洗いすぎない方が良いでしょう。なめこをお味噌汁に入れることで汁ごと摂取することができるので、栄養価が高くなります。

なめこ汁

忙しい朝も時短で汁物が準備できます。なめこで栄養満点のお味噌汁です。汁物になめこを使う場合は、洗う必要はないでしょう。

長芋となめこの味付けとろろ

10分で完成する、食物繊維が豊富な長芋となめこを合わせた一品です。白ごはんにかければ、何倍でもご飯が進みます。この場合は、なめこをお湯にくぐらせてから調理します。

なめこたっぷり揚げだしどうふ

なめこのあんかけをかけた揚げ出し豆腐です。なめこのぬめり成分を活かして片栗粉の働きも果たすことができます。とろみを出した方が良い場合は、なめこは洗う必要はないでしょう。

天然デトックス効果♪なめこおろし和え

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なめこと大根おろしで作るさっぱりとしたおつまみです。花形で繰り抜いた人参を飾れば、おもてなし料理として出すこともできます。揚げ物の付け合わせにもピッタリです。

ほうれん草となめこのみぞれこぶおろし和え

ほうれん草・なめこに大根おろしを一緒に加えた和え物です。和え物の場合は、食材に水気が無い方がいいので、なめこを洗った方がいいでしょう。

なめことキュウリの和え素麺

夏バテで食欲がない時になめこを使ったそうめんです。冷しゃぶドレッシングを使うので、とても簡単に調理できます。なめこは下茹でをしてから、水気を切ってそうめんと和えます。

なめこを洗うのは何故?

加熱調理して食するなめこは、一般的に洗う必要はありません。調理前になめこの酸味が気になる場合は、さっと洗う必要があります。しかし、洗いすぎると、せっかくのぬめりや旨み成分がなくなってしまうので気をつけてください。

また、調理法によってはなめこのぬめりを落として使用したい時もありますので、その場合にはなめこを洗った方が食感が良くなります。料理別に見ると、味噌汁に入れる場合はそのまま洗わずに使用することが多いですが、和え物として入れる場合は、水気を切ることが多いです。

なめこは生で食べられず、加熱調理が必要です。和え物としてなめこを使う場合は、お湯にくぐらせるのを忘れないでください。

なめこは軽く洗う程度にしましょう

なめこを使った料理はどれも時間をかけずに簡単に調理できるので、時短料理に非常に便利です。加えて、栄養価も高いため、一石二鳥と言えます。スーパーでは小さな真空パックに入ったなめこが多く売られており、一人分の食事にも最適です。

一般的に、きのこ類は洗うべきか否か迷うところですが、なめこの場合は洗う必要はないと言えるでしょう。さっと軽く洗うだけで、成分を損なわないようにすることが大切です。

納豆やオクラなど、粘り気がある食材はその特徴から苦手意識を持つ人もいるでしょうが、そのぬめりには健康に良い成分が含まれています。調理方法を変えれば、なめこのぬめりが気にならないので、上記のレシピを参考に作ってみてください。

なめこは調理が簡単のため、私たちの毎日の食事に簡単に取り入れられます。乱れがちな食生活になめこ料理を一品添えてみてはいかがでしょうか。
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