cms-import-kajikko-wp

ここが違う!「いくら」と「すじこ」の違い|レシピ6品も紹介

[allpage_toc]

「いくら」と「すじこ」とは

みなさんは、「いくら」と「すじこ」をご存知でしょうか。ご存知のとおり、いくらはプチプチとした食感で寿司ネタとしても大の食材です。

しかし、すじこはあまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしくは何が違うのか分からない方もいらっしゃるでしょう。今回は、意外と知らない「いくら」と「すじこ」について詳しくご紹介します。

いくらとすじこは何の卵?

いくらとすじこは、どちらも魚卵に分類されます。いくらとすじこは何の卵かというと、どちらもサケとマスの卵です。

あれ、いくらはサケの卵じゃないのと思った方もいらっしゃるでしょう。ご存知でしょうか。実は、元々サケもマスの一種でどちらもサケ科に属する仲間なんです。地方によって呼び方が異なる場合はありますが、一般的にはマスの卵であってもいくらと呼ばれています。

産地

すじこといくらの産地は幾つもあります。まずすじこは、ロシア産が量販店でよく見られます。北欧産やアラスカ産もあります。国産では、北海道や東北が有名です。

いくらも国内では北海道産が代表的ですが、東北産や三陸産も多く見られます。海外では、ロシアやカナダ、アラスカ産などが出回っています。

旬な時期

輸入品や冷凍技術の発達などで年中出回っている印象がありますが、いくらの旬は秋の9月~11月です。それに比べてすじこの旬は少し早く、8月~11月初め頃になります。旬の物はツヤがあり食感も格別で美味しいです。短い旬を逃がさないようにしましょう。

「いくら」と「すじこ」の違い

いくらとすじこは、同じ魚(サケやマス)の卵だということがお分かりいただけたでしょうか。では、両者は一体何が違うのでしょう。呼び方だけの違いでしょうか。いえいえそんなことはありません。両者は似て非なる物です。次は、いくらとすじこの異なるところを詳しくご紹介します。

「いくら」と「すじこ」の作り方

いくらは、産卵前のサケから卵巣を取り出し卵巣膜を除き、卵を1粒ずつばらしていきます。これを醤油などの調味液に浸け込めば、一般的に出回っているいくらの完成です。バラ子と呼ばれることもあります。

それに対し、すじこの作り方は簡単です。サケから卵巣を取り出したものが生すじこです。ただ一般的に出回っているものの多くは、塩蔵加工したすじこです。作り方で違いを言えば、すじこをばらせばいくらになるという訳なんです。

「いくら」と「すじこ」の栄養

いくらもすじこも、動脈硬化の予防が期待できるEPAや、脳の働きを活発にしてくれるDHAが多く含まれています。また、ビタミン類も豊富です。しかし、すじこよりはいくらの方が全体的な含有量は多めです。

その理由は、獲る時期の違いにあります。すじこは、未成熟の卵巣を使います。対して、いくらは成熟した卵巣が用いられます。そのため、すじこは粒も小さく、成熟したイクラの方が栄養も豊富という訳です。
[no_toc]

「いくら」と「すじこ」の値段

その時々で値段は変化しますが、一般的にいくらに比べてすじこは安価で販売されています。半額ほどで手に入ることも珍しくありません。いくらは、一粒一粒丁寧にほぐす手間が価格に表れていると考えられます。

いくらが食べたいけどなかなか手が出ないという場合は、新鮮なすじこを買って、自家製のいくらを作ってみるのもです。

「いくら」と「すじこ」の保存方法

いくらとすじこが塩漬けや醤油漬けで販売されているのは、保存性を高めるためです。生のものは保存がきかないため、旬の短い期間しか出回りません。

家庭で保存する場合は、いくらの場合は消毒した容器に入れ潰れないように空気を抜いて冷凍します。すじこは1本ずつラップにくるみフリーザーバックなどに入れて冷凍します。どちらも1ヶ月を目安に食べきりましょう。

「いくら」と「すじこ」の食べ方

いくらは、寿司ネタや海鮮丼はもちろん、パスタやサラダのトッピングなどざまざまな食べ方が楽しめます。

それに比べて、すじこは塩蔵加工のものが多くしょっぱいため、あまりアレンジがききません。すじこの食べ方でなのは、シンプルにすじこだけを楽しむことです。ご飯に乗せてもいいですし、おにぎりの具やおつまみにもぴったりです。

すじこに挑戦したい方になのはこちら!

いくらは何度も食べたことがあるけれど、すじこは一度も食べた事が無いという方、案外いらっしゃるのではないでしょうか。すじこ未経験の方にしたいのが、サーモン専門店岩松の訳あり天然紅鮭筋子 (500g)です。

個体が細かったり切れていたりと見た目が少し悪い訳あり商品のため、お手頃価格で販売されています。しかし、味はとても美味しいと評判です。おにぎりやご飯のお供にぜひ食べてみてください。

「いくら」と「すじこ」のレシピ5品

いくらとすじこを使った簡単レシピを厳選して5品ご紹介します。オーソドックスな丼物からパスタ、サラダなど盛りだくさんです。毎日色んなレシピで楽しめば、たくさん買ってもいただいても、あっという間に無くなってしまうでしょう。

1:親子でおいしい!簡単いくら丼

まずは、丼ぶりにしてイクラをたっぷり楽しみましょう。しかしただのイクラ丼ではありません。錦糸卵や大葉、海苔を散らせば色鮮やかで見た目も美しいイクラ丼の完成です。

錦糸卵さえ作れば、あとは材料を乗せるだけなので簡単です。大人はわさびをつけてぴりっと美味しくいただきましょう。

材料 (4人分)

いくらのしょうゆ漬け適量

生卵2個

大葉1~2束(5~10枚)

きざみのり適量

ご飯丼1杯分

わさびチューブでもなんでもOK

醤油適量

砂糖適量

1

砂糖を入れて、錦糸卵を作ります。

※いくらにしっかり醤油味がついているので、卵に砂糖を入れて、少し甘めにしました。

2

大葉をくるくる巻いて千切りにし、ほぐします。

3

温かいご飯をどんぶりに盛り付けます。

4

錦糸卵をご飯の上に散らばせます。

5

錦糸卵の上に大葉を散らばせます。

※大葉が苦手なお子さんは、大葉なしでOKです♪

6

その上に、きざみのりを散らばせます。

7

一番上に、いくらの醤油漬けを乗せます。

8

好みの量のわさびを醤油でとき、最後に上からかけて、いただきます♪

※いくらにしっかり味がついているので、醬油は少なめに。

https://cookpad.com/recipe/4128750

2:簡単すし飯でカップ寿司

寿司によく使われるいくらですが、カップに入れるだけでパーティ料理に早変わりです。いくらやまぐろ、きゅうり、納豆、大葉などたくさんの具材を用意すれば、色んな種類のカップ寿司をつくることができます。

とても簡単なのに、見た目も華やかに仕上がります。ご家族や友人に喜んでもらえること間違いなしのレシピです。
[no_toc]

ミツカンお酢 ミツカンお酢

材料 (4人前)

ミツカン すし酢昆布だし入り小さじ4

ごはん1.5合分

■ <お好みの具材>

まぐろお好みで

厚焼き卵1個分

きゅうり1/2本

鮭フレーク大さじ1

いくら大さじ1

ミツカン 金のつぶ におわなっとう1パック

とりそぼろ大さじ1

万能ねぎ(小口切り) 適量

青じそ適量

しょうゆお好みで

1

写真

今回は、「ミツカン

すし酢昆布だし入り」を使います。

2

<お好みの具材>を切る。まぐろ、厚焼き卵、きゅうりは角切りにする。青じそは正方形に切る。

3

カップにご飯を入れ、小さじ1杯のミツカン すし酢昆布だし入りをかける。

4

にの具材を盛り付ける。

https://cookpad.com/recipe/1614961

3:鮭とほうれん草といくらの和風パスタ

お寿司や丼に飽きたら、いくらを使ったパスタはいかがですか。サケといくらで親子丼ならぬ親子パスタを作りましょう。ニンニクの香りとバターのコクがとても美味しいレシピです。ほうれん草を入れて、野菜もしっかり食べましょう。

料 (2人分)

生鮭2切れ

ほうれん草1袋

パスタ180g

ニンニク 2かけ

バター30g

めんつゆ(濃縮タイプ) 大さじ2〜

いくら適量

青ネギ 適量

刻み海苔適量

1

鮭は皮をはぎ一口大に切り、酒と塩を少々(分量外)ふっておく。ほうれん草はさっと茹で水にはなし、よく絞り5センチに切る。

2

フライパンにバターと微塵切りにしたニンニクを入れ香りがしてきたら鮭を入れる。鮭に火が通ったら1のほうれん草を入れる。

3

塩(分量外)を入れて茹でたパスタを2のフライパンに入れざっと混ぜ、めんつゆを入れて混ぜる。味をみて足りなければ足す。

4

お皿に盛り付けた後、いくら、青ネギ、刻み海苔を散らして完成!いただきまーす\(^o^)/

https://cookpad.com/recipe/3958683

4:自家製いくらの醤油漬け

先ほども少し触れましたが、新鮮なすじこがあれば自家製のいくらの醤油漬けを作ることもできます。いくらに比べお手頃価格で手に入りますので、経済的にも魅力的です。

イクラの醤油漬けはとても難しいイメージがありますが、意外と簡単です。北海道など、いくらを作るのが秋の風物詩となっている地域もあります。粒をほぐす時は、潰さないように優しく進めましょう。

材料 (5人前)

いくら、筋子1腹

酒20g

みりん 20g

醤油20g

1

漬け汁をつくります。お酒とみりんは沸騰させてアルコールをとばし、アルコールがとんだら、醤油をいれ完全に冷まします。

2

お湯を50度くらいの温度にし、塩を10gいれ、ボールに入れる。買ってきてあった筋子を入れて優しくほぐす。

3

お湯につけて優しく触ってあげると、ビックリするくらい綺麗にとれますよ。

4

薄い膜をきれいにとったら、水をボールに貯めて優しく、かつ、素早く洗う。水への長時間漬け込みは禁止です。

5

白く濁りますが、塩を少し入れまぜるとまた、綺麗な色になるもどります。

6

あとは、作っておいたつけ汁につけるだけです。いまの時期よく売られてますよね。保存をしっかりすればお正月にもいけます。

https://cookpad.com/recipe/4132558

5:簡単!美味しい はらこめし

はらこ飯とは、宮城県の郷土料理として有名です。サケを醤油やみりんなどで煮込み、その煮汁でご飯を炊きます。炊きあがったご飯にサケといくらを乗せればはらこ飯の完成です。

はらことは、サケの腹子のことです。江戸時代には、かの伊達正宗公に献上されたはらこ飯はいまや全国で有名な料理になり、駅弁や飲食店でも楽しむことが可能です。しかし、比較的簡単に自宅でも作れますので、ぜひできたてを楽しんでください。

材料 (4人分)

鮭(切身)4切れ(約400g)

いくらの醤油漬100g

米4合

大葉(千切り)5枚

A 醤油100cc

みりん 10cc

酒100cc

1

鮭は皮と骨を取り、厚さ5mmほどのそぎ切りにする。

2

Aを鍋に入れ煮立たせ、火を止める。

切った鮭を鍋に並べて再び沸騰させる。色が変わったところで火を止め、鮭を取り出す。

3

米をとぎ、5分ほど水を切る。

4

炊飯器に米と鮭を煮た煮汁を入れ、水を4合の目盛まで入れる。

白米を炊くの要領で炊飯スイッチを押す。

5

炊き上がったら、煮た鮭の半分を入れて混ぜ合わせる。

6

ご飯を器盛り、残りの鮭・いくら・大葉をのせて出来上がり。

https://cookpad.com/recipe/5282143

6:アボカドとサーモンとイクラのサラダ

最後にご紹介するのは、「アボカドとサーモンとイクラのサラダ」です。実は、いくらはアボカドとの相性も抜群なんです。

サラダですので、野菜を切って盛り付けるだけとお手軽です。アボカドとキュウリの緑、サーモンのピンク、いくらの赤とカラフルですので、ぜひ透明の器に入れ見た目も楽しみましょう。わさびが利いたドレッシングでさっぱりいただけるレシピです。

料 (2~3人分)

アボカド1個

きゅうり半分

スモークサーモン2~3枚

いくら約大さじ1

■ ●ドレッシング

レモン汁 適量

しょうゆ適量

わさび適量

オリーブオイル 適量

1

アボカドは1センチ角に切り、レモン汁(分量外)をまぶしておく。

2

スモークサーモンも1センチ角くらいに切る。キュウリは縦に半分にしてから斜めに薄切りにする。

3

ドレッシングの材料をあわせてよく混ぜておく。ドレッシングは一人あたり小さじ2くらいでOK。

4

アボカドとスモークサーモンをドレッシングの半量で和える。まぜるときはアボカドが崩れないよう軽く混ぜてください。

5

小鉢の底にキュウリをしき、上から(4)のアボカドサーモンを等分して乗せる。上からイクラを乗せ、残りのドレッシングを回しかけて出来上がり。

https://cookpad.com/recipe/480423

今が旬!「いくら」と「すじこ」を食べよう

今回は「いくら」と「すじこ」について詳しくご紹介しました。違いがよく分からないという声も多い両者ですが、見た目をはじめ成熟具合などの違いがあることをお分かりいただけたのではないでしょうか。

いくらとすじこを使ったレシピもご紹介しました。いくらはさまざまな料理に合いますし、すじこはご飯のお供に最適です。「いくら」と「すじこ」それぞれの良さを知り、使い分けるようにしましょう。特に、旬のものは絶品ですのでです。
[no_toc]

この記事に関連する情報をチェックしよう!

いくらを使ったレシピをもっと知りたいという方には、ひとつ目のリンクの記事がです。いくらを使ったおかずやおつまみのレシピが盛りだくさんです。

また、ご紹介したようにアボカドといくらはよく合います。とはいってもアボカドにはあまり馴染みが無いという方には、2つ目のリンクの記事がです。いくら以外にも、アボカドと相性のいい食材を使った丼レシピをご紹介しています。
モバイルバージョンを終了