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ベーキングパウダーの代用品とは?|重曹を使った菓子レシピ5選

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お菓子作りに活躍するベーキングパウダーとは

お菓子作りのレシピによく登場するベーキングパウダーは、ケーキなどをふっくらとさせる働きがあり「ふくらし粉」とも呼ばれます。

ベーキングパウダーは液体に溶けて加熱されるとガスが発生し、お菓子の生地をふわふわにふくらませることができます。

どういう役割をするのか

ベーキングパウダーは、お菓子をふっくらとふくらませる役割があり、ホットケーキやパウンドケーキ、まんじゅうなどがフワっとしているのはベーキングパウダーの働きのおかげです。

もしベーキングパウダーを使用しないと、ベタっとした餅のような食感のお菓子になってしまいます。

成分は?

ベーキングパウダーの主な成分は以下の通りです。

・重曹:ベーキングパウダーの主な成分でアルカリ性
・酒石酸類:重曹と中和することでガスを発生させる役割がある、酸性の物質
・でんぷんなど:ベーキングパウダーが保存中に中和反応を起さないよう、アルカリ性と酸性を遮断する役割がある


アルカリと酸が液体に溶けた際の中和反応によるガスと、お菓子を焼くときに加熱することにより発生するガスにより、お菓子がふくらみます。

ベーキングパウダーの代用品は?

クリスマスやバレンタイン、お子様のおやつなどに手作りお菓子を作りたいけどベーキングパウダーがない、そんな時にベーキングパウダーの代用品を知っておけばお菓子作りをあきらめる必要はありません。

ここからは、ベーキングパウダーがない時の代用品を紹介します。

重曹

ベーキングパウダーには重曹が入っており、重曹は代用品としてもっとも適しています。最近、ナチュラルクリーニングの必須アイテムとして注目されている重曹ですが、お料理にも幅広く使えるのが重曹です。

ベーキングパウダーは開封後長期間保存していると、品質が劣化してしまいますが、重曹は劣化しないので、たまにしかお菓子作りをしない人なら、重曹を常備しておくといいでしょう。

パン用ドライイーストや酵母

ベーキングパウダーの代用品として、パン用ドライイーストや酵母が使えます。ドライイーストや酵母を使ったお菓子の生地は、30度程度に保っておくと発酵してふっくらとふくらみます。

イーストや酵母でベーキングパウダーを代用すると、発酵する時間が必要になるので、急いでいる時にはできません。またイーストや酵母の香りや風味が出るので、ベーキングパウダーを使った味とは違う味になってしまいます。

ホットケーキミックス

ホットケーキミックスにはあらかじめベーキングパウダーと同様の成分が入っているので、ベーキングパウダーがない時には小麦粉とベーキングパウダーをホットケーキミックスで代用できます。

ホットケーキミックスはクッキーや蒸しパン、パウンドケーキなども作れますが、香料が入っているので、和風のお菓子には向かない場合があります。

ベーキングパウダーを重曹で代用する方法

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ベーキングパウダーの代用品を紹介していましたが、一番使い勝手がいいのは重曹でしょう。ただし重曹はベーキングパウダーよりふくらみが悪かったり、量が多すぎると苦みが出たりします。

ここからはベーキングパウダーを重曹で代用する際の分量や効果的な使い方を紹介します。

分量は?

お菓子のレシピでベーキングパウダーを使用している場合、重曹で代用するなら分量はベーキングパウダーの半分弱が適量です。ベーキングパウダーと同じ量の重曹を入れてしまうと、重曹の苦みが強く出てしまいます。

小麦粉100gに対してベーキングパウダーなら4~5g、重曹で代用するなら2gが目安です。

お酢を入れるとよく膨らむ

ベーキングパウダーの代用として重曹を使うと、キメが荒くなったり苦みがでたりする場合がありますが、これらを回避するためにはお酢が有効です。

重曹とお酢が混ざることでアルカリと酸の中和反応が起きるため、より膨らむ効果が高くなり、重曹の成分も中和されるので苦みも出にくくなります。

重曹とお酢を使う時のポイント

ベーキングパウダーの代用として重曹とお酢を使う場合のポイントは2点あります。

・重曹1に対してお酢3の量が目安
・混ぜたらすぐに加熱調理する


お酢をたくさん入れすぎると酸っぱくなってしまうので、重曹小さじ1に対しお酢大さじ1入れるのが目安です。

重曹とお酢を混ぜるとすぐにシュワシュワと発泡が始まります。中和反応が終わると泡が出なくなってしまうので、混ぜたらすぐに加熱調理しましょう。

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重曹を使ったお菓子のレシピ

ベーキングパウダーの代用として使えるものを紹介してきました。紹介した中でも重曹はベーキングパウダーと置き換えしやすく、発酵時間もかからず、余分な香りが付いていないので使い方を覚えておくといろいろなお菓子に使えます。

ここからは、重曹を使ったお菓子のレシピを紹介します。

レシピ1:超絶ふわふわ黒糖蒸しケーキ

黒糖を使った懐かしい味わいの蒸しケーキです。重曹とお酢の中和反応で起きる発泡の力で、驚くほどふわふわの食感です。

発泡のピークを逃さないよう、蒸し器のお湯を準備してから材料を混ぜてください。蒸し時間は20分程度ですが、時短したい場合はカップなどに小分けして蒸せば10分程度で作れます。

材料(4人分):

1.薄力粉 70g

2.重曹 小さじ1

3.牛乳 50cc

4.たまご 1個

5.黒砂糖 50g

6.酢 大さじ3

7.黒ゴマ 適量

作り方:

1.薄力粉と重曹の分量を計り、合わせてふるっておく。

2.ボウルに牛乳、黒砂糖、たまごを入れ、泡立て器でぐるぐるとよく混ぜる。

3.1の粉類も加え、よく混ぜたら、酢も加える。

モコモコと泡立ちますが、気にせずよく混ぜる。

4.クッキングシートをひいた型に流し込み、黒ゴマをふり、湯気が上がった蒸し器で蒸す。

私は500ccのシリコン型で、20分蒸しました!

串をさしてみて、生地が付かなければ出来上がり!

http://www.recipe-blog.jp/profile/148341/recipe/871176

レシピ2:卵なしふわふわしっとりチョコケーキ☆

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卵を使わなくてもしっとりふわふわに仕上がるチョコケーキです。重曹とお酢の発泡の力でふわふわに、オイルを入れた効果でしっとりとした食感です。

チョコと相性のいいバナナを混ぜ込んでいますが、バナナ以外のフルーツでもOKです。レーズンやオレンジも合うでしょう。

材料:

1.粗糖 1カップ

2.ココア 1/4カップ

3.ベジタブルオイル(またはキャノーラオイル 1/3カップ

4.牛乳 1カップ

5.小麦粉 1+1/2カップ

6.重曹 小さじ1/2強

7.酢 大さじ1

8.バニラエッセンス 小さじ1

9.*バナナ 1本

作り方:

1.オーブンは190℃に予熱。粗糖とココアを混ぜておく。小麦粉と重曹をふるっておく。

2.①のボールにオイルをいれ混ぜ、牛乳を加える。

3.小麦粉と重曹を加えざっくり混ぜる。粉っぽさがなくなったらバニラエッセンスと酢を加える。+お好みでフルーツ(今回はバナナ)

4.型に流してオーブンで約30分。サーブする前に粉砂糖でお化粧して出来上がり~☆

1カップは250ccです。型は 25x15x4cmのスクエア型です。バナナの代わりに洋ナシも美味しいです。ドライフルーツや缶詰のフルーツを使っても☆☆

http://www.recipe-blog.jp/profile/201914/recipe/1033937

レシピ3:たい焼き

ときどき無性に食べたくなるたい焼きは、お店で買うと家に着くころには冷めてしまいますが、家で作ればほかほかのできたてを味わえます。

準強力粉と薄力粉を使った生地は、もちもちの食感で冷めてもおいしくいただけますが、薄力粉だけで作ってもOKです。ビタントニオのたい焼きプレートを使っていますが、ない場合はフライパンで薄く焼いて、あんこをはさんで食べてみてはいかがでしょう。

材料(5人分以上):

1.★卵 1個

2.★はちみつ 30g

3.★みりん 大さじ1

4.★太白ごま油 大さじ1

5.★牛乳 100g

6.☆準強力粉 70g

7.☆薄力粉 30g

8.☆重曹 2g

9.☆三温糖 20g

10.お好みのフィリング 適量

作り方:

1.今回はビタントニオのたい焼きプレートを使用しています。

2.★の材料を混ぜて液体を作っておく。☆の粉類をふるいにかけ砂糖を入れ混ぜる。

☆に★の3回程度に分け入れながら、ダマができないようにその都度混ぜ生地を作る。

3.温めたプレートに生地を流しいれあんこやクリームなどお好みのフィリングを入れたら、再度溢れない程度に生地をかけて閉じます。2分程度おき、お好みの焼き色になっていたら取り出し完成です。

焼き色は結構つきやすい方です。

http://www.recipe-blog.jp/profile/52987/recipe/1111551

レシピ4:オート&ヨーグルトソーダブレッド

ソーダブレッドとは重曹の力で膨らませる簡単につくれるパンです。発酵しないので思い立った時に作ってできたてを食べられます。

オートミールを混ぜ込んだ生地にキャラウェイシードトッピングした素朴な味わいで、朝食やおやつにピッタリです。重曹のアルカリと生地に混ぜたプレーンヨーグルトの酸の中和反応でよくふくらみます。

材料:

1.全粒粉 250g

2.薄力粉 50g

3.ベーキングソーダ(重曹) 小さじ1.5

4.塩 小さじ1

5.オートミール、ひいたもの 180g

6.プレーンヨーグルト 300ml+α

7.白ごま 小さじ1

8.キャラウェイシード 小さじ1/2

9.フラックスシード(亜麻) 小さじ1/2

作り方:

1.全粒粉、薄力粉、重曹、塩をあわせふるいにかける。

2.1にオートを加えスプーンでよく混ぜ合わせる。

3.2にヨーグルトを加える。手で捏ね、ほぼひとまとまりになったら、ベーキングシートを敷いたオーブントレーの上に取り出す。

4.3を直径13~14cmの円形に整え、カップに残ったヨーグルトを刷毛で表面全体に塗る。

5.ごま、キャラウェイ、亜麻を混ぜ合わせヨーグルトを塗った表面全体にまぶし手で軽く押さえつける。中心に十字の切れ目を入れる。

6.230度で予熱を済ませたオーブンで20分焼き、その後アルミフォイルを被せ更に10分焼く。

http://www.recipe-blog.jp/profile/81641/recipe/1044410

レシピ5:マシュマロソフトクッキー

チョコクッキーのなかから顔を出すマシュマロがかわいくておいしいソフトクッキーです。

まとまったクッキー生地を薄く伸ばし、半分の厚さにスライスしたマシュマロを包んで焼き上げます。高温で一気に焼きマシュマロが溶けて流れ出さないうちに焼きあげるのがポイントです。表面にヒビが入りマシュマロが見えたら直ぐに取り出してください。

材料(4人分):

1.無塩バター 40g

2.グラニュー糖 50g

3.溶き卵(Mサイズ使用) 1/2個(25g)

4.●ココアパウダー 15g

5.●薄力粉 30g

6.●強力粉 30g

7.●重曹 小さじ1/4

8.バニラオイル 小さじ1/4

9.マシュマロ 12g(3g×4個)

10.☆アーモンドダイス 大さじ1/2

11.☆チョコチップ 大さじ1

作り方:

1.室温に戻したバターを練り、クリーム状になったらグラニュー糖を加えて更に練り混ぜる。溶き卵を少しずつ加えクリーム状にする。

2.●の材料をふるって作り方1のボウルに合わせる。

3.バニラオイルを加えて粉っぽさがなくなるまで練り合わせる。生地がまとまったら8等分して丸めておく。

4.マシュマロすべてを横にして半分にカットする。作り方3で丸めた生地を平たく成型したらカットしたマシュマロをのせる。

5.生地でマシュマロが見えなくなるように包んでいく。全部で8個作る。

6.生地のつなぎ目を下にしてオーブンシートをしいた天板に間隔をあけて並べる。トップに☆の材料をのせていく。

7.200度に予熱したオーブンで6分焼く。6分経ったらすぐにオーブンから出して冷ます。焼きたては崩れやすいので触らない。

8.表面が固くなったらクッキーラック等に移し完全に冷まして出来上がり。焼きたてはふんわり、冷蔵庫で冷やすとしっとりします。

http://www.recipe-blog.jp/profile/118408/recipe/1055002

ベーキングパウダーの代用品は重曹が!

ベーキングパウダーがないときは、重曹・パン用イーストや酵母・ホットケーキミックスで代用できることをお伝えしました。特に重曹はどんなお菓子にも対応できるので一番使い勝手のいい代用品といえるでしょう。

重曹は苦みがでたりふくらみが悪い場合がありますが、分量を守ったりお酢を加えたりすればおいしくお菓子をふくらませることができます。

重曹を使いこなしてお菓子作りを楽しんでください。

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