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まんじゅうとは?
まんじゅうとは、小麦粉などをこねて作った生地で小豆あんなどの具を包んで蒸した菓子で、蒸し菓子の一種です。漢字では「曼頭」や「万十」などと書き、中国の具が入っていない蒸しパン、饅頭(マントウ)が変化してまんじゅうと呼ばれるようになったと考えられます。
まんじゅうのルーツは3世紀の中国にさかのぼり、三国志で有名な諸葛孔明が、戦のときに荒れ狂う川を鎮めるため肉まんじゅうを捧げたのが始まりだと言われます。
まんじゅうのルーツは3世紀の中国にさかのぼり、三国志で有名な諸葛孔明が、戦のときに荒れ狂う川を鎮めるため肉まんじゅうを捧げたのが始まりだと言われます。
日本のまんじゅうの始まり
日本のまんじゅうの始まりには大きく2つの説があります。
1つは室町時代に中国の僧侶である林浄因(りんじょういん)が伝えたと言われる説です。林浄因は肉食が禁じられている僧侶であるため、小豆まんじゅうを考えたとされています。
もう1つは、中国の宋から仁治2年(1241年)に日本に帰国した聖一国師(しょういちこくし)が伝えたという説です。酒麹で作る酒まんじゅうを福岡の茶店に伝えたのが始まりと言われます。
1つは室町時代に中国の僧侶である林浄因(りんじょういん)が伝えたと言われる説です。林浄因は肉食が禁じられている僧侶であるため、小豆まんじゅうを考えたとされています。
もう1つは、中国の宋から仁治2年(1241年)に日本に帰国した聖一国師(しょういちこくし)が伝えたという説です。酒麹で作る酒まんじゅうを福岡の茶店に伝えたのが始まりと言われます。
日本三大まんじゅうとは?
日本三大まんじゅうについて聞いたことがあるでしょうか。
日本三大まんじゅうとは、塩瀬総本家の「志ほせまんじゅう」、大手饅頭伊部屋の「大手まんじゅう」、柏屋の「薄皮まんじゅう」のことです。日本三大まんじゅうはどれも歴史があり、一番古い志ほせまんじゅうは約650年間、一番新しい薄皮まんじゅうでも150年間も販売されているロングセラーのまんじゅうです。
日本三大まんじゅうとは、塩瀬総本家の「志ほせまんじゅう」、大手饅頭伊部屋の「大手まんじゅう」、柏屋の「薄皮まんじゅう」のことです。日本三大まんじゅうはどれも歴史があり、一番古い志ほせまんじゅうは約650年間、一番新しい薄皮まんじゅうでも150年間も販売されているロングセラーのまんじゅうです。
日本三大まんじゅうの由来
日本三大まんじゅうという言い方の由来は、色々なものについて日本の三大をまとめた本が出版され、その中でとりあげられたことがきっかけだと言われています。日本三大まんじゅうのの高まりを受け、2017年10月には、岡山市内で「日本三大まんじゅうサミット」も行われました。後で詳しくご紹介します。
まずは日本三大まんじゅうについて、それぞれの誕生秘話やまんじゅうの味などについてお知らせします。
まずは日本三大まんじゅうについて、それぞれの誕生秘話やまんじゅうの味などについてお知らせします。
1:志ほせまんじゅう
日本三大まんじゅうの中で、元祖小豆あん入りまんじゅうと言えるのが志ほせまんじゅうで、まんじゅうの皮がとてもやわらかく、ほのかに甘い小豆あんとの組み合わせが絶品です。
まんじゅうの皮は大和芋と上新粉を合わせて練り上げられています。小豆あんを含め、昔と変わらない材料と作り方が守られていて、日本三大まんじゅうにふさわしい伝統の味です。
まんじゅうの皮は大和芋と上新粉を合わせて練り上げられています。小豆あんを含め、昔と変わらない材料と作り方が守られていて、日本三大まんじゅうにふさわしい伝統の味です。
塩瀬総本家
約660年という長い間、志ほせまんじゅうを作り続ける塩瀬総本家の歴史は、林淨因からはじまりました。
塩瀬総本家の始祖・林淨因は、師匠であった龍山徳見禅師が宋で修業を終えて帰国するときに、一緒に来日したのち奈良で暮らし、まんじゅうを作り販売しました。まんじゅうは寺院に集う上流階級の間で大になり、これが志ほせまんじゅうの原点です。
塩瀬総本家の始祖・林淨因は、師匠であった龍山徳見禅師が宋で修業を終えて帰国するときに、一緒に来日したのち奈良で暮らし、まんじゅうを作り販売しました。まんじゅうは寺院に集う上流階級の間で大になり、これが志ほせまんじゅうの原点です。
2:大手まんじゅう
日本三大まんじゅうの1つ大手まんぢゅうは、ぶどう色のあんが薄い皮から透けて見えるのが特徴です。
生地は備前米を材料として、こうじから作り始め、もち米を加え甘酒にしたものに小麦粉を加えさらに発酵したもので、甘酒のコクが美味しさの秘密になっています。あんは北海道産の小豆が白双糖で練り上げられたもので、しっとりした生地に、あんの甘さが程よくマッチしてとても滑らかなのが特徴です。
生地は備前米を材料として、こうじから作り始め、もち米を加え甘酒にしたものに小麦粉を加えさらに発酵したもので、甘酒のコクが美味しさの秘密になっています。あんは北海道産の小豆が白双糖で練り上げられたもので、しっとりした生地に、あんの甘さが程よくマッチしてとても滑らかなのが特徴です。
大手饅頭伊部屋
150年以上もの間大手まんぢゅうを作り続ける大手饅頭伊部屋は、天保8年(1837)に岡山県大手門前近辺にて創業されました。当時備前藩主であった池田侯は大手まんぢゅうを好み、茶会の席に必ず出したと言われています。
3:柏屋 薄皮まんじゅう
日本三大饅頭の1つ、柏屋の薄皮まんじゅうは、黒糖を混ぜ合わせたこげ茶色の薄皮と、北海道産のあずきを使用した程よい甘さのこしあんが良くマッチしています。薄皮なのであんの比率が多いですが、その割には甘さがしつこくなく、程よい甘さです。
柏屋
大手まんぢゅうを作り続ける柏屋は、今から約160年前の嘉永5年(1852年)に創業されました。
当時宿場町であった福島県郡山に柏屋の茶屋があり、江戸から奥州を結んでいる奥州街道(五街道の1つ)を旅する人々の疲れを癒やすため、お茶と共にまんじゅうが出されたのが始まりと言われています。
当時宿場町であった福島県郡山に柏屋の茶屋があり、江戸から奥州を結んでいる奥州街道(五街道の1つ)を旅する人々の疲れを癒やすため、お茶と共にまんじゅうが出されたのが始まりと言われています。
日本三大まんじゅうサミット
日本三大まんじゅうサミットとは、まんじゅうについての理解を深めるサミットで、各まんじゅう業者が自社商品の理念や歴史・文化を語り、参加した人々にまんじゅうについて知ってもらいます。パネルディスカッションや試食会もありとてもです。
第1回は福島で2016年4月に、第2回は2016年9月に東京・塩瀬総本家で、第3回は2017年10月に岡山市北区の後楽園で行われました。
第1回は福島で2016年4月に、第2回は2016年9月に東京・塩瀬総本家で、第3回は2017年10月に岡山市北区の後楽園で行われました。
三大まんじゅうの1つ薄皮まんじゅうを味わおう
日本三大まんじゅうの1つ、柏屋の薄皮まんじゅうが送料無料で購入できます。
まんじゅうのあんには「こしあん」と「つぶあん」の2種類があります。創業時からある「こしあん」はさらっとした甘味が上品で、なめらかな口どけと合わせてとてもがあります。賞味期限は製造日から7日間です。
2017年7月に発売された「つぶあん」は楽天グルメセレクションに認定されています。
まんじゅうのあんには「こしあん」と「つぶあん」の2種類があります。創業時からある「こしあん」はさらっとした甘味が上品で、なめらかな口どけと合わせてとてもがあります。賞味期限は製造日から7日間です。
2017年7月に発売された「つぶあん」は楽天グルメセレクションに認定されています。
日本三大銘菓とは?
日本三大銘菓とは、森八の「長生殿」、越乃雪本舗大和屋の「越乃雪(こしのゆき)」、風流堂の「山川」を指します。
風流堂の「山川」を松屋利右衛門「鶏卵素麺」と入れ替えることもあり、これら全てを指して四大銘菓と言われることもあります。
風流堂の「山川」を松屋利右衛門「鶏卵素麺」と入れ替えることもあり、これら全てを指して四大銘菓と言われることもあります。
1:森八の長生殿
小堀遠州卿によって名付けられ、前田利常公の創意工夫で生まれた「長生殿」は日本の伝統菓子「落雁」の1種で、主にお供え物やお茶菓子に使われています。
落雁は砂糖や水あめと穀類の粉を合わせて練り、木型に入れ乾燥させたもので、300年以上同じ方法でつくられています。
森八の長生殿は、正統派の落雁と言えるもので、見かけは固いですが、口に入れた途端にサラリと溶けて和三盆(高級砂糖)のさっぱりとした甘さが残ります。
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落雁は砂糖や水あめと穀類の粉を合わせて練り、木型に入れ乾燥させたもので、300年以上同じ方法でつくられています。
森八の長生殿は、正統派の落雁と言えるもので、見かけは固いですが、口に入れた途端にサラリと溶けて和三盆(高級砂糖)のさっぱりとした甘さが残ります。
2:越乃雪本舗大和屋の越乃雪
「越乃雪」のルーツは安永7年(1778年)に長岡藩9代藩主である牧野忠精公に献上したお菓子とされています。
越後の餅米である寒晒し粉と四国特産の和三盆糖を配合した落雁の1種で、口溶けの良さと上品な甘さが特徴です。見かけも雪をいただいた山々のように上品で、抹茶の点心としても愛用されています。
越乃雪本舗大和屋では伝統を守りつつ、クレヨンやおはじきなど形のかわいいお干菓子も発売しSNSで話題になっています。
越後の餅米である寒晒し粉と四国特産の和三盆糖を配合した落雁の1種で、口溶けの良さと上品な甘さが特徴です。見かけも雪をいただいた山々のように上品で、抹茶の点心としても愛用されています。
越乃雪本舗大和屋では伝統を守りつつ、クレヨンやおはじきなど形のかわいいお干菓子も発売しSNSで話題になっています。
3:風流堂の山川
風流道の山川は赤と白が対になっている落雁で、赤い落雁は紅葉の山を、白い落雁は川(水)を表すと言われています。不昧公の歌「散るは浮き、散らぬは沈む紅葉(もみじば)の、影は高尾の山川の水」で詠まれたのが名前の由来です。
口の中でさっと溶けて甘味が後を引かないので、抹茶との相性がとても良い三大銘菓の1つです。
口の中でさっと溶けて甘味が後を引かないので、抹茶との相性がとても良い三大銘菓の1つです。
日本三大まんじゅうを楽しもう!
第1回日本三大まんじゅうサミットでは、「日本三大まんじゅう宣言」が行われ、「まんじゅうの未来への継承」「まんじゅう文化の世界への発信」「世界へのまんじゅう文化の認知」の誓いがされました。
第3回日本三大まんじゅうサミットでは、特設カフェで岡山県産の備中白小豆を使った「白い大手まんぢゅう」が期間限定で出され大でした。
最近では販売イベントも増えています。日本三大まんじゅうをぜひ楽しみましょう。
第3回日本三大まんじゅうサミットでは、特設カフェで岡山県産の備中白小豆を使った「白い大手まんぢゅう」が期間限定で出され大でした。
最近では販売イベントも増えています。日本三大まんじゅうをぜひ楽しみましょう。
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東京でのお土産にどんなお菓子を選べばよいか良く分からない時に、参考になる記事をご紹介します。のお菓子が買える場所やお菓子以外のお土産アイテムについても載っているので参考になります。
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