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焼き鳥のちょうちんとはどこの部位?|美味しい作り方3ステップ

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焼き鳥のちょうちんとは

焼き鳥のちょうちんというのは、焼き鳥のメニューにあまり乗らない珍しい希少部位の一つです。あまり聞き慣れない理由は、出回る量やお店が少ない事が主な理由ですが、決して美味しくない部位ではありません。

むしろ、ちょうちんの美味しさに惹かれてちょうちんを出すお店をいきつけにする人がたくさんいます。まずは焼き鳥のちょうちんについて詳しく紹介していきます。

どこの部位?

鶏の卵巣の中で卵の形になる前の卵黄の部分を「きんかん」といいます。このきんかんとひもを一緒にしたものがちょうちんという部位になります。こういった理由から、ちょうちんは一羽の鶏から1個しか取れないので、大変貴重な部位になります。

名前の由来

ひもの先に玉の形をしたきんかんがくっついており、お店の軒先などにぶら下がる「提灯」に見えたことがこの名前になった由来と言われています。

多くの人が想像する赤い提灯とは少し見た目は違うので、初めて見るとちょっとわからなくなってしまう人も居ますが、きんかんを下にしてひもを持った状態を作ってみると、なんとなく提灯に見えてきます。

味と食感

きんかんは鶏卵で言うと卵黄の部分の完成する前の状態ですので、きんかんの部分の食感や味は卵黄に近い物になります。ひもの部分は、歯ごたえのある食感が魅力で、味はあまりなく淡泊です。

きんかんの濃厚な味ととろみのある食感と、歯ごたえのあるひもの食感を同時に味わえるのがちょうちんの魅力です。

焼き鳥のちょうちんの美味しい作り方3ステップ

ここからはちょうちんを焼き鳥にしていく時に美味しく作るためのポイントを3つ紹介していきます。

美味しく食べるためというのももちろんですが、ちょうちんは一羽から一つしか取れない貴重な部位なので、失敗してしまわないようにするためにも、しっかりとポイントをおさえて作りましょう。

1:串の刺し方

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焼き鳥は串焼きが基本ですので、ちょうちんも串に刺して焼きます。しかし、変にきんかんの部分をくしで刺してしまうときんかんが割れて卵黄が垂れ出してしまいます。

ちょうちんらしい形にするためにも、ちょうちんのくしの刺し方は、ひもの部分を刺すのが正解です。

刺し方は、鳥皮のように、波をうつように蛇腹にして刺す場合もあれば、まっすぐ伸ばしたひもの中心を通すようにして刺すやり方もあります。

2:美味しい焼き方

ちょうちんの形は他の焼き鳥と違って特徴的です。串に刺されたひもの先端から飛び出るようにしてきんかんが付いているからです。

まずはきんかんが焼いている途中で割れてしまわないように、他の焼き鳥と一緒に焼く場合は、ぶつかったりしないようにしましょう。焼きすぎると卵黄が固くなって、トロっとした食感は無くなってしまうので注意しましょう。

3:美味しい味付け

ちょうちんの味付けはタレが一般的です。塩にも良さはありますが、きんかんの濃厚な味わいに負けてしまう事も多く、多くのお店でタレ味でちょうちんは提供されています。

タレの濃厚な味わいと、きんかんの濃厚な味わいをセットにして、味が淡泊なひもの部分に味付けしていただくというのが焼き鳥のちょうちんの食べ方です。

焼き鳥のちょうちんの栄養と効能

ここからは焼き鳥のちょうちんの栄養面や健康面について紹介していきます。先っぽのきんかんの部分が鶏卵の卵黄の部分だという事から想像できるように、ちょうちんの栄養面はとても魅力的です。

もちろん、ひもの部分にも栄養面に特徴があるので、それら二つをセットにしたちょうちんは、食育の視点で見ても素敵な部位になります。

きんかんの栄養と効能

ちょうちんの栄養は非常に優れており、その栄養素のほとんどがこのきんかんにふくまれています。完全栄養食とも言われる鶏卵の栄養素の大部分である卵黄の元だからです。

ちょうちんと同じくきんかんも焼き鳥の希少部位のメニューですが、ちょうちんと違い一羽から複数取ることができます。ちょうちんは希少すぎて食べられないけど、きんかんの栄養は魅力的という人には、きんかんの料理もします。

1:カルシウム

鶏卵とカルシウムと言われると、卵の殻を想像しがちですが、きんかんにもカルシウムは豊富に含まれています。

カルシウムが豊富に含まれている焼き鳥メニューは「なんこつ」が筆頭ですが、期待できるような量が含まれた部位はきんかんと合わせた2種類くらいです。カルシウムも気にしている人は焼き鳥の時には、この二つをセットで食べるようにしましょう。

2:プロテイン

鶏卵のプロテインというのはエッグプロテインと言われています。鶏卵に含まれるエッグプロテインのほとんどは卵白に含まれているため、卵黄に含まれる割合というのは少ないです。

しかし、卵白と比較すると少なく見えてしまうだけで、きんかんにも多くのプロテインが含まれています。

3:タンパク質

エッグプロテインで紹介したのと似ていて、鶏卵全体から見ると卵白に偏っているだけで、きんかんに含まれるタンパク質は少なくありません。

スポーツ映画のワンシーンなどで、鶏卵でタンパク質を摂取する時には、卵黄が取り除かれるイメージが強いです。そういった行為は「タンパク質のみ」を摂取するのが目的の人の話なので、惑わされないようにしましょう。
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きんかんのカロリー

きんかんにはカロリーやコレステロールが高いという無視しにくい部分があります。先ほど、たんぱく質のみを摂取する場合は卵黄は取り除くという紹介をしましたが、その理由は卵黄のこういった部分を避けるためです。

少し食べるだけでも高カロリーというのはきんかんの特徴ですので、気にしている人は食べ過ぎないようにしましょう。

ひもの栄養

ちょうちんはきんかんがどうしても見た目で目立ってしまいますし、ここまで紹介したように、栄養素に優れている特徴もあるため、どうしてもひもは隠れてしまいがちです。

ひもにも注目すべき栄養面の特徴があります。きんかんだけでなくひもも一緒に食べられるということが、ちょうちんの栄養面の長所です。

4:ビタミン

ひもの栄養で一番注目するべきは、ビタミンが豊富であるところです。ひもは、他の鳥の部位としてはモツと言われる内蔵系の部位と似た栄養があります。

種類も量も豊富なビタミンというモツの特徴が、ひもにも同じようにあるので、栄養バランスを考えている人にぜひしたい部位です。

5:タンパク質

ひもはタンパク質の量も見逃せない特徴です。きんかんと比べても多い量が含まれているので、ちょうちんを食べるとかなりの量のタンパク質が摂取できます。

タンパク質だけなら焼き鳥は肉ですので、他の部位の特徴にもなります。しかし、ひもの場合、タンパク質をしっかり摂取しながら豊富なビタミンが取れるので、両方一気に摂取できるという特徴になります。

ひものカロリー

ひもはモツと似ていると紹介しましたが、モツの特徴である高カロリーの特徴はひもにはありません。ひもにはほとんどカロリーがほとんどないので、たくさん食べてもカロリーを気にする必要はほとんどありません。

鶏卵で言うと卵白に似ていると言えます。なので、ちょうちんを食べると、鶏卵を食べているのに似たような栄養のセットになりますが、ビタミンなどでちょうちんの方が優っていると言えます。

焼き鳥パーティを企画中なあなたに商品

焼き鳥パーティをしたことのある人には、焼きあがるまでの時間がもどかしいという感想の人も多いです。卓上グリルなどで焼くと、どうしても一人1本ずつしか焼けないですが、しっかりとした専門の大きいグリルでやればそういった悩みは無くなります。

ちょうちんを焼く場合は、安定させるために焼き方を少し工夫する必要がありますが、本格的な装置なら場の雰囲気も作ってくれて、本格的な焼き鳥パーティにしてくれます。

焼き鳥の希少部位

ここからは、ちょうちんのように鶏から少量しか取れない希少部位の焼き鳥を5つ紹介していきます。

最近では希少部位を取り扱うのを特徴にしたお店も増えてきているので、人によっては、見た事や聞いたことのある部位が出てくることもあります。

希少部位に詳しくなって、さらに焼き鳥の楽しみ方を広めていきましょう。
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1:せせり

せせりという部位は、鶏の首の肉の事です。鶏は歩くと首を振るというのは良く知られていますが、その首振りが理由で、このせせりという部分の肉は身が引き締まっています。

引き締まった肉の歯ごたえの良さがこの部位の美味しさのポイントです。味もさっぱりしていて食べやすいので、希少部位に初めて挑戦する人には特にチャレンジしやすい部位と言えます。

2:おたふく

おたふくという部位は名前からして頬の部分をイメージする人が多いですが、鶏の顔付近で焼き鳥食べられる部位は、首のせせりか頭のかんむりくらいですので、頬を食べるのは難しいです。

鶏のおたふくは、胸腺でリンパの1つです。人間のおたふく風邪がリンパ節が腫れ上がることから、その名が来ています。ふわふわした食感が特徴ですが、取れる量はごくごく少量の超希少部位です。

3:さえずり

さえずりという部位は、にわとりのさえずりを発生させている部分という由来で、食道や気道の部分の事を言います。コリコリとした弾力のある食感が特徴ですが、他のコリコリした部位であるなんこつなどとはまた違った食感です。

取れる量も少ないですが、まだまだ取り扱っているお店も少ないため、そういう意味でも希少な部位と言えます。

4:べら

べらという部位は、鶏の十二指腸の事を言います。焼き鳥でもメジャーな部位である砂肝のすぐ下にある部位です。

この部位の特徴は砂肝に似ている部分と全く違う部分が混ざっています。砂肝は固くてコリコリしていますが、ベラの食感は全く違い、プリプリとした弾力がある食感です。

全く違う食感ですが、香りは砂肝にとても近いのが砂肝の近くにあることをうかがわせてくれます。

5:銀皮

銀の皮と書いて「ぎんぴ」と読みます。この銀皮という部位は砂肝の薄皮で、お店によってはずりかべなどとも呼ばれます。

砂肝と同じように、コリコリした食感が特徴のこの部位ですが、臓物の特徴である臭さがほとんど無いのが特徴です。臭みがないだけでなく、味の癖もほとんどない事が合わさり、食べやすくな部位です。

焼き鳥の希少部位ちょうちんを味わおう

ちょうちんは希少部位ではありますが、きんかんと並んで有名な希少部位と言えます。出回る数がそう多くないせいで目にすることが少ないだけで、焼き鳥のメニューとしてはな部位です。

ちょうちんとして出してくれるお店と、きんかんを出してくるお店では、ひもが付いているかが違うので、注意しましょう。

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この記事の中で紹介した焼き鳥の希少部位は有名になってきている物から、まだまだマイナーな焼き鳥まで混ざっています。

次は希少部位以外の一般的な焼き鳥を紹介します。また白レバーのレシピも紹介しています。

焼き鳥に詳しくなりたい方は、ぜひご覧になってみてください。
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