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ワインの飲み方|スパークリングワイン/ロゼ/スペイン

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ワインを飲むときのマナ―は?

ワインは楽しむもの

ワインの味わいを比喩で表現するのを聞いたことがないでしょうか。甘み・渋み・酸味などの味覚、そして香りなどを、状況や食品などに例えて表現することです。ときには表現に頭をかかえ、結局何を言っているか分からないという顛末になってしまうことでしょう。ですからワインは頭でなく五感で味わいましょう。そのほうがずっとワインを楽しめます。

年齢を重ねていくとワインに触れるシーンに多く出会うようになります。ワインを好きなように飲む方がおいしく味わうことができますが、1から10まで知識で固めてしまうとワインを楽しめなくなりかねませんが、知識を得ることは幅広いシーンでの飲み方ができるようになります。知識も人生も楽しめるワインの飲み方をご紹介いたします。

ワイングラスの選択

ワイングラスは、ワインの色・品種・産地などによってより良い状態でワインの飲み方を楽しめるような工夫をしてあります。より良い選択をすると、もう一段階おいしいワインを飲むことができます。すべてがセオリー通りではありませんが、傾向を知ると味も知識も広がります。

グラスの色は、ワイン本来の色を楽しむためにも透明がベストです。空気に触れることで香の立つワインはグラスの口が狭いタイプを、スパークリングワインは、長細いグラスで泡が立ち上る様を楽しむことができるのでフルートグラスが良いでしょう。

また、ワイングラスに注ぐ量は、グラスの大きさによっても差異はありますが、ワイングラスの三分の一ぐらいまでが良いでしょう。

飲み方の極意テイスティング

ワインの飲み方には、飲むシーンによっていくつかの飲み方のルールがあります。すべてのシーンで行う事ではありませんが、必要に応じて知っておくのも良いでしょう。また、慣れないことになるので、ソムリエに任せることも一つの手段です。

時代背景によっては、毒を盛っていない証明や、コルク片などごみが混入していないかどうかを見極めるためのものでもあったようですが、ワインを飲む前のルールの抜粋です。

1.色を見る

ポイントは、色、濃淡、清澄度の3点。一般に、澄んで明るく、濁らずに色調が鮮やかで美しいものが良いとされています。色・濃淡から品種やワインの状態、貯蔵期間などを判断することもできます。

2.香りを嗅ぐ

ワインには、ぶどう本来の香り、発酵によって得られる香り、熟成とともに生まれてくる香りがあります。まずは、グラスに静かに鼻を近づけ、静かに香りを嗅ぎましょう。続いて、グラスの脚を持ってゆっくりと回し、空気に触れさせることでさらに多くの香りを嗅ぎとることができます。 果物や野菜、香辛料など、日常に存在する香りをワインの中に発見し、たとえてみると、楽しみも一段と増します。

3.味わう

ワインを少量口に含んで、舌の上で軽く転がし、甘み、酸味、渋み、苦味などを確認していきます。 その他、全体的なバランスやボディ(コク)、複雑味、余韻など、ワインの味わいをさまざまな側面から確認することでワインをより楽しむことができます。

https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/know/enjoy/3_5.html
上記のような一連の飲み方を、「テイスティング」と言いますが、ホームパーティなどの場合は家の当主、レストランなどの場合は、主催者が行います。テイスティングをなぜするのかというと、料理にベストマッチしているか、ワインが最高の状態のものなのかを、確認するためです。要するに、お客様へのおもてなしの精神でテイスティングをします。

また、口の中でワインを転がす飲み方をすることもありますが、空気を含ませることにより味覚・コク・香りなどの変化を知るためにする場合があります。ワインの種類によっては口の中で転がさなくてもよい場合もあります。

現代では、テイスティングを行わない場合も多く、おいしいワインを飲む飲み方としての知識として覚えておきましょう。

各色ワインの飲み方

ワインとは?

ワインの原料は、ブドウです。広義の果実酒ではありますが、ワインのように果実や果汁を発行させる製造工程のものと蒸留酒に漬け込んで作るものとがあります。ワインはブドウ果汁とブドウの皮を混ぜ込んで発酵させるお酒です。

飲み方も現在では温めたり、冷やしたり、割ったりする飲み方があり、楽しみ方も多様化してきました。ワインと一口に言っても、飲み方や製造方法によっても同じワインでも味わいが変わります。

ワインには、大きく分けると赤ワイン・白ワイン・ロゼワインという色に分けられるのですが、食事のメニューやワイン本来の特徴によって飲み方が変わってきます。各色ワインの最適飲み方をご紹介いたします。

赤ワインのおいしい飲み方

赤ワインのおいしい飲み方としてチェックしておきたい事は、ボディ(コク)です。大きく3つに分かれます。渋みやコクが深いものをフルボディ、中程度のものをミディアムボディ、さらっと軽いものをライトボディと言います。

フルボディの飲み方はあまり冷やしすぎると渋みが強調されるので、冷やしすぎは禁物です。ミディアムやライトボディはフルボディの赤ワインより若干温度が低くてもおいしい場合があります。また、赤ワインは肉料理のイメージがありますが、中には魚料理にも合う赤ワインもあります。
鉄板おつまみは、チーズ。奥が深い食べ物ですが、チーズとクラッカーがあるとまたワインの飲み方に幅が広がり、ワインの味わいが深まります。カジュアルにワインを親しむときに良いでしょう。

赤ワインの飲み頃の温度は、フルボディなら17℃前後、ミディアムからライトボディなら14℃前後が良いでしょう。

白ワインのおいしい飲み方

白ワインは、赤ワインの飲み方とは若干温度が違います。白ワインは、渋みより酸味で温度を変えるので、もう少し飲み頃の温度は低いほうがおいしいです。

白ワインの適温の飲み方は、酸味の強いものは5℃から10℃、酸味の少ないものは10℃から14℃ほどです。赤ワインに比べると冷蔵庫や氷で冷やすことがおいしいワインの飲み方です。甘みを強く感じる場合も冷やした飲み方のほうがすっきりと飲めます。ワインの味を引き出す場合は、食事の時より温度を高めにすると味わいが深くなります。

ロゼワインのおいしい飲み方

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ロゼワインの色合いはほんのりピンクです。色を生かす飲み方としては、カクテルのベースとする飲み方が綺麗です。濃い色のフルーツを浮かべてもグラデーションのような色合いになります。かわいい色合いのロゼワインですが、すっきり切れ味がありますので、食事にも合う飲み方があります。

白ワインのように冷やす飲み方がおいしいので、淡泊な味わいのお料理によく合います。日本酒と同じような飲み方ができるのもロゼワインの特徴です。すっきりした切れ味は飽きがこない味わいです。飲み方のバリエーションが膨らむワインです。

知っておきたいロゼワインの製造工程

赤ワインは、黒ブドウを皮ごとつぶして赤い色合いを出します。白ワインは白ブドウの果汁を発酵させます。ロゼワインはどうでしょう。赤ワインや白ワインのような製法のみではなく様々な方法でロゼワインは作られます。決して赤ワインと白ワインをブレンドしたワインではありません。

赤ワインと途中まで同じ製造行程で、色づいたころに皮・果実・種などをろ過して発酵を進める方法と、白ワインのように赤ワインの原料になるブドウを果汁のみ絞って発酵させる方法と黒ブドウと白ブドウをブレンドして果汁を絞って発酵させる方法があります。

赤ワインの製造工程から途中でろ過する方法を「マセレーション」といい、ロゼワインを作る行程で一番多い製法です。

スパークリングワインの飲み方

飲み方の極意

スパークリングワインを飲む場面も様々ですが、スパークリングの飲み方でおいしさを左右するのは温度です。白ワインの飲み方と同様で、温度は5℃から10℃ぐらいがおいしい温度です。暑い時期には冷やしたスパークリングワインは炭酸の効果もありのど越しが良いです。

他のワインより開栓の際コルクがはじけ飛ぶ可能性があります。ソツなく飲むためにも開栓時にはタオルや布ナプキンで覆いながら開けるとコルクが飛ぶことなく怪我などを回避できます。また、グラスに注ぐときにも一度瓶内の泡を落ち着かせてゆっくり注ぎます。他の人に対する配慮をすることでスマートな飲み方を心掛けましょう。

スパークリングワインの泡について

スパークリングワインの醍醐味は、ゴールドに光るワインに気泡がはじける様はゴージャス感です。泡を作る方法にも何種類かの作り方があります。製造方法によって気泡の細かさや出方が変わることを知ることで一味違った飲み方を演出できます。

スパークリングワイン特有の泡の製法は、ワインを瓶詰して酵母と糖分を添加し二次発酵させる方法や、瓶ではなくタンクで二次発酵をさせる方法や、炭酸ガスを添加する方法などがあります。瓶詰での二次発酵は強い炭酸ときめ細やかな泡を作ります。炭酸ガスを添加する方法は泡は若干粗目ですが低価格のスパークリングワインを提供できます。

シャンパンについて

スパークリングワインの中でも特にフランスシャンパーニュ地方で作られたシャンパンとしての製造基準をクリアしたスパークリングワインのみをシャンパンと言います。厳しい基準をフランスの法律で定めているので、簡単にシャンパンと名乗ることはできません。

ワインを瓶詰にして二次発酵させる製法を「シャンパーニュ方式」と言います。もちろんシャンパンはその製造工程で作られますが、製造方法に固有名詞が付くほど格式や製造基準の厳しさなどが想像されます。シャンパンが高価なのもうなずけます。

シャンパングラスというようにスパークリングワインを飲む際のグラスにも名前が使用されています。一般的には泡を楽しむには縦長のフルートシャンパングラス、演出などには平型のソーサー型を使用します。

各地域のスパークリングワイン

スパークリングワインとは、シャンパンも含む発泡ワインの総称です。国や地方によってスパークリングワインの名称が異なります。スペインでは「Cava」(カバ)、イタリアでは、「Spumante」(スプマンテ)、ドイツでは「Sekt」(ゼクト)が有名です。

いずれも、シャンパンと同じ製法で二次発酵をしているスパークリングワインで、Cava(カバ)はシャンパンと肩を並べるほど古い歴史をつ伝統があります。奥の深いワインですが、スパークリングワインにも奥深い歴史と製法を受け継いでいます。

太りにくいワインの飲み方は?

社会に出れば出るほど、お付き合いでワインを飲む機会に出会うでしょう。おいしさを知りついつい飲みすぎてしまい、ボディ管理も心配になることがありますが、ワインをたしなんでも太らない飲み方のご紹介です。

アルコール類はエンプティカロリーと言われますが、飲みすぎは食べ物を消費する代謝を低くするため、多量摂取は禁物です。ワインも同様です。おいしいからとたくさん飲まないように心がける事が大事です。

また、お酒を飲んでしまうと満腹中枢が麻痺しやすくなるので食べ過ぎてしまいます。食べ過ぎてしまうとカロリーオーバーになりがちなので、食べ過ぎないことが重要です。

スペイン産ワインの特徴

世界三大酒精強化ワインと言われるワインの中に、スペインのシェリー酒があります。スペイン独特のワインの一種です。甘口も多いので飲みやすく、スペイン料理のお店へ行くとよく飲まれます。女性にも好まれやすいです。

シェリー酒は、白ワインの熟成途中にブランデーなどを添加して発酵を止めて樽熟成させます。口当たりがいいわりにアルコール度数は高くなります。このようにしてワイン熟成に適さない地域でも安定的な味わいを保つことができます。

また、シェリー酒の特徴は、ベネンシアと呼ばれる柄の長いひしゃくのようなものを使ってワイングラスに注ぎます。その技術を持つ人のことをベネンシアドールと言います。シェリー酒を注ぐパフォーマンスは圧巻です。

おいしいアレンジワイン

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ワインだけを飲む飲み方以外にもバリエーションが豊富にあります。ワインの中でも地方や品種にとらわれることなく、毎日飲めるよう飲みやすいデイリーワインに炭酸や飲料で割ったり、フルーツを浮かべたり、糖類を添加して飲みやすいカクテルにしたりすることで新しいフレーバーを味わうことができます。

ワインカクテルでメジャーなのは、「サングリア」です。スペインやポルトガルで好んで飲まれていて、好きなフルーツとワインを瓶に詰めて一晩ほど寝かせば完成します。今はショップにサングリアとして販売もされています。温めても、冷やしても飲みやすいフレーバーワインです。

バーなどのワインカクテルで有名なのは「キール」です。ワインの本場フランス発祥のカシスリキュールと白ワインをブレンドするカクテルです。おしゃれなお店でオーダーするのも大人の飲み方でしょう。

ワインを夏においしく飲むには?

夏というとワインよりビールというイメージが大きいですが、夏でも暑さを緩和させてくれるワインはたくさんあります。口当たりがよいのは冷やして飲むのがおいしいワインです。代表的なのはスパークリングワインが冷えておいしいワインなのですが、白ワインやロゼワイン、ライトボディの赤ワインは冷えていてもおいしいので飲みやすいワインです。

今は、室内でワインを飲む機会が多く、空調がしっかりしているのでお料理との相性を考えて選択することも必要です。屋外で飲むなら、冷えていておいしいワインを飲むのがベストな飲み方です。

ワインのある生活を

ボージョレ・ヌーヴォー解禁などワインが話題に上がるときには一時盛り上がりますが、好んで飲む人が日本では少ないのが現状です。赤ワインは抗酸化作用があるポリフェノールが豊富に含まれていたり、白ワインは殺菌作用があるなど、人にとって良い作用がたくさんあります。

食生活も多様化してきた現代社会には、食事にマッチするワインを積極的に取り入れるのは健康にも良い作用が期待できます。生活も華やかさのスパイスにワインを取り入れてみるのも一つの選択ではないでしょうか。

最も重要なのはワインを楽しむことです。自分のとっておきを探したり、コミュニケーションツールとしてワインを語ることも楽しいです。
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