お酒「ジャックダニエル」の種類別の飲み方｜ロック/コーラ

「ジャックダニエル」とは、ウイスキーの銘柄としてとても有名です。元々ジャックダニエルとはアメリカ合衆国に本社を置く酒造メーカーで、創始者のジャック･ダニエルさんが名前の由来となっています。

ジャックダニエルは、ロックミュージシャンに愛飲者が多く、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、モーターヘッドのレミー･キルミスターなどビッグネームが名前を連ねています。

元ヴァン・ヘイレンのマイケル･アンソニーは自身の楽器にジャックダニエルのラベルを書いていたり、THE ALFEEの高見沢俊彦はボトルを模した楽器を特注していたりと、ミュージシャンとお酒には切っても切れない縁があるのです。

お酒を飲み始めたばかりの人にとって、ウイスキーは少し敷居が高く感じます。「香りと言われても違いがわからない」、「ウイスキーの飲み方はロックが基本で、割り物を使ったら邪道なのでは」と思っている方は多いのではないでしょうか。ジャックダニエルに合う飲み方をご紹介します。

ウイスキーは嗜好品として古くから愛されてきました。ジャックダニエルはウイスキーの中でも癖が少なく、ウイスキー初心者にも優しいお酒です。ウイスキー本来の香りや美味しさを楽しむ飲み方は、やはりロックです。

よく冷やしたロックグラスに、氷を二つほど入れてジャックダニエル等のウイスキーを注ぐ、「オンザロック」という飲み方がオーソドックスな飲み方です。グラスの冷たさが重要なポイントとなります。

ジャックダニエルをコーラで割るという飲み方は、昔から親しみやすくです。モーターヘッドのレミー･キルミスターも、ジャックダニエルとコーラの組み合わせを愛飲していました。コーラが入っても、ジャックダニエルの香りや風味が消されるということが無いため、ジャックダニエルを初めて飲むという方にとてもな飲み方です。

自宅で手軽に楽しめる飲み方として、ジンジャーエールを使うのもです。ジンジャーエールの爽やかな口当たりと、深い味わいのジャックダニエルはよく合います。

ジャックダニエルにはいくつか種類があり、味や香りにそれぞれ個性があります。それぞれどのような違いがあり、どのような飲み方をするのが良いでしょうか。

一般的に「ジャックダニエル」と言われて思い浮かぶのが、こちらのブラックラベルです。アメリカを代表するウイスキーで、まろやかで深い味わいが特徴です。

飲み方ですが、お酒が好きで、ウイスキーに耐性がある方はロックで飲む事をします。また、ジャックダニエルは、コーラとの相性が良いというのが有名です。初めての方はまずコーラ割りで試してみると良いでしょう。

ジャックダニエルを製造する過程には、サトウカエデの木炭を使う「チャコールメローイング製法」というやり方があります。簡単にいえばウイスキーを濾過するという過程なのですが、この製法には大変時間がかかるのです。

ジャックダニエルの長い歴史の中で、現在もチャコールメローイング製法は残されています。このチャコールメローイング製法を2回繰り返し、樽熟成も2度済ませたものが、ジャックダニエル ゴールドです。

こちらを美味しい飲み方は、「ミストスタイル」といったクラッシュアイスを使うことをします。大きい氷よりも水分が溶けやすいのが特徴なので、甘く繊細なゴールドの味を際立たせてくれます。

ジャックダニエルには、オーソドックスなジャックダニエルブラックに蜂蜜を加えた、「ジャックダニエルテネシーハニー」というフレーバーがあります。微かな蜂蜜の風味と、メープルシロップのような甘い香りを楽しむことが出来ます。

ジャックダニエルブラックのアルコール度数が40度なのに対して、ジャックダニエルテネシーハニーは35度と少し低いので、飲みやすいのが特徴です。銘柄はジャックダニエルなのですが、リキュールの一種として販売されています。

飲み方は、ミルクで割る「ジャックハニーミルク」です。蜂蜜の風味とミルクの相性は間違いないでしょう。こちらは商品紹介のページにも掲載されている飲み方です。寒くなる季節にはホットにしても美味しく飲めるでしょう。

他にも蜂蜜の相性が良い素材があります。それはずばり「生姜」です。ジャックダニエルテネシーハニーをジンジャエールで割る、「ハニージンジャー」も美味しい飲み方です。辛口のジンジャエールを使用する事がポイントです。

ウイスキーは、熟成期間の長さ、環境によって味のまろやかさや風味が変わってきます。ジャックダニエルの特徴は、熟成の期間を設けていないことです。樽によって熟成するスピードが違うため、テイスティングで味を見て熟成度合いを判断しているのです。

建物内で暖かい空気というのは上に昇っていきます。ウイスキーは温度が上がるほど、熟成のスピードは速くなるので、上にある樽程、熟成は速くなります。その上層部にある樽から厳選し、他の樽のウイスキーと混合せずにボトリングした物が、ジャックダニエル シングルバレルです。混合されていないので一本一本風味が違い、ワイルドな印象があります。

ストレートやロック、水割りなど、シングルバレル本来の味を楽しむことが出来る飲み方がです。元々ジャックダニエル自体がウイスキーの中でも癖が少ないものなので、初めての方でも美味しくいただくことが出来ます。

こちらもチャコールメローイング製法を２回している商品です。生産量が限られているため、とても貴重な一品なのです。メープルの他にもフルーティな香りと、やや甘さを感じる味わいが特徴といえます。

飲み方はストレートです。その紳士的な口当たりを直に感じることが出来るでしょう。

このボトルの「シナトラ」というのは、アメリカを代表するジャズ･ポピュラー歌手のフランク・シナトラから来ています。自身の葬儀の際、棺桶の中にもジャックダニエルのボトルを入れたという程ジャックダニエルを愛していたフランク・シナトラの、生誕100年を記念して作られたプレミアムなボトルです。シナトラバレルという、専用の樽で熟成されるのが特徴です。

「シナトラスタイル」という飲み方をご存知でしょうか。シナトラが愛したジャックダニエルは、ぜひシナトラスタイルで楽しみましょう。ウイスキーグラスに氷を2個入れ、ツーフィンガーのジャックダニエルを注ぎます。そしてグラスの残り分の水を注いで、2分程落ちつければ飲み頃です。

今回はジャックダニエルに関する様々なことについてご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。

ジャックダニエルには長い歴史があり、昔ながらの製法と伝統を守り続け、現在もたくさんの人に愛されています。「ウイスキーは大人の飲み物」というイメージがありますが、最近ではハイボールの流行もあり、若い人にも注目されつつあるお酒です。ウイスキーにはたくさんの銘柄があり、それぞれ歴史や個性があります。いろいろ試してみるのも楽しいでしょう。

ウイスキーだけでなく、自分にあったお酒の飲み方を知るというのは大事なことです。ジャックダニエルだけでなく、ウイスキーは元々度数が高いお酒です。たくさん飲んで自分を見失ってしまったら、楽しむことも出来なくなります。ロックやストレートだけが正しい飲み方ではありません。自分を大切にするためにも、自分にあった飲み方やペースを身につけましょう。