cms-import-kajikko-wp

焼酎や日本酒などのお酒の種類と違い

[allpage_toc]

「酒」にはどんな種類が?

酒は大きく分けると、下記の表のように製造方法や原材料などで3つに分類されます。そして、その3つの違いは私たちの知る、ビール・ワイン・日本酒・ウィスキー・焼酎などいろいろな違いがある酒を生み出しているのです。
種類製法原材料
醸造酒酵母の発酵作用で作られた酒。糖類(果実等)・(大麦・米)ワイン、ビール、日本酒
蒸留酒醸造酒をさらに蒸留して作られた酒で、スピリッツとも呼ぶ。糖類(果実等)・(大麦・米)ウイスキー 、ウォッカ 、焼酎、泡盛 、ジン 、ブランデー
混成酒蒸留酒をベースにして、果実やハーブ、砂糖や着色料を加えた酒。蒸留酒に副材料を加えら酒キュラソー、カシス、カカオ、シャルトルーズ、カンパリ

焼酎にもこんなに種類が!

焼酎の発祥は、11世紀のタイと言われています。それが日本に入ってきたのは、14世紀になってから、中国→琉球と渡り、九州に入ってきたそうです。

その焼酎は「甲」と「乙」に分類されます。しかし、「乙類」表示の焼酎はあまり見かけることがありませんね。それは本格焼酎と表示されることが多いためです。下記の表は、焼酎の甲類と乙類の違いについてです。
種類製造法
甲類連続式蒸留=純度が高い→水で薄める(アルコール度数36%未満
乙類単式蒸留=昔からの製法(アルコール度数45%以下)
甲類焼酎と乙類焼酎の特徴の違いについてはご存知ですか?

・甲類の特徴:無色透明で焼酎の匂いもあまりしません。柑橘系の飲料などで割るとさっぱりした感じになり、飲みやすくなるのでです。
・乙類の特徴:素材の特徴である香りと味わいが強く、焼酎らしさが味わえます。ストレート、オンザロック、水割りなどがです。
甲類焼酎も乙類焼酎も、それぞれに特徴がありそれは個性と呼べるものです。正に「甲乙つけがたし!」ですね。毎年11月1日は「本格焼酎&泡盛の日」としてアピールされています。

最近の焼酎ブームは、昔は「焼酎は労働者の味方」と言われ安価で楽しめたのですが、プレミア付きの焼酎は手に入りにくく、とても高価で取引されています。

日本酒にも色々あり!

日本酒にも色々と種類分けがあり、6種類に分類され日本酒の味と風味に違いを生み出しているのです。その違いについて分かりやすく説明します。
種類精米歩合麴歩合アルコール添加
大吟醸酒50%以下15%以上添加
純米大吟醸50%以下15%以上無し
吟醸酒60%以下15%以上添加
純米吟醸酒60%以下15%以上無し
本醸造酒70%以下15%以上添加
純米酒規定無し15%以上無し
上記の表からみて「なるほど!」とお分かりいただくには、見ただけではちょっと難解ですね。もう少しわかりやすく違いのポイントをおさえてみましょう。

【ポイント①】
種類に「純米」が入っているものは「アルコール添加」がない日本酒です。
 
【ポイント②】
「吟醸」が種類についているものは、お米を仕込む際に磨いたもので、その磨きこそが「吟醸」の特徴的な味わいをもつ日本酒になっています。

【ポイント③】
ポイント①のアルコール無添加の純米のお米を磨いたものが「純米吟醸」の日本種です

それぞれの日本酒の、上のクラスの日本酒には「大」が付いているのです。(吟醸酒の上が大吟醸)(純米吟醸酒の上が純米大吟醸)
昔の日本酒には「等級」 として、特級、一級、二級、と違いがありました。現在は日本酒の製法により分類されるようになり、大吟醸酒、純米大吟醸酒、吟醸酒、純米吟醸酒、本醸造酒、純米酒、という違いになっているのです。

日本酒の「甘口」「辛口」の見分け方

日本酒には「甘口」「 辛口 」があり、日本酒党の方にはそれぞれのお好みがあります。では、どのようにその違いを、見分ければよいのでしょうか?これはあくまでも参考までですが、比較基準としては 「 日本酒度 」に注目してみましょう。

日本酒のラベル等には、日本酒度が書かれています。日本酒度は「糖分が多い=マイナス」に、「糖分の少ない=プラス」と表示から読むことが出来ます。
辛口やや辛口普通やや甘口甘口
+3.5 ~ +5.9 +1.5 ~ +3.4 -1.4 ~ +1.4 -1.5 ~ -3.4 -3.5 ~ -5.9
[no_toc]
大辛口は+6.0以上、大甘口は-6.0以上です
ただしこの数値は日本酒の比重に関する数値です。この数値だけで甘口と辛口が決定する訳ではなく、すべてのバランスで決まるので、日本酒の奥深さは糖度だけで計れません。ご参考までの目安とお考え下さい。

ウィスキーの定義とは?

ウイスキーの定義は、国により異なります。原料や製法、そして熟成年数の規定など、国による違いがあります。

一般的に共通する点は「穀類を原料として、発酵後に蒸溜します。その後木製の樽で貯蔵熟成して作り出すお酒」ということになります。

近年では若い人たちからは敬遠され気味ですが、年齢を重ねるごとにその旨さに引かれることとでしょう。
そんなウィスキーの種類には、大きく分けると3種類です。

・モルトウイスキー:原料を大麦麦芽のみで作るウィスキー
・グレンウイスキー:穀類(大麦、ライ麦、小麦など)を大麦麦芽で発酵させたウィスキー
・ブレンデッドウイスキー:モルトとグレンをブレンドして作るウィスキー

おしゃれにワインはいかが

ワインとは、原材料に「果実」を使用する「醸造酒」です。

糖分を元来含む「ぶどう」は、潰しておくだけでも、自然に発酵してワインになります。(勿論ですが条件が整っている場合です)つまりワインは「ぶどう」そのもののお酒というわけです。

蒸溜酒を作る場合には、まず醸造酒をつくり蒸溜します。醸造酒のワインを蒸溜して作ったのが「ブランデー」です。

女性にの「梅酒」について

近年「梅酒」が特に女性にです。梅酒は焼酎に梅を漬け込んだ混成酒で、日本では昔から、各家庭で滋養に良いとして作られています。

一般的な梅酒の分量としては、梅の実1kg+砂糖1kg、焼酎1.8リットル程度を交互に瓶に詰めて作られます。

意外と知らなかった「泡盛」とは?

泡盛は、単式蒸留で造られる乙類に分類される、沖縄の本格焼酎のことです。

そして、焼酎との違いは、泡盛の製造方法です。

泡盛は管理さえよければ、100年、200年の古酒として美味しく飲めるように作られています。ブランデーなどもヴィンテージとしてありますが、家庭でも古酒になるというのは世界でもあまり類を見ません。
原材料仕込み方法蒸留方法
泡盛タイ米黒麹全麹仕込み減圧蒸留
焼酎日本米白麹二次仕込み常圧蒸留

日本発の「日本酒」と「焼酎」の違いとは?

今度は日本酒と焼酎の違いについてです。

・日本酒は「醸造酒」です。
・焼酎は「蒸留酒」です。
醸造酒とは、酵母の発酵により作られるのですが、そのあとには何も処理をしません。そのため、酒に含まれるアルコール種類は複数の種類となります。酒により違いはありますが、数十種類のアルコール成分を含むといわれています。その種類の多さから味わい深い旨さもあります。

蒸留酒とは、出来上がった醸造酒をまず温め、揮発させたアルコールを摘出するという製造方法です。この工程によりアルコールは大抵1種類となります。

違いは製造工程にあり、またアルコールの種類の数の違いもあるということです。このアルコールの種類の多さの違いから、飲んだ時の肝臓の処理能力に違いが生じ「醸造酒は二日酔いする」と言われやすいのです。

「酒」の違いってご存知ですか?

[no_toc]

日本酒と焼酎の味の違いとは?

日本酒と焼酎では、確かに味に違いがあります。

その違いとして「日本酒は甘みがありまろやか」なのに対して、焼酎は20度とアルコール度が高いので「ストレ-トでは飲みにくい」という違いがあります。

日本酒は甘口辛口という違いがありますが、原料は米です。またそのまま飲むので、その製造過程の米や水がそのまま伝わります。

焼酎は強いため、色々な割り方で楽しめます。原料も種類があり色々違うので、味と香りにバリエーションの違いがあります。

日本酒と焼酎は値段も違いますが、それぞれ味わ居方の違いがありその違いが嗜好品としての楽しいところでもあります。

健康的な酒「焼酎」ホント?

近年の健康志向から焼酎が高まっています。

・二日酔いをしにくい=頭痛原因のアルデヒドなどが蒸留酒の製法で除去
・ポリフェノールと同じ成分により動脈硬化や生活習慣病の予防
・血栓溶解酵素の活性化で血液サラサラ効果
・またアルコールに含まれる糖分量は・・・
・糖分を全く含まない=ダイエットや糖尿病に良い
ただし、これはあくまでも適量を守った場合ですので、深酒は健康にも美容にも決して良くありません。

度数の違いは?

酒の種類アルコール度数
ビール5度
ワイン14度
日本酒15度
ウィスキー40度
ウォッカ40度~
ブランデー40度
焼酎25度
泡盛35度
無水エタノール100度
上記の数値はあくまでも平均値です。商品により多少の変化は生じます。

度数が強いということだけでは測れない問題もあります。それは飲み方の違いがあるからです。アルコール度数が低いからとがぶ飲みすれば大量に体内に蓄積され、強い酒も割ることで度数は変わります。

それぞれの酒の飲み方の違いについて

種類飲み方コメント
ビール冷やす利尿作用がある
日本酒熱燗、常温、冷酒甘さがある
焼酎水割り、お湯割り、ロック等種類により匂いがある
ワイン赤は室温、白は冷やす価格はピンキリ
ウィスキー水割り、ハイボール、ロック等価格はピンキリ
ブランディー常温ストレート少々高価
お酒はあくまでも嗜好品ですので、お好みの飲み方で楽しんでください。他にもジュース類やコーラで割ったり、レモンを添えたりと無限の飲み方があります。

世界でも稀な「日本酒の燗」!

加熱した日本酒のことを「燗酒」と言います。これは日本酒をそのまま温めることで、お湯を加えて温度を上げものではありません。お湯を加えるのは「お湯割り」で焼酎ではよく行われます。

この「燗を付ける」という酒の飲み方は、とても珍しく日本の日本酒と中国の紹興酒だけに見られる飲み方です。より日本酒の香りがたち特性が出てきます。
燗の呼び名温度
飛び切り燗55度
熱燗50度
上燗45度
ぬる燗40度
人肌燗37度
日向燗33度
上記の日本酒のお燗温度はあくまでも目安で、感じ方もありますので必ずしもこの数字ではありません。

酒の蘊蓄とその違い楽しんでいただけましたか?

「酒は百薬の長 されど万病の元」とか「酒は飲むべし飲むべからず」とか昔から言われます。
お酒の種類による様々な違いがありますが、日本酒も焼酎も度を越さなければ健康にも良いといわれています。違いを知り、楽しいお酒の時をお過ごしください。
モバイルバージョンを終了