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ワインのアルコール度数と種類|高い/低い/スパークリング

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アルコール度数の高いワインは?

ワインにはたくさんの種類があり、価格やアルコール度数もさまざまです。ワイン初心者の方は、何を選んだらよいのか迷ってしまいます。

今回の記事では、アルコール度数別・ワインの種類別にワインをご紹介します。アルコールが苦手な女性の方にも飲みやすいワインを紹介しますもで、ぜひワインを選ぶときの参考にしてみてください。

アルコール度数の表示

アルコール度数(alchohol by volume, ABV)とは、アルコールが含まれている飲料において、エタノールの体積濃度を百分率(パーセント、%)で表したものです。多くの国で標準的に使用されている表示法になります。日本では「○○度」という表示法も使われていますが、「1度」=「1%」です。

アルコール度数を計測するときには、酒精計などのアルコール度数計を用いて、ある一定の決められた温度での度数を計測します。日本の酒税法では、15℃で計測することになっています。
もちろんワインにもアルコールが含まれていますが、すべてのワインが同じアルコール度数ではありません。では、赤ワインと白ワインのアルコール度数はどのくらいなのでしょうか。ワインのアルコール度数は、ワインボトルのラベル部分を見ればすぐに分かります。

ひとつひとつのワインによって異なりますが、赤ワインは11~14度、白ワインは7~14度くらいのアルコール度数になっています。ですから、一般的に白ワインよりも赤ワインの方がアルコールが強いと感じる人が多いです。
では、アルコール度数が高いワイン、低いワインにはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれ具体的な商品を見ていきましょう。

アルコール度数が高いワイン

赤ワインは比較的アルコール度数の高いワインですが、「酒精強化ワイン」という、あえてアルコール度数を高くしているワインもあります。一般的なワインは「醸造酒」に分類されますが、酒精強化ワインは「混成酒」に分類されます。ここでは、酒精強化ワインのなかの3種類をご紹介します。

1.マディラ

こちらは、ポルトガル領のマディラ島で製造されている酒精強化ワインです。ブドウを発酵させているときに蒸留酒を加えることで、ブドウ果汁のエタノール濃度を上昇させています。

マディラは、次に紹介する「ポート」、「シェリー」と並んで、世界三大酒精強化ワインのひとつになっています。マディラには甘口・辛口ともにありますが、アルコール度数は17%~22%程度となっています。

2.ポート

「ポート」はポルトガル北部のポルト港から出荷されています。こちらは、ブドウの発酵中にブランデーを加えます。アルコール度数は20%前後で、通常のワインよりもかなり高めの度数です。赤ワイン・白ワインともにあり、赤は食後酒、白は食前酒として楽しまれています。

3.シェリー

こちらは、スペインのアンダルシア州で生産される酒精強化ワインです。シェリーには白ブドウのみが使用され、白ワインの一種として分類されます。アルコール度数は15%~22%と幅広く、種類によって異なります。甘口のものは、酒精強化酒のなかでも比較的飲みやすいです。

アルコール度数の低いワイン

一般的に、白ワインや、スパークリングワイン、ロゼワインなどはアルコール度数の低いワインです。必ずしもこの限りではありませんが、比較的アルコール度数が低く、アルコールが苦手な女性の方でも飲みやすいのワインをご紹介します。

1.カリフォルニアホワイトジンファンデル

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こちらはアメリカのカリフォルニア州で生産されている、ジンファンデルというブドウを使用した、甘口のロゼワインです。レモンやスミレの香りを楽しむことができ、女性にです。

特に、「ベリンジャー」というワイナリーのホワイトジンファンデルは、長年に渡りがありヒット商品になっています。アルコール度数は9%程度で、価格も1000円前後の商品が多いので、手軽にお試しできることでしょう。

2.モスカートダスティ

モスカートダスティは、イタリアのピエモンテ州で生産されている微発泡の白ワインです。「モスカート・ビアンコ」というマスカットが使用されており、「モスカート」という名称は、マスカットの強い香りが特徴的であることから付けられています。アルコール度数は6%前後で、フルーティな香りを楽しむことができます。

3.アスティスプマンテ

こちらは、モスカートダスティと同じく「モスカート・ビアンコ」が使用されており、イタリアの「トスティ」というワイナリーで生産されています。甘口のスパークリングワインになっているので、女性でも飲みやすいです。アルコール度数は8%程度で、モスカートの甘い香りが特徴的です。

4.チャコリ

スペイン北部のバスク地方で作られているワインで、主に白ワインを生産しています。柑橘のさわやかな香りと酸味、ほんのりとした苦みが特徴です。すこし辛口の微発泡酒ですが、高い位置からグラスに注ぐと、泡がはじけて香りを楽しむことができます。アルコール度数は10%程度となっています。

5.シードル

シードルは、リンゴを発酵させて作るアルコール飲料です。フランスやスペイン、イギリスなどで発泡性のものが生産されており、日本でも「ニッカウヰスキー」や「アサヒビール」などが製造しています。

シードルには酸味のあるリンゴが使用され、さわやかな香りを楽しめます。アルコール度数は多くのものが6%以下で、なかには2%ものもあり、ジュース感覚で飲めるシードルも多いです。

種類別のアルコール度数は?

スパークリング

スパークリングワインは、二酸化炭素を多く含んだ発泡性のワインです。通常のワインでも二酸化炭素を含んでいるものもありますが、スパークリングワインは開栓すると二酸化炭素が気泡として立ち上ります。瓶内発行によって二酸化炭素が溶け込んだものと、人工的に二酸化炭素を吹き込む炭酸ワインの二種類に分類されます。

アルコール度数は低いものなら5%以下、高いものなら12%以上のものもあります。すこし度数が高くても、発泡酒なので通常のワインよりも飲みやすいです。自分の好みに合ったスパークリングワインを探すとよいでしょう。

ロゼ

「ロゼ」とはフランス語で「バラ色」の意味があり、ロゼワインはその名のとおり、すこしオレンジがかったピンク色のワインを指します。色の濃さはさまざまで、ごく淡いピンク色のワインは、英語で「ブラッシュワイン」と呼ばれることもあります。

ロゼワインは長期の発酵が行われないので、さっぱりとした味わいで果実のフルーティな香りを楽しむことができます。赤ワイン用のブドウを白ワインの製法で作っているので、アルコール度数は赤ワインと白ワインの中間くらいになります。

シャルドネ

「シャルドネ」は白ワイン用のブドウ品種で、「白ワインの女王」と呼ばれています。世界中でシャルドネを使った白ワインが生産されています。シャルドネは、栽培地域の気候や熟成方法によってワインの仕上がりが大きく異なってきます。

冷涼な地域では柑橘系のすっきりとした風味に、温暖な地域では、完熟した果実の豊かな風味になります。アルコール度数もさまざまで、土地や気候、作り手の製造法によっても変化します。世界各地のシャルドネ白ワインを飲み比べてみるもの面白いでしょう。

ワインを楽しもう!

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いかがでしたでしょうか。今回の記事では「アルコール度数」に着目してワインを紹介してきました。自分にぴったりのワインは見つかったでしょうか。ここでご紹介したワインのほかにも、世界には数え切れないくらいのワインが存在します。これを機に、ぜひ自分に合ったワインを探して、ワインを楽しみましょう。
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