cms-import-kajikko-wp

【メーカー別】フライパンの寿命・鉄・フッ素加工の寿命

[allpage_toc]

メーカー別フライパンの寿命は?

台所用品の中でもっとも活躍してくれる万能の調理器具といえば「フライパン」です。卒業して、就職をきっかけに一人暮らしを初めてまずそろえる調理器具というと「フライパン」です。

「フライパン」1個でたいていの料理は作れてしまうので、予算を考えて鍋よりもまず「フライパン」を購入する人が多いのではないでしょうか。「フライパン」一つあれば焼いたり炒めたりはもちろん、蒸しもの、煮物、ケーキやプリン、和菓子などのスイーツもつくれます。

その「フライパン」の寿命はどれくらいなのでしょうか。10数年以上使い込んでいる人もいれば、すぐダメになると数年単位で買い替えている人もいます。「フライパン」の寿命もその材質や加工技術によって、長持ちするかどうか変わってきます。今回は、メーカーや材質、加工別の「フライパン」の寿命をご紹介します。

マイヤー

「マイヤー」の「フライパン」は、どれも見た目はモダンでスマート、機能性も抜群です。取っ手の部分は握りやすく持ちやすい設計で、オムレツなどをひっくり返す作業など調理がはかどります。

食材が入る「フライパン」の内側部分には、テフロンやフッ素樹脂加工が施されて焦げ付きにくく洗いものが楽です。また、IHやガスコンロ対応となっています。

フッ素樹脂を塗布したものをテフロン加工といいます。テフロン加工の「フライパン」は、使い続けているとコーティングが剥離していきます。そうするとだんだんと焦げ付きやすくなり、その寿命の目安は1年以上といわれています。

ストーン

「ストーン」は、マーブル模様が美しい大理石の粉末を加えて混ぜたフッ素樹脂加工を8回塗り重ねたもので、これをストーン加工といい、耐熱性が強くなります。通常はストーン加工の「フライパン」の耐久寿命は1年か2年程度しか持ちませんが、8層重ねの構造は3年以上、寿命がもつといわれています。

シルバーストーン

「シルバーストーン」の「フライパン」は、フッ素樹脂が内側表面に塗布されています。焦げ付きにくく洗いものなども簡単ですが、空だきはしないようにしてください。

空だきは、フッ素加工をだめにして焦げ付きやすくなります。熱温度が約390度以上で有害物質が発生するといわれていますが、普通に使用していればそれほどの高温は家庭では出ないので心配する必要はありません。

「シルバーストーン」は高温での火加減は料理には不適当で、炒め物などの調理の際は、中火くらいで調節してください。また、フッ素樹脂が傷ついて剥がれてしまうのを防ぐために、木製などのフライ返しなどで調理しましょう。

「シルバーストーン」は、通常樹脂が剥離すると使用が難しくなり寿命が短いですが、しっかりお手入れをすれば3、4年以上持つ場合もあります。

シルバーストーンのお手入れ

「シルバーストーン」の「フライパン」は、調理後まだ温かいうちにソフトスポンジで洗浄しましょう。頑固な汚れはシリコンや木製のものを使います。スチールタワシやクレンザーなどは、フッ素樹脂を傷つける原因になるので使用をさけましょう。

また、水道のカルキ成分も「フライパン」の材質に悪い影響があるので、水分が残らないようによく拭き取りましょう。このようなことに注意してお手入れをすれば、寿命を長引かせるとことができます。

フレーバーストーン

「フレーバーストーン」も耐久性の高い6回コーティング重ねで、火加減を弱火にしても均一に熱が伝わり、少々の油で十分に調理ができ焦げ付きにくい機能です。「フレーバーストーン」の寿命は2年以上とされています。

ル・クルーゼ

「ル・クルーゼ」は、フランスの老舗メーカーで、フランスの家庭では昔から使われているほど親しまれています。「ル・クルーゼ」は料理がムラなく火がとおり、焦げ付かないのが特徴です。そのため強火の高温ではなく、中火より弱い火加減で調理するのがちょうどいいでしょう。

チャーハンなど色々なバリエーションの料理が美味しくできます。デザイン性も高くがあり、色もカラフルで毎日の料理を楽しくさせてくれます。

「ル・クルーゼ」は、硬質アルマイトの加工仕上げで、TNSシリーズとは、アルミニウムを強力なものにした(Toughened)、クオリティの高いフッ素樹脂加工(Non-stick)をコーティングしたという意味の頭文字をとって名前にしています。

「ル・クルーゼ」の「フライパン」の寿命は、ほとんど毎日使って通常2~3年ほどといわれています。

クリステル

「クリステル」のフッ素樹脂加工「フライパン」は、食材がくっつくことなくほんの少しの油で料理ができるので、油分の取り過ぎなど健康に気を遣う人にいいでしょう。ハンバーグやステーキなどの肉もしっかり焼け、ホットケーキなどのスイーツもきれいに簡単に作れます。

注意することは、「ストーン」類と同じようにフッ素樹脂に影響するので、空だきには気を付けて使用しましょう。また、中火よりやや弱い火加減が調理温度にちょうどいいので、強火は避けましょう。このようなことに気を付けながら毎日フルに使用して寿命は2、3年くらいといわれています。

T-fal

[no_toc]
取っ手が取れるで有名なフランスのメーカー「ティファール」も、「ル・クルーゼ」や「ストーン」と同じフッ素樹脂加工仕上げなので、空だきや強火で加熱することは避けましょう。

フッ素樹脂加工仕上げの「フライパン」全てにいえることは、樹脂が剥離してくると、野菜や肉を炒めても焦げて「フライパン」底にくっつきやすくなります。そうなると寿命で、そろそろ買い替え時です。

「テファール」は、真ん中に赤いロゴが印字されていて、「フライパン」が適度な温度になると消えて、食材をいつ入れるか示してくれます。

「テファール」の寿命は、1日も欠かさず使用して1年程度、大切に扱って2~3年くらいとされています。ただ「テファール」の圧力鍋は10年の保証付きなので、こちらの方が寿命が長いです。

鉄のフライパンの寿命は?

鉄製の「フライパン」は、もっとも親しまれて使われてきた調理器具の一つといえます。熱の伝わりに優れ、肉を焼く、中華料理など強い火力を要する調理に力を発揮します。丈夫で傷つきにくく、使いこむほど手にしっくりきて、寿命は10年以上長くもつとされています。

鉄製の「フライパン」は、他のテフロン加工やストーン加工と比較して重く、錆止めに油をコーティングしておくなどの手間を必要としますが、大切にお手入れして使えば50年も60年も寿命を延ばせることなどを考えると、それだけの価値があります。

「極」という日本製の「フライパン」は、今までの鉄製の「フライパン」よりさらに熱の伝わりに優れ、丈夫な製品です。また、取ってが木製なので熱さが気にならず、握りやすい設計になっています。寿命は5~10年ですが、大切にすればもっと持つでしょう。

鉄のフライパンのお手入れ

鉄製の「フライパン」のお手入れは、汚れを洗い落とした後は空だきをします。さらに油を薄く塗って「油なじみ」をしておくと、食材が焦げてくっつくことがありません。後は日頃から「フライパン」を使って調理することで、「錆」の発生しない寿命が長い「フライパン」になります。

フッ素加工のフライパンの寿命は?

北欧デンマークのブランド「スキャンパン」は、フッ素樹脂加工仕上げですが、それまでのものと違い、10年という寿命期間の保証がされています。

熱の伝わりと温度を保つ機能に優れ、全ての製品がオーブン料理も可能で、極寒厳しい北欧ならではといえます。密度の高いアルミを7回重ねた加工技術で、味の旨みなどを逃さず、時間をかけずに調理できます。

テフロンのフライパンの寿命は?

調理の際や空だきで温度が高すぎると、「テフロン加工」に打撃となり、それだけ買い替え時期を早めてしまいます。料理時の扱いやその後の洗い方で、「テフロン」も寿命を長く持たせることができます。

ガスの火やIHの熱温度を中火よりやや弱く調節して、余熱もごく短かめに済ませましょう。作った料理を皿などに移さず、「フライパン」に入れたままにしておくと、食べ物の汁や油が加工面に染み込み、樹脂を剥離させる原因になります。余った料理はすぐにほかの容器に移しておきましょう。

また料理の時は、角が鋭い金属製のものはさけて木製やナイロン、シリコン素材のものを使いましょう。使い終わったらすぐ汚れを洗い落とし、水気をしっかり拭き取り乾かします。

テフロンの有害性

「テフロン」は有害なのではと心配する声がよく聞かれます。「テフロン」が、食べ物を通して体に入ったとしても内臓などに吸収されることはなく、体の外に排出されるので問題ないとされています。また、かつて使用されていたといわれるPFOAという有害物質は現在では使用されていません。

デュポン社は、「テフロン」を調理の時に口にして体に入ったとしても、何ら影響を及ぼすことなく体の外へ出るので、安全であるとしています。

厚生労働省、米国連邦食品医薬局、欧州食品安全機関などの国や団体も厳しく調査して安全と判断しています。実際に「テフロン」の「フライパン」が販売されてから半世紀以上経過していますが、被害などの報告は出ていません。

ダイヤモンドコートフライパン

「ダイヤモンドコートフライパン」は、「テフロン」に人工ダイヤモンドをコーティングすることで、「テフロン」だけの「フライパン」に比べて耐久力が高く、2年以上と寿命も長くもちます。そして「テフロン」と同じくお手入れは簡単で価格もお手頃です。

フライパンの寿命を知って使いこなそう

今回は、「フライパン」の色々なメーカーによって異なる寿命期間や取り扱い方、また、テフロンなどの材質の違い別に寿命やお手入れの方法をご紹介してきました。

「フライパン」のさまざまなメーカーの種類の特徴や、加工仕上げによる寿命を知っておいて、調理する時の扱いや使用後のお手入れを正しく行えば、通常よりも寿命は長持ちして使用することができます。

高機能で使い勝手のいいものだけでなく、外見も色がカラフルなものや、デザインが洗練されたおしゃれなものなど多くの種類があるので、自分に合った「フライパン」を見つけて毎日のお料理を楽しみましょう。
モバイルバージョンを終了