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グラニュー糖も上白糖も砂糖|特徴2つ
レシピに「グラニュー糖」や「上白糖」と書いてあることがよくあります。しかし、あまり料理をしない方にとっては、どちらも砂糖であるため特に気にせずに使用している場合も多いでしょう。
そもそも砂糖とは、主にサトウキビやテンサイを原料としたショ糖という糖質を結晶化した物です。砂糖の中にはいくつか種類があり、今回ご紹介するグラニュー糖と上白糖は、一般のご家庭に最も普及している種類の中の2つです。
そもそも砂糖とは、主にサトウキビやテンサイを原料としたショ糖という糖質を結晶化した物です。砂糖の中にはいくつか種類があり、今回ご紹介するグラニュー糖と上白糖は、一般のご家庭に最も普及している種類の中の2つです。
特徴1:グラニュー糖は海外では一般的
まずグラニュー糖は、コーヒーやお菓子作りに使われることの多い、サラサラとした砂糖のことです。
グラニュー糖は日本でもスーパーで通常扱われている砂糖ですが、世界では砂糖と言えばグラニュー糖という国が多く、最も普及しています。上白糖にはない、スティック販売がされているのも特徴です。味は淡白で甘味以外の風味があまり感じられません。
グラニュー糖は日本でもスーパーで通常扱われている砂糖ですが、世界では砂糖と言えばグラニュー糖という国が多く、最も普及しています。上白糖にはない、スティック販売がされているのも特徴です。味は淡白で甘味以外の風味があまり感じられません。
特徴2:上白糖は日本で一般的
上白糖はふわふわとしていて、手で触るとべたついたり溶けたりする砂糖です。煮物などの甘味付けによく使われています。
味はしっかりした甘味にほのかな風味が感じられます。この味の違いは、後程ご紹介する加工方法の違いにあるショ糖の純度が大きく影響しています。日本では一般的に広く使用されている上白糖ですが、実は海外にはほぼ普及していません。
味はしっかりした甘味にほのかな風味が感じられます。この味の違いは、後程ご紹介する加工方法の違いにあるショ糖の純度が大きく影響しています。日本では一般的に広く使用されている上白糖ですが、実は海外にはほぼ普及していません。
グラニュー糖と上白糖の違い5つ
グラニュー糖と上白糖には上記を含め、さまざまな違いがあります。違いを理解しなければ、それぞれを生かした使い方ができません。
砂糖の種類の違いを、原料や見た目だけの違いだと思っている方も多いのではないでしょうか。ご家庭によっては、どちらかの砂糖のみ置いてあるということも少なくありません。そんな方へ、下記で5つの違いをご紹介します。きちんと使い分けて、料理の腕をワンランクアップさせましょう。
砂糖の種類の違いを、原料や見た目だけの違いだと思っている方も多いのではないでしょうか。ご家庭によっては、どちらかの砂糖のみ置いてあるということも少なくありません。そんな方へ、下記で5つの違いをご紹介します。きちんと使い分けて、料理の腕をワンランクアップさせましょう。
違い1:加工方法が違う
グラニュー糖と上白糖は、加工方法が違います。
グラニュー糖はサトウキビやテンサイを加熱精製し結晶化したショ糖を抽出してできあがります。ショ糖は砂糖の主成分ですが、グラニュー糖はショ糖の純度が最も高い砂糖です。それに対して上白糖は、ショ糖が抽出されてから転化糖を加えるため、純度が低くしっとりした砂糖になります。
グラニュー糖はサトウキビやテンサイを加熱精製し結晶化したショ糖を抽出してできあがります。ショ糖は砂糖の主成分ですが、グラニュー糖はショ糖の純度が最も高い砂糖です。それに対して上白糖は、ショ糖が抽出されてから転化糖を加えるため、純度が低くしっとりした砂糖になります。
違い2:見た目が違う
最初に少しご説明したとおり、それぞれの見た目も違います。
グラニュー糖は軽くサラサラとしていて、角度によってはキラキラと輝いて見えます。一つ一つが角ばっているのを目視で確認できます。一方上白糖は雪のようにふわふわと白く、スプーンでなでるとしっとりと重たいのがわかります。粒が細かくそれぞれがまとまっていて、形はわかりません。
グラニュー糖は軽くサラサラとしていて、角度によってはキラキラと輝いて見えます。一つ一つが角ばっているのを目視で確認できます。一方上白糖は雪のようにふわふわと白く、スプーンでなでるとしっとりと重たいのがわかります。粒が細かくそれぞれがまとまっていて、形はわかりません。
違い3:粒の大きさが違う
上記のとおり粒の大きさにも違いがありますが、どのくらいの違いがあるのでしょうか。
一般的に販売されているグラニュー糖の粒の大きさは0.2mmから0.5mmほどです。それに対して上白糖の粒は0.1mm程度で、やはり見た目でもわかるとおり圧倒的にグラニュー糖の上が大きく、白糖の方が小さいです。
一般的に販売されているグラニュー糖の粒の大きさは0.2mmから0.5mmほどです。それに対して上白糖の粒は0.1mm程度で、やはり見た目でもわかるとおり圧倒的にグラニュー糖の上が大きく、白糖の方が小さいです。
違い4:甘さが違う
グラニュー糖と上白糖では、砂糖にとって最も重要な甘さが違います。
グラニュー糖はクセがなく淡白な甘味のため、混ぜる食材本来の味を変えずに甘味をプラスすることができます。一方上白糖はしっかりとした甘味とわずかに独特の風味を感じるため、料理に甘味の他にコクをプラスしたい時にです。
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グラニュー糖はクセがなく淡白な甘味のため、混ぜる食材本来の味を変えずに甘味をプラスすることができます。一方上白糖はしっかりとした甘味とわずかに独特の風味を感じるため、料理に甘味の他にコクをプラスしたい時にです。
違い5:向いている料理が違う
甘さの違いで少し触れましたが、グラニュー糖や上白糖はそれぞれの特徴によって、向いている料理も異なります。
グラニュー糖はクセがなく溶けやすいため、風味が大切なコーヒーや紅茶などに使われます。また、上白糖と比べて焦げにくく、焼き菓子などにも向いています。上白糖は料理にコクを出すことができるため、煮物の味付けや炒め物の照り出しなどに適しています。
グラニュー糖はクセがなく溶けやすいため、風味が大切なコーヒーや紅茶などに使われます。また、上白糖と比べて焦げにくく、焼き菓子などにも向いています。上白糖は料理にコクを出すことができるため、煮物の味付けや炒め物の照り出しなどに適しています。
上白糖と三温糖の違い2つ
グラニュー糖と上白糖は見た目だけではなく、味や使い道も違うということがわかりました。それでは、他の種類の砂糖はどうでしょうか。
上白糖のようにしっとりふわふわとした、薄茶色の砂糖「三温糖」はご存知でしょうか。一見上白糖に色が付いただけで、味などもさほど変わらないよに見えますが、これにも違いがあります。
上白糖のようにしっとりふわふわとした、薄茶色の砂糖「三温糖」はご存知でしょうか。一見上白糖に色が付いただけで、味などもさほど変わらないよに見えますが、これにも違いがあります。
1:製造過程が違う
まず一つは、製造過程の違いです。上記で説明したとおり、上白糖はサトウキビやテンサイを加熱精製しショ糖を結晶化します。それに対して三温糖は、上白糖やグラニュー糖といった白砂糖の精製工程で残った糖蜜を煮詰めて作った物です。
そのため上白糖よりもショ糖の純度が低く、雑味を多く含むため風味が豊かです。
そのため上白糖よりもショ糖の純度が低く、雑味を多く含むため風味が豊かです。
2:三温糖の方が甘みが濃厚
製造過程のとおり、三温糖は上白糖に比べてもショ糖の純度が低く、そのため雑味を多く含んでいます。
純度が高いほどタンパクな味に、低いほど雑味を風味として感じられるのが、人間の味覚です。それによって三温糖は、甘い上白糖に比べてもさらに甘味が強く独特の風味を持っています。
甘味を強く出したいときや、上白糖よりもさらにコクを効かせたいときなどに三温糖を使用すると、美味しくできあがります。
純度が高いほどタンパクな味に、低いほど雑味を風味として感じられるのが、人間の味覚です。それによって三温糖は、甘い上白糖に比べてもさらに甘味が強く独特の風味を持っています。
甘味を強く出したいときや、上白糖よりもさらにコクを効かせたいときなどに三温糖を使用すると、美味しくできあがります。
砂糖の容器はお持ちですか?
使いたい時に砂糖をすぐに使える、こちらの調味料ラックをします。上段に調味料を乗せられるため、キッチンのコンパクト収納としても大活躍です。
すでにシュガーポットをお使いの方も、スプーンが砂糖に埋もれて手がベタつくことはありませんか。こちらのポットはフタの裏にスプーンを平行に置けるため、スプーンの柄が砂糖につくことがなく、手を汚さずに砂糖を使用できます。レトロな色もオシャレでです。
すでにシュガーポットをお使いの方も、スプーンが砂糖に埋もれて手がベタつくことはありませんか。こちらのポットはフタの裏にスプーンを平行に置けるため、スプーンの柄が砂糖につくことがなく、手を汚さずに砂糖を使用できます。レトロな色もオシャレでです。
砂糖は他にもいろいろある
グラニュー糖、上白糖、三温糖の他にも、お店に並んでいる砂糖にはまだまだ種類があります。それぞれ違いがあり、良さを知ればいつもの料理にアクセントをつけられます。例えば以下のてんさい糖やきび砂糖も、スーパーでよく見かけられますが、いままで購入したことがないという方も多いのではないでしょうか。
1:てんさい糖
てんさい糖とは、サトウダイコンとも呼ばれるテンサイを原料とした砂糖で、茶色く荒いのが特徴です。てんさい糖は上白糖とくらべるとサッパリとした甘味のため、上白糖やグラニュー糖のかわりに使用するとやや甘さ控えめとなります。
しかし成分はミネラルやオリゴ糖など、体に良いものが含まれているため、健康のために砂糖はてんさい糖を使用するというご家庭もあります。
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しかし成分はミネラルやオリゴ糖など、体に良いものが含まれているため、健康のために砂糖はてんさい糖を使用するというご家庭もあります。
2:きび砂糖
きび砂糖は、見た目は上白糖を茶色くしたような砂糖で、サトウキビからできています。甘味はしっかりとしていて、香ばしい風味のあるまろやかな味が特徴です。
風味が豊かでうま味が強いため、上白糖の代わりに使うと味にもコクがでます。見た目もきび砂糖の色が濃く出るため、茶色くてりを付けたい時などはぴったりです。
風味が豊かでうま味が強いため、上白糖の代わりに使うと味にもコクがでます。見た目もきび砂糖の色が濃く出るため、茶色くてりを付けたい時などはぴったりです。
グラニュー糖と上白糖の違いを知って料理をおいしく
今回はグラニュー糖と上白糖の違いから、いくつかの砂糖の種類についてまで大まかにご紹介しました。こちらの記事を読まれた方の中では、砂糖はただ甘味付けをする調味料であって、違いをさほど気にしたことがないという方も多いのではないでしょうか。
一言で砂糖と言っても、甘味や風味も全く異なるため、使い分けることができれば料理の幅が広がります。違いを知って、ぴったりのお砂糖をぜひ見つけてみてください。
一言で砂糖と言っても、甘味や風味も全く異なるため、使い分けることができれば料理の幅が広がります。違いを知って、ぴったりのお砂糖をぜひ見つけてみてください。
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一般的に広く普及しているグラニュー糖や上白糖しか使ったことがないという方も、今回の記事で他の砂糖に興味を持っていただけたのではないでしょうか。味や栄養分など、砂糖の特徴を知り自分のお気に入りの砂糖を見つけてみませんか。
砂糖について詳しくご説明した記事はほかにもあります。以下の関連記事もチェックして、今後の料理やスキルアップにぜひお役立てください。
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