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【種類別】お茶の入れ方とマナー|急須なし/粉/茶葉/パック

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お茶の魅力

お茶といえば皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

種類が豊富ですから人によって答えがさまざまあるのではないでしょうか。この記事ではそんな多種多様な種類あるお茶と、その入れ方についてご紹介していきます。あまり普段お茶を飲まないという方でも、興味を持って頂ければ幸いです。

ぜひ皆さんもこれを機会にお茶の魅力に触れてみてください。

産地別のお茶の入れ方を知ろう

お茶は国によってもさまざまな種類があります。

皆さんもよく知るなじみのあるお茶や、よく知らないお茶もあるでしょう。ここではそんな産地別のお茶の種類や入れ方について紹介していきます。

興味を持った方はぜひ挑戦してみてください。

中国のお茶

中国といえば世界的なお茶大国です。

長い歴史の中で根強いお茶文化を持つ東アジア全般のなかでも、突出した存在といえるでしょう。食事の際はもちろん、おもてなしの際や栄養補給、料理に利用したりなどさまざまな場面でお茶が浸透しています。

そんなお茶大国の中国ですが、お茶の入れ方はいたってシンプルです。自分の好きな茶器に適当な量の茶葉を入れ熱いお湯を注ぎます。茶器に関してもきちんとした急須でなくてかまいません。蓋碗と呼ばれる蓋付きの湯のみを急須にしたり、カップにそのまま茶葉とお湯を注ぐという入れ方で飲んでみたり、自由自在です。

これは、お茶が人々の間で気軽に飲めるものとして浸透しているためでしょう。日本もそうですが、おしゃべりをしながら楽しくお茶を飲むというスタイルが中国でも一般的です。

日本のお茶

日本のお茶は中国から仏教とともに伝わってきました。

奈良、鎌倉時代の仏僧が中国から持ち帰った茶の種や製造方法が日本のお茶のルーツとされています。ほかにも、チャの木が自生していたのではないかなどさまざまな説があります。抹茶を用いる茶道に煎茶を用いる煎茶道は、日本ならではの独特なおもてなし儀式ではないでしょうか。

日本のお茶の入れ方も急須で入れるのが一般的です。また、日本のお茶といえば茶道を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかしそこまで本格的ではなく手軽に楽しみたい方もいるでしょう。そのためにインスタントの粉末やティーバッグなどさまざまな方法の入れ方があります。日本も中国と同じく人々の間でお茶を飲む習慣が浸透しているからでしょう。

手軽にお茶が飲めるのは良いことです。しかし、たまには時間をかけてゆっくりお茶を入れてみるのも良いのではないでしょうか。

台湾のお茶

台湾もお茶の生産が盛んな国です。

台湾で作られる独自のお茶のことを「台湾茶」といいます。台湾茶は一般的に中国茶に分類されますが、中国とは気候や地理などが違いますから生育方法も必然的に異なります。そのため、中国とは違った独自の加工法で進化していきました。

台湾茶と一口で言ってもさまざまな種類がありますが、その多くは烏龍茶です。入れ方としては中国のお茶の項目でも紹介した、蓋椀と呼ばれる茶器で入れることが多いです。蓋椀の特徴として、うわぐすりが掛けられた陶磁製という点があげられます。これにより茶葉の香りを吸着することなく、どんな茶葉の種類でも気にせず入れることが可能です。

このほかにも中国や台湾にはさまざまな茶器が存在します。興味のある方はぜひそれぞれの茶器でのお茶の入れ方も調べてみてはいかがでしょうか。

インドのお茶

インドも中国と並ぶお茶の一大産地です。

インドのお茶はチャイが有名でしょう。甘くて濃厚な味わいのチャイは、元々はイギリスの植民地時代に紅茶を美味しく飲む方法として考えだされたといわれています。マサラ・チャイもインドならではの香辛料を加えたお茶です。スパイス入りで日本ではあまりなじみがありませんが、インドでは庶民の味として親しまれています。

チャイの入れ方についてですが、まず鍋に水と紅茶を入れます。そこに砂糖とたっぷりのミルクを加え煮立たせます。ポイントは沸騰した際に吹きこぼれないよう上手く煮出すことです。最後に茶こしでこしてカップに注ぎましょう。

ちなみにマサラ・チャイの入れ方は、煮立たせている際にお好みの香辛料を加えるだけです。ぜひ試してみてください。

マレーシアのお茶

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マレーシアのお茶といえば「テー・タレッ」でしょう。

主にインド系やマレー系の住民に飲まれているミルクティーで、屋台などでも売られている親しみやすいお茶です。マレー語で「タレッ」というのは引っ張るという意味があります。カフェや屋台などで二つのカップを使って引き延ばすようにして作るので「テー・タレッ」と呼ばています。とても甘いお茶です。

入れ方についてですが、基本はミルクティーの作り方と一緒です。違う点はコンデンスミルクを使用しているところです。濃い紅茶にコンデンスミルクと砂糖を混ぜて作るのですが、慣れない方にはとても甘く感じられるでしょう。

しかし暑い南国にピッタリのお茶ですので、興味のある方は一度飲んでみてはいかがでしょうか。

ベトナムのお茶

ベトナムでよく見るお茶といえば「ロータスティー」や「ジャスミンティー」です。

ジャスミンティーは聞いたことや飲んだことがある方もいるでしょうが、ロータスティーに関しては知らないという方も多いのではないでしょうか。蓮(はす)を利用したお茶で「蓮茶」とも呼ばれています。蓮茶にはいくつか種類がありますが、一番なのが「蓮花茶」と呼ばれる緑茶に蓮の香りづけをしたお茶です。緑茶ですので日本人になじみ深く飲みやすいのではないでしょうか。

それでは蓮茶の入れ方についてですが、緑茶と同じように急須で入れるのが良いでしょう。量を調節することによって渋みを減らしたりもできます。また、冷たいお茶にして飲むのもなかなかです。

自分の好みにあった入れ方で楽しんでみてください。

イギリスのお茶

イギリスといえばなんといっても紅茶でしょう。

紅茶の中心地であり人々の生活にも欠かせない飲み物です。紅茶と共にお菓子やなどを食べる「アフタヌーンティー」はイギリス発祥の有名な習慣でしょう。元々は上流階級の社交の場としての要素が強いものでしたが、現代では礼儀作法など堅苦しいことは気にせず気軽に行う習慣になっています。

紅茶の入れ方についてですが、日本でもなじみの深いお茶ですので大体の方は自分なりの紅茶の入れ方があるでしょう。しかし、あえて入れ方のポイントを言うならティーポットは丸型を選びましょう。

美味しい紅茶は入れ方ももちろん茶葉も重要です。その茶葉の美味しさを引き出すためには、ポットの中で茶葉ができるだけ上下に混ざるのが良いです。そのためには丸型のティーポットが最適です。

これからティーポットの購入を考えている方はぜひ検討してみてください。

ロシアのお茶

極寒の地のロシアで好まれるお茶はやはり熱いお茶です。

ロシアで有名な飲み物といえばお茶の前にウォッカなどのお酒ではないでしょうか。なにせ寒い地域ですので人々は体を温めるためにさまざまな工夫をしています。その代表的な物の一つがウォッカです。アルコール度数の高いお酒で体をぽかぽかにして寒い冬を乗り切ります。

しかし、ほかにもロシアでは熱い紅茶を飲む習慣も根付いています。入れ方としてはやはり寒い地域ですのでぬるくするよりできるだけ熱いお茶にした方が良いでしょう。この際に甘いジャムや砂糖などを舐めながら一緒に飲むのが一般的です。

種類別のお茶の入れ方を知ろう

お茶の入れ方といっても最近は多種多様な方法があります。

茶葉から入れる方法やインスタントを使用したお手軽な入れ方などさまざまです。自分の好みやその時の状況にあった入れ方を選択するのが良いでしょう。

一番お手軽なお茶の入れ方としては、やはり粉末状のいわゆるインスタントのお茶ではないでしょうか。お湯に混ぜるだけですぐにできあがりますし、今すぐお茶が飲みたいという方にはとても便利です。

しかし粉のお茶はこのお茶とは少し違います。

粉茶とは煎茶を製造する過程で落ちた粉のお茶のことです。粉末状のお茶がお湯に溶けるのに比べてこちらはお湯に溶けません。そのため、粉茶を飲む際のお茶の入れ方としては、茶こしを湯のみにセットしてお湯を注ぐのが良いでしょう。急須でも構いません。

飲んだことがない方も多いでしょうが、通常のお茶よりも安価で手に入れられますし濃いお茶が楽しめますので、そういうのがお好きな方は試してみてはいかがでしょうか。

茶葉

茶葉とはその名のとおりお茶の葉のことです。

世界にはたくさんのお茶の種類がありますが、そのどれもが元は同じ茶葉から作られた物です。日本でお茶といえば誰もが思い浮かべるのが緑茶でしょう。緑茶は生の茶葉を加熱処理し、茶葉が持つ発酵酵素の力を働かせないようにして作られたお茶です。

日本のお茶の入れ方といえばやはり、急須の中の茶葉にお湯を注ぎ緑茶で飲むのが定番ではないでしょうか。寒い季節には特にお茶入れ方です。

ティーバッグ

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ティーバッグで飲むというのも手軽なお茶の入れ方の一つです。

主に紅茶を飲む際に利用する方が多いのではないでしょうか。日本茶などでも見られる場合もありますが、やはり定番は紅茶です。粉末のインスタントほどではないですが、ティーバッグも手軽なお茶の入れ方としてです。

一番簡単な入れ方はカップに熱湯を注ぎ、そこにティーバッグを浸す方法となります。蓋をして蒸らすと香りを逃がすことなくできてなお良いです。また、たくさん飲むという方はポットにたっぷりお湯を入れ数回分のティーバッグを入れて蒸らしておくのもとなります。何度も入れ直すよりも手間がかからず便利です。

急須でのお茶の美味しい入れ方

急須でお茶を入れたことがないという方はあまりいないのではないでしょうか。

しかし、ただお湯を注ぐだけではなく入れ方一つでさらに美味しく飲むことができます。ここではその入れ方のポイントについて紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

手順

まずは入れ方の手順についてです。

最初に湯のみに人数分のお湯を注ぎます。これはお湯の分量をはかるためとお湯を少し冷ますためです。それから急須に茶葉を入れます。

次に、さきほど湯のみに注いでおいたお湯を急須にゆっくり入れます。そして、約1分ほど待ちましょう。その間急須を揺らしたりしないようにしましょう。苦味成分が逃げてしまいます。

時間が経ちましたら急須から湯のみになるべく均等に注ぎ入れましょう。お茶の濃さが均等になるよう注ぎまわすのが重要です。急須に残らないように最後まで注ぎ切ると2、3回は美味しく頂けます。

ポイント

上記のお茶の入れ方の手順の際に気をつけるポイントについてです。

まず、お湯は一度完全に沸騰させるのが重要となります。ぬるいお茶がお好きな方も一度は沸騰させてから冷ますのがです。急須にお湯を入れる際も、ポットから直接熱湯を注ぐよりも一度冷ましてから急須に入れるのが良いです。

また、お茶はとてもデリケートですので保存方法には充分気をつけましょう。基本的に未開封の場合は袋のまま冷蔵庫保存がです。長期保存の際は冷凍庫が良いでしょう。開封済みの場合は密封容器に入れ替えるようにしてください。

ぜひポイントをおさえて急須で美味しくお茶をいただきましょう。

急須なしでのお茶の入れ方

なかには急須が家にない方もいるでしょう。

そういう方でもポットやヤカン、電子レンジなどでお湯を沸かしてお茶を入れることもできます。粉末状の混ぜるだけでできるお茶のパックなどがあれば急須がなくてもお茶を飲むことは可能です。

そのようなお手軽な方法に抵抗がある方もいるでしょう。しかし、最近はさまざまな種類の物がたくさん出ています。選択肢も色々あり、好みに合う物もきっと見つかります。

ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

水筒へのお茶の入れ方

まず、熱いままお茶を水筒に入れて保存するのはしません。

温かいお茶を水筒にいれておくと、緑茶が紅茶のような色になり渋味が強くなります。これは、お茶に含まれるカテキンが酸化し結合することでタンニンが生じてできる現象です。タンニンという物質が渋みの原因です。

それではどうしたら良いのでしょうか。

答えは簡単で、冷やすのが良いです。お茶は冷やしておくとほとんど酸化することなく新鮮な状態を保つことができます。水筒にお茶を入れる際は冷やしてから入れることをします。

お茶を飲もう

ここまでお茶の種類や入れ方について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。知らないお茶や、普段飲まないお茶もあったのではないでしょうか。

お茶は日本人の食生活に欠かせない飲み物です。お茶の魅力はもちろんその味わいにもありますが、多種多様な種類や選択肢の多さもその一つです。そして、まだまだ世界には知らないお茶がたくさんあります。「こんなお茶があるんだ」と知れば知るほど奥深い魅力が尽きません。

ぜひ皆さんもそんなお茶の魅力に触れ、探求し、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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