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2018年10月04日

生クリームとホイップの違い・生 クリームとホイップ のレシピ

生クリームとホイップは同じような形態の食品でありながら、値段や賞味期限になぜ差があるのでしょうか。今回は生クリームとホイップの原材料に着目して、2つの製品のちがいを探っていきます。生クリームやホイップを使ったレシピも一緒にご紹介していきます。

生クリームとホイップの違い・生 クリームとホイップ のレシピ

「生クリーム」と「ホイップ」の違いとは?

生クリームとホイップの違い・生 クリームとホイップ のレシピ

生クリームは生乳を原料に作られています。生クリームとは生乳(殺菌や調整をしていない、しぼりたての乳牛のミルク)を放置すると分離して上に浮き上がってくる、白い部分の名称です。これをかくはんしたものがバターです。牧草を食べる乳牛のベータカロチンの色がついているため、薄い黄色(クリーム色)をしています。

ホイップはパーム・ヤシ・大豆・なたね油などの植物性脂肪・乳脂肪・乳製品・乳化剤が原料です。それらを混合して水素添加などで硬化させます。脱脂粉乳・脱脂乳・安定剤・乳化剤、トレハロースなども混合させます。乳脂肪がまったく入っていないホイップも存在しています。色はまっ白です。

生クリームとホイップの作り方とは?

市販されている生クリームは、生乳を遠心分離機で脱脂乳と分離して殺菌して冷蔵した食品です。乳脂肪率を調整することで、ホイップ用とコーヒーなどのクリーム用に分けられます。

生クリームは乳脂肪率が30パーセントから48パーセントの製品で「純生」と表記されることもあります。コーヒー用に使われている生クリームは、乳脂肪率が18パーセントから30パーセントの製品です。牛乳の脂肪分は市販されているもので3パーセント台が主流です。

ホイップは植物性脂肪、乳脂肪、乳製品、乳化剤を混合して水素添加などで硬化させており、脱脂粉乳・脱脂乳・安定剤・乳化剤、トレハロースなども混合させます。ゼラチン、寒天、水あめ、でんぷん、発酵セルロース、トコフェロールなどを添加して形状を安定させたホイップクリームも販売されています。

ホイップの泡立て方は?

生クリームとホイップの違い・生 クリームとホイップ のレシピ

氷を入れたボールの上に、生クリームと砂糖(気泡を安定させる)を入れたボールを乗せ、泡立て器(電動もあります)でよく泡立てます。室温が25度以下、クリームの温度は10度以下(5度前後が理想)がもっともきれいに泡立てられる環境です。

ボールを手前に倒して、生クリームと砂糖を抱き込むように泡立てます。最初はすばやく、気泡が出はじめたら静かに泡立てます。デザートの上に流し込む場合は7分立て(泡立て器を持ち上げるとクリームがたれる程度)にします。デコレーションケーキなどに塗る場合は8分立てです(泡立て器を持ち上げても泡が立ちあがらない)。

しぼり出しに使う場合は、泡立て器を持ち上げると生クリームの泡がツンと立ちあが程度まで泡立てます。これ以上泡立てると分離する可能性があるので気をつけてください。

ホイップに砂糖を入れて泡立てたものは、泡立て器を持ち上げると先が少し倒れます。低脂肪のホイップは泡立てた先がさらに横に寝てしまいます。脂肪分の多い生クリームのほうが、植物性油脂でつくられたホイップより泡立ちのスピードや速いです。

ホイップクリームとして植物性脂肪を泡立てた製品も販売されています。

生クリームはホイップで代用できるか?

ホイップは火に弱く分離して脂が溶けだす可能性があるので、ケーキやムース・加熱しない料理など、用途によっては生クリームの代用ができます。

ホイップのほうが生クリームより風味やコクは劣りますが、ふんわりとした舌ざわりやあっさりとした軽い後味が特徴です。ホイップはコレステロール値が低く低脂肪の製品もあるため、ダイエットや健康を考えて上手に生クリームの代用に取り入れることが可能です。

生クリームとホイップの保存方法は?

生クリームもホイップも冷蔵(3度から10度)で保存します。開封した生クリームとホイップは、冷蔵庫の中に保管しても微生物が発生する恐れがあります。開封した生クリームとホイップはすぐに使い切るのが原則です。

泡立てた生クリームを冷凍しない場合は、その日のうちに使いきりましょう。脂肪分の多い生クリームは水が分離しやすく、泡も壊れやすいからです。

冷凍の生クリームとホイップは?

生クリームを泡立てずに冷凍すると組織が壊れるため、解凍したとき分離して泡立ちが悪くなります。ホイップは液状のまま冷凍すると解凍しても元にもどりません。生クリームとホイップを冷凍したい場合は、泡立てて小分けにします。少量ずつ取り出して、コーヒーやスープなどの温かい料理に使用します。

ホイップクリームとして植物性脂肪のクリームで作られた冷凍食品が販売されています。

生クリームとホイップの砂糖の使用は?

砂糖には保水作用があり、泡の中の水分を抱えこんで消えにくくします。生クリームに砂糖を加えないと、すぐに泡が消えてしまいます。砂糖は生クリームの泡立ちをふんわりとさせてくれますし、防腐作用もあります。泡立てた植物性脂肪をホイップクリームとして販売している製品は、この特性を生かしてあらかじめ砂糖を加えて作られています。

生クリームとホイップの賞味期限は?

生クリームの賞味期限は製造から10日以内です。ホイップは防腐剤が入っているので90日程度の賞味期限があります。市販のホイップクリームの賞味期限は冷蔵で70日程度、冷凍で約1年です。どの製品も微生物が繁殖しやすいので、開封したらすぐに使い切りましょう。

生クリームとホイップの値段は?

生クリームはメーカーや含まれる乳脂肪の割合にもよりますが、200mlで400円前後から900円前後の値段で売られています。ホイップは200mlで200円前後の価格です。冷凍のホイップクリームは1000mlで1000円以内で売られています。予算や用途に合わせてお選びください。

生クリームとホイップのカロリーは?

生クリームは、1カップ分(200ml)で300から400以上のカロリーがあります(含まれる乳脂肪の割合によりちがいます)。

植物性脂肪を使ったホイップのカロリーは、800前後あります。生クリームのように無脂乳固形分が低い低脂肪製品も販売されています。

ホイップクリームとして販売されている製品は乳脂肪率が低い(30パーセント以下)ので、カロリーもおさえられています。

生クリームとホイップのレシピは?

生クリームとホイップの違い・生 クリームとホイップ のレシピ

生クリームをシチューやスープ、カルボナーラパスタに入れて、料理をまろやかにおいしく引き立てられます。また、生クリームはお菓子の世界でも欠かせない存在です。泡立てた生クリームをコーヒーに入れたものがウインナーコーヒーです。生クリームと卵を使ってアイスクリームを作ることもできます。

生クリームを使った代表的なスイーツはデコレーションケーキです。油脂が多い生クリームは室温ですぐに溶けてしまうので、生クリームは泡立てたらすぐに食べるのが基本です。

ホイップは生クリームに比べて、泡立てに時間が掛かりません。ホイップを泡立ててケーキをデコレーションしたり、チーズケーキやパウンドケーキ、マドレーヌ、パンケーキ、ホットケーキ、クレープ、パン、ゼリー、あんみつなどに飾ったり添えたりして、豪華においしくスイーツをアレンジできます。

生クリームをそのまま使ったキッシュ

生クリームを泡立てずにそのまま使用する「キッシュローレン」という食べ物のレシピをご紹介します。

ふるいにかけた薄力粉180g、塩少々とラード30g、バター60gを混ぜ合わせ、冷水大さじ4、5杯で練り、冷凍庫で20分凍らせた生地をキッシュの型(パイ皿)に伸ばして30分冷凍庫で冷やします。それを190度のオーブンで重石をのせて15分、重石をはずして15分焼きます。

長ネギ2分の1(小口切り)と玉ネギ3分の1(みじん切り)をバターと白ワイン(各大さじ2)、塩・コショウ(各少々)でフライパンで炒めます。ボールに卵2コと「生クリーム1カップ(200ml)」を混ぜ合わせ、ハム80g(1センチ角切り)と炒めた長ネギと玉ネギ、すりおろしたチェダーチーズ(250g)を半量まぜて塩コショウで味を調えます。

これらを先ほど焼いた生地の上に流し入れ、残りのチーズをかけます。190度のオーブンで中段で約30分焼きます。

レモンフラン

プリンのようなお菓子です。グラハムクラッカー(コーンフレークや甘味の少ないビスケットでもOK)100gを二重にしたビニール袋に入れてたたきます。溶かしたバター60gを混ぜ、バターを塗った型(パイ皿)にそれらを4、5ミリの厚さに平に敷いて、150度のオーブンで10分焼いて冷ましておきます。

ボールの底に氷を当てながら200mlの生クリームをかために泡立て、170gのコンデンスミルクを混ぜます。そこにレモン1コ分の皮の表面をすりおろし、中身をしぼったものを少しずつ入れます。生クリームの泡を消さないように気をつけて混ぜてください。それらを先ほどの型に流し入れ、冷蔵庫で5、6時間冷やします。

できあがったレモンフランのふちに、レモン・泡立てたホイップ・ライムを交互にのせながら飾っていきます。最後にミントを散らします。

生クリームとホイップをおいしく利用しよう!

生クリームとホイップの違い・生 クリームとホイップ のレシピ

生クリームは高級ですが、大変おいしく栄養価があります。泡立てに手間がかかり気泡をキープするのが大変なので、その日のうちにいただく豪華なスイーツに向いています。

ホイップは低価格で泡立てがラクなので、手軽に利用できます。どちらも特性をよく知って使いこなせば、毎日の料理やお菓子タイムを楽しくしてくれる素晴らしい食品です。日々の生活の中に大いに取り入れていきましょう。

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