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田舎に住む
田舎暮らしを考えていますか。昨今、町おこし・地方創生などの観点からさまざまなところで田舎暮らしが注目されつつあります。今回は田舎暮らしについてを考え直し、田舎暮らしに失敗しないコツ、田舎にまつわる番組、定年後の田舎暮らしまでを紹介いたします。
まず田舎はどこから?
田舎暮らしを考える前に、あなたが考える「田舎」を洗い出してみましょう。「田舎暮らし」といっても現代の「田舎」の定義はとても曖昧です。
「遊ぶところがない」と考えるのが田舎暮らしなのか「木々に囲まれたところに住む」が田舎暮らしなのか「海沿いの街に住む」のが田舎暮らしなのか。ここからは地形から都市と田舎についてを紹介いたします。田舎暮らしに失敗しないように、自分が考える田舎を再考してみましょう。
「遊ぶところがない」と考えるのが田舎暮らしなのか「木々に囲まれたところに住む」が田舎暮らしなのか「海沿いの街に住む」のが田舎暮らしなのか。ここからは地形から都市と田舎についてを紹介いたします。田舎暮らしに失敗しないように、自分が考える田舎を再考してみましょう。
地形から考える
まず始めに地形から考えてみましょう。ここからは日本の地形を大まかに説明いたします。日本の地形のほとんどは「盆地」と「平野」として扱われています。
盆地
周囲を山に囲まれ、周辺よりも低く平らな地形を盆地(ぼんち)と呼びます。盆地の気候としての特徴は「夏暑く、冬寒い」という気温の比較差・年較差がよく挙げられます。しかし、実際それぞれの地域で異なっており「日中の気温が高く、夜中の気温が涼しい」ところもあるでしょう。
地域ごとに降水量が少なく、カの弱い乾いた風が吹くため昼間の洗濯物の乾きが早いのが特徴です。平坦な土地であるため、中心部でよく内陸都市ができます。
地域ごとに降水量が少なく、カの弱い乾いた風が吹くため昼間の洗濯物の乾きが早いのが特徴です。平坦な土地であるため、中心部でよく内陸都市ができます。
平野
海に面した平地を平野(へいや)と呼びます。平野は降水量が多く、こちらも昼間の気温と夜の気温の寒暖に差があります。冬の平野は日本海側で降雪量が多くなり、太平洋側は乾いた風が吹きます。海岸沿いでは海風が吹くでしょう。
日本は海に囲まれ、山が多い島国です。「どこからどこまで」という明確な定義はやや曖昧ですが、この盆地と平野でしか街を築くことができません。
日本は海に囲まれ、山が多い島国です。「どこからどこまで」という明確な定義はやや曖昧ですが、この盆地と平野でしか街を築くことができません。
都市から考える
田舎暮らしを考える中でも「都市」から考えていきましょう。「都市」は人口によって定義付けされています。現在日本で人口が多い三大都市は、東京・名古屋・大阪とされています。
・北海道で1番人口が多い都市を「北海道札幌市」
・東北で1番人口が多い都市を「宮城県仙台市」
・中国・四国地方で1番人口が多い都市を「広島県広島市」
・九州地方で1番人口が多い都市を「福岡県福岡市」
これら地方中枢都市と呼ばれ「札仙広福」(さっせんひろふく)と呼ばれております。
・北海道で1番人口が多い都市を「北海道札幌市」
・東北で1番人口が多い都市を「宮城県仙台市」
・中国・四国地方で1番人口が多い都市を「広島県広島市」
・九州地方で1番人口が多い都市を「福岡県福岡市」
これら地方中枢都市と呼ばれ「札仙広福」(さっせんひろふく)と呼ばれております。
郊外から考える
都市部に隣接した市街地と住宅街を郊外(こうがい)と呼びます。明確な定義は地域によってさまざまです。それぞれの都心部で働いた方が寝るために生活する街ということで「ベッドタウン」とも呼ばれています。
都市部の物価が上昇し、便利さが売りのショッピングモールからスーパーが地方に出店、都市部から離れた人々が都市部に隣接している住宅街、あるいはその街はずれに住民が拡散されていく現象を「ドーナツ化現象」と呼び、その名残がそれぞれの地域にあります。
都市部の物価が上昇し、便利さが売りのショッピングモールからスーパーが地方に出店、都市部から離れた人々が都市部に隣接している住宅街、あるいはその街はずれに住民が拡散されていく現象を「ドーナツ化現象」と呼び、その名残がそれぞれの地域にあります。
村
[no_toc]人口や家屋の密度が小さい地域です。明確な定義は法律上ではほとんど決まっていません。農業、林業、漁業が盛んに行われている地域が大半と考えられています。人口密度が少なく土地が安く広いため、作物を育てる、庭でバーベキューをする方が多いです。
過疎化など、人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭といった社会的共同生活の維持が困難になっている集落を「限界集落」とも呼ばれています。
過疎化など、人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭といった社会的共同生活の維持が困難になっている集落を「限界集落」とも呼ばれています。
田舎暮らしに失敗しないコツ
移住をする前に下見をしてみよう
「自分が想像していた田舎暮らしではなくて、失敗した」と思わないように、土地の下見をしておきましょう。昨今、古民家やドミトリーを解放したゲストハウスの運営がされています。ここでは旅館・ホテルでは感じられにくいその地域の気候や地域柄を体験することができます。
それぞれの気候を調べておく
温暖湿潤気候の日本は経度・緯度ともに斜めに位置しており、盆地もそれぞれ標高が異なります。それぞれの地形・標高によって気候の変化があるので、山の高さ・川の位置・海の位置によっても風の吹き方が違います。
海が近いのであれば塩害対策、積雪が多い地域ではスタッドレスなどのタイヤの準備が必要になりますので、失敗しないためにも季節の変化、気候を調べておきましょう。
海が近いのであれば塩害対策、積雪が多い地域ではスタッドレスなどのタイヤの準備が必要になりますので、失敗しないためにも季節の変化、気候を調べておきましょう。
引っ越しは1度で済ませる
いざ引っ越しをする場合は複数回に分けて荷物を移動するよりも1度で済ませましょう。複数回に分けて引っ越しをしてしまうと移動費などの費用がかかり失敗します。
必ず市役所配布の資料をもらう
失敗しない住民になるために住民票を発行したら市役所配布の資料に目を通しておきましょう。税金の調整額から、ごみの日、ごみ袋の有無、指定されているごみの内容まで目を通しておきましょう。それぞれ自治体の決まりがあります。
さらにタウンページ・ハローページにも目を通しましょう。最寄りの病院、弁護士、税理士、ハローワークなども確認も忘れずに行います。インターネットで検索できる時代ですが、こちらの情報が確実です。
さらにタウンページ・ハローページにも目を通しましょう。最寄りの病院、弁護士、税理士、ハローワークなども確認も忘れずに行います。インターネットで検索できる時代ですが、こちらの情報が確実です。
買い物に失敗しないために
買い物に失敗をしないように食料品を買うスーパーから夜間空いているコンビニエンスストア、薬局などを探しておきましょう。田舎暮らしの中でも、どこにどんなものが売っているのかを把握しておかないと、自身の買い物の効率の悪さが際立ち、ストレスが溜まります。さらに営業時間も忘れてはなりません。
地域によっては品質の良い材料を安価で買うことができる資材売り場があります。ここで新たなDIYの可能性が見出せますし、新鮮な食材を扱っている卸売市場でおいしい食事が期待できます。
地域によっては品質の良い材料を安価で買うことができる資材売り場があります。ここで新たなDIYの可能性が見出せますし、新鮮な食材を扱っている卸売市場でおいしい食事が期待できます。
ご挨拶を忘れない
「田舎暮らしの人間関係で失敗した」の中でコミュニケーションのトラブルがあります。引っ越し後はご近所の方に挨拶をしておきましょう。人里から離れている、民家が密集していない土地でも挨拶は肝心です。挨拶の流れとしては「簡単な手土産(タオル・その地域のゴミ袋・洗剤のどれか)」を持って「入居先を伝える」だけで済みます。
旅行ではなかなか目にすることはありませんが、地元の方からすると集落という小さなコミュニティが存在している場合があります。助け合う風潮が未だ根強い田舎暮らしなので、今後の災害・事故に備えて挨拶をしておく事が大切です。
旅行ではなかなか目にすることはありませんが、地元の方からすると集落という小さなコミュニティが存在している場合があります。助け合う風潮が未だ根強い田舎暮らしなので、今後の災害・事故に備えて挨拶をしておく事が大切です。
田舎に嫁ぐ際はマリッジブルーに気をつけて
「遠距離恋愛から田舎に嫁ぐ」あるいは「出身が都市部で、田舎に嫁ぐ」などの流れから、文化圏の違い、地域の価値観の違いにより、結婚後の田舎独特の暮らしに馴染めず憂鬱な気分に陥る女性がいらっしゃいます。さらにマリッジブルー(結婚を控えた人が間近に迫った結婚生活に不安や憂鬱を感じる)といった症状が強くあらわれることがあります。
なるべく憂鬱な時間・不安感を晴らすために田舎に嫁ぐ前に計画的な結婚・婚約を見立て、お互いの会話の時間を設けましょう。もともとの文化圏や風潮を変えることはできませんが、同棲、旅行などを通して「私の選択は失敗だったのか」と自分責める時間を減らすことができます。
なるべく憂鬱な時間・不安感を晴らすために田舎に嫁ぐ前に計画的な結婚・婚約を見立て、お互いの会話の時間を設けましょう。もともとの文化圏や風潮を変えることはできませんが、同棲、旅行などを通して「私の選択は失敗だったのか」と自分責める時間を減らすことができます。
先人・地元の人たちの暮らしの知恵を借りる
生活に失敗しないコツとして、過去の文献や地元の方の生活の知恵を調べる、あるいは聞いておきましょう。生活の中でたくさん失敗し、ずっと不便で暮らしの壁にぶち当たってきた先人達と地元の方々は、快適に過ごす工夫を凝らしてきた軌跡があります。
例えば夏の暑い地域では朝、あるいは夕方に打ち水をすると気化熱を利用して家の周りの気温を下げる効果があります。他にも冬に氷点下入りする地域では水道水が凍ることがあります。
そこで1日中暖房をつけて部屋を暖めるのではなく、発泡スチロールやウレタンなどを保温材として利用し水道管の凍結防止をすることができます。生活が豊かになるものをみなさんそれぞれ持っています。疑問があったら聞いてみましょう。
例えば夏の暑い地域では朝、あるいは夕方に打ち水をすると気化熱を利用して家の周りの気温を下げる効果があります。他にも冬に氷点下入りする地域では水道水が凍ることがあります。
そこで1日中暖房をつけて部屋を暖めるのではなく、発泡スチロールやウレタンなどを保温材として利用し水道管の凍結防止をすることができます。生活が豊かになるものをみなさんそれぞれ持っています。疑問があったら聞いてみましょう。
田舎にゴキブリって出るの?
[no_toc]不快害虫代表のゴキブリですが、ゴキブリの本来の生態系は亜熱帯寄りの地域が主です。標高の高い地域ではゴキブリに遭遇することがほとんどないでしょう。日本では南日本の地域に種類が多いとされていますが、人家をターゲットとするゴキブリの繁殖条件に当てはまりやすい環境は、都心部のような住宅が密集した地域の方が多いです。
これはコンクリートなどによる気温の上昇、衛生環境の悪化などがゴキブリの温床になりつつあるからです。南日本の地域では行政機関から民間企業までが、環境に配慮した害虫対策を講じるセミナーが盛んに行われており、防虫の効果がある月桃が自生しています。
これはコンクリートなどによる気温の上昇、衛生環境の悪化などがゴキブリの温床になりつつあるからです。南日本の地域では行政機関から民間企業までが、環境に配慮した害虫対策を講じるセミナーが盛んに行われており、防虫の効果がある月桃が自生しています。
田舎暮らしのテレビ番組
こちらからは田舎暮らしにまつわるテレビ番組・ドラマを紹介していきます。都会と違う田舎暮らしはさまざまな工夫をすることで、のびのびと豊かな生活ができます。田舎暮らしでも元気になれる、さまざまな田舎暮らしの実践的な番組からドキュメンタリー、たくさん失敗しても立ち上がる田舎暮らしのたくましいドラマを紹介いたします。
晴れ、ときどきファーム
NHK(日本放送協会)のBSプレミアムの「晴れ、ときどきファーム」は古民家と畑を借りて週末の里山暮らしを紹介する番組です。古民家の改造、田植えや種まきを通して作物の収穫から調理までを放送しています。番組ホームページでは番組で放送されたレシピ、田舎暮らしの成功談・失敗談が掲載されています。
イチから住 〜前略、移住しました〜
縁もゆかりもない地方都市にタレントが移住体験をする番組です。
テレビ朝日系列から放送されています。空き家を探すところから始まり、その土地ならではの仕事に就き、地域を愛する新たな友と出会い、画面を通して地方移住の魅力を視聴者と追体験するドキュメンタリーバラエティです。たくさんの失敗をしながらもその地域独特の心と心のふれ合いに満ちた生活を覗くことができます。
テレビ朝日系列から放送されています。空き家を探すところから始まり、その土地ならではの仕事に就き、地域を愛する新たな友と出会い、画面を通して地方移住の魅力を視聴者と追体験するドキュメンタリーバラエティです。たくさんの失敗をしながらもその地域独特の心と心のふれ合いに満ちた生活を覗くことができます。
おおかみこどもの雨と雪
こちらは地方移住のアニメです。細田守監督、2012年の作品「おおかみこどもの雨と雪」です。おおかみのこどもの雨と雪が「おおかみ」になるか、「人間」になるかの自立の選択として焦点が当てられています。
しかし、実際は主人公の花が女の子として都会から田舎に引っ越し、母親として自給自足の生活を始め、地元の人たちに助けられ、1人の女性としてたくさんの失敗を経験しながら、自立していく姿も描かれています。
しかし、実際は主人公の花が女の子として都会から田舎に引っ越し、母親として自給自足の生活を始め、地元の人たちに助けられ、1人の女性としてたくさんの失敗を経験しながら、自立していく姿も描かれています。
テレビでやっていて、途中からなんとなく見ていたがオイオイ泣いてしまった。
たぶんそれは私が子育て中の母だからでしょうね。
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定年後の田舎暮らしで失敗しない方法
定年後のセカンドライフとして田舎暮らしを検討している方はいらっしゃるのではないでしょうか。都会の喧騒を離れ、ゆったりとした田舎暮らしを始めたいと思っている方や農業・漁業・林業を始める方も増えております。ここからは定年後の田舎暮らしで失敗しない方法を紹介いたします。
お年寄りが元気な地域がある
定年後の田舎暮らしではそれぞれの地域ごとに年齢が幅広いです。地域によっては過疎と高齢化が進み、退職後であっても戦後生まれの方が現役で働かれている場合があります。定年後の皆様にとっても「息子世代」と表現される地域は少なくありません。
田舎・都会を差別化しない
[no_toc]移住環境に慣れるまでが大変です。ストレスや移住の不安が溜まり、孤独を感じて「自分が住んでいた地域」と比較した土地悪口が生まれることがあります。
これを地元の人につぶやくのはとても危険で、外国から日本に暮らしに来た人が「日本は小さくて狭い」と言っているのを聞いて気分が悪くなるのと同じように失敗します。
他にも「都会は○○だから」「田舎は○○しかない」といった見たのか見ていないのかもわからない「なんちゃって土地悪口」を聞くことが、地域のどこにでもあります。暮らしの会話で気分を悪くする機会があるでしょう。人の暮らしはそれぞれです。失敗してもいいので今の自分の暮らしが豊かになることを考えましょう。
これを地元の人につぶやくのはとても危険で、外国から日本に暮らしに来た人が「日本は小さくて狭い」と言っているのを聞いて気分が悪くなるのと同じように失敗します。
他にも「都会は○○だから」「田舎は○○しかない」といった見たのか見ていないのかもわからない「なんちゃって土地悪口」を聞くことが、地域のどこにでもあります。暮らしの会話で気分を悪くする機会があるでしょう。人の暮らしはそれぞれです。失敗してもいいので今の自分の暮らしが豊かになることを考えましょう。
正しい知識を身につけて田舎暮らしを満喫しよう
いかがでしょうか。昔は『都で一旗上げる』とよくいわれていましたが、交通網とインターネットの発展に伴い、産業や職業が都市のものではなくなった時代に変わりつつあります。1日あれば誰でも日本国内を移動できる時代です。もしかしたらあなたも東京で消耗しているのかもしれません。
正しい知識を身につければ田舎暮らしを恐れる必要はありません。その為には今回紹介したような情報を精査する必要があります。田舎だから、都会だからと考えず、楽しい田舎暮らしを始めてみましょう。
正しい知識を身につければ田舎暮らしを恐れる必要はありません。その為には今回紹介したような情報を精査する必要があります。田舎だから、都会だからと考えず、楽しい田舎暮らしを始めてみましょう。