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一人暮らしの初期費用の相場・計算方法・最低の初期費用

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一人暮らしの初期費用の相場とは?

『春から一人暮らし』季節の変わり目や年度の区切りには移転や引越しが多く、進学や就職でこれから一人暮らしの準備をしようとしている人は多いのではないでしょうか。花の一人暮らしは楽しい想像が膨らみます。

家探しから家具を決めて、インテリアや小物を揃えて、自分の生活スタイルを考えて、と夢は膨らむばかり。しかし、一人暮らしを始める際に一番最初に出会う大きな壁があります。そう、初期費用です。実家で過ごしていた時にはかからなかった家賃。そして家を借りるためには敷金と礼金を支払わなければなりません。

一人暮らしをする前に、大切な初期費用のことは知っておきたいもの。初期費用の計算をしっかりしておかないと、「引っ越したいのにお金が足りない」ということになりかねません。事前の準備をしっかりして、初期費用の計算と初期費用を抑えるコツをマスターしておきましょう。
就職での引越しの場合、一人暮らしの家賃の目安は収入の三分の一と言われています。そして引越しにかかる初期費用の総額については、家賃の4.5倍~5倍程度と考えておくといいでしょう。以前は敷金2カ月、礼金1~2カ月ということが当たり前でしたが、現在では敷金1カ月、礼金1カ月が主流になっています。つまり、自分の収入程度の初期費用の家選びが理想になります。

特に最近では、礼金ナシで入居できる物件も増え、全体の4割程度を占めているとも言われています。大家さんとしては、初期費用をなるべく抑えることで、早く入居してもらいたいと考えているためです。契約内容について分からないことがあれば、一つずつ内容を確認し、初期費用について相談してみると良いでしょう。
家賃は固定費です。『少しくらい高くてもいいか』と決めても、実際には帰って寝るだけの家に何万円も払ってしまい貯金ができないというケースになりかねません。自分の収入と生活スタイルに見合った家選びを心がけましょう。
今回は引越しの参考になるように、都会に引っ越す場合を想定して初期費用の紹介をします。
家賃相場などが違う引越し先の参考にしてください。

東京の場合

東京での一人暮らしの場合、家賃相場はだいたい6~10万程度。その場合、初期費用は18〜30万円になります。

地方から上京する場合

もし、地方から上京して一人暮らしをする場合、かかる初期費用の相場は以下のようになります。
お部屋の契約費 250,000円
引越し費用 90,000円
家具家電・日用品 130,000円
合計 470,000円
引越し費用は引越し業者に頼んだ時の料金の目安です。一人暮らしの場合、単身パックなどを利用することをします。しかし、繁忙期などの時期によっては3〜5倍の料金を提示される場合もあるのでご注意ください。
東京郊外から都内に引っ越すような場合でも、一人暮らしを始める際には以下のような初期費用がかかります。
お部屋の契約費 200,000円
引越し費用 –
家具家電・日用品 170,000円
合計 370,000円
引越し費用は自分たちで運ぶことを考慮して未記入にしてあります。引越し業者に頼む方が安いのか、自分たちでレンタカーで運ぶ方が安いかは時期によって異なります。一人暮らしで初期費用を抑えたい場合は、自分たちで引越しをする方が初期費用を抑えることができます。

大阪の場合

大阪での一人暮らしの場合、家賃相場はだいたい4〜8万円程度。東京よりも少しやすくなります。初期費用は12万円〜24万円になります。
大阪で一人暮らしの場合も、東京での一人暮らしの相場が目安になります。引越し費用や家具家電・日用品の費用は大きく変わりません。家賃が相場価格と比較すると2〜4万円安くなるため、初期費用も総額で6〜12万円安くなる可能性があります。

ポイントは家賃相場!

敷金・礼金などの金額は家賃によって変動します。つまり、初期費用の変動に大きく関わってくるのは家賃ということになります。
では家賃相場はどのように調べるといいのでしょうか?

大手不動産会社のサイトを利用しよう

一人暮らしの家賃相場を知り、正確な情報を入手する方法は、大手の賃貸情報サイトを参考にするといいでしょう。

家賃の相場は各エリアにある賃貸物件の家賃の平均値(もしくは中央値)なので、扱う賃貸物件数の多さによって、家賃相場の精度は高まってきます。 大手サイトをするのは、扱っている物件数が多いので正確な家賃相場を調べることができるからです。
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東京都の家賃相場

東京都の家賃相場を大手不動産会社で調べてみました。

家賃が高い上位3地域

港区:11.91万円
千代田区:11.47万円
中央区:10.45万円
10万円を超える地域は他にもいくつかあります。
一人暮らしには少し高い可能性があります。

平均値

三鷹市:7.12万円
板橋区:6.96万円
練馬区:6.72万円
一人暮らしにはちょうどいい価格帯です。

家賃の低い地域

青梅市:4.80万円
武蔵村山市:4.80万円
あきる野市:4.51万円
少し都心へのアクセスが悪いですが、安さでいうと一人暮らしには嬉しい価格帯です。

の地域

一人暮らしにの地域は以下になります。都心にある大学、オフィスに近く価格帯も一人暮らしには高すぎるということはないでしょう。
新宿区:8.96万円
中野区:7.60万円
渋谷区:10.06万円

大阪府の家賃相場

家賃の高い上位3地域

東京と比較すると大変安く感じます。一人暮らしでもこの価格帯だと痛手になりません。
大阪市西区:6.51万円
大阪市中央区:6.48万円
大阪市北区:6.39万円

の地域

の地域も高くもなく安くもなく、ちょうど住みやすいとの価格となっています。一人暮らしを始める際は治安も不安要因になるので、6万円前後で決めると良いでしょう。
大阪市浪速区:5.88万円
大阪市中央区:6.48万円
大阪市北区:6.39万円

一人暮らしの最低の初期費用は?

一人暮らしの際に必要な初期費用の相場は以下です。
敷金 家賃1ヶ月
礼金 家賃1ヶ月
仲介手数料 家賃1ヶ月+税
前家賃 家賃1ヶ月
日割り家賃 日数で異なる
鍵交換費用 15,000円
保証会社利用料 家賃50%~100%
火災保険料 15,000円
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これらの経費は以下のような理由で必要になります。
敷金:退去時の部屋の破損や汚れを修繕したり、万が一の家賃滞納などに備えたりするためのお金のこと
礼金:入居する物件の大家さんに「入居させてくれてありがとう」という意味を込めて支払うお金のこと
仲介手数料:お部屋を紹介してくれた仲介業者に成果報酬として支払うお金のこと
前家賃:翌月の分の家賃のこと
日割り家賃:家賃を入居日数で割った金額で支払う家賃のこと
鍵交換費用:前の入居者が使用していた鍵から自分が使用する鍵に交換する費用のこと
保証会社利用料:保証人の代わりになる会社を利用する費用のこと
火災保険料:火事や落雷で燃えてしまった建物や家具の補償をしてくれる保険の費用のこと

具体的な一人暮らしの費用の見積もり

一人暮らしの場合、家賃と敷金、礼金に合わせて家電や家具の購入にも費用がかかります。つまり、一人暮らしに必要な具体的な初期費用は
・家賃:4〜10万円
・敷金と礼金:8〜20万円
・家電:10〜20万円程度
・家具:3〜10万円程度
全て合計して、25〜60万円の計算になります。

30万円が基準値

とはいえ、一人暮らしを始める人の初期費用の多くは30万円程度が基準です。敷金、礼金はどちらかが0円になる家も少なくありません。また、フリーレントをうまく使い、初期費用を抑える手もあります。また、一人暮らしの期間が決まっている場合は家電と家具をレンタルするという手もあります。家電のレンタルは2〜5万円(一人暮らし用サイズ)、家具のレンタルも5万円以内でできるため、初期費用を抑えることができます。

一人暮らしの学生の初期費用は?

学生の場合、必要最低限のものだけ購入して、あとあと必要なものを買い足すといいでしょう。高校や大学生活では、第一に行うのが学校の勉強です。暇そうな学生に見えても、1日のほとんどを学校で過ごし、友達と遊んだり飲みに行ったりと、意外と忙しい日々です。

その日々の中で家で過ごす時間は意外にも少ないもの。人によっては帰って寝るだけになる可能性もあるでしょう。小さいワンルームに見合う、必要最低限の家電と家具だけ購入して、必要なものはあとで購入するようにすると、「なんでこんなものを買ったんだろう」という後悔も少なくなります。初期費用を抑えるためにも、必要最低限の生活できるものだけ購入しましょう。
予算の目安に相場となる値段を参考にしましょう。この中から必要でないものを購入せずに代用品でカバーすることで初期費用を抑えることができます。
テーブル 1万円
ソファ 2万円
ベッド 2万円
タンス 1万円
カーテン 2万円
食器棚 1万円
合計 9万円
例えば、ソファは一人暮らしには必要ありません。ベッドは床に敷布団をすることで代用でき、食器棚やタンスは一人暮らしの量であればカラーボックスで代用できます。

一人暮らしの家電の初期費用は?

初期費用のうち、家電の目安となる相場はこのようになっています。
洗濯機 2万円
冷蔵庫 3万円
テレビ 2万円
照明 1万円
エアコン 2万円
掃除機 1万円
炊飯器 5千円
電子レンジ 1万円
電気ケトル 5千円
合計 13万円
照明やエアコンはもともと設置されている物件も多数あります。また、家電3点レンタルなど一定期間のレンタルを利用することもします。購入費用の高い冷蔵庫・洗濯機・テレビをレンタルすることで初期費用を抑え、もしもの次の引越しの時も初期費用を安く抑えられます。
中古ショップで小丹生することもします。洗濯機や冷蔵庫、炊飯器は少し気持ち悪いともう方もいますが、直接食べ物や洋服が触れない、テレビや電子レンジ、掃除機は消毒液でさっと拭くだけで大丈夫です。大学進学などで知り合いの先輩がいる場合は、譲ってもらいましょう。進学などのタイミングでは家電の処分にもリサイクル料金がかかります。うまく4年生と連絡を取り、無料でもらうことができればかなり初期費用を抑えることができます。

一人暮らしの日用品の初期費用は?

一人暮らしを始める際には最低限の日用品も必要です。初期費用として計算しておくことで、事前の準備に繋がります。
具体的には
鍋 千円
フライパン 2千円
食器 2千円
包丁・まな板 2千円
しゃもじ・お玉・缶切り 千円
洗剤・スポンジ 千円
シャンプー・ボディーソープ 2千円
歯ブラシ・歯磨き粉 千円
タオル 2千円
トイレットペーパー・ティッシュ 千円
合計 1万5千円
もし実家から持って来れるものがあれば惜しみなく持っていきましょう。キッチン用具は最低限必要でも、スポンジや石鹸などは実家で余っている可能性が高いです。

初期費用を抑えるコツってあるの?

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初期費用を抑えるにはいくつかのポイントがあります。ポイントを抑えることで初期費用を最低限に抑え、余裕のある生活を送ることができます。
①敷金礼金が0円の物件を選ぶ
②仲介手数料不要の物件を選ぶ
③フリーレントのある物件を選ぶ
④連帯保証人のみで審査できるお部屋を選ぶ
⑤入居日を月末に近づける
⑥レンタルできるものや無料でもらえるものを増やす
⑦清掃など自分でできることは自分でする
⑧敷金礼金の分割払いができないか不動産会社や大家さんと相談する
物件をたくさん見てから、実は手持ちのお金がなくて契約できなかったというのはとても悲しくなります。初期費用を抑えたいのであれば、『貯金があまりないので10万円以内に抑えたい』『8万円以内に抑えたい』などとはじめに担当者に話して、礼金や仲介手数料ナシ・フリーレント、前家賃ナシ物件などを紹介してもらうといいでしょう。担当の方にも、詳細な情報を伝えることで、より初期費用の予算に見合った物件を紹介してくれます。

引越し業者を選ぶ際にも節約ポイントが

引越しの際のもう一つの出費が引越し業者に支払う費用です。実は意外にも、初期費用に大きく関わってきます。最近では一人暮らしの方向けに単身パックが登場していますが、その値段は引越し業者によって大きく違います。もっとも安い時期や安い見積もりを出してくれる業者を探すと初期費用の節約になります。
①相見積もりをする
②単身パックを利用する
③閑散期に引っ越す
④ネットの割引など、利用できる割引を調べる
⑤業者を利用せず自分で引っ越す

業者に頼まず自分で引っ越す方法

実は、引越し業者に頼むよりも自分で引っ越す方が初期費用が安くなる場合があります。一人暮らしの場合、荷物も大量ではない上、家電も現地で調達できるのであれば、自分で引っ越した方が安くなるでしょう。

もし荷物が全てダンボールに詰め込めるのであれば、ゆうパックや宅配便で送る方が圧倒的に安くなります。引越しで多用する100サイズのダンボールでも800~2000円で送ることができ、何箱も同時に送付すると割引してくれる会社もあります。

仮に1500円の送料で20箱送ったとしても、3万円の出費ですみます。引越しの時期にもよりますが、引越し業者に頼むより自分で引っ越す方が初期費用を格安に抑えられる可能性は高いです。
近距離であれば、ワンボックスやトラックをレンタルして引越しをする手もあります。地域によっては、引越しの際にレンタカーを無料で貸してくれるサービスや、割引価格でレンタルさせてくれるサービスもあります。一人暮らしで荷物を少なくしておけば、1回の往復で引越しが完了する可能性も十分あります。

また、友達と一緒に一気に引越しを終わらせてしまうの方法もあります。一人での作業は心が折れてしまいそうになりますが、お互い助け合いの精神で友達の引越しを手伝う代わりに自分の引越しも手伝ってもらえば、初期費用を抑えつつ、集中して効率よく引越し作業を行うことができます。

引越しが終わってからかかる費用は?

一人暮らしを始めてからかかる費用も意外と大きいです。特に、就職で引越しをする場合は、初任給が入るまでの1ヶ月間は貯金で一人暮らしをしなければいけないという場合もあるので、気をつけなければなりません。何も考えないでお金を使っていると、いつの間にか金欠状態になってしまいます。初期費用に惑わされて、その後のお金が足りないということのないようにしましょう。

家賃 約65,000円
食費 約21,000円
光熱費 約8,000円
交際費・娯楽費 約35,000円
通信費 約11,000円
その他(衣類・日用品) 約30,000円
合計 約170,000円

まずは初期費用を計算してみよう

いかがだったでしょうか?まだ引越し先や持って行く荷物がまとまりきっていない人は、余裕を持っておおよそ50万円を用意しておけば、とりあえずは大丈夫でしょう。一人暮らしの費用は何かとかかりますが、余裕を持って計画的に貯金をすることが大切です。

一人暮らしの初期費用と一言に言っても、その額は人によって違い、手段を選べば格安にできることがお分りいただけたでしょうか?大切なお金の計算だからこそ、抜け漏れのない初期費用の計算をしておきましょう。

一人暮らしは最初は慣れないことも多く、戸惑うこともたくさんあります。その時にお金がないと心の余裕も失ってしまいがちです。余裕を持って新生活をスタートさせるためにも、初期費用の計算と一人暮らしの計画をしっかり立てておきましょう。
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