引っ越しにかかる総額の費用相場｜一人暮らし/二人/家族

admin

8年前

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引っ越しにかかる総額の費用相場とは？

春にかけて多くなる引っ越しですが、引っ越しにかかる費用の相場はどの程度なのでしょうか。新生活は何かとお金がかかるので、できれば引っ越し費用は安く抑えたいでしょう。以下では、引っ越しにかかかる費用の相場をご紹介していきます。

引っ越しにかかる費用の構成とは？

費用の相場を知るには、まず、引っ越しにかかる費用の構成を確認しておきましょう。引っ越しの費用には、以下のような料金がかかってきます。

・基本料金：国土交通省が定めた料金に準じて定められている。荷物量と距離で料金が決まるため、業者ごとに大きな差はない。

・割増運賃：繁忙期、曜日、時間などで割増料金が設定されている。

・実費：作業員の人件費、トラック代、交通費、梱包費用、搬出・搬入、対応時間など、実際に引っ越しの作業をするにあたってかかる費用。

・オプション：エアコンなどの家電の移設、大型の家具類の運搬、不用品の処分など、状況に応じてかかってくる費用。業者によって対応してもらえることや料金が異なる。

一人暮らし・単身の場合

一人暮らしや単身の人が引っ越しをする場合の総額費用の相場は以下のとおりです。ぜひ参考にしてください。

・市町村内（～15km未満）：28,707円～47,092円

・都道府県内（～50km未満）：33,761円～48,992円

・同一地方内（～200km未満）：42,952円～59,731円

・近隣地方（～500km未満）：51,389円～74,042円

・遠距離地方（500km～）：50,664円～81,362円

2人の場合

2人暮らしの人が引っ越しをする場合の総額費用の相場は以下のとおりです。ぜひ、参考にしてください。

・市町村内（～15km未満）：64,470円～82,221円

・都道府県内（～50km未満）：68,136円～82,767円

・同一地方内（～200km未満）：75,915円～101,264円

・近隣地方（～500km未満）：110,115円～111,376円

・遠距離地方（500km～）：113,691円～147,832円

家族では？

家族で暮らしている人が引っ越しをする場合の総額費用の相場は、何人家族かで異なってきます。以下では、人数別の費用の相場をご紹介していきます。ぜひ、参考にしてください。

3人家族の場合

・市町村内（～15km未満）：76,498円～93,228円

・都道府県内（～50km未満）：76,875円～99,446円

・同一地方内（～200km未満）：91,993円～138,383円

・近隣地方（～500km未満）：118,865円～183,448円

・遠距離地方（500km～）：135,667円～184,345円

4人家族の場合

・市町村内（～15km未満）：96,355円～117,100円

・都道府県内（～50km未満）：91,202円～112,238円

・同一地方内（～200km未満）：139,769円～153,398円

・近隣地方（～500km未満）：115,847円～176,739円

・遠距離地方（500km～）：148,955円～212,927円

5人以上の家族の場合

・市町村内（～15km未満）：117,962円～137,659円

・都道府県内（～50km未満）：105,603円～121,813円

・同一地方内（～200km未満）：140,773円～128,125円

・近隣地方（～500km未満）：166,375円～321,667円

・遠距離地方（500km～）：153,214円～257,122円

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転勤の場合

転勤によって、引っ越しが必要になった場合の費用の相場はどの程度なのでしょうか。転勤による引っ越しは、会社によっては手当が出る場合があります。会社が負担する引越し費用については、会社の「就業規則」や「転勤取扱規定」などで定められているので、あらかじめ確認しておきましょう。

手当が出る場合は、通常かかる引っ越しの費用の相場から、手当の金額を引いたものが引っ越しの費用になります。

引っ越しにかかる費用の計算方法とは？

これまで、引っ越しにかかる総額の費用の相場を状況別にご紹介してきましたが、実際に引っ越しする際にかかる費用はどのように計算し、算出すれば良いのでしょうか。

すでにお伝えしたように引っ越しの費用は、基本料金、割増運賃、実費、オプションの4項目を足した金額になります。実際にそれぞれにいくらかかるのかは、引っ越しをする地域や業者によって異なります。以下では、引っ越しにかかる費用のしくみと、計算方法をご紹介していきます。

時間制と距離制は？

引っ越しの費用に含まれている基本料金ですが、この金額は荷物の量・距離・時間で決まります。距離と時間に関しては、「時間制」もしくは「距離制」によって算出されます。いずれも法律によって基準が定められているため、金額に大きな差はありませんが、業者によっては20％ほど金額に差が出る場合があります。

時間制は、引っ越しの距離が100km以内のときに適用される方法になります。トラックが指定場所へ到着した時間から、作業後に車庫に戻った時間を4時間、8時間、8時間以上という三段階に分け、それぞれの段階に応じた金額が設定されています。

距離制は、引っ越しの距離が100km以上のときに適用される方法になります。トラックの走行距離に応じた金額が設定されており、目的地までの最短距離で計算されます。

業者によって差が生じる3つの項目

引っ越し費用にかかる基本料金は、業者による大きな差はありませんが、割増運賃、実費、オプションについては設定金額が業者によってことなります。引っ越し費用を比較検討する際には、この3つに注目するようにしましょう。

料金計算は見積もりシステムを使おう

ここまで、引っ越し費用のしくみをご紹介してきましたが、実際、基本料金、割増運賃、実費、オプションの料金は見積もり出してもらう必要があります。簡単に引っ越し費用の比較検討ができるサイトをいくつかご紹介していきます。ぜひ、参考にしてください。

引っ越し費用のローンは？

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引っ越しは、世帯人数が多い、距離が遠い場合ほどかかる費用も多くなってきます。また、家電の買い替え・敷金礼金など引っ越しそのものにかかる費用とは別に、お金が必要になってくる場合もあります。このような場合に役に立つのが、引っ越し費用に利用できるローンです。

仕事や家庭の都合で、やむを得ず引っ越しが必要になった場合などに利用すると便利です。以下では、引っ越し費用のローンについてご紹介していきます。

フリーローン・多目的ローンは？

引っ越し費用に使うことができるローンに、フリーローンが挙げられます。フリーローンは、多目的ローンとも呼ばれており、銀行からお金を借りる方法になります。フリーローン（多目的ローン）は、消費者金融よりも比較的金利が安い傾向にあります。

ただし、審査が厳しく、融資開始までに時間がかかるというデメリットもあります。また、1回の契約で1回の融資となるため、再度融資を受けるには再び審査を受ける必要があります。

カードローンは？

引っ越し費用に使うことができるローンに、カードローンが挙げられます。カードローンは、銀行からお金を借りるという点では、フリーローン（多目的ローン）と違いはありません。しかし、フリーローン（多目的ローン）と比べて審査にとおりやすく、ネットで簡単に手続きを済ませることができます。

また、提携のATMから何度でも融資を受け取ることができるのも、メリットのひとつです。ただし、フリーローン（多目的ローン）と比べて金利が高くなっており、限度額が低くなっています。また自由度が高いため、きちんと管理をしておかないと、返済が大変になる可能性もあります。

消費者金融は？

引っ越し費用に使うことができるローンに、消費者金融のカードローン（キャッシング）が挙げられます。消費者金融から借りる場合、審査は比較的とおりやすく、最短で30分など即日に融資を受けることができる場合もあります。また、アルバイトや派遣など、収入が低い人でも利用できるメリットがあります。

消費者金融のカードローン（キャッシング）も、銀行のカードローンと同じく、限度額の範囲内で何度でも融資を受けることができますが、金利は銀行のカードローンに比べて高い傾向にあります。この方法も、銀行のカードローンと同様に自由度が高いため、計画性をもって利用する必要があります。

引っ越し費用を抑える方法は？

距離や世帯人数によっては、高額になってしまう引っ越し費用ですが、なるべく費用を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。以下では、引っ越し費用を抑える方法をいくつかご紹介していきます。ぜひ、参考にしてください。

安い時期を選ぶ

引っ越し費用の項目に、割増運賃がありますが、この項目にかかる費用を抑えることで引っ越し費用を安くすることができます。割増運賃は、通常期（5月～2月）と繁忙期（3月～4月）で分かれており、引っ越しを通常期に行うことで、費用を安く抑えることができます。各時期の料金の相場の差額は以下のとおりです。

単身の場合

・市町村内（～15km未満）：47,092円（繁忙期）ー37,686円（通常期）＝9,406円

・都道府県内（～50km未満）：48,992円（繁忙期）ー39,723円（通常期）＝9,269円

・同一地方内（～200km未満）：59,731円（繁忙期）ー50,383円（通常期）＝9,348円

・近隣地方（～500km未満）：74,042円（繁忙期）ー63,392円（通常期）＝10,650円

・遠距離地方（500km～）：81,362円（繁忙期）ー69,918円（通常期）＝11,444円

2人暮らしの場合

・市町村内（～15km未満）：82,221円（繁忙期）ー64,470円（通常期）＝17,751円

・都道府県内（～50km未満）：82,767円（繁忙期）ー68,136円（通常期）＝14,631円

・同一地方内（～200km未満）：101,264円（繁忙期）ー75,915円（通常期）＝25,349円

・近隣地方（～500km未満）：111,376円（繁忙期）ー110,115円（通常期）＝1,261円

・遠距離地方（500km～）：147,832円（繁忙期）ー113,691円（通常期）＝34,141円

3人家族の場合

・市町村内（～15km未満）：93,228円（繁忙期）ー76,498円（通常期）＝16,730円

・都道府県内（～50km未満）：99,446円（繁忙期）ー76,875円（通常期）＝22,571円

・同一地方内（～200km未満）：138,383円（繁忙期）ー91,993円（通常期）＝46,390円

・近隣地方（～500km未満）：183,448円（繁忙期）ー118,865円（通常期）＝19,583円

・遠距離地方（500km～）：184,345円（繁忙期）ー135,667円（通常期）＝48,678円

4人家族の場合

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・市町村内（～15km未満）：117,100円（繁忙期）ー96,355円（通常期）＝23,445円

・都道府県内（～50km未満）：112,238円（繁忙期）ー91,202円（通常期）＝31,036円

・同一地方内（～200km未満）：153,398円（繁忙期）ー139,769円（通常期）＝13,629円

・近隣地方（～500km未満）：176,739円（繁忙期）ー115,847円（通常期）＝60,892円

・遠距離地方（500km～）：212,927円（繁忙期）ー148,955円（通常期）＝63,972円

5人以上の家族の場合

・市町村内（～15km未満）：137,659円（繁忙期）ー117,962円（通常期）＝19,697円

・都道府県内（～50km未満）：121,813円（繁忙期）ー105,603円（通常期）＝16,210円

・同一地方内（～200km未満）：128,125円（繁忙期）ー140,773円（通常期）＝ー12,648円

・近隣地方（～500km未満）：321,667円（繁忙期）ー166,375円（通常期）＝155,292円

・遠距離地方（500km～）：257,122円（繁忙期）ー153,214円（通常期）＝103,908円

日程や時間にも気を付ける

繁忙期や通常期の他にも、日程や時間に気を付けることで、引っ越しの費用を安く抑えることができます。日程としては、土日祝日・月末・大安の日はになっているので、割増運賃がかかる可能性があります。また、時間は午前中がのため、引っ越しの時間を指定をしないか午後に依頼するなど、工夫をすることでより費用を抑えることができます。

単身パックの利用など

単身者に引っ越し費用の節約方法が、業者の単身パックや学割を利用する方法です。大手の業者にはほとんど、単身者向けの引っ越し方法が用意されています。

単身パックとは

単身パックとは、トラックを貸し切って荷物を運ぶ通常の引越し方法ではなく、決められた大きさのコンテナボックスに荷物を積み込み、他の依頼者の荷物と一緒に運ぶ方法のことを指します。単身パックのメリットは、「料金を安く抑えられる」「訪問での見積もりを不要としている業者が多いため、見積もりのための時間をとる必要がない」という点が挙げられます。

デメリットとしては、「コンテナのみの貸し出しになる場合がほとんどで、梱包材の購入が必要になる」「利用可能エリアに制限がある業者が多い」などが挙げられます。

学割プランとは

学生の一人暮らしの場合、学割をしてもらえる業者があります。学割は、通常の単身者の引っ越し費用よりも、平均3,000～10,000円程度費用を抑えることができます。学割にもさまざまなプランが用意されており、特典などをもらえる業者もあります。

オプションを利用しない

引っ越し業者の中には、不用品の処分などのオプションが用意されている場合があります。不用品の処分は、時間も労力もかかるため業者に依頼しがちですが、費用を抑えるために自分で行うというのも方法の1つです。無料の廃品回収サービスを利用したり、リサイクルショップにもっていくなどして、なるべくオプション料金がかからないように工夫しましょう。

自力で引っ越しをする

引っ越し費用の節約方法の1つに、業者使わず自力で引っ越しをするという方法があります。自力で引っ越しをする場合、トラックなど運搬用の車両のレンタル・移動・梱包材・手伝いを頼む場合はお礼といった費用が必要になります。

短距離の場合は時間がかかりますが、自家用車で往復するというのも方法の1つです。車両をレンタルして引っ越しを行った場合の費用の相場は、24,900円～61,500円になっています。

引っ越し以外で引っ越しの際にかかる費用は？

引っ越しをする際には、荷物の運搬など引っ越しそのものにかかる費用のほかにも、いろいろな費用が必要になってきます。以下では、引っ越し以外で引っ越しの際にかかる費用についてご紹介していきます。

ナンバープレート変更の場合

引っ越しによって、自動車の所有者や使用者の住所が変更になる場合、引っ越し先の管轄の運輸支局で変更登録を行う必要があります。変更登録には、以下のような費用が必要になってきます。

・変更登録手数料：運輸支局で住所変更を行う際に、支払わなければならない手数料のことを指します。金額は350円です。

・車庫証明書の取得費用：車庫証明書とは、自動車の保管場所を確保していることを証明する書面のことを指します。車庫証明の申請時、および発行時に取得費用が必要になります。金額は都道府県によって異なりますが、相場は2,500円～3,000円程度です。

・ナンバープレート代：住所変更により現在使用しているナンバーが変わる場合は、ナンバープレート代がおよそ1,500円必要になります。希望ナンバーの場合は3,900円～5,600円、図柄ナンバーの場合は7,000円～9,200円程度かかります。

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エアコン移設では？

エアコンの移設には、取り外し・取り付けの他にも配管料金、化粧カバー、電圧の切り替えなど、さまざまな面でお金が必要になる可能性があります。

引っ越し時のエアコン移設の相場は8,000円～15,000円程度なので、配管料金、化粧カバー、電圧の切り替えなどが加わるとさらに費用がかかることになります。移設以外の面での費用の相場は、配管料金が1mにつき2,000円～3,000円、化粧カバーが3mにつき9,000円、電圧の切り替えが4,000円～5,000円程度になっています。

エアコンの耐用年数は10年程度と言われているため、長く使っているエアコンは買い替える方が、後々お得になる可能性があります。移設をするか悩んでいる人は、使用年数や見積金額、引っ越し先の電圧、対応する畳数などをあらかじめ確認しておきましょう。

隣人トラブルが原因の場合の引っ越し費用は？

騒音や迷惑行為などの隣人トラブルが原因で、引っ越しせざるを得なくなった場合、費用を請求することはできるのでしょうか。

隣人トラブルが原因で、引っ越しの費用を請求する場合、直接大家さんや隣人に請求しても取り合ってもらえる可能性は極めて低くなっています。引っ越しの費用を請求するためには、法的な手段を用いるようにしましょう。

ただし、証拠となるものがなければ、訴訟を起こしても損害賠償を受けることはできませんので、きちんと証拠を残しておくようにしましょう。訴訟時に使える証拠には、以下のようなものや方法が挙げられます。

・騒音を録音したもの
・迷惑行為を録画したもの
・日時や状況の詳細な記録
・大家さんや知人を部屋に呼び、騒音・迷惑行為の証人になってもらう
・騒音計で測定する
・病院にかかった場合の診断書

引っ越し費用の会社負担額の目安とは？

転勤によって引っ越しが必要となった場合に会社が負担してくれる金額や手当は、各会社の就業規則などによってことなります。一般的に会社が負担してくれる費用には、上限が設定されており、それぞれの会社の就業規則を確認する必要がありますが、基本的には以下のような費用が負担されます。

・旧居から赴任地までの旅費：全額支給される場合と限度額が設けられている場合がある。

・引っ越し手当：全額負担してもらえる場合と限度額が設けられている場合がある。

・再入園料、入学負担金：幼稚園の転園や私立学校への転校の時に掛かる入園料や入学金を支給する会社もある。

・単身赴任手当(別居手当)：別居には費用が掛かることから、会社によっては手当がでる。平均37,800円程度。

・帰宅交通費：単身赴任の際に、家族が住んでいる家へ帰宅するための交通費が支給される会社がある。平均30,000円程度。

それぞれに合った引っ越し法を考えよう！

なにかと費用の掛かる引っ越しですが、それぞれの生活状況に合わせた引っ越し方法を選ぶことで、引っ越し費用を相場よりも安く抑えることができます。単身パックの利用や、家電の移設など、そのときの状況に応じた方法を検討して、費用を抑えた引っ越しをしましょう。