ベルマークの交換の商品一覧・カタログ・必要な点数｜個人

「ベルマーク」といえば小学校などのPTAで集められているイメージがありますが、そのベルマークは一体どのようなものと交換できるのかご存知でしょうか。

漠然とベルマークは集めるものだと思い込んで収集に協力しているよりも、集まったベルマークがどのようなものに交換できるのかを知ることで、よりベルマーク集めにも気持ちがこもるでしょう。

そこでまずはベルマークを集めるとどのようなものと交換できるかについてみていきましょう。

ベルマークと交換できる商品は、ベルマーク活動に協力している企業が提供しています。そのため、各企業の特色が出た商品とベルマークを交換することができます。

教育用日常品、視聴覚教材、体育館・運動場用品、保育用品、消耗品など

書画カメラ（実物投影機）、液晶プロジェクター、スクリーンなど

黒板ふきクリーナー、デジタルカメラ、メガホン、双眼鏡、各種電気製品など

からくり時計、電波時計、ソーラー時計などの掛け時計、ストップウォッチなど

学校用屋外時計、スコアボードシステムなど

ボール、一輪車、竹馬、体操器具、屋内外遊具、テント、運動会グッズ、校旗など

書籍全般、卓上紙折り機、コピー機、高速印刷機、防災設備・グッズなど

掃除機、冷蔵庫、ＣＤラジカセ、アイロン、ウォータークーラー、扇風機など

テレビ、パソコン、ＣＤラジカセ、液晶プロジェクター、デジタルカメラなど

児童図書、辞典、学習参考書、教育玩具、教育関連ＰＣソフト、ビデオソフトなど

一輪車、一輪車練習台・保管スタンド、自転車、ヘルメットなど

一輪車、竹馬、卓球台、タイムカプセル、ニュースポーツ用品など

各種ユニフォーム、ボール、テント、一輪車、竹馬、防犯グッズ、横断幕など

ピアノ、管楽器、打楽器、学校用オルガン、和楽器などヤマハ楽器全商品

トロフィー、パイプ椅子、保育用品、綿菓子機、ベルマーク整理棚、園芸用具など

よく知られた企業名がいくつも登場しています。これらの協力企業のおかげでベルマークの活動は支えられています。ちなみに、ベルマークと交換できる商品を提供しているのが「協力会社」で、ベルマークを商品や製品に掲載している企業を「協賛会社」と呼んでいます。

現在、ベルマーク活動に協賛している企業は約56社で、ベルマークが掲載されている商品・製品はなんと2000種類にも上ります。ベルマークを商品・製品に乗せることで社会貢献にもなる上に、販促効果もできるので注目されています。

協力会社も同じく、商品の提供をおこなうことで販促と社会貢献を同時に成すことができるので、企業イメージアップにも一役買っています。

ピアノといえば「ヤマハミュージックジャパン」が提供している商品です。

学校に設置されているピアノといえば体育館などでさまざまなシーンで活躍する「グランドピアノ」や、音楽室や教室にある「アップライトピアノ」などがあります。どちらも大変高価なものですので、購入するとなるとなかなか厳しいのが現状です。そこでベルマークを集めて交換しようとなります。

実際に購入するとなると「グランドピアノ」は200万円以上、「アップライトピアノ」でも100万円近くはします。これだけのベルマークを集めて交換するまでには相当な労力が必要となりますが、ピアノは学校とは切っても切れない関係をもつアイテムなので、何年もかけて交換されるところもあります。

ベルマークで交換できるのはピアノだけでなく他の楽器もあります。マーチングや運動会などで使用される太鼓などの「打楽器」や、吹奏楽部が使用する管楽器などもベルマークと交換できる商品に用意されています。

これらもヤマハが協力企業として頑張って提供されています。鍵盤でもピアノだけに限らずオルガンなどがあり、和楽器まで用意されていますので音楽教育への貢献度が大変高いと言えます。

ベルマークは車椅子にも交換することが可能です。学校に車椅子が必要かという意見もありますが、足が不自由な方などの障害のある方以外でも車椅子を使用することはあります。具合が悪くなって歩けない場合や、イベント時に何かあった際など活躍する場は必ず存在します。

しかし、そのような有事があってもなかなか新品を用意するのが難しいのが「車椅子」の特徴です。先ほどご紹介したピアノなどを含む楽器と同じで購入するとなるとかなりの高額になるからです。

とはいっても、車椅子はピアノなどの楽器に比べると比較的安価で購入可能です。最も簡易的なものでは2万円程度で購入が可能です。しかしベルマークを集めて交換をされる方々は電動タイプを希望される場合が多く、そうなると10万を超えるものが一般的となります。

休み時間に子供たちが我先にと争って遊ぶ一輪車もベルマーク交換商品です。一輪車を取り扱っている協力企業は「ブリヂストンサイクル」や「ミズ」「セノー」があります。ちなみに一輪車は一台当たりの価格は安価なもので7千円前後、少々値が張るもので1万7千円前後かかります。

しかし一輪車を使用するとなると、本体だけが必要ではありませんのでそれに付随する商品も提供会社が用意しています。安全を確保するためのヘルメットや子ども用のプロテクター、一輪車を保管するためのスタンドや、練習用のスタンドなどもベルマークで交換することができます。

先ほどベルマーク交換商品の一覧をご紹介しましたが、各協力企業によってさらに枝分かれして商品を用意しています。それらをすべて確認したい場合はベルマーク運動をおこなっている「ベルマーク教育助成財団」の公式ホームページにアクセスしてください。

「ベルマーク教育助成財団」では、ベルマーク「交換」ではなく「お買い物」という扱いで掲載されています。アクセスすると各企業が用意している商品のカタログを閲覧することができますので、それを見て目標を決めるとよいでしょう。

ベルマークで交換できる商品を確認することができるカタログは、毎年4月と10月の2回発行されます。時期によって価格が変動することもありますので、新しいカタログが出たら確認をするほうが良いでしょう。

「ガイド」と呼ばれる交換商品のカタログに載っていない商品でも、協力企業に取り扱いがあれば交換することが可能な場合もあります。希望する商品がどの会社で取り扱われているかが分からない場合はベルマーク財団の「お買いもの係」へ直接電話で問い合わせることで調べてもらえます。

交換したい商品の半額までであれば、現金を足して交換することも可能です。高額な商品ともなると、半額以上の現金での支払いが認められる場合がありますので一度確認してみると良いでしょう。

ベルマークで交換できる商品が決まれば、ベルマーク集めがスタートします。しかし、いったい希望の商品と交換するにはどれぐらいのベルマークが必要となるのでしょう。

ベルマーク交換の時必要となるのは、カタログに掲載されている商品の金額と同じだけの点数のベルマークです。ベルマークに記載されている点数が交換の時の金額に換算されます。ベルマーク1点につき1円で計算されますので、1万円の商品と交換したい場合は、1万点分のベルマークを用意することとなります。

交換したい商品が複数ある場合はそれぞれを提供してい協力会社ごとに集計しなくてはなりません。ベルマークといえば大抵が1桁の点数となりますので、安価なものでもそれなりの枚数になりますので、明確にするためにも会社ごとに集計して送ることとなります。

集計したベルマークは、直接協力企業に送付してはいけません。交換をするには「ベルマーク財団」への郵送が必須となります。

集めたベルマークは必ず毎年商品と交換する必要はありません。1年では希望の商品と交換できるほどベルマークが集まらないこともあるので、そのときはベルマークを貯金することが可能です。

こちらも「ベルマーク財団」へ集まったベルマークを送ることで貯金することができます。一定額集まった場合や、決まったイベントや行事の際に交換するなど用途はさまざまです。

ベルマークの交換については原則「団体」が基本です。しかし個人でもベルマーク活動を応援することが可能です。

子どもが小学校・中学校を卒業してしまうと、ベルマーク活動は卒業と思われる方が多いですが、よくみるとスーパーや福祉施設などでもベルマークを集めている所があります。そこへの提供をすることで、個人でもベルマークの活動を応援することができます。

小さな養護学校や盲学校やろう学校などはベルマークがなかなか集まらず、欲しいものと交換することができずに困っている場合もあります。そのような場合は集まったベルマークを寄付することで社会貢献につながっていきます。

ベルマークで交換できるものや、交換に必要な点数の出し方、カタログなどベルマークにまつわるさまざまな情報をご紹介しました。

商品を購入するだけで子どもたちの環境を向上することができるベルマークは大変価値があります。ぜひたくさん集めて未来ある子供たちの環境向上に一役買ってみましょう。難しいことはなく、すぐにでもできる社会貢献ですのでおすすめです。