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【年代別】一人暮らしの食費の平均・節約方法|レシピ/男女

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一人暮らしの生活費

一人暮らしを始めるにあたって、一番の出費は「家賃」です。都心に近いの物件や、駅から徒歩10分圏内の物件などはワンルームでもやはり家賃は高めです。ただ、家賃に関しては、例えば少し都心から離れれば手頃なアパートもありますし、最近ではルームシェアも選択肢のひとつになりますから、節約しようと思えばできない事もありません。

一人暮らしの中で次に大きな出費が「食費」です。「光熱費」とともに、なかなか節約が難しいのが現実です。食費を切り詰めて身体を壊してしまっては意味がありませんし、無理をすると楽しいはずの一人暮らしも苦痛になってしまいます。

では、具体的に、一人暮らしの人が食費を抑えるためにどんな工夫をすればいいのでしょうか。

一人暮らしの食費の苦労

社会人になりたての頃は収入もまだそう多くはなく、また学生の場合は仕送りを追加で無心でもしない限り、一人暮らしは節約の毎日です。一人暮らしの1ヶ月の食費の平均は2万5000円ほど、社会人は仕事上の会食なども増えるため1ヶ月4万円ほどになる月もあります。生活を考えるとどうしても自炊せざるを得ません。といっても、今まで家族共に生活する中でお金のやりくりなどしてこなかった人には、食費のやりくりは簡単な事ではありません。

一ヶ月食費10000円の猛者

食費をどこまで切り詰められるか、徹底的にチャレンジしたらどれだけ節約できるでしょうか。食費一ヶ月10000円生活の例があります。

一ヶ月10000円ということは、1日320円ほどしか使えません。一食あたり100円ほどしか使えないことになります。栄養面も考えて食材を選ぶと「豆腐」「卵」は必須です。それに加えて「タマネギ」「人参」「ジャガイモ」「大根」など根菜類を中心に買えば、かなり安く抑えられます。

また、一人暮らしでは一食分づつ少量の買い物をしがちですが、ここまで食費を切り詰めて生活するためには、 食材のまとめ買いが必要です。 一週間分2200円ほど買い込み、自宅に帰ってからすべて下ごしらえの調理をしてしまえば、食材が傷まずに最後まで使い切ることができます。6日目、7日目になるとさすがに「もやしのおひたし」と「ゆで卵」でしのぐ、ということにはなるでしょうが。

一ヶ月食費15000円ならできる

ここまで切り詰めて食費を抑えても、一人暮らしが楽しくできれば良いですが、さすがに何年も続けるのは難しいです。一人暮らしをストレス無く続けるためにも無理の無い金額設定が必要です。

そこで、一ヶ月15000円にするだけで、だいぶ余裕が出てきます。1日480円ほどの予算で食費を賄うことは、炊事に慣れていけば、それほど難しいことではありません。1週間分まとめ買いしても3000円以上使えますから、例えば食パン6枚切りを朝ご飯に1枚ずつ食べ、卵を1パック買っておけば、お昼は卵焼きと手作りおにぎり、夜は作りおきのカレー、週末はさらに一品ずつ品数を増やしてささやかな贅沢だってできそうです。

一人暮らしの食費を節約するコツ

食費を節約するためには、買った食材を無駄無く使い切らなくてはなりません。一人暮らしが長くなれば自炊するなかで自然とできるようになりますが、初めのうちは、どんなふうに保存すれば良いかわからないでしょう

まず、お米は冷蔵庫に入れておくことをします。一人暮らしでもまとめ買いした方がお得ですから、3キロ、5キロ買ってタッパーに入れ替えて冷蔵庫にしまえば、傷む事なく美味しいご飯を楽しめます。

傷み易い青物野菜は、塩を軽くふってレンジでしんなりするまで加熱すれば、おひたしを茹でたようになります。水気を絞って適当な大きさに切り、冷凍庫に入れておけば、解凍して炒め物にもサラダにも使えます。ほうれん草、ブロッコリー、小松菜、チンゲンサイ、さやえんどうなどがです。

節約してもお肉も食べたい

一人暮らしではお徳用の大きなパックはなかなか使い切らないと諦めないで下さい。安いお肉が手に入っても、大量に買ってしまうと傷んでしまいますが、すぐに火を通して保存すれば使い切ることができます。

ひき肉はタマネギやキノコ類などと一緒に炒めておけばチャーハンや炒め物の具材になりますし、つみれのように茹でておけばミートボールのようなメニューも作れます。豚バラのコマ切れなどは醤油、みりん、酒につけてもみ込んで焼いておけば、毎日のお弁当にもぴったりです。

魚を保存するのは難しい

難しいのは魚です。一人暮らしの中で食費を抑えた生活をしていると、魚類より肉類の方が安いことが多いので、魚にはなかなか手が出ません。また、魚を長期に保存するのも難しいです。

そこでなのは、ふりかけのようにして保存する方法です。たらやシャケなどが安い時に1パック4、5枚入っているものをまとめ買いし、塩を軽くふって焼きます。火が通ったら1回フライパンから出し、身をすべてほぐします。小骨もきれいにとり、ほぐした魚をフライパンに戻し、カラカラになるまでさらに炒め続けます。ここで醤油を少し入れれば香ばしくなります。ごまやかつお節などを加えると、ご飯のお供にピッタリです。お昼のお弁当やおにぎりの具によく合います。

一人暮らしで自炊を楽しむコツ

一人暮らしは、苦労も多いですが、自分のペースで自分のために時間を使えますから、工夫次第で自炊も楽しくなるはずです。

そのために注意したいのが、買い物です。100メートル歩けばコンビニがあるような町で生活していると、仕事帰りに無意識にコンビニへ入ってしまいがちです。お弁当も美味しいですし、何でも揃っていて便利です。が、一人暮らしで食費を節約したいなら、コンビニはこの際封印しましょう。

コンビニは、割引がほとんど無いので、1品2品ならともかくいくつも購入すると、スーパーでお得品を買うより数百円も余計に支払うことになり、大切な食費がもったいない事になります。夕食時が過ぎた閉店間際のスーパーで割引商品を買うようにしましょう。慣れてくると、だんだん割引の傾向なども分ってきて、楽しくなるでしょう。
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男性と女性の食費の違い

女性はそもそも炊事が全くできない、という人は少ないです。子供の時からお母さんの背中を見てきた女性なら、一人暮らしの中でたいていは教えてもらわなくてもそれなりに料理できます。1回の食事の量も、一般的には男性より少ないですから、一人暮らしを始めても食費のやりくりがし易いでしょう。

一方、男性は、最近こそ「料理男子」が増えてきたものの、やはり台所に立った経験が女性ほど無い事が多く、一人暮らしの食費のやりくりは難しいです。

男性の食費平均

一般的には、一人暮らしで食費に使える金額は一ヶ月のお給料の15%ほどだと言われています。そこから逆算すると、炊事が苦手な男性も、三食すべて自炊しなくても2万〜3万くらいは食費に使えることになります。

特に節約をしていない、外食の多い男性の一ヶ月の食費の平均は4万円、とすると、お昼は外で仲間と外食し、朝と夜は自炊する、あるいは朝、昼は自分で作って、夜は時々、仲間とちょっとお酒を飲む日をつくる、何ていう事をしても、充分、一人暮らしでもやりくりできます。

女性の食費平均

女性の場合は、一人暮らしで食費を節約しようと意識している人はたいてい三食自炊しています。先ほども書きましたが、三食自炊すれば一ヶ月15000円ほどの食費で生活できます。ただ、節約節約で息が詰まるより、少し余裕を持って、一週間に一食くらい外食で女子会、なんて贅沢をしても一ヶ月2万5000円ほどで済みますから、あまり無理をせず、一人暮らしを楽しみながら節約するのがいいでしょう。

年代によっての食費の違い

一人暮らしでは、限られた食費でやりくりするために、料理のレパートリーを増やす必要もあります。食材を無駄無く使い切るためにも、レパートリーを増やすのは大切です。

若い人は三日間カレーが続いても本望でしょうが、年配の方々はそうはいきません。たまにはお刺身も食べたい、ブリ大根も食べたいし、お味噌汁も飲みたい。食費をいかに有効に使うか、腕の見せどころです。

大学生の一人暮らしの食費

とにかくたくさん食べたい10代。食費はいくらあっても多過ぎることはありません。しかし一人暮らしではそうもいきません。

一人暮らしの大学生の一ヶ月あたりの食費の平均は2万5000円ほど。一日800円ほど使えることになります。もちろん、もっと節約できればそれに越したことはありませんが、勉強以外にもサークル活動やアルバイトなどで忙しい学生は、毎日3食自炊できるとは限りません。カレーも餃子もシチューもミートソースも、大好きなものは大量に作って冷凍保存しましょう。

社会人の一人暮らしの食費

社会人の一人暮らしの食費の平均は一ヶ月4万円ほど。手取りが少ない若いうちは、3万円が食費の目安です。仕事上なにかと使うお金も増える社会人。節約のポイントは、財布の中に余計なお金を入れない、ということです。もしもの時のために財布に多めにお金を入れておくと余裕が生まれ、結果的に使ってしまう事が多いです。小銭と札を同じ財布にせず、分けて持つのも、節約には良いアイデアです。

もう一つ実践して欲しいのが、ペットボトルを買わず、自前のポットを持ち歩くことです。学生と違い、職場に給湯室もありますから、飲み切っても飲料を足すことができます。ペットボトルを買うのを止める事で、毎日160円の節約になります。一ヶ月にすると5000円ほどにもなります。

高齢者の一人暮らしの食費

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仕事での収入が無い高齢者の一人暮らしはやはり節約が大切ですが、食材の使い方も料理のレパートリーも、若い人たちより断然知識が豊富ですから、食費のやりくりも上手です。

また、男性も女性も若い人より食事の量が減るのも事実で、一日二食の方も多いので、結果、節約上手ということになります。ボリュームよりも種類や料理方法で食費を節約している方がほとんどです。

一人暮らしに役立つレシピ

一人暮らしでは、仕事から帰ってから、あるいは夜更かしした次の日の朝など、毎日毎日台所に立つのは正直しんどいでしょう。自分だけなんとかなればいい、という思いがありますから、疲れている時はコンビニのお弁当で済ませたくなるでしょう。しかしコンビニを使っては食費の節約になりません。

なるべく短時間でできる簡単な料理をマスターすれば、自炊が習慣になって、疲れている時でも自然と台所に立てるようになります。一人暮らしの中で食費の節約を実践していくためにも、頑張って台所に立ちましょう。

肉、魚を使った贅沢レシピ

自炊が楽しくなってきたら、ぜひチャレンジして欲しい調味料が「塩麹」です。その名のとおり、麹に塩を混ぜた調味料で、いわゆる発酵食品です。材料はスーパーなどで手に入る米麹に塩と、ミネラルウォーター3つのみです。そして、この塩麹に食材を浸けておくと、発酵作用で食材が軟らかくまろやかになり、程よい塩味もついて、肉も、魚も、ひとつ上級の味になります。

もし、塩麹を買うのがもったいない様でしたら、たとえば、塩麹のかわりに味噌とみりんをあえた調味料に肉や魚を漬け込んでも、焼くだけで美味しい一品に変身です。塩味に浸けることで、保存期間も少し長くなり、食材を使い切ることにもつながります。

付け合わせレシピ

メインディッシュが魚でも肉でも、どちらにも合う付け合わせをご紹介しましょう。

下茹でして冷凍しておいたブロッコリーを、ニンニクのみじん切りと一緒に炒めると、ペペロンチーノのような味になり、肉、魚、どちらにも良く合います。さらに冷凍の青物野菜を使う例では、ほうれん草もニンニクと一緒に炒めたり、煮浸しのようにしても美味しく食べることができます。ジャガイモが手に入ったら、ポテトサラダなどを作りおきしても良いでしょう。

スープなど

シンプルなスープももちろん美味しいですが、一人暮らしの自炊生活の中で、簡単に多くの種類の食材を食べようと思ったら、具だくさんのお味噌汁やシチューがです。

お味噌汁も野菜、豆腐、油揚げ、ジャガイモなど具だくさんにすれば、お腹も一杯になるし栄養面でも完璧です。シチューも、定番のジャガイモ、にんじん、玉ネギはもちろん、レンコン、大根などの根菜類を一緒に煮込むと、ひと味違った具だくさんのシチューに変身します。

時間と工夫があれば出来る一人暮らしの節約

季節ごとに出回る食材を覚え、スーパーを見比べて歩くと、料理のイメージが膨らんで一人暮らしの自炊も楽しくなります。食費の節約は後から自然とついてくるでしょう。まずは料理の楽しさを知ることから始めましょう。

せっかく一人暮らしをしているのですから、生活を楽しみ、工夫を楽しみ、時間を上手に使うことで、オリジナルのレシピを考案することもできますし、自分の食生活に合った食材の保存方法を見つけることが出できるはずです。

食費を上手に節約して、あなたらしい一人暮らしを満喫してください。
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