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【人数別】生活費の内訳|一人暮らし/夫婦/年金/家族三人

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人数別で見る生活費の内訳の違い

一人暮らしと四人家族では生活費は変わってきます。基本的な出費額が増えるのはもちろんですが内訳も大きく異なります。どのように変わるのか人数別で詳しくみていきましょう。

平均的な生活費を紹介していくので、地域によって異なる項目も出てきます。特に居住費は差が大きいですが、当てはまらない場合は単純に差し引きして生活費全体の出費額を増やしたり減らしたりして比較していきましょう。そこで内訳での細かい調整も変わります。

また外食が多いのか自炊が多いのかなど、ライフスタイルによっても内訳は変わっていきますがまずは全体的な比率を知るために平均的な生活費の内訳を人数別に紹介します。そこから自分の現在の生活費の内訳と照らし合わせてください。

一人暮らしの生活費の内訳

一人暮らしの生活費の内訳から見ていきます。一人暮らしと言っても学生か社会人かで異なる項目があります。生活をしていく上での優先順位が変わることで出てくる差です。

学生時の生活費では必要だった教育・娯楽費、書籍費、勉学費の項目は社会人になると娯楽費の項目に集約されます。そして社会人では新たな交際費や服飾費などが追加されます。その時々で優先されるべき生活費が変わったことが分かります。

食費は基本的にはあまり変わりませんが一人暮らしの際はライフスタイルによって大きく変えられるため、学生でも社会人でも切り詰めやすいのは食費です。外食に自炊や学食、社食をうまく織り交ぜると生活費の中での食費にかなりの差が出るでしょう。では学生と社会人の一人暮らしでの生活費の内訳を紹介します。

学生一人暮らしの平均的な生活費内訳

学生の一人暮らしでの生活費内訳です。学生一ヶ月分の生活費の平均は12万円です。

住居費:52820円
食費:25190円
教育・娯楽費:9830円
勉学・書籍費:2890円
日常費:6070円
電話代:3800円
交通費:3330円
その他:3010円
貯金:13820円

上記の内訳になります。こちらは全国大学生活協同組合の2017年のデータに基づいた学生の平均生活費の内訳です。仕送りが7万円、アルバイトの収入が3万円弱としてのデータですので、仕送り、アルバイトの収入が多ければ内訳額を増やすことができますし、どの項目も増やさずに貯金を増やすこともできます。

仕送り、収入が平均より少ない場合は、自分の生活費の内訳と照らし合わせて切り詰めやすい項目を見つけられますし、アルバイトを増やしてもいいでしょう。優先順位は個人差があるので自分の生活リズムを考えると無理せず生活費をやりくりできます。

社会人一人暮らしの平均的な生活費内訳

次は社会人の平均的な生活費の内訳を見てみます。社会人の一ヶ月分の平均生活費は14万円です。

住居費:65000円
食費:25000円
水道・光熱費:8000円
娯楽費:5000円
交際費:10000円
服飾費:10000円
電話代:6000円
交通費:5000円
保険:5000円

上記のような内訳になります。食費は基本的に自炊をした場合ですので、外食が多ければ食費は1〜2万円高くなります。また女性の場合、服飾費が高くなる場合があります。

学生と違い収入源を増やすことは考えにくいので、上手なやりくりが必要となるでしょう。現在の自分の生活費内訳を同じ項目で分けて書き出すと照らし合わせやすくなります。学生と同じことは優先順位に個人差がある点です。ただ食事は自炊の回数を増やす、社食があれば利用する、外食でも手頃な店を見つけるなど費用を減らしやすい点は学生も社会人も同じです。

夫婦二人暮らしの生活費内訳

20代の夫婦二人暮らしの生活費の内訳を見てみます。平均生活費は24万円です。

住居費:36900円
食費:50200円
水道・光熱費:16700円
娯楽費:18300円
生活雑貨:8300円
服飾費:10600円
交通費・通信費:53800円
教育費:5400円
保険:7700円
その他:40700円

上記のような内訳になります。一人暮らしと比べると全体の生活費はもちろん二倍になります。

夫婦二人暮らしの場合でも食費がポイントになります。共働きで帰宅時間が揃わなくて一緒に食事を取れないことも多くなります。どちらかの会社の付き合いが入ると、二人それぞれ外食する費用がかかります。どちらにせよ工夫次第で食費は節約できますので、一人暮らし同様自分たちのライフスタイルに沿った工夫が必要となるでしょう。

三人家族の生活費内訳

三人家族の生活費内訳を見ていきます。夫婦と子供一人の場合、平均生活費は27.3万円です。

住宅ローン:110000円
食費:50000円
水道・光熱費:17000円
電話代:20000円
服飾費:15000円
教育費10000円
交通費:20000円
保険:35000円
お小遣い:25000円
その他:10000円

上記の生活費内訳で合計277000円となります。家族構成がガラッと変わるので内訳も大きく変わります。住宅ローンがあればそちらが大きな割合を占めます。子供にかかる費用はもちろんありますが、年齢によって教育費は変わりますし、塾や習い事でも変わってきます。

夫婦二人の生活の時と子供ができた場合では大きな変化がありますので、生活費自体が増えるとともに内訳が変わります。今までとは違ったやりくりの方法が必要となってきます。

四人家族の生活費内訳

家族四人、夫婦二人と子供二人の家族構成の場合の生活費内訳を見ていきます。この場合の平均的な生活費は31.5万円です。

住宅費:19500円
食費:74300円
水道光熱費:23000円
娯楽費:30400円
家事用品:11000円
服飾費:13600円
教育費:18200円
交通費・通信費:50000円
保険・医療費:11000円
その他:64300円

上記の生活費内訳で315400円です。四人家族の場合、生活費を見直すポイントは「固定費」です。住宅や車のローン、保険料などの毎月払う固定費をそれのみで書き出してみるととても多いです。そこの内訳をしっかり見直してやりくりすると浮きやすくなります。

また子供が二人いると単純に考えても教育費は倍になります。高校を私立にするなど学校でも教育費は変わってきます。そこは譲れないという場合は三人家族だった時とは違う節約方法を考えると良いでしょう。

ひとり親の生活費の内訳は?

ひとり親の場合の平均生活費の内訳を見ていきます。児童手当、児童扶養手当によって収入は変わってきますので、お住まいの地域の自治体に問い合わせて見ましょう。収入15万円、児童手当10000円、児童扶養手当34250円の場合の生活費内訳です。

住居費:45000円
食費・日用品代:25000円
水道光熱費:10000円
教育費:2000円
通信費:7000円
保険:23000円
お小遣い:10000円
その他:20000円

上記で平均生活費の合計は142000円です。子供の人数、年齢によって教育には幅があります。

ひとり親になった時に貰える手当や援助金はお住まいの地域や収入によって変わりますので、自治体に相談してください。また、所得税は税務署の、住民税などは区市町村による条件を満たせば免除や減免になる場合があります。しっかりと相談をすればやりくりを楽にしていけます。

割合で見る夫婦の生活費の内訳

人数別の生活費の内訳を見たところで、具体的な夫婦二人の場合の内訳の詳細を紹介します。生活費の内訳を割合で見ていきましょう。

住宅費:34.6%
食費:16.2%
水道光熱費・通信費:10.0%
服飾費:6.1%
保険料:8.3%
交際費・趣味:10.5%
その他:14.0%

上記の結果となります。住居費と食費をたすと約半分を占めていることがわかります。お住まいの環境によって住居費は変わってきますので、車を所有するか決める際は自分たちの生活費内訳の割合はどうなっているのか、照らし合わせてみてください。

車を購入する際だけでなく、家族が増えることを考えているのであれば金額だけでなく割合で内訳を見てみると減らせそうな項目がわかりやすいです。この方法なら内訳が数値化されるので自分たちのライフスタイルに沿って無理なくやりくりを行えるでしょう。

手取り別生活費の内訳を知りたい

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人数別生活費、夫婦二人暮らしの内訳の割合などを紹介してきましたが、収入によっても内訳は変わってきます。同じ四人家族、夫婦二人と子供二人の家庭でも収入によって多く費用を裂く項目は異なってきます。価値観に寄るところも大きいですが、同じ家族構成の場合で収入による内訳の違いを見ていきます。

ポイントはやはり自分たちのライフスタイルに合ったやりくりですが、全体的に生活費を減らす方法もあります。例えば通信料を見直す方法です。インターネットや電話で使う回線ですが格安プランが出ているかこまめにチェックし会社を乗り換えるのもひとつの手です。どの項目も出費を抑えるポイントがあるとおもって見直すことが大事になります。

四人家族で手取り20万円の内訳は?

まず四人家族で手取り20万円の場合の生活費の内訳を見てみましょう。

住居費:70000円
食費:50000円
水道光熱費:14000円
服飾費:15000円
通信費:7000円
雑費:10000円

上記の内訳で平均生活費の合計は166,000円で、貯金もできます。住居はお住まいの地域によって変わりますが、残りの項目は出費を抑えての金額になります。

ここでは可能な限りほとんどの出費項目を見直してありますが、例えば服飾費や雑費をしっかりと抑えると生活費全体をぐっと抑えられます。100円ショップやフリーマーケットを上手に使うことがです。スーツや行事ごとの正装をきちんとして、普段着はプチプライスでまとめることもできます。

あまり節約にとらわれ過ぎると日々の生活も楽しくなくなってしまうので、使うときは思い切り使うと決めて旅行をしたり、家族で外食をしたりと息抜きも行いましょう。

四人家族で手取り40万円の内訳は?

次に倍である手取り40万円の場合の四人家族の生活費内訳を見ていきましょう。

住居費:63000円
食費:24000円
水道光熱費:12000円
通信費:15000円
保険料(学資含む):23000円
子ども費(習い事):14000円
外食・レジャー費:11000円
日用品・雑費:14000円
保険・医療費:3000円
託児代:62000円
ガソリン代:9000円

上記の生活費内訳で合計25万円です。手取りが40万円なので単純に考えれば月々15万円の貯金ができます。

ここでのポイントは、夫婦別々に貯蓄額を決めてしまうと収入額が上がっても貯蓄額が増えない可能性があるということです。最初にきちんと貯蓄額を決めるとその金額を収めていればいいという考えになりがちです。教育費がかかることや老後の生活を考えると貯蓄額は多過ぎることはありません、しっかりと最初に話し合いをすることが大事になります。

ゆとりある老後の生活費内訳

老後はゆとりを持って生活したいと考えた時、生活費はどれくらいあればいいのでしょうか。

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によれば、夫婦2人で老後生活を送るための必要最低生活費は平均額で月額で 22万円です。経済的にゆとりのある生活を送りたい場合、必要最低生活費より月額で平均12.8 万円上乗せすれば可能ということです。

つまり生活費として34.8万円、約35万あればゆとりのある老後の生活を送ることができます。全体の生活費が増えるだけでなく内訳が今まで紹介してきた一人暮らしや夫婦二人、家族暮らしと異なる点があります。

現在ゆとりのある老後生活を送る生活費と今後ゆとりを持って老後生活を送るための生活費で分けて、その内訳を詳しく紹介します。

現在の老後の生活費

今ゆとりのある老後生活を送ろうとすると、上記の約35万円の生活費が必要となります。しかし実際は毎月そこまで必要なわけではありません。夫婦二人の生活として平均的な詳しい内訳を見てみます。

住居費:17000円
食費:60000円
電光熱費:20000円
教育・娯楽費:26000円
交際費:32000円
服飾費:17000円
交通費・通信費:25000円
保健・医療費:15000円
その他:29000円

合計で241,000円と、必要最低限の生活費に近いです。使い道はさまざまですが、孫へのプレゼントや海外旅行などまとまった出費のためが多いです。

つまりゆとりのある老後の生活とは夫婦二人で旅行やレジャーを楽しめる、趣味や習い事を始める、身内や知人との交際を多くする、子供や孫へのプレゼントや生活支援をする、という自分たちの楽しみへ使える生活費があるということになります。

今後の老後の生活費

現在の老後の生活費の内訳を見ました。今後も同じように考えて良いでしょうか?今20代〜40代の人が老後になる頃には状況は違っています。少子高齢化はどんどん進んでいるので消費税率の増加や介護保険料の増額も考えられます。上記の老後の生活費よりも余裕を持った方が良いことは明らかです。

単身者であれば月収20〜24万円ほど、夫婦であれば月収40〜45万円ほどを目標にすると良いでしょう。これは現在の老後の生活費の2割り増しの生活費です。内訳は今まで見てきたように地域差や個人差があるので、今後の老後生活を考えることは今の生活費内訳を続けるか、変えていくかを考えてみるきっかけともなります。

いきなり5割り増しにしようと考えるより確実に達成できるほどの2割り増しの生活費を考えてみると良いでしょう。

柔軟に自分に合わせて見直しを始めよう

人数別、収入別、具体的な割合、老後などさまざまな観点から生活費の内訳を見てきました。あくまでも平均的な数値なので、まずは照らし合わせてください。そして自分のライフスタイルを変えすぎないことを頭の片隅に置いて内訳を見直せば生活費全体が抑えられます。

目的を持った節約は長続きしやすいので、やみくもに節約する前になんのために生活費を抑えたいのかな、と最初に考えてみるのもいいでしょう。そこから生活費を見直すとどこを抑えるかわかりやすくなります。

抑えたい支出の項目がわかれば次は気負わずにできる節約方法だなというアイディアを探していきましょう。身近な人に聞くのもいいですし、インターネットで言葉を絞り込んで検索してみる方法も手軽で良い方法です。コツコツと節約方法を探してどんどん実践してやりくり上手になりましょう。
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