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高級な日本酒をお探し中なら間違いなしの14選|日本酒の選び方

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日本酒とは

日本酒は、日本特有の製法で醸造された酒で醸造酒に分類され、通常は米と麹と水を主な原料とする清酒のことを言います。酒税法ではそのうちのアルコール分が22度未満のものを清酒と定義しています。また、合成清酒やどぶろくも日本酒に含まれます。

使う原料や精米歩合によって、本醸造酒や純米酒、吟醸酒、大吟醸酒などの特定名称が付けられています。もろみからの濾過方法や熟成方法の違いなどで酒品質に大きな差がでます。

日本酒の作り方

日本酒は、米のデンプンを麹菌の力で糖化し、その糖を酵母でアルコールに変化させるという、世界でも類を見ないほど複雑な工程を経てお酒になります。

お酒に適した酒米を作るところから、日本酒作りは始まります。そのお米を精米して、蒸して麹菌をふりかけ酵母を加えて、発酵させてもろみを作ります。それを搾ってろ過し、殺菌して貯蔵・熟成させて日本酒が完成します。高級な日本酒を作るための条件が各工程にあります。

高級な日本酒の定義

高級な日本酒についての明確な定義はありませんが、高級と言われている日本酒には共通する以下の5つの特徴があります。

・最高級の酒米を使用していること。
・精米歩合が高くて磨き込まれていること。
・圧力をかけずに自然な搾り方をされていること。
・良い環境で長期熟成されていること。
・高価で入手しずらいこと。

以上の特徴を満たしていれば、高級な日本酒と言っても良いでしょう。

日本全国の高級な日本酒14選

日本酒は伝統的な酒蔵や酒米の種類、醸造の方法などで高級なお酒が仕込まれますが、日本各地の高級な日本酒の14選を紹介します。日本酒の銘柄は2万種類あると言われますので、高級さでその頂点にたつ多くの銘柄のなかから選びました。

日本酒の銘柄の好みは人それぞれですが、高級と言われる範疇のなかから選べば間違いなく味わい深く美味しい日本酒にめぐり会えます。知識として覚えておくだけでも役に立つことがあるでしょう。

日本酒1:【三重】而今雄町

最初に紹介するのは、三重県木屋正酒造の而今(じこん)雄町純米吟醸酒です。酒米の草分けと言われる岡山雄町米を使った吟醸酒で、2004年に而今のブランドで発売以来を得ています。

甘口タイプの火付け役ともなった日本酒ですが、重厚かつ芳醇な質感で高貴な雰囲気が広がり、それでいてキレ抜群な逸品です。若い女性を中心にの日本酒ですが、720mlで13,000円前後で販売されている高級品です。

日本酒2:【東京】屋守

東京都東村山市・豊島屋酒造で造られている屋守(おくのかみ)で、雄町米を使った純米吟醸酒です。富士山からの伏流水を井戸から汲み上げ、仕込水として使っています。

フルーティな甘い香りと味わいが、甘味から深みのある旨味と酸味に心地よく交じり合いながら広がります。1.8Lで約3,500円なのでコスパが高く、贈り物にも喜ばれる高級日本酒と言えるでしょう。

日本酒3:【愛知】醸し人九平次

愛知県萬乗醸造の15代目久野九平冶さんたちが平成9年に立ち上げた「醸し人九平次」ブランドの純米大吟醸、彼の岸(ひのきし)です。仕込み水は、300年かけて沸いてくるという水を長野まで汲みに行くというほどこだわっています。

フルーティな甘口で、徹底的に神経を配り小仕込で量より質の良いお酒に仕上がっています。ワイングラスに注いで飲むと最高です。720mlで12,000円前後で販売されています。
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日本酒4:【福井】梵 超吟純米大吟醸

梵(ぼん)超吟純米大吟醸は、梵ブランドでは最高峰の高級日本酒です。兵庫県産の山田錦を20%まで精米し、‐8℃以下で5年間も長期熟成させた逸品です。宮中晩餐会や海外の晩餐会、イベントなどでもよく使われています。

酒米・造り・熟成のすべてに細心の注意を払って生まれたこの日本酒は、ほのかな吟醸香と奥深く余韻の長い味わいが秀逸で、飲む人に感動を与えます。720mlで16,000円前後で販売されています。

日本酒5:【福井】黒龍 石田屋

黒龍の石田屋と言えば、日本酒好きなら誰もが憧れる有名な、かつ希少な高級日本酒の逸品です。酒米には兵庫県産の東条山田錦を使用、35%の精米歩合で3年以上の低温熟成をさせています。

冷やで飲むのがで、雑味がなく味わいにまろやかな旨味と深みのある香りでとても洗練された日本酒です。720mlで定価は10,800円ですが、ネットでは3~4倍の価格で取引されています。

日本酒6:【兵庫】龍力 純米大吟釀 秋津

龍力ブランドの純米大吟釀「秋津」は、兵庫県産の山田錦のなかでも最高峰とされている秋津米を使った高級純米大吟醸酒です。精米歩合は35%で100時間以上かけて丁寧に精米され、3年以上の熟成期間を経て出荷されています。

大吟釀酒ならではの膨らみのある優しい味に、果実に似た香りがバランス良く混じり合って旨味となって口中に広がります。720mlで定価16,200で販売されています。

日本酒7:【広島】幻 純米大吟醸 赤箱

酒処の広島で、幻(まぼろし)純米大吟醸の赤箱は数々の受賞歴を持つ究極の高級日本酒の逸品です。昭和22年の全国品評会で1を受賞して、それから3年間、皇室新年御用酒に選ばれています。

酒米は山田錦で45%の精米歩合で、蔵元秘蔵のリンゴ酵母を使った長期低温発酵で丹精込めて造り上げられた吟醸酒です。華やかな香りと爽やかな酸味、キレのよさが特徴です。1.8Lで9,600円、コスパの高い高級日本酒です。

日本酒8:【新潟】越路吹雪 純米大吟醸越淡麗35

新潟の越路吹雪純米大吟醸越淡麗35は、新潟県限定の酒造好適米「越淡麗」を35%に磨き上げたものを100%使用し、長期低温発酵で丹念に仕込んでいます。高野酒造は、酒処新潟の地で1899年から越後杜氏の匠の技で酒造りを営んでいる蔵元です。

気品溢れる華やかな香りが口に含んでも消える事なく広がって、雑味を感じさせない透明感のある味わいが深い感動を与えてくれます。720mlで5,400円が販売価格です。

日本酒9:【山口】獺祭 磨きその先へ

獺祭(だっさい)の「磨きその先へ」は、今までの「磨き二割三分」、23%精米歩合を超える精米を実現した獺祭の中で最も高精白なお酒です。

近年、特にが急上昇している獺祭ブランドのなかで、最高の技術と情熱が注ぎ込まれた渾身の一本です。透明感のある味わいで軽快な飲み口が至福の時へいざないます。720mlで定価32,400円と、価格も最高クラスです。

日本酒10:【新潟】八海山 純米大吟醸酒 金剛心

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八海山純米大吟醸酒金剛心は、新潟の蔵元、八海醸造の最高級規格の日本酒です。6月と12月のみに販売する夏瓶と冬瓶は希少でなかなか入手できません。

地元魚沼産の五百万石を使用し、味香りともに申し分のない最高級の純米大吟醸生原酒で贈答用にもです。800mlで定価11,880円で販売されています。

日本酒11:【青森】田酒 斗瓶取り 純米大吟醸

青森のブランド田酒の純米大吟醸です。入手困難な日本酒として名高い田酒ブランドのなかでも最高級の純米大吟醸酒です。

斗瓶取りの吊り下げ酒で、外圧ではなく醪(もろみ)そのものの重みによって自然と滴り落ちるお酒なので、余分な成分が押し出されることがなく華やかな香りと繊細な味わいが楽しめます。1.8Lで23,000円が販売価格です。

日本酒12:【栃木】鳳凰美田 純米大吟醸酒 赤判

栃木県、小林酒造の鳳凰美田ブランドの純米大吟醸酒雫搾りです。雫搾りは袋吊り下げによって外圧をかけずに搾るので、お酒として必要な成分だけが抽出され必要ない雑味などは一切出てきません。

女性をイメージしてつくられた華やかさと美しさを兼ね備えていて、女性に高級日本酒の逸品です。1.8L、7,400円で販売されています。

日本酒13:【山形】十四代 超特選 純米大吟醸

山形、高木酒造の十四代ブランドの超特選、純米大吟醸酒です。山形で400年続く高木酒造の十五代目、高木顕統氏が父である高木辰五郎氏を尊敬して十四代と名付けたと言われています。

徹底して手抜きしないで醸すこの酒は国内外で高い評価を受けていて、入手困難な日本酒の代名詞になっています。1.8Lで51,800円で販売されています。

日本酒14:【静岡】磯自慢 中取り純米大吟醸35

磯自慢中取り純米大吟醸35から毎年少量を取り分け、冷蔵貯蔵でゆっくりと熟成させたものに「アダージョ」の名前を付けています。洞爺湖サミットの乾杯酒にも選ばれた銘酒でなかなか手に入りません。

中取りは、搾りの最初の「あらばしり」が終わった後に圧力をかけずにじみ出てくる中間部分のお酒で、香味のバランスが優れていてお酒の搾りでは一番良い部分と言われています。720mlで定価54,000円の逸品です。

銘酒のミニボトルセットを楽しもう

全国の高級な日本酒銘柄のいくつかを紹介しましたが、これらのお酒はなかなか普段に飲めるものではありません。入手が難しいこともありますが、価格が高くて手が出ないというのが実情でしょう。

6種類の銘酒のミニボトルセットは1本が180mlで価格も手頃なので、いろいろな高級銘酒を飲んでみたい人にです。獺祭や八海山、浦霞などのブランドが含まれ、日本を代表する各地の蔵元の日本酒が楽しめます。

高級な日本酒の選び方4つ

高級な日本酒の選び方の4つのポイントを紹介しましょう。全国には2万種類もの日本酒の銘柄があり、酒蔵も約1600カ所あります。そのなかから高級と言われる日本酒を選ぶのには何らかの指標が必要になるでしょう。

高級な日本酒が必ずしも自分の好みに合うものとは限りません。甘口、辛口とか香りや味わいもさまざまなので、酒造会社のホームページや口コミなどでの評判を確認して試してみることをします。
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1:酒造で選ぶ

酒造りの過程では、主に精米歩合と熟成期間から高級日本酒を選ぶことができます。日本酒の特定名称表示では、精米歩合60%以下を吟醸酒、50%以下を大吟醸酒としています。高級日本酒では精米歩合が35%程度にまで砥ぎ済まれています。

日本酒は搾り終えた後に一定期間熟成・貯蔵されてから瓶詰めされ出荷されます。熟成期間は通常なら長くても数カ月程度ですが、高級と言われるお酒は1~3年以上熟成されて出荷されます。

2:原材料で選ぶ

日本酒の主となる原材料の酒米の種類によっても選ぶことができます。吟醸酒や大吟醸酒などの高級な特定名称酒に使われている酒米は山田錦が主流です。

山田錦でも産地によって評価が異なります。山田錦のもとになった雄町米や、五百万石、美山錦、八反錦のように国際市場を含めて高い評価を得ている酒米も増えています。酒米名が不明な日本酒も多いので、これらの酒米であれば間違いないでしょう。

3:価格で選ぶ

高級日本酒を価格で選ぶのも間違いがない方法でしょう。高級な良い日本酒は、酒米の種類や精米歩合とか熟成期間など手間や時間をかけて作られますから、必然的に価格が高くなります。

720mlで1万円以上する日本酒であれば、間違いなく高級日本酒と言えるでしょう。ただし、高級だからと言って必ずしも好みの味や香りのお酒とは限りません。好みのお酒を楽しむことをします。

4:口コミで選ぶ

高級な日本酒を選ぶうえで、口コミはとても参考になります。ネットでの口コミも参考になりますが、テレビの居酒屋探訪のような番組は映像からも美味しい日本酒の味わいが伝わってきます。

友人や先輩などからすすめられるお酒も参考になるでしょう。美味しさを堪能した経験者からの直接の情報は、ネットなどの活字の情報より説得力があります。気の合う仲間と高級日本酒を楽しむのも良いでしょう。

高級な日本酒はTPOで使い分ける

高級日本酒は、時と場所などのTPOを考えて楽しみましょう。せっかくの高価な高級日本酒ですから、落ち着いた静かな雰囲気のなかでゆったりと楽しみましょう。

盃やグラスなども高級日本酒にふさわしいお洒落な器をします。雑然とした雰囲気や慌ただしい時間のなかで飲むのでは、せっかくの高級日本酒が台なしです。

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お酒には高級日本酒でなくても美味しく楽しめるものがたくさんあります。以下の2本の記事には、コスパが高い日本酒や飲みやすいお酒が紹介されています。

高級日本酒にこだわらずに、これらの記事の情報も参考にしていろいろなお酒を楽しみましょう。
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