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しいたけの石づきは食べられる?石づきの知識5つとしいたけ料理

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料理で活躍するしいたけ

スーパーなどで一年中売られているしいたけは、料理の使い勝手がよく風味豊かで、独自のうま味が魅力のきのこです。そんなしいたけを使った料理では、上の方の丸いかさの部分しか食べたことがない、その部分しか使えないと思い込んでいる人が、実は多いと言われています。

お鍋に炒め物に和食にも洋食にも中華にも使える、なじみ深い食材でありながら意外に知られていない、しいたけの特徴やレシピを紹介します。

しいたけのかさには風味がある

しいたけのかさは丸く、その裏にはヒダのようなものがたくさんあり、しいたけ特有のうま味がギュッと詰まっています。

そのため料理に使われやすい部位であり、鍋料理などでは表面に十字に飾り切りをし、鍋のだし汁をよりしみ込みやすくします。かさの裏側に肉を詰めたり、チーズやパン粉などを入れたりして焼くのもです。

しいたけのかさは、もっとも風味がよく調理の仕方によって、その食感もさまざまに変化するのが特徴です。

しいたけの軸は繊維がある

ふっくらと肉厚で食べやすい、しいたけのかさに対し、その下に伸びる軸の部分は、繊維になっています。コリコリとした食感で、加熱しても柔らかくならずに歯ごたえがしっかりと残るのが特徴です。

食物繊維たっぷりで、腸内環境を整える働きがあります。食感は固めですが、しいたけのうま味が一番強く出るのが軸です。きんぴらの材料にしたり、細かく刻んで餃子やハンバーグの種に入れたり、細く割いてから干して出汁にもなります。

石づきはどんなところ?

石づきは、自然栽培でしいたけを育てるための原木や人工栽培に使われる、おがくず培養土という菌床にしっかりとくっついていた「軸の根元の部分」です。見た目は黒っぽく、とても硬いという特徴があります。

根元から約5mmほどの大きさです。

しいたけの石づきの知識5つ

しいたけの石づきのハッキリとした位置がわからず、そもそも食べることができるのかわからないという方も多いでしょう。そんな謎に包まれているしいたけの石づきの特徴を紹介します。

1:しいたけの石づきは食べても大丈夫?

しいたけの石づきは、口に入れても体には無害です。しかし、黒っぽくて綺麗には見えないということだけでなく、とても硬いため、食べづらい部分です。味も美味しいとは感じられないでしょう。

そのため、しいたけの軸は食べても、石づきは食べないのが一般的です。しかし、石づきの使い道はほかにあるので、まだ捨ててしまわないでください。

2:石づきは軸の延長部分

石づきは、しいたけの軸の延長上にある一番先端の部分です。個別ではなく軸とつながっています。この石づきを軸全体のことだと誤解している人も多いようですが、軸の部分は石づきよりも柔らかく、弾力があって美味しく食べられる部分です。

料理に使うときにはかさ・軸・石づきという風に切り分けたり、かさと軸がつながった状態で使ったりしますが、その場合も硬い石づきは切り落としましょう。
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3:石づきをとる方法

しいたけの石づきは手で取ることができません。しいたけの軸の繊維が縦に向かって入っているため、石づきだけを取ろうとしても軸と一緒に縦に長く割けてしまうため無理です。包丁などで石づきの部分だけをスパっと横に切るようにして取り除きましょう。

4:石づきはお出汁で活用できる

捨てずにとっておいた石づきは、お出汁として活用しましょう。石づきは軸の根元が埋まっていた部分のため、原木やおがくずの色が付いていて汚れのように見えますが、害はありません。

包丁で切り落としたら、石づきの気になる汚れを軽く洗い、ザルやキッチンぺーパーの上に置きます。雨の当たらない場所で乾燥させたものを布に包みましょう。水を張った鍋などにその布をしばらくつけておくと、やがてお出汁が完成しています。

5:しいたけの保存方法

冷蔵・冷凍・乾燥の3つの保存方法があります。

・冷蔵:キッチンペーパーを敷き、かさを下、軸を上にしてポリ袋に入れて冷蔵
・冷凍:軸を取り食べやすく切り、小分けに冷凍
・乾燥:かさを下にし夏場は2~3日、冬なら3~5日外で干す

冷凍と乾燥は、日持ちがよく風味が強くなります。細胞壁を壊すので栄養素やうま味成分が良く出るのが特徴です。常温の場合はかさを下にし、乾燥剤と共にポリ袋へ入れ、早めに使い切りましょう。

うま味活かすなら干しいたけも!

干ししいたけの中でも、比較的戻しやすく使いやすい、薄葉タイプが入っています。食材に合わせて切りやすい大中葉サイズで、しいたけの全国シェア70%を誇る大分・宮崎・熊本の中心にある高千穂郷が産地です。

その美味しさは、服部栄養専門学校の服部校長の認定マーク付きです。

しいたけのレシピ5つ

しいたけは、石づき以外のすべてを食べることができるだけでなく、さまざまな調味料や食材との組み合わせ方で、味や食感のバリエーションがグンと広がる便利なきのこです。

そんなしいたけを使った厳選レシピを5つ紹介します。

レシピ1:しいたけのチーズ焼き

しいたけを使ったメニューのなかでも、特にシンプルで簡単なうえにその美味しさはと言いたくなるレシピです。しいたけの軸を取り、溶けるチーズと醤油、パセリを散らしてオーブントースターで焼いただけです。

しいたけのかさの大きさによって、入れられる具材の量も変わります。いろいろなサイズで試してみましょう。低糖質なのでダイエット中の人にも向いており、チーズでタンパク質もしっかり摂れます。

【材料】

しいたけ 2個

溶けるチーズ 大さじ1

しょうゆ 少々

塩 少々

こしょう 少々

パセリ 少々

【作り方】

1.しいたけの石突を取って、しょうゆとこしょうで下味をつける

2.溶けるチーズとパセリをのせてオーブントースターで5分位焼く

http://www.recipe-blog.jp/profile/10808/recipe/7056

レシピ2:鶏としいたけのコロコロ照り焼き

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とても艶やかに仕上がった、おしゃれな和食メニューです。鶏肉から出る油をしいたけが吸い取ってくれるので、油っこくなり過ぎず、ふっくらプリプリの食感になっています。

色どりが茶系で地味になりがちなので、画像にあるように大葉を敷いて、薬味の青ネギもたっぷり乗せることで、さらに食欲をそそります。

このレシピの作者は、石づきを取ったしいたけの軸を冷凍保存しておき、刻んで炒飯や肉団子に使っているそうです。

【材料】

鶏もも肉 230g

生しいたけ 8個

青ねぎ 適量

酢 大さじ1

砂糖 大さじ1

醤油 大さじ1

【作り方】

1.鶏もも肉の筋といらない脂を取り除き、一口大に切り軽く塩こしょうしておく。

2.しいたけは、湿らせて固く絞ったキッチンペーパーでふいてきれいにし お好みで軸を取って4等分する。

3.サラダ油を熱したフライパンに、1の鶏肉を皮目から並べ、こんがり焼き色がつくように焼く。

4.鶏肉をひっくりかえしたらキッチンペーパーで余分な油をふき取り 2のしいたけを投入。

5.調味料を全てあわせてフライパンに入れ、照りがでるまで煮詰めたらお皿に盛って、斜め薄切りにした青ネギを飾ってできあがり!

http://www.recipe-blog.jp/profile/145986/recipe/829524

レシピ3:根菜と椎茸の軸のオイスター炒め

根菜類と豚肉、そして石づきを取った、しいたけの軸の部分を使った炒め物です。見た目にはきんぴらごぼうに似ていますが、味付けにオイスターソースを使っているのでコクがあり、幅広い年代から好まれる、ご飯によく合う煮物です。

しいたけの軸は包丁ではなく手で割くと、味が染みこみやすく、うま味成分も逃さないのでです。

【材料】

豚肉 100g

人参(大きめ) 1/3本

レンコン(小) 2節

ゴボウ 1/2本

おろぬき大根 3本

椎茸の軸 15個位

【作り方】

ごま油で炒めてから、豆板醤・オイスターソースで味付け

http://rinngo33.jugem.jp/?eid=1515

レシピ4:しらすとしいたけのブルスケッタ

しいたけはおしゃれなイタリアンにもピッタリの食材です。バゲットにブルーチーズ、しいたけのソテー、しらすにあさつきという和洋折衷のコラボレーションに思わずワインが進むでしょう。

分量はすべて適宜となっており、お好みで調整してください。もっと洋風が良い人は、あさつきをイタリアンパセリに変えて作ると、一味ちがう美味しさが楽しめです。

【材料】

バケット 15cm程度

しいたけ 4枚

ブルーチーズ 適量

しらす 適量

細切りチーズ 適量

あさつき 適量

塩 少々

にんにく 1/2かけ

EVオリーブオイル 適量

【作り方】

1.バケットは7cm長さ、縦半分に切り、表面ににんにくの断面をぬりつけオリーブオイルをかける。

2.しいたけは薄切り、にんにくはみじん切りに、あさつきは小口切りにする。

3.フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて熱し、にんにくの香りがたってきたらしいたけを加え炒め、塩で味を調える。

4.2つのバケットにちぎったブルーチーズ、しいたけ、あさつきをのせ、残りのバケットに細切りチーズ、しらす、あさつきをのせる。

5.200度に温めたオーブンでバケットの表面が軽く焦げるまで焼いて出来上がり。

http://www.recipe-blog.jp/profile/201813/recipe/1030437

レシピ5:干ししいたけの混ぜご飯

干ししいたけを使った、うま味がたっぷりとしみこんだ混ぜご飯です。一見和風かと思いきや味付けにはバターを使っているので、その味わいは子どもたちにも喜ばれる洋風です。戻し汁は調理に使いますので捨ててしまわないように気を付けましょう。

生のしいたけもよいですが、じっくりと干して作られた干ししいたけのうま味も、また格別です。朝水に入れて冷蔵庫に入れておけば、夕方にはしっかりと出汁がでていますので便利です。

【材料】

少し水分を少なめで炊いたご飯(炊きたて) 3合分

干ししいたけ 4枚

干ししいたけを戻す為の水 1カップ

バター 20g

油揚げ(薄揚げ)  1枚

蕪の葉(大根の葉でも) 1束

a 砂糖  大2

a 醤油  大2と半

a 塩 小1/2

【作り方】

1.ご飯は少し固めに炊き上がるように水加減して炊き始める。干ししいたけは水1カップで戻す(戻し汁も使うので取っておく)。油揚げは短冊切り。蕪の葉は塩少々入れた湯でさっと茹でて冷水に取り、水気を絞って細かく刻む。戻したシイタケは細く切る。

2.フライパンにバターを入れて中火に熱し、干ししいたけを炒める。油揚げも入れてよく炒め、干ししいたけの戻し汁とAの調味料を入れて汁気が少なくなるまで煮詰める。少し汁気が残っている状態で、蕪の葉も入れて、全体を混ぜ合わせて火を止める。

3.ご飯が炊けたら2を汁ごと加えてざっくりと混ぜ合わせて出来上がり。

http://www.recipe-blog.jp/profile/2303/recipe/205152

しいたけを使うと美味しい料理が作れる!

しいたけは、ほかのきのこ類に比べて、そのうま味の量がずば抜けています。そのため、しいたけを使うことで、他の調味料を足すよりもずっと深みのある味わいを出せるでしょう。

つまりしいたけは、いつもの料理をもっと風味豊かに美味しくつくることができる、お助け食材と言えます。野菜はもちろん、肉や魚との相性もよく、和・洋・中を問わず幅広いメニューに対応できる頼れるきのこです。

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しいたけはいろいろな調理法ができますが、味がよくしみこむので、煮物に使うと格別の美味しさを発揮できます。しいたけがたくさんあって美味しく保存したいときに塩きのこも便利です。

下記の記事を参考して、しいたけ料理の世界をさらに広げることをします。
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