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揚げ油の保存はポイントを押さえれば簡単
子供から大人まで大好きな、揚げ物というジャンルは、料理になくてはならない存在です。揚げ物をする際の、揚げ油の保存はどのようにしていますか。
揚げ油は、劣化させないための上手な保存が必要となります。今回は、揚げ油の保存方法や安全に管理するポイントをご紹介します。ポイントを押さえれば、揚げ油の保存はとても簡単で再利用も可能です。
揚げ油は、劣化させないための上手な保存が必要となります。今回は、揚げ油の保存方法や安全に管理するポイントをご紹介します。ポイントを押さえれば、揚げ油の保存はとても簡単で再利用も可能です。
揚げ油の保存は家計にやさしい
毎回の油の管理が面倒で、家で揚げ物料理を避けている方は多いです。だからと言って、毎回新しい揚げ油を使用していては、コストがかかります。
揚げ油をなるべく長く使えるように、しっかり保存し、繰り返し使用することで、揚げ物料理が、家計にやさしい料理に変身をしてくれます。
揚げ油をなるべく長く使えるように、しっかり保存し、繰り返し使用することで、揚げ物料理が、家計にやさしい料理に変身をしてくれます。
揚げ油を捨てる手間が減って家事も楽に
揚げ油を繰り返し利用したい場合は、油を汚しにくい料理から使用することをします。
料理の順番としては、素揚げ(野菜)、天ぷら(野菜の後魚介)、フライやカツ、コロッケ、唐揚げなど下味のついたもの、炒め物の順番で揚げ油を繰り返し利用すると、1度使った油を、有効に活用することができます。
料理の順番としては、素揚げ(野菜)、天ぷら(野菜の後魚介)、フライやカツ、コロッケ、唐揚げなど下味のついたもの、炒め物の順番で揚げ油を繰り返し利用すると、1度使った油を、有効に活用することができます。
揚げ油を保存するときのポイント
揚げ物などで油を大量に使った揚げ油は、1回の調理で捨ててしまうのはもったいないです。しかし、揚げ油は適切な保存をしていないと、時間と共にどんどん酸化してしまい劣化してしまいます。
適切な保存を怠ると揚げ油の質の低下にも繋がりますので、ここでは揚げ油を保存するときの6つのポイントをご紹介します。
適切な保存を怠ると揚げ油の質の低下にも繋がりますので、ここでは揚げ油を保存するときの6つのポイントをご紹介します。
ポイント1:しっかり濾す(こす)
揚げ油の保存方法ポイント1つ目は、揚げカスのろ過から始めます。油こし紙やコーヒーフィルターなどを使って、揚げ物が終わったらやけどに十分注意して、揚げカスなどをきちんと取り除いて下さい。
キッチンペーパーや円錐の濾し器や、すくい網でも代用することが可能です。揚げ油が冷めてからも濾すことはできますが、ろ過に時間がかかってしまうため、油が熱いうちに作業をするのがです。
キッチンペーパーや円錐の濾し器や、すくい網でも代用することが可能です。揚げ油が冷めてからも濾すことはできますが、ろ過に時間がかかってしまうため、油が熱いうちに作業をするのがです。
ポイント2:専用容器を使う
油の揚げカスを取り除き、きれいにろ過した揚げ油は、十分冷めてから油専用の保存容器に移し替えます。
揚げ油を保存する際の容器は、オイルポットと言われる専用の保存容器であれば問題ないです。専用容器ならではの機能として、ろ過フィルターの付いている容器や、使用しやすいようにハンドルが付いている容器のオイルポットなども販売されています。
揚げ油を保存する際の容器は、オイルポットと言われる専用の保存容器であれば問題ないです。専用容器ならではの機能として、ろ過フィルターの付いている容器や、使用しやすいようにハンドルが付いている容器のオイルポットなども販売されています。
ポイント3:専用容器がないとき
[no_toc]専用の保存容器が無い場合は、ワインボトルなど、細長くて蓋のできる瓶を代用すると、空気に触れる面積が少ないのでです。また、陶器などの「だしポット」や「耐熱性ガラス容器」なども代用可能です。
普通のビンでも代用可能ですが、光が当たって酸化しないようにアルミホイルなどを巻いて遮光したり、ペットボトルの場合は、完全に冷めてからでないと油に成分が溶け出す可能性もあるため注意が必要になります。
普通のビンでも代用可能ですが、光が当たって酸化しないようにアルミホイルなどを巻いて遮光したり、ペットボトルの場合は、完全に冷めてからでないと油に成分が溶け出す可能性もあるため注意が必要になります。
ポイント4:冷暗所に保管
残った揚げ油の保存場所は、暗くて涼しい冷暗所に保管しましょう。一度使った揚げ油は、日数が経過するとどんどん酸化が進んで、身体に悪影響のあるトランス脂肪酸に変化します。
冷暗所は揚げ油の酸化を防ぎ、酸化を遅らせる作用があるため、普段から使用しやすいシンク下やガス台の下、棚や冷蔵庫などに入れておくと基本的に問題ないです。
冷暗所は揚げ油の酸化を防ぎ、酸化を遅らせる作用があるため、普段から使用しやすいシンク下やガス台の下、棚や冷蔵庫などに入れておくと基本的に問題ないです。
ポイント5:再利用できる回数
揚げ油の再利用回数には定義はありません。油は加熱や揚げた食材からの成分によって劣化するからです。油の種類や、何をどのくらいの量揚げたか、季節、保存状態によって再利用回数は変わってきますが、3〜4回が使用目安として理解しておくと良いです。
あとでご紹介する、保存した揚げ油を捨てるタイミングを理解しすると、どのくらい再利用することが可能かがわかります。
あとでご紹介する、保存した揚げ油を捨てるタイミングを理解しすると、どのくらい再利用することが可能かがわかります。
ポイント6:使える期間
適切に保存した場合でも、揚げ油の保存期間は2~3週間です。ですが、揚げ油の酸化を抑え長持ちさせるポイントがあります。それは「差し油」といい、1度使った揚げ油に、新たに油を注ぎ足して使うことを言います。
「差し油」をすることにより、油の劣化が遅くなり、2~3回多く使えるようになります。一度使った揚げ油は炒め物などに使い、残りは2~3週間以内に差し油をして使うと、長く揚げ油を使うことができます。
「差し油」をすることにより、油の劣化が遅くなり、2~3回多く使えるようになります。一度使った揚げ油は炒め物などに使い、残りは2~3週間以内に差し油をして使うと、長く揚げ油を使うことができます。
繰り返し揚げ油を使いたい方に
油のニオイや揚げカスの汚れをキャッチする、活性炭フィルター付きのオイルポットです。木質系活性炭カートリッジでまるできれいな油のようにろ過してくれます。油臭いニオイや汚れが全く気になりません。
カートリッジ1個あたり約10回使用することができ、フィルター使用後はゴミ箱に捨てるだけなので、お手入れが簡単です。オイルポット本体はフッ素加工でお手入れが簡単、ポットの注ぎ口は油垂れ防止の二重口になっています。
カートリッジ1個あたり約10回使用することができ、フィルター使用後はゴミ箱に捨てるだけなので、お手入れが簡単です。オイルポット本体はフッ素加工でお手入れが簡単、ポットの注ぎ口は油垂れ防止の二重口になっています。
保存した揚げ油を捨てるタイミング
保存した揚げ油を、数回使用してくると劣化してしまいます。油の種類や保存方法によっても再利用の頻度や期間は異ななりますが、ここでは、保存した揚げ油を捨てるタイミング、捨て時のサインをご紹介します。
水質の悪化を招いたり、排水管の詰まりの原因になりますので、廃棄する場合はそのまま排水溝に流さないよう注意して下さい。
水質の悪化を招いたり、排水管の詰まりの原因になりますので、廃棄する場合はそのまま排水溝に流さないよう注意して下さい。
タイミング1:透明度が低く濁っている
揚げ油の使用の際に、揚げ物が焦げやすかったり、鍋の底が見えないほど油の透明度が低く濁っている場合には、油の取り替えをします。繰り返し使用した油は、透明から茶褐色へと変色し油の色が濃くなります。
特に、魚や肉など動物性の材料を揚げると油の色が変色しやすく、油が黒ずみ劣化してしまいやすいです。油の透明度がなくなり、茶色く変色してきたら捨てるタイミングといえます。
特に、魚や肉など動物性の材料を揚げると油の色が変色しやすく、油が黒ずみ劣化してしまいやすいです。油の透明度がなくなり、茶色く変色してきたら捨てるタイミングといえます。
タイミング2:泡が消えにくい
揚げ物が終わり、食材を取り去った後もしばらく泡が残り、細かく消えにくくなってきたら油を捨てるタイミングです。
揚げ油を繰り返し使うと、揚げている食材が見えない状態となるカニ泡ができます。レシチンのような乳化成分が出ると泡が消えにくくなり、鍋の側面に泡が溜まるようになります。そうした状態になる前に、新しい揚げ油と交換することをします。
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揚げ油を繰り返し使うと、揚げている食材が見えない状態となるカニ泡ができます。レシチンのような乳化成分が出ると泡が消えにくくなり、鍋の側面に泡が溜まるようになります。そうした状態になる前に、新しい揚げ油と交換することをします。
タイミング3:粘りがある
揚げ油の温度が下がったときに、油にねばりが出てきたら、油を捨てるタイミングです。
美味しい揚げ物も、粘りがあっては美味しくないですし、食べた時の食感も気持ち悪いです。粘りのある油を摂取することも、身体にとって良くはありません、油の粘りが出たきたら、すぐに新しい揚げ油と交換することをします。
美味しい揚げ物も、粘りがあっては美味しくないですし、食べた時の食感も気持ち悪いです。粘りのある油を摂取することも、身体にとって良くはありません、油の粘りが出たきたら、すぐに新しい揚げ油と交換することをします。
タイミング4:ニオイがおかしい
揚げ油を捨てるタイミングで、最も分かりやすいサインは油のニオイがおかしい時です。ニオイがおかしい油は、加熱すると枯れ草や塗料のような油臭い嫌なニオイがします。
魚介類や醤油、カレー揚などの味付き食材の場合は、特に揚げ油に味が移ったり、汚れやすいため、せっかくの食材の食感や風味が損なわれてしまいます。酸味が強かったり生臭いなど、揚げ油に違和感を感じた場合は、新しい揚げ油と交換することをします。
魚介類や醤油、カレー揚などの味付き食材の場合は、特に揚げ油に味が移ったり、汚れやすいため、せっかくの食材の食感や風味が損なわれてしまいます。酸味が強かったり生臭いなど、揚げ油に違和感を感じた場合は、新しい揚げ油と交換することをします。
揚げ油は適切に保存すれば問題ありません
揚げ油の保存方法についてご紹介してきましたが、揚げ物は家庭料理には無くてはならない存在です。揚げ物は手間が掛かったり、後片付けが大変なイメージを持たれ、避けがちの料理ですが、揚げ油を適切に保存すれば問題ありません。
保存の仕方ひとつで油は良くも悪くも変化します。正しい利用方法や、保存方法や場所など揚げ油のことを理解すると美味しい料理が作れ、料理の幅も広がること間違いナシです。
保存の仕方ひとつで油は良くも悪くも変化します。正しい利用方法や、保存方法や場所など揚げ油のことを理解すると美味しい料理が作れ、料理の幅も広がること間違いナシです。
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