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男性・女性別の結婚前の結婚資金の貯金は平均金額いくら?

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男性・女性別の結婚前の結婚資金の貯金は平均金額いくら?

結婚資金を貯めている人はどのくらいの比率?

将来の夢いっぱいの2人の新しい門出、結婚ですが、いろいろな費用が必要になるのでしっかりとした資金計画が重要です。まだお相手が決まっていない時から結婚資金としてお小遣いなどを節約して貯金している人もいるかもしれませんね。
「マイナビウーマン」が22歳~34歳の働く女性を対象に「結婚資金を貯めているか」というWebアンケートをしています(有効回答数280件:2014年10月)。

あなたは、結婚資金を貯めていますか?

貯めている……16.4%

貯めていない……83.6%

貯めている女性は、なんと16.4%! かなり少ないですね。

https://woman.mynavi.jp/article/150220-193/
貯めていない女性が多くてビックリです。結婚費用は親頼みとか男性に出させるなんて考えの女性もいるようですが、結婚という具体的な目標がまだない女性が多いのかも知れません。

というのは、「ゼクシー結婚トレンド調査2015(調査人数5700人)」で結婚前に二人で貯金していたかの調査では、逆の結果がでているからです。

結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)のための夫婦の貯金の有無を尋ねたところ、「貯金していた」人は87%であった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf
やはり、目的・目標があるとしっかりと貯金するようになるのでしょう。結婚を前提にしたカップルの堅実さが見えてきます。

独身者の貯蓄額は?

独身の男・女の貯蓄額は、総務省統計局の全国消費実態調査のデータで解りますが、男女とも1000万円を超えるビックリするような高額の平均貯蓄額になってしまいます。単身者と言っても高額所得者や退職金を受け取った高齢者なども含まれているからです。
このような高額の人を除いた貯蓄額や貯蓄種類の構成などをケンタケオさんがブログで分析しています。

社長をはじめとする会社役員や一部の個人事業主、さらには定年退職して退職金を受け取った高齢者など、一般的なサラリーマンよりも貯蓄が多いと思われる人も含まれています。

そこで、次はこれらの人を除外して独身勤労世帯の貯蓄額を見てみましょう。

貯蓄額の平均値: 独身男性836万円、独身女性879万円

となっています。

http://kentakeo.com/archives/1286
高額預金者を除いた金額でも、ちょっと現実離れした貯蓄額になってしまいます。やっぱり、結婚を目的として貯金している独身者の数字を見ないと解りませんね。

20代30代未婚男性の貯金総額は?

20代30代未婚男性の貯金総額を「マイナビウーマン」が調べています(有効回答数113名。22歳~39歳の未婚の社会人男性:2015年1月)。200~300万円の貯金額帯が最も多くて全体の1/3、平均額は300万円前後と思われます。

現在の貯蓄額を教えてください。

100万円未満……6.4%

100万円以上~200万円未満……11.8%

200万円以上~300万円未満……32.1%

300万円以上~400万円未満……26.8%

400万円以上~500万円未満……17.2%

500万円以上~600万円未満……3.0%

600万円以上……2.7%

https://woman.mynavi.jp/article/150211-5/

未婚女性の貯金総額は?

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女性はどうでしょうか。日本の家計簿サービスサイト「Zaim」が調査しています(有効回答数163名。仕事をしている未婚の女性対象)。

100~300万円の貯金額帯が最も多いのですが、100万円以下の貯金額帯を合わせると49%となって最も多くなります。調査対象が契約社員・パート・派遣社員が中心になっているためかもしれません。

現在の貯金額「100万円以上〜300万円以下」が29%で最多

10万円未満           12%

10万円以上~50万円未満     20%

50万円以上~100万円未満    17%

100万円以上~300万円未満   29%

300万円以上~500万円未満    9%

500万円以上~1000万円未満   5%

1000万円以上          9%

https://dime.jp/genre/387356/?first=1

カップルでの貯金総額は?

先ほど紹介した「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」で、結婚前にカップルで貯金に励んだ人たちの貯金額はどうでしょうか。

100~200万円未満が最も多いのですが、平均額は313.6万円、400万円以上の人たちも24%います。意外と頑張っていますね。

■結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)のための夫婦の貯金総額(結婚費用として貯金をしていた人/単一回答)

100万円未満     10%

100~200万円未満  22%

200~300万円未満  20%

300~400万円未満  13%

400~500万円未満  13%

500~600万円未満  11%

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf

結婚に関わるイベントの各費用は?

結婚に関わる費用がどのくらいかを見てみましょう。結婚資金として貯えた金額によっては、いろいろなところを調整する必要が出てくるかもしれません。次のようなことに結婚費用をどう使うのか、周りの人とも相談した上で、2人でよく考えて決める必要があります。
①結納式、両家顔合わせ
②婚約指輪、結婚指輪
③結婚式・披露宴
④新婚旅行
⑤新居

結納式は必要?

最近は結納式は行なわないというカップルも増えていますが、正式にきちんと行なう場合にはそれなりの金額がかかります。結納品といわれる9品目(目録、鰹節、スルメ、昆布、酒樽など)のなかには結納金も含まれますが、金額は地域によってまちまちです。両家の顔合わせも料亭やホテルの費用のほか、遠方の場合は交通費や宿泊費も必要になるので費用もばかになりません。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」での調査では、結納式の費用と両家の顔合わせの費用を合わせた合計は平均で約30万円になっています。結納金は地域や両家の事情などで変わるでしょうが50~100万円が相場と言われています。若い2人の考えもありますが、結納式は両家の親の意向が強いものになります。親からの援助というか、親の負担ということも相談してどのようにするかを決めましょう。

●食事を含めた結納式の費用を尋ねたところ、「10~15万円未満」が36%で最も高く、「5~10万円未満」が19%、「30万円以上」が17%で続く。平均は22.9万円となった。

●食事を含めた両家の顔合わせの費用を尋ねたところ、「5~10万円未満」が48%で最も高く、「5万円未満」が28%で続く。平均は7.6万円となった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf

婚約・結婚指輪の相場は?

婚約指輪は、ドラマなどではプロポーズの時の必需品になっていますね。婚約指輪は給料の3ヶ月分とよくいわれますが、これはダイヤモンドリングを婚約指輪にするのが定着した1970年代の話で、その当時の金額で約30万円なのです。ゼクシィの2015年の調査でも平均は37.7万円になっていて相場は変わっていません。

結婚指輪は人にもよりますが一生身につける大切なものですし、指輪の交換は結婚式のハイライトの一つです。ゼクシィの調査では結婚指輪は2人分の合計で平均26.0万円だそうです。これだけは外せません、なんとしても頑張って貯金しておきましょう。

2人の愛の誓いの証しでもある指輪ですが、結婚資金に余裕がない場合は婚約指輪はあきらめて結婚指輪を少し豪華にするという選択肢もあるようです。

●婚約指輪にかかった金額を尋ねたところ、「30~40万円未満」が29%で最も高く、「20~30万円未満」が21%、「40~50万円未満」が14%で続く。平均は37.7万円となった。

●結婚指輪(2人分)の購入金額を尋ねたところ、「20~25万円未満」が30%で最も高く、次いで「25~30万円未満」が14%、「15~20万円未満」が13%、「30~35万円未満」が11%、「10~15万円未満」が10%で続く。平均は26.0万円となった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf

結婚式・披露宴の総額は?

結婚のイベントでは、友人や職場の人、親戚の方などにお披露目する華々しい場が結婚式、披露宴です。こちらはその内容や方法によって費用にはかなり幅があります。
■100万円以下:挙式のみで披露宴はなし、フォトウェディングなど。
■100~150万円:親族や親しい友人のみの少人数で。
■150~300万円:レストランなどでカジュアルなウェディング。
■200~400万円:ホテルやセレモニーホールなどでの定番のウェディング。
■400万円以上:こだわりの趣向を凝らしたオリジナルのウェディング。

ゼクシィの2015年調査では平均370.7万円ですが、最近は、「スマ婚」、「ゼロ婚」、「楽婚」、「すぐ婚」など格安の結婚式の形態も増えています。結婚式・披露宴は招待客からのご祝儀などもありますから、すべてを自分たちでまかなうわけではありません。そのような収支も検討して結婚式・披露宴の形態を決めるのがよいでしょう。

●全体に対して、挙式、披露宴・披露パーティにかかった費用の総額を尋ねたところ、「400~450万円未満」が16%で最も高く、「350~400万円未満」が13%、「300~350万円未満」が11%で続く。平均は370.7万円となった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf

新婚旅行の費用は?

新婚旅行の費用は、旅行先やシーズン、日程によってもかなり異なることになるでしょう。結婚資金の範囲で贅沢をするか節約するかが決まると思いますが、お世話になった人、祝福してくれた人たちへのお土産代は忘れないようにしてください。ゼクシィの2015年調査では、旅行代、お土産代を合わせて平均の費用は72.7万円となっています。

●お土産代を除く2人分の旅行費用を尋ねたところ、「100万円以上」が16%で最も高く、次いで「60~70万円未満」が15%、「50~60万円未満」が14%で続く。平均は62.6万円となった。

●お土産代を尋ねたところ、「10万円未満」が53%で最も高く、次いで「10~20万円未満」が30%で続く。平均は10.1万円となった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf
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最近は結婚してすぐに新婚旅行へは行かず、旅行費用の安い時期や2人の休暇の取りやすい時期にずらして行くという人たちも多いようです。結婚資金に余裕のない人たちも、結婚して貯金をしてからという選択があるかもしれません。

新居にかかる費用も

親のところに二世帯住宅などで入る人もいるでしょうが、最初は2人で独立して住む新婚さんが多いのではないでしょうか。例えば2LDKの住居に入るとすると、家賃約12万円と敷金礼金が3ヵ月分で約40万円で合わせて50万円ほどが最初からかかります。

引越し代は2人合わせれば安くても10万円はかかるでしょうし、家具とか家電製品の購入にも20~40万円程度は必要かもしれません。ただ、それまで1人暮らしをしていた場合などは使っていたものを利用できるので多少は安くあげられるでしょう。また、引越しも友人などに手伝ってもらって出来るだけ安く済ませる工夫も考えてみましょう。

結婚に必要な総費用は?

親や親族からの支援は?

結婚に関わる各項目の費用をみてみましたが、合計すると大きな金額で2人の貯金でまかなえるのか不安になりますね。そんな中で親や親族などからの支援があると助かります。

ゼクシィの2015年調査によると、結納から挙式、披露宴、新婚旅行までの費用に対して親・親族からの援助があった人の比率は75%で、平均金額は191.4万円という結果です。挙式と披露宴の費用の援助があった人は71%で、平均が168.5万円だそうです。親や親族からの援助の約90%が挙式と披露宴のためということが分かります。

●結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)に対する親・親族からの援助の有無を尋ねたところ、援助が「あった」人は75%であった。

●結婚費用に対する親・親族からの援助があった人に対して、援助の総額を尋ねたところ、「100~200万円未満」が36%で最も高く、「200~300万円未満」が25%、「100万円未満」が18%で続く。平均は191.4万円となった。

●挙式、披露宴・披露パーティの費用としての親・親族からの援助の有無を尋ねたところ、援助が「あった」人は71%であった。

●挙式、披露宴・披露パーティの費用として親・親族からの援助があった人に対して、援助の総額を尋ねたところ、「100~200万円未満」が39%で最も高く、「200~300万円未満」が25%、「100万円未満」が22%で続く。平均は168.5万円となった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf

結婚式・披露宴の収支は?

結婚式・披露宴では招待客からご祝儀がいただけますね。披露宴には50~100人ほどを招待するのが一般的といわれていますが、例えば80人として計算してみましょう。

80名のうち30名がご夫婦の場合、ご祝儀相場は1組5万円とされていますので75万円になります。残りのうち40名のご祝儀が3万円として120万円、10名が2万円として20万円、合わせて215万円になります。

ゼクシィの2015年調査では披露宴のご祝儀額の総額は平均で223.7万円とされていて、披露宴代のかなりの部分をカバーできるようです。どの程度の披露宴を行なうか、招待客を何人にするかなどによって、結婚式・披露宴の費用は変わりますので2人でよく考えて決めましょう。

●ご祝儀の総額を尋ねたところ、「200~250万円未満」が20%で最も高く、次いで「250~300万円未満」が18%、「300~350万円未満」が15%、「150~200万円未満」が13%で続く。平均は223.7万円となった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf

結婚費用の総額は?

いろいろな結婚のイベントで必要になる費用ですが、親や親族からの援助、披露宴でのご祝儀など収入になるものもあります。最終的に結婚に関する費用はいくら必要なのか、平均値で見てみましょう。

ゼクシィの2015年調査によると、結納から結婚式、披露宴、新婚旅行までに必要な費用は平均で482.2万円になっています。親などからの援助の平均が191.4万円、披露宴でのご祝儀の平均が223.7万円ですから、これらを差し引きすると結婚費用の総額は482.2-191.4-223.7なので67.1万円となります。これに新居に関する費用を100万円としても170万円あれば結婚費用総額をまかなえることになります。

●結納・婚約から新婚旅行までにかかった費用の総額の平均(推計値)は482.2万円となった。

http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf
ただ、これはあくまでもいろいろな費用を平均値で計算した金額なので、誰もがこうなるという金額ではありません。特に親などからの援助については期待しないで計画したほうが良いと思います。結婚して貯金がゼロになってしまうのも困りますので最低でも50~100万円の貯金は残しておきたいところです。そう考えると、結婚前の男女のそれぞれの貯蓄額平均が200~300万円というのは極めて妥当な貯金額のように思えます。

貯金がない男・女でも結婚できる?

貯金がない男・女でも結婚できるか?という疑問に対して「No」とは言えませんね。結婚といっても、ここまで紹介してきた結納とか結婚式などのイベントを行なわなければならないということではないからです。入籍だけして結婚式や新婚旅行は余裕ができたらというカップルも珍しくはありません。

ブライダルローンで結婚式だけでもという方法もありますが、貯金もなく新婚早々からローンに追われるというのも考えものです。結婚しても、いつケガや病気になってお金が必要になるか分かりません。少しずつでもまず貯金をして、いざという時のために備える必要があるでしょう。病気や災害などの時を考えて、とりあえず夫婦で100万円を目標に貯金することをします。

男女別の結婚年齢は?

結婚に関する費用やそれに備えての貯金の額などをみてきましたが、そもそも何歳くらいで結婚するのでしょうか。厚生労働省の人口動態調査2015年のデータでは、男性は全国平均で31.1歳、年齢が高いほうでは1位が東京の32.4歳、2位神奈川31.9歳となっています。年齢が低いほうでは47位の宮崎が29.9歳、46位が山口の30.1歳で、東京とは2.5歳の差があります。女性は全国平均で29.4歳、やはり東京が最も年齢が高く30.5歳、低いほうでは山口、福島が28.6となっています。

結婚して第一子出産時の父親の年齢は全国平均で32.7歳、母親は30.7歳となっています。つまり結婚して1年半程度で第一子の赤ちゃん誕生ということになりますね。

ですから、結婚で貯金を全部使い果たしてしまったなんていうことでは結婚早々から心配でたまりません。しっかりとした貯金の計画をたてて新生活に臨みましょう。
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結婚後の貯金方法や金額

結婚1年目の貯金は?

平均的な結婚年齢は男31歳、女29歳です。30歳代は人生でも子供の誕生や住宅の購入などのビッグイベントが控えています。貯金ゼロからスタートするとして「30歳代のうちに1,000万円の貯金をする」というような具体的な目標をたてて貯金していきましょう。

10年間で1,000万円を貯金するとしたら、1ヶ月あたり約8万3000円を積み立てれば達成できます。男性31歳の平均年収は350~400万円、共稼ぎでしたら女性29歳の平均年収が280~330万円なので、合わせて630~730万円の年収です。年収のデータは厚生労働省の賃金構造基本統計調査などを基にした「平均年収.jp」のサイトを参照しています。
結婚1年目は、会社員の方でしたらボーナスも含めて年間70~100万円程度の目標が貯金のです。ボーナスは無かったものと考えてほとんどを貯金にまわすことも選択肢の一つです。

2年目には赤ちゃんも

統計では結婚して1年半で赤ちゃんの誕生です。共稼ぎの場合は奥さんの収入が不安定になるかもしれません。男性32歳の平均年収は360~410万円で、係長などなんらかの役職に就いて責任もあり仕事も面白くなってくる年齢です。

2年目も1年目と同様な目標で貯金をしたいところです。貯蓄のコツで一番確実なのは強制的に貯められる天引きです。会社員なら財形貯蓄が効果的でしょう。財形は心情的にも引き出しにくいもので、目標の月々の貯蓄金額を財形貯蓄にしておくと安心です。財形の制度が無い場合は、メイン口座がある銀行などでの自動積立のサービスが良いでしょう。

子供のことも考えて3年目の貯蓄を

結婚3年目と言えば、2人目の子供のことも考える頃です。男性33歳の平均年収は370~420万円、女性31歳の平均年収は300~350万円。早ければ課長に昇進する人もいて、生活にも少し余裕がでてくるかもしれません。

子供の教育資金も考えて今までよりも多少増額した貯蓄計画を検討する時期でしょう。幼稚園から高校卒業までの教育資金は、すべて公立の場合で約500万円、すべて私立なら約1,700万円が必要と言われています。さらに、大学が公立なら約500万円、私立なら約700万円かかります。自宅から出て1人暮らしをするようなことになれば、さらに家賃代がかかりますね。

通常の貯金とは別枠で教育資金を貯えるのには学資保険などが良いでしょう。入学などのイベント時にでる一時金は助かりますし、毎月引き落とされる保険なので確実に教育資金を貯えることができます。

5年目は住宅計画もベースに

結婚5年目、そろそろマイホームのことも真剣に考える頃です。男性35歳の平均年収は390~440万円、女性33歳の平均年収は320~370万円です。

マイホームの平均購入費用は高低の幅が大きいですが、分譲戸建住宅・マンションが約3,600万円、中古で約2,200万円と言われています。ローンを組むにしても頭金を出来る限り多めにして月々の返済を抑えたいものです。

実際の購入時期はもう少し先になるかもしれませんが、その時に備えて貯金のペースも少しアクセルをかけたいところです。今までよりも1割アップ、2割アップを目指して取り組みましょう。

10年目の貯蓄計画

結婚10年目というと、子供も小学生、会社では管理職で責任ある仕事も任せられるようになる頃です。男性の40歳の平均年収は440~490万円、女性38歳の平均年収が370~420万円です。結婚して貯金ゼロから始めた貯蓄も1,000万円に近づいているかもしれません。

金融広報中央委員会(事務局は日本銀行内)が二人以上の世帯に関して「家計の金融行動に関する世論調査」(調査対象3497人)を行なったなかに各年代層の貯蓄金額があります。

30代の貯金の平均と中央値(2016年)

 年収       平均値 中央値

収入なし       3万円 3万円

300万円未満    61万円 0万円

300~500万円未満 327万円 195万円

500~750万円未満 452万円 375万円

750~1,000万円未満 1,122万円 506万円

1,000~1,200万円未満 677万円 428万円

1,200万円以上   2,860万円 1,000万円

http://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2016/16crossf001.html
年収1000~1200万円の人の貯蓄額が下がっているのは住宅購入などの影響があるのかもしれません。ちなみに住宅ローン完済の平均は13.7年ということです。繰り上げ返済などで返済期間よりも早く返済する人が多いようです。

子供も大きくなってきて人生設計も見え、貯蓄計画も安定してきたころではないでしょうか。仕事をリタイアした後の老後を考えた貯蓄計画も加えて、充実した生活が楽しめるようにしましょう。

資金に応じて結婚の門出に工夫を

結婚にはいろいろなイベントがあってその費用もばかになりませんが、お金がないから結婚できないとか、貯金がたまるまで結婚は伸ばすというようなことはできれば避けたいことです。お金がなくても結婚する人はいますし、結婚式の挙げ方も千差万別いろいろです。

結婚してからも病気やケガなど不慮のことがありますので、ある程度の備蓄をもって新婚生活に臨みたいところです。結婚前の資金額に応じたブライダルプランを2人で考えて、結婚後も少し余裕がある新婚生活を楽しめるようにしたいものです。新しい門出になりますが人生はこの先まだ長いので、しっかりとした計画をたてて2人で支え合って良い家庭を築いていただきたいと思います。幸せな結婚生活を、送りましょう。
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