一人暮らしに料理・節約レシピ｜簡単/栄養が取れる

大学進学で上京をするなどして、実家を離れて一人暮らしをはじめてみると、恋しくなるのが「お袋の味」です。当たり前のように毎日料理が用意され、栄養もボリュームも豊富で、なにより美味しいというありがたさを、あらためて思い知らされます。

また、社会人となって一人暮らしを始めた方は、ただでさえ慣れない仕事で、毎日が忙しくて仕方がないという方も多いでしょう。そして、料理をする時間もなく、面倒なのでコンビニや外食で済ませてしまうという方も多いでしょう。また、ベテランの社会人の方でも、ついつい外食で済ませてしまう方も多いです。

しかし、晩御飯を外食や弁当ですますという生活を数年間も続けていけば、食欲という面でも健康という面でも、料理をしてみようと思い立つことになります。そこで、今回は一人暮らしに料理をご紹介します。

一人暮らしのといっても、特別なことをする必要はありません。まずは定番の料理をマスターしていくことが大事です。今回は以下のポイントで、誰にでも簡単に作れる料理をご紹介します。

・簡単で時間がかからない料理であること。
忙しい社会人には、料理を作っている時間もありませんし、深夜近くに帰宅することもあるでしょう。また、食事を作るのが面倒になり、続かなければ意味がありません。

・節約できる。
大学生の方や、新人の社会人の一人暮らしの方にとっては、お財布に優しいということもポイントになります。また、毎日料理を作れば自然と貯金もできるようになります。自炊をすれば、それだけで十分な節約になりますが、さらに貯金が貯まるような二重に「おいしい」料理をご紹介します。

親子丼はボリュームもあり、簡単にできる料理のひとつです。鶏肉を切るのが苦手な人は、スーパーでから揚げ用に切られたものを買うとさらに楽です。キノコ類を入れてみたり、たまねぎとねぎを変えてみたりと、お好みの親子丼を作ってみましょう。味付けすら面倒という人は、めんつゆを使えば味が決まっているので誰でも作ることができるでしょう。

卵は、あまりかきまぜ過ぎないのがポイントです。料理研究家のなかには、鍋に卵をそのまま落とし、完成寸前に少しだけ黄身を崩すだけという人もいるほどです。意外と奥が深い料理なので、楽しんで作りましょう。

生姜焼きも一人暮らしの定番料理にしましょう。キャベツの千切りぐらいはほしいところですが、仕事で疲れ果てて帰ってくると、一人暮らしでは意外と面倒です。こういう場合は、スーパーで100円ほどで売られているサラダを購入しておくと便利です。そして、料理は生姜焼きに全力投球しましょう。豚は疲れをとってくれ、スタミナもつく料理です。生姜をおろすのが大変なひとは、チューブのしょうがでも十分美味しいです。

たかが生姜焼きとはいえ、どうも味付けがうまく行かず、やはり定食屋の味がおいしいなと感じる方は、市販品の力に頼るのもよいでしょう。例えば、エバラから「生姜焼のたれ」が出ています。市販品は味が完成しているので、好みの濃さに調整するだけで良いので簡単です。

その他にも、ホイコーロー、焼肉のたれなど手軽に使える調味料があるので冷蔵庫にあると便利です。味をローテンションすれば飽きもこないし、野菜もそれに応じて変えられるのでバランスの良い食事になります。

かなり高価な食材になりますが、塩と胡椒を振って焼くだけで簡単に作ることができるので、ちょっと贅沢したい休日にステーキはいかがですか。コンビニ弁当にサラダなどを付けると1000円近くになるので、この値段を出すのであれば、ステーキなど食材を贅沢できるというメリットもあります。

ちょっとお財布の事情が厳しいときには、ポークステーキにしてしまいましょう。お肉だけだとバランスが悪いので、サラダぐらいはほしいところです。作るのが面倒なときには、サラダパックを購入しましょう。人参やブロッコリーなど、レンジでチンするだけの温野菜を作るのもです。

ウィンナー・ソーセージは手軽に買えますし、冷凍しておくこともできます。コンソメスープや野菜ブイヨンなどを鍋に一ついれ、キャベツやニンジンなど冷蔵庫にある野菜を入れて煮込めば栄養価の高いポトフが簡単に作れます。

ちょっと大きめのものを買えば、さらにおいしく食べられることでしょう。はジョンソンウィルのウィンナー・ソーセージです。フランクフルトで食べるサイズなので、ボリューミーです。値段は少し高いですが、大きさを考えると納得できるでしょう。一人暮らしの料理なら2本あれば十分なので、二回分は作れます。ジップロックになっているので保存もしやすいです。

炊飯器を使った料理も一人暮らしには便利です。炊飯器に材料を入れたら、あとは炊飯器が勝手に料理をしてくれるので、その間にお風呂に入ったり、違う用事を済ませておくこともできるので一人暮らしに向いています。難点は、当たり前ですがご飯が炊けないということです。普段から冷凍のご飯を用意しておくのも良いですし、レンジで温めるタイプのご飯でもかまいません。

下でご紹介する手羽元を使った料理はトマトソースベースなので、パスタやパンで食べるというのも良いでしょう。炊飯器を使った料理のレシピはたくさんあるので、他にも探してみましょう。

食べやすい大きさに切ったバラブロックを、フライパンで表面に焼き色がつくまでやいたら、あとは調味料を入れた炊飯器におまかせという、なんとも簡単な豚の角煮です。一人暮らしでも豚の角煮が簡単にできるので、とてもです。焼くのが面倒ならば、炊飯器の中に熱湯をそそぎ、ざっと余分な脂を取るという方法でも良いでしょう。

できれば、ゆでたまごを用意しておくと、さらに美味しくいただけ、ボリュームもアップします。とても手軽にできるので、豚の角煮にはまってしまい、体重が増えてしまったという方もいますから、食べ過ぎには気をつけましょう。

洋風バージョンの炊飯器を使った簡単料理です。こちらも材料をすべて炊飯器に投入し、後はボタンを押すだけです。フランスパンなどを買っておけば、立派なディナーになることでしょう。金曜日の夜などは、ワインも用意すれば贅沢なご褒美メニューに変身します。作り置きして冷凍しておけるので、大目に作っておきましょう。次に食べる時は、電子レンジでチンするだけで簡単です。

スーパーには、ブリのアラ煮が安く売っていることがあります。少々食べにくいですが、ブリには十分身があるので、立派なおかずになります。魚臭そうだなと思われる人もいるでしょうが、熱湯をかけて、血合いなどを洗えば気になりません。ここまですれば、後はお鍋がやってくれますので、慣れれば簡単です。

一人暮らしで脂っぽいものばかり食べていては健康によくありません。たまには、このような魚料理を食べましょう。節約もできるので一石二鳥です。ごぼうや大根もいっしょに煮込めば栄養も豊富です。食べてみれば、一人暮らしの体がこういうものを欲していたということがお分かりになることでしょう。

ブリ以外にも、まぐろのカマや、タイのお頭などが安い値段でスーパーに置いてあります。煮つけは一度覚えてしまえば、魚が変わるだけで大体同じように調理できます。一人暮らしではなかなかお魚を食べなくなりがちなので、ぜひレパートリーに加えておきましょう。

一人暮らしの節約を制するには「胸肉」からはじめましょう。安ければ100gあたり55円ほどで購入することができるでしょう。節約の強い味方の胸肉は週に1回ほどは安売りをしていることが多いので、広告やネットのチラシなどでチェックしておきましょう。

胸肉は先ほどご紹介した親子丼としても使えますし、同じくご紹介した炊飯器レシピでトマトの缶詰などと煮込んだりすることもできるでしょう。しかし、ここは豪快に胸肉をソテーすれば、一人暮らしでも豪華でお腹も満たされ、さらにヘルシーな上、節約もできるという素晴らしい料理です。ぜひ一人暮らしの料理のレパートリーに追加しましょう。

ご紹介したレシピは、糖質なんと2.81ｇのチキンソテーです。女性の方やポッコリお腹が気になる男性の方にぴったりです。なお、作ってみたら少しかたいと思ったならば、もう一度挑戦してみましょう。胸肉は厚みがあるので焼き時間がむずかしいですが、火の通し方を覚えればやわらかくジューシーなチキンソテーができます。

鶏ハムをご存知でしょうか。ハムというと、日本の場合、豚肉のロースハムが一番ポピュラーでしょう。しかし、小分けのものは量も少ないですし、かといって一人暮らしの自宅で作るというわけにもいきません。そんなとき、鶏の胸肉でハムを作ってみましょう。大量に作っておくこともできますから、節約レシピとして最高です。高タンパク、低カロリーなところもの秘密です。

ご紹介したレシピは、塩とお砂糖を胸肉にすりこんで、熱湯に放置するだけという簡単レシピです。週末のお昼にでも、ドボンと熱湯にほったらかしておけば、立派なハムの完成です。お弁当に入れていけば、さらに節約することもできるでしょう。

一人暮らしの自炊でも、がっつりとした料理は食べたくなります。しかし、料理をすればボリューム満点の自宅「特盛」牛丼が簡単に作れます。また、一人暮らし、一人飲みが最高という男性も多いことでしょう。そんな方には、もつ煮はどうでしょうか。ついつい、焼酎などが進んでしまうことでしょう。

男子ご飯のイメージといえば、牛丼という方もいるでしょう。牛丼もフライパンひとつで簡単にできます。牛肉の切り落としとたまねぎが冷蔵庫にあれば、一人暮らしの自宅が、いつでも「吉野家」「すき家」状態となること間違いなしです。

ご紹介したレシピ以外にも、「吉野家風」「すき家風」といったように味を似せているレシピもあります。好みの味を探してみてください。また、牛肉でなくても、豚バラや豚小間でもかまいませんから、覚えておくととても便利なレシピです。できれば紅ショウガも用意しておきたいところです。また、キムチなども栄養価が高く整腸効果もあるので、よいでしょう。

寒い季節の一人暮らしは寂しくなることもしばしばです。こんなとき、焼酎を飲みながらもつ煮なんて、考えただけで幸せになるレシピです。そんな、もつ煮も簡単につくることができます。もつは豚でもいいですし、匂いが気になる人は牛もつが良いでしょう。いずれも、湯がくことで臭みが取れます。根菜もたっぷり入れれば、栄養満点で風の予防にもなります。

また、もつはカロリーが低いことでもです。

豚肉(小腸/ゆで): 100g/171kcal

ですので、

豚かたロース:100g/253kcal
豚ばら肉:100g/386kcal

と比べると、とてもヘルシーです。コラーゲンが豊富に含まれているので、男性に限らず女性の美容レシピとしてもです。また、中国では肝臓など、臓器の調子の悪い時にもつを食べるといわれます。臓器がお疲れの時にもです。ただし、もつ煮と一緒に焼酎を飲みすぎると、プラスマイナスゼロになってしまいますので気を付けましょう。

どうしても偏りがちなのが、一人暮らしの食生活です。自炊をはじめるきっかけが、こうした一人暮らしが原因の体調不良だったり、メタボだったりという方も多いといわれます。仕事でもプライベートでも、体の健康が基本になります。ここでは、一人暮らしの料理のなかでも、特に栄養満点の鍋をご紹介します。

一人暮らしで栄養がとれるレシピといえば、やはり鍋です。忙しい平日でも、材料を鍋に投入して、ぼんやりテレビを見ているうちに食べられるようになる鍋は嬉しいレシピです。

現在は、鍋つゆも、キューブ状や濃縮液になっているので、場所を取らずに何種類もストックしておくことができますし、一人鍋が簡単にできるように小分けになっています。例えば、味の素「鍋キューブ」、エバラ「プチッと鍋」、ミツカン「こなべっち」などがスーパーなどで手軽に手に入ります。

一人暮らしなので、肉や魚や肉団子などを買ってくると余ることもあるでしょう。しかし、鍋の素材はほとんどが冷凍できるものなので、小分けにしておきましょう。

寒い時期なら鍋で良いですが、1年中鍋というわけにもいきませんし、味も飽きてしまうことでしょう。そこで、鍋ひとつでできるレシピをまとめた本をご紹介します。この1冊があれば、1年中鍋ひとつで栄養満点の食事を手軽に作ることができるでしょう。季節ごとに旬の食材を使った鍋料理が紹介されています。一人暮らしのレシピ本としてです。

一人暮らしの料理のコツは、料理グッズにありといっても過言ではありません。一人暮らしだと、キッチンが狭い場合もあり、料理がしにくいという場合もあるでしょう。また、時短をしないとせっかくの休息時間もなくなってしまいます。ここでは、そんな一人暮らしの料理をサポートする、グッズをご紹介します。

一人暮らしをされている方のなかには、電動コンロでいまいちパワーがなく、お湯を沸かすのも時間がかかるという方もいるでしょう。これでは、例えば、先ほどご紹介したブリのアラ煮で湯通しするにしても面倒に感じてしまいます。しかし、このケトルがあれば、1分以内にお湯が沸きます。

今回の料理のテーマとは別ですが、これがあるとコーヒーやカップラーメンも簡単に作ることができてとても便利です。一度使うとあまりの便利さに、これなしの一人暮らし生活は考えられないようになることでしょう。

一人暮らしの料理では、電子レンジを上手に使うというというのがコツのひとつです。そして、それには専用の調理器具を購入することをします。普通のお皿などでは、水分が飛んでしまったり、十分火が通らなかったと、美味しく作れない原因になってしまいます。

このクック膳は、厚底で熱ムラを防ぐ構造になっています。また、中蓋に蒸気を閉じ込めるときは「閉」、蒸気を逃がす時は「開」にできるつまみがついているので、色々な料理を作ることができます。そのはクックパッドでクック膳レシピというカテゴリーがあるほどです。

ちょっとした副菜を簡単に作ることができるのも魅力です。かぼちゃの煮物なども、このクック膳であれば、しょうゆ、みりん、砂糖などをかけて混ぜて電子レンジでチンするだけです。そのまま冷蔵庫に入るサイズなのも嬉しいところです。本格的な照り焼きチキンなどの本格的な料理もレンジで10分以内に作れますし、とにかく重宝する調理器具です。

今回は一人暮らしの料理をテーマに解説してきましたが、いかがだったでしょうか。これなら簡単に作れそうと思ったレシピがあったら、ぜひ料理してみてください。また、一人暮らしの料理に便利なグッズもご紹介しました。どれもで、リーズナブルな値段で購入できるので、試してみてはいかがでしょうか。

健康の土台を作ってくれるのは、やはり食事です。毎日を楽しく暮らすためにも、一人暮らしの料理のコツをつかんで、栄養たっぷりの美味しい料理を食べましょう。