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プラスチックへの塗装
今回は、ちょっと難しそうなプラスチックへの塗装方法と、プラスチックの塗装に適した塗料などの紹介をしていきます。
ぜひとも参考にしてプラスチックの塗装を楽しみながらやってみてください。基本的にプラスチックへの塗装に使われる塗料や下地材は揮発性の物が多く、シンナーの臭いがキツイという点が挙げられます。簡単に行える塗装ですが、換気を怠らないこと、なるべく屋外で塗装を行うことを約束してください。
プラスチックの塗装に必要なもの
プラスチックの下処理
下処理が面倒くさいから、プラスチックにそのまま色を塗っては駄目なの、と思う方もいらっしゃるでしょう。ですが、この処理をしないと、塗装した表面にマスキングテープを貼っただけで下の塗料と一緒に剥がれてしまったり、軽い衝撃で色を塗った部分がひび割れたりしてしまう可能性があります。下処理は大切な工程なので、必ず行なうようにしてください。
やすりでの下処理
やすりのかけ方は簡単です。まず、やすりは番号が小さいほど荒く削れ、大きいほど細かい削りになります。最初は目の粗いやすりでザッとプラスチックの表面を削り、その後に細かい目でやすりがけ、堅く絞った布で綺麗に拭き取ります。この後の下地塗料をすぐに塗布したい場合は、水との相性が悪い場合がありますので念入りに水気を拭き取るようにして下さい。
やすり後の下地塗り
プライマーの塗り方ですが、まず全体的に荒く吹きかけ、その後3分ほど時間をおいてから全体にムラなく吹き付けると綺麗に塗布できます。一度に端からムラなく吹きつけようとすると、プライマーがたれてきてしまいます。全体にまんべんなくプライマーを吹きかけ、ムラがない状態になったら2時間ほど乾燥させます。
刷毛で塗布するタイプの下地材
少々濃いめのゆるいクリームのような下地材ですので、塗る時は薄く、均一に塗るようにしてください。刷毛跡をわざと残したり、盛ったりすることで表面に表情をつける事もできます。プラスチックをただ塗装するだけでなく、自分だけのリメイクを行いたいと思う人にはおすすめの下地材です。
プラスチックの塗装に適した塗料と使用方法
マスキングテープで色をつけたくない場所を保護する
[no_toc]さらにこのマスキングテープを好きな模様に切り、模様や柄のようにすることで好きな模様やマークを入れることもできます。一度塗装した後に貼ることもできるので、完全に一度目の塗装が乾いた後、別の色で模様をつけるという事もできるので、色を塗るだけではつまらない、という人におすすめです。
固定もしっかり、はがす時も楽なのであるととても便利なテープです。塗装の際はぜひ利用をお勧めします。
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スプレー系塗料
ラッカー
基本的にプラスチック塗装にとても向いている塗料です。ですが、塗膜が強いという事は他の塗料との重ね合わせには向かないと言う事。ラッカーを利用する時は、一色だけでプラスチックを塗装する時に遣いましょう。
半信半疑で購入してみましたが、確かに耐久性もあり、使いやすいです。重ね塗りするとよく色を弾きやすいシルバーのラッカーの上から塗りましたが、しっかり弾かれずに色が乗りました。
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ウレタン
ウレタン塗料には一つ注意点があり、それは紫外線に少し弱いという面を持ちます。ですので、屋外で使うためのプラスチック製品を塗装するとなると、少し考え直したほうがいいと言えるでしょう。ただし、その耐久性は7年程は問題なく使用できますので、そこまで深刻に考えるほどのデメリットではないとも言えます。
・細かい粒子がかなり広範囲に吹き出されるので、ふわっと乗せるように塗装できる。・ とても発色の良い、ツヤツヤで上品なアイボリー色に仕上がる。・ ただ手などに付着した場合、強いベタツキが長時間続く。風呂で洗ってもなかなか綺麗に取れない。
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水性塗料スプレー(アクリル)
水溶性アクリル樹脂塗料の利点は主に、他のラッカーや油性素材の塗料が乾いたその上から使用した時に、少し間違えたりやり直したいと思ったら水で洗ってやり直す事ができる点です。ラッカーや油性塗料は一度塗るとやり直しは難しくなってしまうのですが、水溶性アクリル樹脂塗料は乾く前なら何度でもやり直しが可能です。
油性塗料スプレー(アクリル)
基本的にラッカーとあまり変わらない使用感なので、自分の好みの色でラッカーを使用するか、油性アクリル樹脂塗料を使用するかを決定するといいでしょう。
液体系の塗料
[no_toc]基本的には小さなプラスチックの小物や表面に絵を描きたいと言う人におすすめしたい塗料です。ですが、刷毛跡が残りやすく綺麗に塗るのが難しい、という人もいるかも知れません。プラスチックの表面にムラなく綺麗に塗装を施したいという場合はスプレー塗料を使用することをおすすめします。
油性ペンキ
ただし、乾燥にかかる時間が長いため、夏の乾燥に向いた時期か、あるいは長時間をかけてプラスチックに塗装が行える場合にのみおすすめと言えます。自分の作業ペースに合わせて油性ペンキを使用する事を選びましょう。
水性ペンキ
水性ですので、乾くまでは水に溶けてしまいますが、乾けば耐水性があります。ただしこの上から油性ペンキやラッカーなどでの塗装は、シンナーなどの含有成分がこの水性ペンキの成分を溶かしてしまうため使用する事はできません。プラスチックに対して水性ペンキのみで色をつける、という人には非常におすすめの塗料といえます。
不器用なので手やら足やらにも塗料がついてしまった。水性だからか、完全に乾く前に水道で手を洗えばキレイに塗料を落とせた。塗料独特の臭い感じも、ほとんど無かった。取り回し易さが最高だったので、不器用な人にこそ、おすすめ
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アクリル絵の具
このアクリル絵の具の特性は、下の絵の具が透けないというもので、例えば青い色を塗り、乾いた後に赤を塗った場合に下の色が透けて紫になったりしません。乾いた後に塗り重ねることで模様をつけたり、プラスチックに絵を描きたいと思う人にはおすすめしたい塗料です。
ポスカ(マーカーペン)
ちなみにポスカはアクリル絵の具などで色を塗った後、その上から描く事もできるので、筆などで書きづらい箇所はポスカを使う、という細かい使い分けもおすすめです。
安定感のある商品です。太さも扱いやすく発色も良いので気に入っています。
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マニキュア
ただし、注意点としてマニキュアでの塗装を失敗してしまった際に除光液を使う事はNGです。除光液の成分が下のプラスチック素材を溶かしてしまう可能性があります。小さなプラスチック素材なら、下地の処理などをせずにマニキュアを少し塗って塗装してしまう、という方法もOKです。
[no_toc]届いてからさっそくつけました。ラメがきれいですごく満足です。お気に入りです。なくなったらまた買います。
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プラスチックの塗装で光沢を出す方法
基本的に光沢を出すだけならメタリックカラーの塗料を使用することで、手間が格段に省けます。こちらはスプレータイプの塗料で、特に使用法は普通のスプレータイプ塗料と変わりません。
キャンディー塗装を綺麗にしたくてこちらの商品を購入しました。購入時にはわからなかったのですが、こちらのシルバーはラメ入りのものになっており、塗装完了キラキラしてとても綺麗でした。
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あるいは、自分が不器用でスプレータイプのほうが上手く塗布できそう、という点を重視してもいいでしょう。
美しい青の輝きを持つ私の好きな塗料です。今回の購入で3本目です!
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プラスチックを塗装した後の保護
ただ、ラッカーやペンキなどは最初から屋外のトタン屋根や雨ざらしになる事を想定した塗料ですので、ほとんど保護のための塗料は必要ないと言えます。ただ、日用品として頻繁に表面に負荷のかかるものは保護しておいて損はないでしょう。
新しく始めた、クラフト手芸の作品の仕上げ用です。使用時はスプレーなので屋外で使用します。隅々まで簡単にニスが塗れて重宝しています。
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また、スプレータイプでも液体タイプのニスのどちらにも言える事ですが「ツヤ出しタイプ」と呼ばれる光沢を出すものと「ツヤ消しタイプ」と呼ばれる仕上がりがマットな質感になるものの二種類があるため、自分の好みの質感が出るように選ぶ事をおすすめします。
この透明クリヤーとツヤ消しクリヤーでどちらにするか迷ったのですが、初心者には透明クリヤーがオススメとのことでこちらを購入。普段こういったことをやらないので大してうまく塗ることができませんでしたが、透明なだけあって塗りムラはよく見ないとわかりません。匂いもさほどなく、使用後のハケも水で洗え、乾きやすく良かったです。
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プラスチック塗装の剥がし方
[no_toc]もしも色を変えたいと思った場合は塗装の上から再度、色を塗り直す事をおすすめします。
プラスチック塗装にこれからチャレンジする人へ
ですが、一度プラスチックへの塗装を行ってみると自分の好きな色にお気に入りのアイテムを塗ることができるため、とても楽しいと思えるはずです。
さらに、この塗装は1度だけでなく何度もやることでどんどん上手になって、既製品と変わらないほどの塗りができるようになります。ですので、最初は試しに安いプラスチックケースなどを買ってみて、それを加工してみるといいでしょう。
ぜひとも、今回紹介したプラスチックへの塗装方法を参考に、自分だけの色にプラスチック製品を塗装してみてください。