ウォーターサーバーの種類・特徴と水の種類｜クリクラ/ダスキン

あなたは安全で美味しい水を飲んでいますか？田舎から都会へと移り住んだ人が、まず訴えるのが「水のまずさ」だといいます。水は、人間を含む生き物の基本です。その水がまずい、あるいは安全性に問題があるとしたら、健康にも影響があるということです。

毎日飲む水のことです。自分や家族の健康のためにも、安心できる水を選ぶこと、そして家庭の経済の負担にならないようにコストパフォーマンスも考えたウォーターサーバーの種類を選びをしましょう。

東日本大震災が引き金となって、福島の原発事故が起こりました。そして、放射能の汚染が危惧される中、多くの人が安全な水を求めてスーパーへと殺到したことは、まだ記憶に新しいことです。これをきっかけに、水の安全性に対して敏感になる人が増え、ウォーターサーバーに注目が集まりました。

それまでは、会社や病院といった特定の場所にしかなかったウォーターサーバーでしたが、東日本大震災を契機に一気に個人のニーズへと変わっていき、多くのウォーターサーバーを扱う会社ができて、個人でも利用しやすい工夫とコストダウン競争が始まりました。

そのため、さまざまなウォーターサーバーの種類があり、選ぶ側としても、どれが自分のライフスタイルに合うウォーターサーバーなのか見極める必要が出てきました。

ウォーターサーバーは、家庭にサーバーを置いて、冷水や温水がすぐに飲める便利なものです。水は、各社によって種類が違います。最も多いのがROろ過水と呼ばれる種類のもので、水に含まれる、さまざまな不純物を取り除いてある水です。そのほかには、天然水と呼ばれる種類があり、その地域で取水される独特の風味やミネラル分を持った水があります。これらをボトルに入れて、各家庭に届けられ、ウォーターサーバーにセットされます。

定期的に届けられるので、わざわざスーパーに行って重い水を運ぶ手間もありません。また、冷水、温水がすぐに出るので、冷蔵庫で冷やしたり、ガスでお湯を沸かしたりする必要もありません。水の種類によっては、お料理の味を引き立てたり、お酒の水割りやコーヒーがおいしくなったりしたというメリットもあります。

なによりも、水道水に含まれるダイオキシンや塩素水、微生物、そして放射能の心配がなくなることがウォーターサーバーに求められることでしょう。

自宅にもウォーターサーバーを導入しようかと考えたとき、どのような種類を何を基準にして選んだらいいのだろうかという壁にぶつかります。「このウォーターサーバーが絶対ですよ」というものはありません。なぜなら、何を優先するかが人によって違ってくるからです。

コストを優先するか、水の種類を優先するか、健康を優先するか、それぞれの目的をはっきりさせて慎重に選ぶことが大切です。

いくらウォーターサーバーのレンタル代や運送料が無料であっても、それだけで飛びついてはいけません。「この水が飲みたい」という場合は別として、まず、水の料金を1リットル当たりで比較しましょう。

とくに水の種類へのこだわりがない場合、最も安い種類がROろ過でつくられた水です。ROろ過でつくられた水の品質に関しては、ほとんど差はありません。ただし、そこにミネラル成分が加えられた「デザインウォーター」になると、味の好みが出る可能性もあります。

水は使い始めると、かなりの量を覚悟しなくてはなりません。ウォーターサーバーを使うと、以前のように水道水が飲めなくなってしまうことも多々あることです。家族構成や使う水の量などを考えて、1円でも安い水を購入しましょう。

ウォーターサーバーの優秀なところは、冷水と温水が出るところです。そのためには、電気が使われています。一度ウォーターサーバーを取り付けたら、冷蔵庫と同じように365日、24時間電気が入った状態になります。そのため、消費電力も考えなえればなりません。

1ヶ月に300円の電気代の差があれば、1年で3,600円、3年で1万円以上の差がでるのですから、バカになりません。

業者によっては、月に最低〇本という、いわゆるノルマを設定しているところもあるので注意が必要です。その分、サーバーや運送料が無料になっているので、料金が安いからと言って飛びついてしまうのは禁物です。

家族が多い分にはそれほど心配する必要はありませんが、ひとり暮らしや出張が多い人、生活サイクルが変わったりして、飲みきれない場合には、水の単価料金が高くなることもあるので、事前にチェックしておきましょう。

携帯電話と同じように「しばり」を設けている会社もあります。1年以上続けるという条件で料金設定をしているため、もし何らかの理由で途中解約をされると、会社も損をしてしまうからです。

たとえば、水の種類が体質に合わないといったこともあります。そのようなことがないように、契約する前に1ヶ月のお試し期間を設けている会社のウォーターサーバーを選んでみるというのもひとつの選択肢です。

水をおいしくする重要なポイントは「ミネラル成分のバランス」と「硬度」です。ROろ過でつくられた種類の水は、確かにピュアな水で安心できます。しかし、飲んでおいしいかというと、そうとばかりは言えず、むしろミネラルが含まれた雑味のある種類の水の方が人間は美味しいと感じます。

また、水には「硬水」と「軟水」という種類があります。コーヒーやお茶などを入れるときには、硬水よりも軟水のの方がおいしく飲むことができますし、赤ちゃんのミルクを作るときも、軟水の方がお腹にやさしいとされています。ミネラルがたっぷり入った水は、まだ未成熟の赤ちゃんの胃腸の働きがついていけず、下痢や便秘になります。

このようにいろいろな水の種類があるので、目的や嗜好に合わせて選ぶといいでしょう。

ウォーターサーバーを宅配する場合、ボトルが使われます。2種類のボトル回収方法があるので注意しましょう。ボトルが、次に来たときに回収してくれる「リターナブル方式」なのか、使い終わったらそのままつぶして処分する「ワンウェイ方式」なのか事前にチェックしましょう。

もちろん、ボトルの種類でエコなのは「リターナブル方式」です。しかし、12Lもの大きなボトルを何本も収納しておけない、置く場所がないというアパートやマンションの場合には、空になったら小さく折りたたんで捨てることが可能な種類の「ワンウェイ方式」がです。

お部屋のインテリアにこだわる人にとって、違和感のあるウォーターサーバーを部屋に置くことは、そこだけが浮いてしまって、気になることになります。そこで登場したのが、インテリアの一部にもなるウォーターサーバーです。各社、さまざまな工夫を凝らして、おしゃれなデザインのウォーターサーバーを発表しています。

また、デザインだけでなくスペースを問題にすることも多くあります。マンションやアパートなどのキッチンはとても狭いので、ウォーターサーバーを置くスペースにも限りがあります。そこで、わずかA4サイズのスペースがあれば設置できる種類のウォーターサーバーや小ぶりの種類で、卓上型のウォーターサーバーを販売する会社も出てきました。

まずは、自分がどのようなシーンで最も頻繁にウォーターサーバーを使うのかを想像して、最も頻繁に使う種類を選びましょう。

会社によっては、メンテナンスも0円というところがある一方で、費用が掛かるところもあります。だからといって、メンテナンス料がかかるなら損と考えるのは早計です。なぜなら、数千円のメンテナンス料を出すことで、まるっきり新品と交換してもらえるケースもあるからです。

ウォーターサーバーを毎日使っていると、どうしてもヒーターの劣化などの不具合も出てきます。それらは消費電力にも影響するでしょう。また、安全面でも問題が出てきます。

メンテナンスをしたとしても、元に戻せる範囲なのかはわかりません。それならば、いっそのこと「メンテナンス」という名のもとに「全とっかえ」してしまうというのも賢い選択肢ではないでしょうか。

ウォーターサーバーを選ぶときに基準となるポイントがわかったところで、ウォーターサーバーの種類をご紹介します。

水の価格／1,200円～（12L）
お水の種類／RO水＋ミネラル
サーバー代（月）／1,000円～
配送料／無料
ボトルの種類／リターナブル方式
電気代（月）／約350円～

アクアクララは、会社や家庭でももっとも導入率の高いウォーターサーバーです。その理由は水の価格がRO水のため天然水よりも安く、定期メンテナンス、配送料などのコストがかからないという経済性にあります。

さらに、無味のRO水に独自のレシピを加えてミネラル成分をプラスした「デザインウォーター」という種類の水を開発しました。日本人口に合ったおいしい水を提供していることが多くの人に支持されている理由といえます。

安心・安全で、さらに日本人の味覚に合った美味しい水を追求してきた結果、売り上げとなりました。

水の価格／1,404円～（12L）
お水の種類／天然水
サーバー代（月）／1,050円
配送料／無料～216円
ボトルの種類／ワンウェイ方式
電気代（月）／約600～700円

ダスキンの扱うのは天然水です。「秩父」「富山」「大朝」の3種類の厳選された採水地から汲み上げられた水です。配送料は、お住まいの地域に近い採水所であれば無料ですが、遠くなると216円かかります。それぞれ種類によって特徴があるので、いろいろ試してみるという楽しみもあります。

ダスキンは大手企業ならではのアフターケアが万全なところが魅力です。使うお湯の量が多くなる時期などに、さりげなく専門のスタッフがメンテナンスに訪れるというところも安心材料のひとつです。

水の価格／1,350円～（12L）
お水の種類／RO水
サーバー代（月）／1,000円
配送料／無料
ボトルの種類／リターナブル方式
電気代（月）／約1,000円～　省エネタイプ　約523円～

2週間に1度の割合で、水を無料で届けてくれます。定期便なので、わざわざ注文する必要もないので、水切れの心配もありません。

クリクラのウォーターサーバーは、省スペースで、A4サイズのスペースがあれば設置できます。さらに、初回7,000円という費用がかかりますが、省エネタイプのサーバーもあります。これは長い目で見ると電気代が大幅に節約できるので、最低でも1年以上使えば、元を取れる計算になります。

また、契約前に1度、無料お試し期間があるのもクリクラの特長です。正式な契約をする前に、1週間のお試し期間が設けられています。ここで製品を実際に知ってもらって、納得の上で契約をするという誠実さも信頼できるポイントではないでしょうか。1週間でしっかり確認できれば、途中解約というペナルティーも回避できます。

ウォーターサーバーの水の種類は2種類です。「天然水」と「ROろ過水」です。

天然水は、特定の水源から採取された地下水です。山に降った雨や冬の間積もった雪が解けて長い年月の間をかけて、土や砂といった自然が作った地層というフィルターを通して、ミネラル成分が水の中に溶け込んで抽出されたものです。人間の舌は、こうしたミネラル成分を「うまみ」としてとらえるので、おいしい水となります。

飲み水として利用する場合には、採取した天然水をろ過し、さらに加熱殺菌。沈殿といった処理をしますが、そのほかにミネラルを加えるといったことは一切しません。そのため、採水地の種類によって独特のうまみや健康成分などがキープされるので、コアなファンも多くいます。

ROろ過水は、0.001～0.0001ミクロンという浸透膜を使ってろ過する装置を通して作った種類の水です。このろ過装置を通すことで、細菌やウイルスはもちろんのこと、ほとんどの不純物を除去ことができます。汚染物質であるダイオキシン、塩素、さらに放射線物質も出も除去するため、汚染水を心配する人たちに好まれます。

RO膜水は、うまみ成分とであるミネラルも除去してしまいます。そのため別名「純水」とも言われています。しかし、私たちの舌には、まったくの無味となるため、おいしい水にするためにわざわざミネラル成分をブレンドすることもあります。

天然水を使うのか、ROろ過水を使うのか難しいところですが、基本的に当たりはずれがないのがROろ過水です。天然水はいろいろ試してみて「これが好き」というものがあれば、注文するというスタンスがいいのではないでしょうか。

私たちは、日ごろから何気なく水道から水を飲んでいます。これは、世界的に見ると非常に恵まれたことです。東日本大震災を経験して、水のありがたみを痛感した私たちですが、日々に便利さに、また水のありがたみを忘れてはいないでしょうか。

水は生命の基本です。毎日飲む水に対して、関心を持つことは決して無駄なことではありません。病院でもよくわからないというアレルギーや体調不良など、飲み水が影響しているという研究発表もあります。

水道水がまずい、不安だ、わざわざ重いペットボトルを運ぶのは大変だという人は、ウォーターサーバーを検討してみてはいかがでしょうか。