cms-import-kajikko-wp

【季節別】蘭の種類・名前と特徴|小さい/和名/育て方

[allpage_toc]

種類が豊富な蘭の名前とその特徴を知ろう

華やかな蘭は、フォーマルシーンでの贈り物に人気です。なかでも、胡蝶蘭は「幸せが飛んでくる」という花言葉や、花が長く楽しめる特徴もあり、結婚や新築祝い、開店祝いなどのギフトとしてよく使われます。

蘭は、野生種だけでも3万種類はあると言われます。園芸種も含めると種類は膨大です。最近は、改良が進み、インテリアや気軽なプレゼントにも使いやすいミニサイズの人気も高まっています。

シンビジウム

シンビジウムは、比較的育てやすい種類です。黄色、赤、ピンク、白などがあり、鉢植え、切り花として流通しています。

花言葉は「気取りのない心、素朴」などです。派手すぎない色合いが、和洋どちらのインテリアにもなじみやすく、切り花、鉢植えともに人気があります。

パンダ

パンダは東南アジア原産の種類で、高温多湿を好みます。育てるには、最低15℃が必要と言われ、少々難易度が高いでしょう。

濃い紫の花色がイメージされる種類ですが、濃いピンク系や黄色、白いお花もあります。パンダは、白い根をたくさん伸ばす様子を鑑賞するのも楽しみな種類です。

エピデンドラム

エピデンドラムは中南米原産で、ボール状に小さな花が咲く姿がかわいらしい種類です。花の色は、赤、オレンジ、黄色、ピンクなどがあります。

大変丈夫な種類です。鉢植えでは次々と花を咲かせ、半年ぐらい鑑賞できます。切り花の場合は、水をこまめに変えれば、一ヶ月程度楽しめます。鉢植えは、暑さや寒さにも強い性質を持っていますが、5度以下にならないように、冬は室内で育てましょう。

エンジェルベイビー

デンドロビウムの交配種、エンジェルベイビーは、中央がグリーンの白い花がかわいい種類です。比較的低温に強く、初心者でも育てやすい蘭として知られています。

冬場は、室内の窓辺に置き、レースのカーテン越しの光を当てましょう。開花期間がく、冬の花が少ない時期に、お部屋を明るいムードにしてくれます。

オンシジウム

中南米原産のオンシジウムは、シンガポールや日本で改良が進み、たくさんの種類が生まれました。黄色い花のイメージがありますが、ピンクや白もあます。

たくさん枝分かれした花茎に、ヒラヒラした蝶々のような花が咲く姿がかわいらしく、鉢植えや切り花として人気です。花もちがよく、切り花は1~2週間楽しめます。

季節で選ぶおすすめの蘭は?

生産技術の向上と生産者の方の努力、輸入などにより、お花屋さんにはたくさんの蘭が、一年を通して並んでいることが多く、贈り物で人気のカトレアや胡蝶蘭などは、開花鉢を購入しやすいです。

蘭の種類によって、自然の開花時期や、管理しやすい季節が変わります。季節ごとに、管理がしやすく、咲かせやすい蘭を選べば、長く楽しめます。

春に楽しみたい蘭

胡蝶蘭は、一年中見かけます。本来の開花時期は春です。熱帯地方原産ですので、気温が低いのは苦手で、気温が18℃程度になると、開花準備をはじめます。

春から夏にかけては、かわいらしい胡蝶蘭の小さな鉢植えを手に入れやすい時期です。
[no_toc]

夏に映える蘭

夏はデンファレの開花時期です。国内では沖縄を中心に栽培され、東南アジアから輸入されるなどして、切り花も手ごろな価格で手に入れられます。鮮やかな花色は、フラワーアレンジメントに加えたり、花束にしても素敵です。

蘭は熱帯地方が原産ですから、胡蝶蘭などは暑さに強いと考えて失敗してしまうことがあります。夏場の胡蝶蘭は、庭やベランダに放置したり、直射日光に当てるのは避けましょう。

秋に楽しめる蘭

カトレアは、一年を通して開花時期があります。色の種類も多く、ドレスにあった色のカトレアは、とても華やいだコーディネートを完成させてくれます。

鉢植えでは、ミニタイプのカトレアも出回っており、鮮やかな花色と香りを身近に楽しめます。

冬を華やかに演出する蘭

冬は、華やかな蘭が贈答品にパーティの切り花にと活躍するシーズンです。お花屋さんの流通では、冬に出回り最盛期を迎える蘭が多くなっています。胡蝶蘭は2月、シンビジウムやオンシジウムは12月が流通のピークです。

鉢植えをプレゼントにいただく機会もあるでしょう。本来は暖かいところが好きな蘭を、上手に冬越しさせるには、置き場所がポイントです。おもてなしなどで、玄関に置きたい場合もありますが、寒すぎる場所に長く置くのは避けましょう。

比較的小さい欄にはこんな種類が

小さいサイズの蘭が増え、気軽に鉢植えを買って楽しめるようになりました。ミニサイズ、マイクロサイズの胡蝶蘭をはじめとした小さい蘭は、値段も手ごろです。

3~4号サイズの鉢植えのミニ胡蝶蘭、オンシジウム、カトレアなどは、かわいらしい花の姿と色でおすすめです。

和名の蘭にはこんな種類がある

洋蘭には和名がついているものも多くあります。和名が有名なのは、ファレノプシスです。ファレノプシスではピンとこなくても、胡蝶蘭と聞くと、知らない方はいないほど有名です。カトレアは日の出蘭、パンダは翡翠蘭と、和名がついています。

好きな色の蘭を選ぼう

蘭を贈り物にするなら、お贈り先の方の好きな色や雰囲気、置いていただく場所などをイメージして選ぶと喜ばれるでしょう。自宅のインテリアに取り入れるなら、アクセントカラーになる色を選んでもいいでしょう。同じ色でも、種類によってずいぶん印象が異なります。

白い花をつける蘭

優美な白い胡蝶蘭は、冠婚葬祭のフォーマルシーンで使われること多く、ブライダルブーケにも人気です。カトレア、デンファレ、デンドロビウムなどの白も美しいです。

紫の花をつける蘭

紫の花は、艶やかな大人っぽさがあります。「わがままな美人」との花言葉があるデンドロビウムや、「お似合いの二人」が花言葉のデンファレの紫はギフトにもおすすめです。紫のカトレアは、フォーマルなパーティシーンを華やかに彩ってくれるでしょう。

オレンジの花をつける蘭

黄色い小花が踊っているように楽し気なオンシジウムは、オレンジの花もあります。「いっしょに踊って。気立てがよい」との花言葉どおり、カジュアルなホームパーティなどにも似合います。

上手に育て長く楽しもう

[no_toc]
蘭は熱帯原産なので高温多湿に強いと考えられがちですが、日本の環境と原産地は違うので、注意が必要です。

水やりは土が乾いてから与え、多湿に気を付けましょう。乾燥も避けたいので、水苔を使うのがおすすめです。市販の洋蘭培養土は、水はけの状態を考慮して作られています。肥料は、二週間に一回程度、液肥を与える程度で、冬場は肥料は必要ありません。

日当たりは大切ですが、胡蝶蘭などは直射日光が苦手です。明るい窓辺の、レースのカーテン越しの光がよいでしょう。

安く買える蘭にはどんな種類があるの?

胡蝶蘭をはじめとして、高級なイメージの蘭ですが、誕生日プレゼントやお礼などに気軽に送りやすい値段のものもたくさんあります。ミニ胡蝶蘭やシンビジウム、パンダ、カトレアなど、テーブルに置ける種類もあり、4000円~5000円で購入できることが多い。

蘭の値段

ギフトなどに需要の多い蘭は、専門店や通販ショップもたくさんあります。胡蝶蘭の価格は、一万円以下の小ぶりの鉢植えから販売されています。贈答品の胡蝶蘭の場合、小ぶりのミディタイプなら2万円以下でも購入することが可能です。豪華な大輪は、3万円程度から購入できます。

ミニカトレアやデンドロビウム、シンビジウムなどは、1万円以下のギフト用の気軽なプレゼント向けの鉢植えがたくさんあります。

香りを楽しみたいならこの蘭がおすすめ

香りを楽しみたい方は、カトレア、デンドロビウム、オンシジウムなど、香りのいい種類を選びましょう。オンシジウム・トゥインクルは、かわいらしい小花とバニラのような香りが人気です。シンビジウムは、種類により、フローラル系やシトラス系の香りが楽しめます。カトレアは、スパイシーな香りやフルーティな香りなど、香りの種類もさまざまです。

種類豊富な蘭をインテリアや贈り物にもっと楽しみたい

蘭はとても種類が豊富です。冠婚葬祭のフォーマルなイメージが強い胡蝶蘭ですが、低価格のものも販売されているので、もっと気軽に利用したいです。鉢植えをいただいたら、置き場所や多湿、乾燥に気を付けて、長く楽しみたいです。

花姿、香り、花色とたくさんの蘭の種類があるので、楽しみながら、お気に入りの蘭を選びましょう。
モバイルバージョンを終了