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クレマチスの7種類の見分け方と特徴・色別の種類5つ・育て方

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クレマチスとは

クレマチスとは、白やピンクや紫色の花が咲くつる性植物です。ガーデンプランツとして人気が高く、英国では「つる性植物の女王」とも言われています。

それでは、クレマチスの種類の見分け方から、花の特徴まで詳しく見ていきましょう。

クレマチスの種類の見分け方

クレマチスは、中国や日本などを原産とし、世界中で約300種類が自生しています。原種を元にした交配も盛んなため、種類は数えきれないほどあります。

しかし、見分ける方法もありますので、ご紹介していきます。

花の咲き方

クレマチスを見分ける際に重要なのが、花の咲き方です。新枝咲き、旧枝咲き、新旧両枝咲きの3種類があります。

新枝咲きクレマチスは、冬に地上部が枯れ、翌年に新しく芽が出て枝を伸ばした部分に花が咲きます。四季咲きが一般的で、ビチセラ系やジャックマニー系が代表的です。旧枝咲きのクレマチスは、2年目の古い枝から伸びた花芽に花が咲きます。

新旧両枝咲きのクレマチスは、2年目の古い枝から新芽が伸びた部分に花が咲き、さらに新枝からも花が咲きます。

花の形

花の形や大きさで、クレマチスを見分けることもできます。まず、クレマチスの園芸種の中で、大輪の系統が大きく分けて4種類あります。

・中国のテッセンを元に作出されたフロリダ系
・中国のラヌギノーサを元に作出されたラヌギノーサ系
・日本のカザグルマを元に作出されたパテンス系
・イギリスのジャックマン氏がビチセラと大輪系を交配させたジャックマニー系

開花時期

クレマチスは種類によって開花時期が違うため、種類を見分ける目安になります。

5月中旬までに花をつける早咲きのクレマチス
・パテンス系
・ラヌギノーサ系
・フロリダ系
・モンタナ系
・アルピナ・マクロペタラ系

5月下旬以降に花が咲く遅咲きのクレマチス
・ジャックマニー系
・インテグリフォリア系
・ビチセラ系
・テキセンシス系

クレマチスの種類7つと特徴

クレマチスの種類には「八重咲き」「四季咲き」「新枝咲き」「モンタナ」「アンスンエンシス」「旧枝咲き」「新旧両枝咲き」などの7種類に分けることが出来ます。

それでは、クレマチスの種類と特徴について詳しく見ていきましょう。

八重咲き

八重咲きは、花びらの内側の雄しべと雌しべが並んでいるところに、さらに重なりあって咲く花の事を言います。「クレマチス」「カルーナ」「ポーチュラカ」「アネモネ」などが、八重咲きの花を咲かせます。

四季咲き

四季咲きとは、一年のうち季節を問わず花を咲かせる事を言います。四季咲きをする花には「アキメネス」「アベリア」「エボルブルス」「クレマチス」「カーベラ」などが挙げられます。

新枝咲き

新枝咲きとは、新しい枝に花を咲かせ剪定を繰り返すことで、四季咲きとなります。新枝咲する花には「クレマチス」「アジサイ」など一般的に見分けることが出来る花になります。
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旧枝咲き

旧枝咲きは、古い枝から新しい枝が伸びてきて、一年間に一回しか咲かせません。ですので、貴重と言えるでしょう。旧枝咲きの花には「パテンス系」「モンタナ系」「アルビナ系」「マクロペタラ系」などの種類になります。

新旧両枝咲き

新旧両枝咲きとは、一昨年剪定した枝から新しい枝が出てきて、その新しい枝が長生きすると花を咲かせるといった特徴を持っています。新旧両枝咲きには「フロリダ系」「ラヌギノーサ系」の種類が当てはまります。

モンタナ

モンタナとは、高温多湿である夏に弱く、寒い時期に強い花です。原産国は、「中国」「ヒマラヤ」で、ピンクや白といった花を咲かせます。また、開花のタイプは「旧枝咲き」となります。

アンスンエンシス

アンスエンシスとは、中国原産でベル状の花を咲かせます。モンタナと同じく高温多湿の夏に弱く寒い冬の時期に強い性質を持っています。アーチやフェンスに絡ませて楽しむことが出来ます。
クレマチスは日本や中国が原産で、その種類は世界で約300種類自生しています。そのため一般的にも有名な植物です。クレマチスの庭ずくりに興味がある方におすすめしたい書籍になります。

苗を購入しているナーセリーの方が書いた本なので、買ってみました。

クレマチスは品種系統が多様で、「難しい」「ややこしい」印象がありましたが、

系統別管理カレンダーがついていたり、

シチュエーション別のおすすめ品種が紹介されていて、

「あれこれ覚えなくてもこの本で調べれば大丈夫」と思いました。

おかげで、安心して様々な系統のクレマチスを育てられるようになりました。

クレマチスで彩られたアーチや外壁、寄せ植えなど、

「実際に植栽されている」様子がわかる写真が豊富で、とても参考になります。

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色別のクレマチスの種類5つ

クレマチスの花の色には種類にもよって変わってきます。「白」「紫」「ピンク」「青」「赤」などと言った花を咲かせます。また、種類によっては別名の名前も付けられています。

それでは、色別のクレマチスの種類について、詳しく見ていきましょう。

白色のクレマチスは、大輪から小輪まで種類が豊富です。大輪の品種ではラヌギノーサ系の「白雪姫」や、パテンス系の八重咲き「ペンネルズ・ピュリティ」小輪のモンタナ系の白花では「スノーフレーク」が代表的です。

また、遅咲きのジャックマニー系「雪小町」や冬咲きの「アンスンエンシス」などを組み合わせて植えると、一年を通して白色クレマチスを楽しむことができます。

紫色のクレマチスも、多くの種類があります。パテンス系の大輪「ザ・プレジデント」は、発色の良い紫色です。豪華な八重咲きの「ベル・オブ・ウォーキング」は、淡い藤色が特徴です。

アルピナ・マクロペタラ系の「カンパニュリナ・プレナ」は下向きの八重咲きで、濃い紫色が魅力です。ビチセラ系の「ブルー・ベル」も、濃い紫色の定番品種です。

ピンク

ピンク色のクレマチスは、可憐な美しさで庭を引き立てます。大輪の品種では、パテンス系の「ピンク・レディー」が代表的です。中輪のジャックマニー系には、淡いピンク色の「キャロライン」があります。

そして、ピンク色のクレマチスと言えば、小輪多花のモンタナ系が人気です。淡いピンク色の「エリザベス」や「ルーベンス」、濃いピンク色の「フレッダ」などがあります。
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青系のクレマチスでは、大輪の「天塩」が八重咲きで有名な品種です。パテンス系の「H.F. ヤング 」は、ウェッジウッドブルーと呼ばれるさわやかな青色が人気の品種で、育てやすいため初心者にも向いています。

インテグリフォリア系の「アラベラ」も、青系の中で人気のある種類です。

赤いクレマチスは、ビチセラ系やテキセンシス系に多い色です。ビチセラ系「マダム・ジュリア・コレボン」や「アバンダンス」テキセンシス系では、チューリップ型の「プリンセス・ダイアナ」が人気の高い品種です。

クレマチスの育て方

クレマチスは、剪定をしないと花を咲かせることが難し植物です。剪定方法は種類にもよって変わってきます。また、つるを誘引することで、仕立てたい形状に持っていくことが出来ます。

それでは、剪定と誘引のやり方をご紹介していきます。

剪定

クレマチスの剪定方法は、花のつき方ごとに異なります。ジャックマニー系などの新枝咲きのクレマチスは、冬に地上部が枯れるため、地面から3〜4節残して強剪定で切り詰めます。

また、パテンス系などの旧枝咲きのクレマチスは、冬に枯れ枝や、花芽の無い枝のみ先端から5〜10センチほどカットする弱剪定とします。そして、ラヌギノーサ系などの新旧両枝咲きのタイプは、冬に枯れ枝や花芽の無い枝のみ剪定すると、大輪が早くつきます。

誘引

クレマチスは、つるを誘引することで、仕立てたい形状にすることができます。育てる場所の広さや、鉢植え・地植えなどの違いで品種を選びましょう。

鉢植えにする場合、枝の先端だけでなく、下の節にも花が咲く種類が向いています。パテンス系の「晴山」、フロリダ系の「フォンド・メモリーズ」、ビチセラ系の「マダム・ジュリア・コレボン」などがおすすめです。

クレマチスはシーンに合わせて種類を選ぼう

クレマチスには多くの品種があり、庭や鉢植えなどの多様なシーンで楽しむことができます。剪定の方法が品種によって違うため、育てるのが難しいようにも見えます。しかし、生育が早く、強健で育てやすいものもあります。

初心者でも扱うことができますので、色や形などの好みに合わせて、お気に入りのクレマチスを見つけてみましょう。

自分で花を育てよう

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