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のサボテンの種類・名前別特徴
サボテンの種類は非常に多く、6000種以上もあります。主に乾燥地で育ちますが、森林地帯の木や岩などに着生して育つ種類や高い山に生える種類もあります。また、低温に弱いものがある一方で、氷点下になっても生存できる種類もあります。サボテンの種類の正確な数についてですが、品種改良により新しい品種が増え続けているため、よくわかっていません。
フェロカクタス
フェロカクタス属は立派な刺を持つサボテンの種類です。綺麗な赤色や紫色、黄色、褐色などの棘がついています。棘が赤色になる神仙玉(シンセンギョク)、黄色の針が放射状に伸びる江守(エモリ)、黄刺が美しく栽培も容易でな種類である金冠竜(キンカンリュウ)、幅広く巨大な針が魅力の日の出丸(ヒノデマル)などがあります。
エキノカクタス
エキノカクタス属は最も代表的なサボテンの種類です。綺麗な赤色や紫色、黄色や褐色の棘がついているのが特徴です。
金色の刺を持ち、日光を好み植物園でもよく目にする金鯱(キンシャチ)、太刺と細刺があり、大きい中棘をもち6~8本が放射状に伸びる太平丸(タイヘイマル)、内向きの長い中棘と、刺と姿のバランスがよくがある春雷(シュンライ)、日光を好み、生長が非常に遅いため育成することが困難な品種の神竜玉(シンリュウギョク)などがあります。
金色の刺を持ち、日光を好み植物園でもよく目にする金鯱(キンシャチ)、太刺と細刺があり、大きい中棘をもち6~8本が放射状に伸びる太平丸(タイヘイマル)、内向きの長い中棘と、刺と姿のバランスがよくがある春雷(シュンライ)、日光を好み、生長が非常に遅いため育成することが困難な品種の神竜玉(シンリュウギョク)などがあります。
ステノカクタス
ステノカクタスは、日光を調節して日陰を作り出す凹凸面である「稜」が特徴の種類です。長く伸びた刺が美しい振武玉(シンブギョク)や、紫紅色の花を咲かせる竜玉(リュウギョク)があります。
ネオポルテリア
ネオポルテリアは柔らかい刺が特徴の種類です。触れても痛くない、巻くような白い刺が特徴の白翁玉(ハクオウギョク)、寒いうちから桃色の花を咲かせる曛竜玉(クンリュウギョク)があります。
アリオカルプス、ロゼオカクタス
アリオカルプス、ロゼオカクタス、ネオゴメシアの3属を牡丹類といいます。瓦が積み重なったような独特の姿をしている岩牡丹(イワボタン)、ゴジラのような肌が特徴の亀甲牡丹(キッコウボタン)、ふわふわの綿毛がある連山(レンザン)、1年で数ミリしか育たない黒牡丹(コクボタン)などの種類があります。
ロホホラ
ロホホラは柔らかく弾力のある株に白い線毛が生えている種類です。刺はなく白軟毛が特徴のロホホラの代表格鳥羽玉(ウバダマ)、鳥羽玉に似ている翠冠玉(スイカンギョク)があります。
アストロフィツム
小さな白点を星のように散らしたかわいい姿をしているのがアストロフィツムで、有星類とも呼ばれています。
アストロフィツムの中でも育てやすい鸞鳳玉(ランポーギョク)、サボテンの中でも特にのある種類である兜(カブト)、うねった長い黒褐色の刺が特徴の瑞鳳玉(ズイホウギョク)、白点が部分的に結集し、独特の模様が現れるの種類である白雲般若(ハクウンハンニャ)などがあります。
アストロフィツムの中でも育てやすい鸞鳳玉(ランポーギョク)、サボテンの中でも特にのある種類である兜(カブト)、うねった長い黒褐色の刺が特徴の瑞鳳玉(ズイホウギョク)、白点が部分的に結集し、独特の模様が現れるの種類である白雲般若(ハクウンハンニャ)などがあります。
ギムノカリキューム
ギムノカリキュームは魅力的で美しい品種も多く、丈夫で比較的育てやすいです。ピンクの花を咲かせ、刺が強くがある光琳玉(コウリンギョク)、変化に富んだサボテンである新天地(シンテンチ)、低い球形をしていて体に添うように棘が生えているのが特徴の海王丸(カイオウマル)などがあります。
ツルビニカルプス
[no_toc]育てやすい品種で、小型で灰白色の肌にねじれた刺をつけます。白いクシのような刺に覆われた姿が印象的な精巧殿(セイコウデン)、子株を多く出すねじれた刺が特徴の小型の種類である蕪城丸(ブジョウマル)があります。
コリファンタ
色々な色や形の花を咲かせます。紫紅色の綺麗な花を咲かせ、暑さや寒さにも非常に強い象牙丸(ゾウゲマル)、星のような形の刺が特徴の鳳華丸(ホウカマル)があります。
テロカクタス
平や長球状に育つ中型のサボテンです。青緑色で薄いイボがあり、白い花を咲かせる天晃(テンコウ)、大きなイボに太刺をもつ獅子頭(シシガシラ)などがあります。
ロビビア
花が大きく、色彩も豊富な花サボテンの代表です。無数の刺座の列が綺麗で特徴的な黒斜子(クロナナコ)、子株を多く出して、それぞれの株から次々に花を咲かせる白檀(ビャクダン)があります。
パロディア
春に美しい花を咲かせる種類です。白色の刺が特徴で、真っ赤な花を咲かせる銀粧玉(ギンショウギョク)、黄色の花を次々に咲かせる品種の錦繍玉(キンシュウギョク)などがあります。
レブチア
刺を触っても痛くないため扱いやすく、小型で多くの花を連続して咲かせる種類です。明るいオレンジ色の花を多数咲かせる紫影丸(シエイマル)、子株を多く出すレブチア・ヘリオーサなどがあります。
エキノプシス
ウニサボテンとも呼ばれています。丈夫で生育がよいため、接木用の接ぎ台としても利用され、ラッパ状の大輪の花を咲かせます。耐寒性に優れており、夏に香りのある淡桃色の花を咲かせる短毛丸(タンゲマル)、ラッパ状の大きな白い花を咲かせる布袋丸(ホテイマル)などがあります。
ノトカクタス、エリオカクタス
園芸店で購入しやすく、丈夫でよく花を咲かせるため初心者向きな花サボテンの代表種です。毛髪状の刺をだし、黄色の大きな花を咲かせるノトカクタス・マグニフィカス、毛髪状の刺に覆われ、群生しやすい金晃丸(キンコウマル)などがあります。
マミラリア
小型種が400種以上あり、形や刺の特徴もさまざまな種類です。黄色の刺色が特徴のマミラリアカルメナエ、刺の中心が黄色く、ふわふわとした白い刺が特徴の白星(シラボシ)、観賞価値に優れた希少種で薄紅色の美しい花を咲かせるマミラリア・ルエッティーなどがあります。
ウチワサボテン
耐寒性に優れるため庭植えにも向いている品種です。形は楕円形で、金色の芒刺が特徴的な金烏帽子(キンエボシ)、一般的なサボテンのイメージとは異なる姿をしており、接木(つぎき)の台木(だいぎ)として使われることが多いキリンウチワ、白く輝く剣のような美しい刺が特徴の武蔵野(ムサシノ)などがあります。
サボテンの育て方
[no_toc]日光に当てる
サボテのほとんどはもともと日差しが強く乾燥した場所に生えています。そのため自宅では、1年を通して日当たりと風通しのよいところで育てると、元気よく育ちます。
ベランダや窓際など日当たりがよく、風通しのよい場所に置きましょう。ただし暑すぎるのは苦手であり、直射日光や夏など日差しが強すぎると葉が焼けたり弱ったりしてしまうので、レースのカーテンなどで直射日光を避けるようにしてください。
寒さには強く、5度程度あれば大丈夫ですが、温度が氷点下になったり、凍ってしまうと枯れてしまうことがあります。また、湿度にも弱いので、雨に当たって腐ってしまうこともあります。
ベランダや窓際など日当たりがよく、風通しのよい場所に置きましょう。ただし暑すぎるのは苦手であり、直射日光や夏など日差しが強すぎると葉が焼けたり弱ったりしてしまうので、レースのカーテンなどで直射日光を避けるようにしてください。
寒さには強く、5度程度あれば大丈夫ですが、温度が氷点下になったり、凍ってしまうと枯れてしまうことがあります。また、湿度にも弱いので、雨に当たって腐ってしまうこともあります。
水やりの仕方
サボテンは乾燥に強い種類の植物ですが、水やりは適度に行う必要があります。夏の生長期にはたくさんの水が必要ですが、冬は休眠期にあたるためほとんど水を必要としません。基本的には土が乾いたら水やりをしてください。水やりの目安は竹串を土に刺し、抜いた時にどのくらい土が湿っているか確認してから水やりをしましょう。
夏の生長期には表面の土が乾いたタイミングで、鉢底から流れるくらいの水やりをしてください。水を流すことで土中の雑菌も洗い流し、根腐れを防ぐ効果もあります。冬の休眠期は水やりは月1回程度で土が乾きすぎないようにするくらいで大丈夫です。
夏の生長期には表面の土が乾いたタイミングで、鉢底から流れるくらいの水やりをしてください。水を流すことで土中の雑菌も洗い流し、根腐れを防ぐ効果もあります。冬の休眠期は水やりは月1回程度で土が乾きすぎないようにするくらいで大丈夫です。
土と鉢選び
水はけと通気性のよい土を準備してください。市販の多肉植物やサボテン用の培養土を使うと簡単です。自分で土を作るときは川砂8:腐葉土2に1割ほどくん炭を混ぜたものか、赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2の割合で混ぜた土がです。
鉢は、植木鉢ならプラスチック製のものより素焼き鉢を選び、ブリキ缶などは、鉢底に穴を空けるようにすると水はけがよくなります。鉢のサイズは、株に対して一回り大きいくらいのものにしましょう。
鉢は、植木鉢ならプラスチック製のものより素焼き鉢を選び、ブリキ缶などは、鉢底に穴を空けるようにすると水はけがよくなります。鉢のサイズは、株に対して一回り大きいくらいのものにしましょう。
形別サボテンの種類一覧
サボテンの種類はとげがないサボテン、細長いサボテン、丸いサボテン、花が咲くサボテン、大きいサボテンなど形状により細かく分けることができます。ここでは形別にサボテンの種類をみていきます。
とげがないサボテン
兜丸
7~8の綾を持つ丸い形のサボテン。表皮が硬い種類です。
碧瑠璃鸞鳳玉(ヘキルリランポウギョク)
全体が深緑色をしています。碧瑠璃鸞鳳玉錦(ヘキルリランポウギョクニシキ)というさまざまな色の斑の入る品種もあります。
星月夜
全体がでこぼこした種類のサボテンです。
烏羽丸(ロロホラ)
柔らかい種類のサボテンです。毒があります。
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細長いサボテン
細長いサボテンは大小さまざまなものがあり、大きいものだと人より高くなります。柱サボテンとして売られていることもあります。
竜神木(リュウジンボク)
シンプルなサボテンです。順調に育つと大ぶりでたくましく、名前のように竜のように力強い姿になります。日に日に変わっていく様子を見守ることができ、成長する様子を楽しめます。竜神木は根がしっかりしているため接ぎ木によく使われています。
金芒竜(きんぼうりゅう)
黄色の棘をした丈夫なサボテンです。直径は20~45ミリほどです。
飛鳥閣(ひちょうかく)
赤くて長い棘をしたサボテンです。
丸いサボテン
金鯱(キンシャチ)
サボテンの王様と呼ばれるほど親しまれている種類です。大きく生長すると遠くから見た時に金色に見えるようになり、かわいらしい小さな花を咲かせます。
雪晃(セッコウ)
球型で、白く細かいトゲをたくさん生やしています。雪晃は2週間もの長い間、鮮やかな赤や黄色の花を咲かせます。白いトゲと鮮やかな花色のコントラストが美しいサボテンです。
花が咲くサボテン
緋牡丹(ヒボタン)
緑色の茎の先に、赤や黄色の花を咲かせたようなユニークな姿が特徴です。緋牡丹はてっぺんの色が付いた部分だけで、緑色の茎は接ぎ木した別のサボテンの場合が多いです。緋牡丹はもともと葉緑素を持たず単体では育てないことから、接ぎ木で育てたものが流通しています。接ぎ木であるため長期的な育成は難しく、切り花のような感覚で楽しむのがです。
緋花玉(ヒカギョク/ヒカダマ)
[no_toc]緋花玉(ヒカギョク/ヒカダマ)は、4~9月の長い時期に渡って真っ赤な花を咲かせる種類です。耐寒性が高く丈夫で育てやすい点や、直径12cmほどの小型品種であることからがあります。
象牙丸(ゾウゲマル)
ゴツゴツとした茎に細く鋭いトゲを生やすサボテンです。表面はツヤのある濃い緑色をしており、上部に綿毛をつけます。暑さにも寒さにも強く、開花期には淡い紫色の大きな花をてっぺんに一輪咲かせます。
月下美人(ゲッカビジン)
月花美人は一晩だけしか花を咲かせないことが特徴です。日本では6~11月に花を咲かせることが多いです。
大きいサボテン
白桃扇
白い棘と子株が生えた時の形がうさぎのように見えることからバニーカクタスという名前でも呼ばれています。ウチワサボテンの仲間で小型の種類として売られていますが、1メートルほどの大きさになることもあります。
大丸盆
古くからある種類ですが正体があまりはっきりとしていない大型のサボテンです。茎節の直径が30cmを超えるものもあります。
100均で買えるサボテンの種類一覧
100均でもサボテンは買うことができます。手軽に買えるので初心者の方にもです。
金烏帽子(きんえぼし)
黄色の突起のような棘が特徴のウチワサボテンの一種です。平たい葉を持ち、そこから子株を出して成長していきます。育てやすい品種です。
黄金司(こがねつかさ)
細長い形をしており、星の形をした黄色い棘を伸ばすのが特徴です。
紅小町
[no_toc]棘は白く密生しており、10センチほどまで成長するサボテンです。黄色い花も咲かせます。
月影丸
全体にいぼがあるサボテンです。いぼの先からは白い棘を生やしており、身体は柔らかいです。白色や桃色の花を咲かせます。
マグニフィクス
凹凸のある綾をもち、王冠のような白い棘を生やすサボテンです。別名で英冠玉も呼ばれます。うまく成長すれば10センチ以上になり、白や黄色の花を咲かせます。
パティオーラ
細長い茎がサンゴみたいに伸びていく森林系のサボテンです。棘はなく、日光もあまり必要としませんがよく育ちます。
サボテンの花言葉
サボテンの花言葉は、「燃える心」「偉大」「暖かい心」「枯れない愛」などの意味があります。花言葉の「燃える心」「偉大」の意味は、サボテンが砂漠のような過酷な環境でも大きく成長する姿からきており、「枯れない愛」も、水の少ない場所でも育ち、花を咲かせる姿からきています。
サボテンの種類の見分け方
サボテン科に属する植物は、4つの科に分かれており、それぞれの科がいくつもの連を持っています。連の中には属があり、属の中に個別の種類が分類されています。
カクタス亜科には9つの連があります。ブロウニンギア連、カクタス連、クジャクサボテン連、パキケレウス連などです。とても幅広い種類のサボテンが属し、亜科としての特徴は一概に言えません。カクタス連エキノカクタス属はサボテンの代表格と言われており、金鯱や太平丸がこの種類となります。
美しい花を咲かせる月下美人はクジャクサボテン連クジャクサボテン属になります。オプンティア亜科はウチワ型のサボテンの種類が多く、連は5つです。ペレスキア亜科は一見普通の木のように見えるあまりサボテンらしくない種類が集まっています。最も原始的なサボテンと言われるマイフエニア亜科は1属2種のみです。
カクタス亜科には9つの連があります。ブロウニンギア連、カクタス連、クジャクサボテン連、パキケレウス連などです。とても幅広い種類のサボテンが属し、亜科としての特徴は一概に言えません。カクタス連エキノカクタス属はサボテンの代表格と言われており、金鯱や太平丸がこの種類となります。
美しい花を咲かせる月下美人はクジャクサボテン連クジャクサボテン属になります。オプンティア亜科はウチワ型のサボテンの種類が多く、連は5つです。ペレスキア亜科は一見普通の木のように見えるあまりサボテンらしくない種類が集まっています。最も原始的なサボテンと言われるマイフエニア亜科は1属2種のみです。
珍しいサボテンの種類一覧
珍しい種類のサボテンは、独特で面白い形状をしているものが多いです。珍しい種類のサボテンを幾つかご紹介します。
姫春星(ヒメハルボシ)
メキシコに自生する、2~4㎝ほどの大きさのサボテンです。たくさんの子株を出し、丸い綺麗な群生になるのが特徴で、ピンク色の花を咲かせます。
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ヒモサボテン
ひものように下に伸びる種類です。吊り鉢で育てます。
アインシュタイン
脳みそのような見た目をしており、育てていくとしわが増えることから頭がよくなるとも言われています。
九頭竜
竜の頭が伸びたような姿をしたサボテンです。
ジグザクサボテン
フィッシュボーンカクタスという名前でも流通しています。サボテンとは違う見た目で葉がジグザグしていてインテリアとして種類です。
幻楽
白毛に包まれている種類のサボテンです。
玉翁殿
白毛で包まれているサボテンで、赤い花を咲かせます。
リプサリス
独特の形をした葦サボテンの仲間で、その形も種類によってさまざまです。とげなしサボテンの種類で、現地では木に着生して生息しています。
サボテンにはリラックス効果もある
サボテンは種類が多く、部屋のインテリアとしても色々なコーディネートを楽しむことができます。また、部屋に緑があることでリラックス効果も得られます。サボテンは、大きくしたり、増やしたり、花を咲かせたりと色々な楽しみ方をすることができます。お部屋に合ったサボテンを探してみて、楽しみながら育ててみましょう。