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多肉植物サボテン「ハオルチア」の種類一覧と特徴|ピクタ/硬葉
最近テレビなどで話題になっているハオルチアですが、紹介されるのは透明感のある綺麗なものばかりです。ハオルチアにはどのような種類があるのでしょうか。今回はハオルチアの種類と特徴をご紹介いたします。
多肉植物のサボテン「ハオルチア」の種類一覧と特徴
ハオルチアとは、そういう名前の植物があるわけではなく、分類の名前です。ハオルチア属に分類されている多肉植物をハオルチアと呼んでいます。ハオルチアには500種以上の種類が確認されており、名前が付いていない種類も多いです。
南アフリカに自生する多肉植物で、南アフリカでは岩の下に自生しています。生育適温は15°~20°で、日本の冬では室内に取り込むのが一般的です。岩の下に自生しているので夏の直射日光も苦手です。室内で管理するのが最も簡単で、綺麗な草姿を保てます。高額取引される事でニュースにもなる種類の多肉植物です。
ここでは代表的なハオルチアの種類をご紹介いたします。
南アフリカに自生する多肉植物で、南アフリカでは岩の下に自生しています。生育適温は15°~20°で、日本の冬では室内に取り込むのが一般的です。岩の下に自生しているので夏の直射日光も苦手です。室内で管理するのが最も簡単で、綺麗な草姿を保てます。高額取引される事でニュースにもなる種類の多肉植物です。
ここでは代表的なハオルチアの種類をご紹介いたします。
オブツーサ
ハオルチアの中で最も知名度の高い種類がこのオブツーサです。葉に丸みがあり、先端に「窓」と言われる透明な部分がある事が特徴です。その姿から和名を「雫石」といい、透明な窓から光を取りこんで光合成します。
耐寒性、耐暑性ともに少し弱く、直射日光が当たる場所や0°を下回るような場所では枯れてしまいます。そのため室内での栽培に向き、カーテン越しの日差しで十分に育ちます。背丈が15cmほどにしかならない点も、室内向きと言えるでしょう。
株元から子株がたくさん出てきて増えるので、大きくなりすぎた場合は株分けで大きさを管理したり、増やしたりします。2月~6月に花茎を伸ばし、白い花を咲かせます。春と秋に成長する春秋型で、夏と冬は成長が止まります。成長の止まる季節に水やりをしすぎると、根腐れしてしまうので注意しましょう。
耐寒性、耐暑性ともに少し弱く、直射日光が当たる場所や0°を下回るような場所では枯れてしまいます。そのため室内での栽培に向き、カーテン越しの日差しで十分に育ちます。背丈が15cmほどにしかならない点も、室内向きと言えるでしょう。
株元から子株がたくさん出てきて増えるので、大きくなりすぎた場合は株分けで大きさを管理したり、増やしたりします。2月~6月に花茎を伸ばし、白い花を咲かせます。春と秋に成長する春秋型で、夏と冬は成長が止まります。成長の止まる季節に水やりをしすぎると、根腐れしてしまうので注意しましょう。
ピクタ
三角柱の葉が株元から多く出ていて、真上から見ると三角の葉が多数折り重なっているように見える種類となります。葉の先端全体に窓があるオブツーサとは違い、葉の先端の上部に窓があるのが特徴です。ピクタ自体の種類も多く、窓が透明なものやレース状になっているもの、モザイク状になっているものなどさまざまです。
ピリフェラ
軟葉系の中でも窓が大きく付いており、葉の淵にノギと呼ばれるトゲ状のものが付いている事が特徴です。ハオルチアの中で育て方に違いがあるわけではありませんが、水やりは週に1回ほどで十分です。直射日光に当てすぎると色がくすんでしまいますので、室内で栽培しましょう。
ムンドゥーラ
葉の内側に窓があり、垂直に成長していく種類で、成長に伴い窓も大きく成長します。葉は刃物で切ったような姿で、比較的耐寒性があります。しかし、厳冬期の霜が当たるような気温には耐えられません。葉が日焼けを起こすので、外で管理する場合は直射日光が当たらないように気をつけましょう。
硬葉
ハオルチアには窓が綺麗な軟葉系以外に、葉が固い硬葉系の種類があります。丸みのある葉が特徴の軟葉系とは異なり、先がとがり鋭い葉をもっている事が特徴です。また規則正しく葉が生え、放射状に葉が広がる種類です。
パークシアーナ
[no_toc]とがった葉が地面に向いて成長するパークシアーナは群鮫と呼ばれるとおり、葉の表面がザラザラとした質感をしています。その質感のため葉に光沢はありません。成長するのに時間がかかりますが、大きく成長した後は群生して増えていきます。
水分不足になると葉に張りが無くなり、色も黒く変色してしまいます。成長期には水やりをしっかり行いましょう。
水分不足になると葉に張りが無くなり、色も黒く変色してしまいます。成長期には水やりをしっかり行いましょう。
十二の巻
硬葉系の代表品種と言っても過言ではないのがこの十二の巻です。細い葉が上に伸び、濃い緑の葉にはアイシングを垂らしたような姿をしています。硬葉ですが直射日光は苦手なので、室内か薄日が当たる外で管理します。とても丈夫なので外で管理することができますが、他の多肉植物と同様に乾かし気味に育てる必要があるので、雨の当たらない場所で育てましょう。
5°を下回ると株が弱るので、夜間の気温が5°を下回るようになったら室内で育てます。ハオルチアは株の周りに葉が生えて大きくなっていく種類なので、増やす時は株分けをしましょう。
5°を下回ると株が弱るので、夜間の気温が5°を下回るようになったら室内で育てます。ハオルチアは株の周りに葉が生えて大きくなっていく種類なので、増やす時は株分けをしましょう。
万象
高額なハオルチアのニュースが出たら、まずこの「万象(まんぞう)」の事です。円柱状の葉の先に窓があり、特に高額になるのは窓に斑が入ったもので、200万円の値がつく事もあります。他のハオルチアと違い冬に成長する冬型で、夏は休眠期に入ります。
細いひげ根を伸ばすハオルチアが多い中、太い根をまっすぐ伸ばす直根性ですので、鉢は深いものを選びましょう。万象の全てが高額というわけではないですが、他のハオルチアに比べて高額なので、よく勉強してから栽培をすると良いです。
細いひげ根を伸ばすハオルチアが多い中、太い根をまっすぐ伸ばす直根性ですので、鉢は深いものを選びましょう。万象の全てが高額というわけではないですが、他のハオルチアに比べて高額なので、よく勉強してから栽培をすると良いです。
玉扇
扇状の平らな葉が垂直に並ぶように生えている玉扇は、万象同様に高額を付けられる種類のハオルチアです。万象と同じく200万円の値が付けられた事もあり、こちらも窓に斑が入ったものが高額になります。直根性のため、大きくなったら深型の鉢に植え替える必要があります。
冬に成長する冬型のため、秋から春に成長します。夏場の水やりは控え目にしますが、全く与えないと根がダメージを受けてその後の成長に影響が出てしまうため、水はけが良い保水性のある土に植え付けましょう。
冬に成長する冬型のため、秋から春に成長します。夏場の水やりは控え目にしますが、全く与えないと根がダメージを受けてその後の成長に影響が出てしまうため、水はけが良い保水性のある土に植え付けましょう。
ダイソーに売っているハオルチアの種類
ダイソーに多肉植物が販売されているのをご存知でしょうか。ホームセンターで販売されているものは品種名は明確ですが、少々値が張るものが多く、手を出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ダイソーでは様々なハオルチアが全て「ハオルチア」という名前で販売されているので判別が難しいですが、わかる種類もあります。ホームセンターで購入するのに少し抵抗がある方でも、108円で手に入るので気軽にハオルチア生活を始める事ができます。掘り出し物の種類が出る事もありますので、気になる方は覗いてみましょう。
ダイソーでは様々なハオルチアが全て「ハオルチア」という名前で販売されているので判別が難しいですが、わかる種類もあります。ホームセンターで購入するのに少し抵抗がある方でも、108円で手に入るので気軽にハオルチア生活を始める事ができます。掘り出し物の種類が出る事もありますので、気になる方は覗いてみましょう。
青雲の舞
明るい緑色の葉でとがっており、葉の先端から根元にかけて放射状に入る窓が美しい品種です。葉の淵にはノギが付いていますが、青雲の舞の中でもノギがあるものとないものが存在しており、球形に成長するのが特徴です。販売されている苗は子苗ですが、成長すると15cm程に成長する中型の種類です。
キンビロフォルミス
姿は青雲の舞に似ていますが、ノギはなく葉の先端が少し赤身がかった色をしています。窓は葉脈に添ったように葉の先端に表れ、葉はハオルチアにしては薄く放射状に生えている事が特徴です。脇芽を出して群生し、増やす場合は株分けを行います。
成長速度は遅く、成長しても10cmほどにしかならない小型の種類なので、室内で育てやすい品種です。
成長速度は遅く、成長しても10cmほどにしかならない小型の種類なので、室内で育てやすい品種です。
セミビバ
白いレース状の毛に覆われ、丸い形をした種類のハオルチアで、葉が見えないほど毛に覆われています。その姿からサボテンと間違われてしまいそうですが、ノギが伸びた姿なので棘のように硬くありません。子苗はまだノギが成長しきっていないので、葉の先端に綺麗な窓がある事が確認できます。
販売されている姿のまま成長せず、成長によって姿が変わりますので、育てるのが楽しみな種類です。
販売されている姿のまま成長せず、成長によって姿が変わりますので、育てるのが楽しみな種類です。
ハオルチアの土一覧
ハオルチアはどのような土で育てるのが良いのでしょうか。ここでは土の種類と注意点をご紹介いたします。
多肉植物の土
[no_toc]100円ショップでも販売されている多肉植物の土は、必要な土がブレンドされているのでです。しかし、袋詰めされてから時間が経っている土もあり、乾いてしまっている場合があります。多肉植物の土には排水性を良くするためにピートモスが多く使われており、ピートモスが乾いてしまっていると水やりしても水が浸透しない事態を引き起こします。
土が乾いている場合は多い目の水に浸けるか、苗を植える前に十分に水を通し、吸水させてから植え付けると、表面だけ濡れて根は常に乾いているという状況を回避可能です。
土が乾いている場合は多い目の水に浸けるか、苗を植える前に十分に水を通し、吸水させてから植え付けると、表面だけ濡れて根は常に乾いているという状況を回避可能です。
自分で配合する土の種類
自分で多肉植物の土を配合する場合は赤玉土3、川砂2、くん炭1、ピートモス1の割合で配合します。赤玉土は年数が経つと粒状の形が崩れてしまい、根の成長を妨げてしまう事があるので定期的に植え替えして通気性を保つようにしましょう。
もっと通気性を上げたい場合は日向土や軽石を混ぜると排水性と通気性が上がります。
もっと通気性を上げたい場合は日向土や軽石を混ぜると排水性と通気性が上がります。
ハオルチアは初心者にも
ハオルチアはとても丈夫な多肉植物で、初心者の方も育てやすい品種です。100円ショップでも販売されている事から手に入りやすく、気になったらすぐに育てられるのも魅力の一つです。姿も可愛く、女性が高いハオルチアですが、様々な種類が存在するため選ぶ楽しさもあります。
土も手に入りやすいので、ハオルチアが気になった方はこの機会に育ててみてはいかがでしょうか。
土も手に入りやすいので、ハオルチアが気になった方はこの機会に育ててみてはいかがでしょうか。