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みょうがの育て方・収穫の仕方|苗から/プランター・地植え

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みょうがの苗からの育て方は?

夏はそうめんや冷ややっこなどの薬味に登場するみょうがですが、家庭でも比較的簡単に育てることができます。

みょうがは一度植えると3~4年は毎年収穫できます。自分で栽培したみょうがは新鮮で香りも強く、薬味や甘酢漬け、てんぷらなどさまざまな料理に活用することが可能です。

普段食べているみょうがは、つぼみで「花蕾」・「花みょうが」と呼ばれています。ここではみょうがの育て方をご紹介します。

みょうがってどういうもの?

みょうが(茗荷)はショウガ科ショウガ属の多年草です。原産は東アジアで日本では北海道から沖縄まで自生しているショウガの仲間です。

日本でしか食用とされていない野菜といわれています。カリウムを多く含んでいるので、体内の塩分を排出してくれるので、結果として高血圧予防に期待できます。

みょうがは蕾を食べる植物です。薬味や味噌汁の具、てんぷらなどに使われています。和食のスパイスとして利用されています。

みょうがの鉢植え・プランターの育て方は?

みょうがは鉢やプランターでも簡単に育てることができます。育て方として、みょうがは3~4年と長く収穫できるので、鉢やプランターは深さが30cm以上あるものを選びましょう。

みょうがは苗から植えます、3~4月が植える時期として適しています。株と株のあいだは10~15cmぐらい空けて植えます。深さは5cmぐらいに植えるといいでしょう。

土はどうするの?

みょうがは乾燥に弱い植物なので、乾燥しにくい土を選びます。有機質を多く含む土を選びますが、鉢やプランターの場合は市販の野菜用培養土を使用すると簡単です。

プランターでの育て方は、プランターに土を入れたら端のほうに苗を植えるようにすると、根が中央に伸びるようになります。直射日光と乾燥を嫌うので日陰において、毎日水やりをするのが育て方のコツです。

肥料はどうしたらいいの?

みょうがは日常的には肥料は与えなくていい植物です。しかし肥料を与えてあげると、さらに美味しいみょうがになり、収穫量も増えます。

肥料を与える育て方の場合は、6~10月の間に化学肥料を1ヶ月に1回程度、1~2週間に1回程度液肥を与えるといいでしょう。

日当たりはどうでしょう?

みょうがは湿った日陰を好むので、直射日光が当たらない日陰での育て方をします。みょうがは強い日差しに当たると葉焼けを起こして枯れてしまうので注意しましょう。

みょうがの生育温度は20~23℃ぐらいなので、育て方としては夏の暑い時期は直接日が当たらない場所を選んで育てます。

水やり

みょうがは日陰で育てますが乾燥には弱いので、鉢やプランターで育てる場合は毎日水やりをします。

地植えの場合は土が乾燥したときに水をあげます。土の表面が乾かないように、根株に腐葉土などで覆っておくといいでしょう。

みょうがの地植えでの育て方は?

みょうがは鉢やプランターでも育てられます。植えた年から収穫できますが3~4年育てていると根が混んできて、収穫は難しくなるので地植えで育てる方が適しています。

みょうがの地植えでの育て方は、直射日光の当たらない半日陰か日陰に植えましょう。植える前に土を耕して、水はけが悪いようなら10~20cmの畝を作っておきます。

みょうがは3~4年収穫できますが、同じ場所で育てていると生育が悪くなります。生育が悪くなったら違う場所に植え替えるのが上手な育て方です。

みょうがの収穫までの育て方は?

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みょうがの育て方としては、地植えでも鉢やプランターでも3~4月に苗を植えましょう。みょうがは春に植えて葉をはやしたら横へ広がっていきます。夏になると花芽が伸びて収穫できるようになります。

鉢やプランターでの育て方の場合は土が乾いたら水をあげましょう。乾燥予防には腐葉土などで株を覆っておきます。

みょうがは株の周りに次々と出てくるので手で折って収穫します。花が咲くと味が落ちてしまうので、花が咲く前に収穫しましょう。

収穫が終わって11~12頃みょうがが枯れてきたら収穫の終わりのサインです。枯れた部分は刈り取って、土はそのまま放置しておくと翌年また新芽が出てきます。

どうする冬のみょうがの育て方

みょうがは寒さに強い植物です。冬は地上に出ている部分は枯れますが、地下の根は生きているのでそのまま放置しますが、土が凍結しないように株の上に腐葉土などで覆い寒さと乾燥を防いでおく育て方をしましょう。

鉢やプランターの場合でも枯れた葉を取り除いて、腐葉土や枯れ葉などで覆っておきます。鉢やプランターは雨の当たる場所に移動させておくと水やりの必要はありません。

みょうがの育て方で株分けする方法は?

みょうがの育て方では株分けの作業で株を増やすことができます。2~4月に土を掘り起こし根を10~15cmに切り分けて植え付けます。

みょうがの根を傷つけないように切り取りましょう。根についた古い土を落としておきます。株分けをした根を広げるようにして、連作障害を防ぐためにも新しい場所や鉢、プランターに植え替えましょう。

みょうがを植え替えしたあとの育て方はどうするの?

みょうがは植えてから3~4年は続けて収穫できますが、3~4年程経つと生育が衰えてきます。そうなった場合の育て方は植え替えをしましょう。

みょうがを植え替える場合、土を耕して用意しておき株の間隔を空けて植え付けます。植え替えする育て方で、みょがの収穫量が増えます。株分けで植え替えるときは元肥をたっぷり与えましょう。

3~4年ごとに植え替えすることで長くみょうがを楽しむことができます。上手く株分けや植え替えをすることがみょうがの育て方のポイントです。

害虫と病気

みょうがの育て方で気になるのは病気や害虫ですが、家庭栽培ではほとんどその心配はいりません。

春先に芋虫が現れることもありますが、葉の付け根などについた芋虫は園芸ハサミや割りばしで取り除けば大丈夫でしょう。

湿気が多い土についている菌によって発生する根茎腐敗病という病気になることもあります。これは根が茶色く腐り葉や茎は黄色く変色して枯れてしまいます。

一度この病気にかかると回復しないので、株を引き抜いてしまいましょう。またほかの株に伝染しないように薬剤をまきます。

みょうがの北海道での育て方は?

みょうがは北海道から沖縄まで自生する植物です。みょうがは寒さに強いので北海道の寒さでも十分育てることができます。

育て方は、みょうがは乾燥を嫌うので水やりに注意します。乾燥を防ぐには腐葉土などで株を覆っておきます。冬に鉢やプランターで育てる場合は、土が凍らないようにしましょう。

みょうがについての言い伝え

昔から「みょうがを食べると物忘れをする」と言われていますが、これは本当なのでしょうか。結論からいえば、科学的根拠は認められていません。

栄養学的にもそのような成分は含まれていません。逆に近年では香り成分が集中力を増すということが明らかになっています。

みょうがの健康効果

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みょがにはさまざまな健康効果があります。歯ざわりと香りは食欲をますので夏バテ予防につながります。

香りは眠気防止や発汗、血液の循環をよくする効果ありです。また、消化を促進してくれます。辛み成分は熱を下げ解毒作用があります。

みょうがにはカリウムが豊富に含まれているので、体内の余分な塩分を排出してくれるでしょう。そのため高血圧の予防効果が期待されます。

みょうがにはホルモンバランスを整え、発汗作用もあるので冷え性にも効果があると言われていて女性にはとても嬉しい効果が期待できます。

みょうがの栽培は簡単です

みょうがは一度植えると、3~4年は収穫できます。鉢やプランターでも簡単に栽培することが可能です

みょうがは夏の食卓に清涼感をもたらして、食欲を増すので夏バテ対策になります。自家製のみょうがは市販のものに比べると、香りも強く新鮮なものを食卓に乗せることができます。

寒さにも強く手間もかからないみょうがを育てて、薬味やてんぷらなどさまざまな料理に活用可能です。夏バテ知らずで元気に夏を乗り切りましょう。
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