【種類別】ハーブの育て方｜タンジー/チョコレートミント/オレガノ

ハーブティーや料理の香りづけ、またポプリなどさまざまな活用法があり、比較的育てやすいハーブですが、種類が多すぎてどれを選んだらいいのかわからない、正しい育て方がわからないなんてこともあるのではないでしょうか。そこで種類別にハーブの育て方をいくつか紹介します。まずは珍しいハーブやあまり有名でないハーブの育て方を中心に紹介しましょう。

タンジーというハーブは有毒成分を持っており食用として使うことはできませんが、夏にはかわいらしい花をつけ防虫効果があるので、観賞用やポプリとして使うのにです。また繁殖力が強く害虫が寄ってこないので、簡単に育てることができるでしょう。

そんなタンジーの育て方は、3月～5月または9月～10月に種を蒔き、水やりは土の表面が乾いたときにする程度で大丈夫でしょう。育て方のポイントは蒸し暑さに弱いため、株間を十分にあけ風通しのいい場所に植えてあげましょう。

チョコレートミントはチョコレートの香りのする珍しいミントです。ミントティーなどにも利用されますが、主に香りを楽しむミントとして知られています。ミントの種類の一つなので育て方はほかのミントも同じなので、パイナップルミントやアップルミントなどさまざまなミントを一緒に育ててみてもいいでしょう。

そんなチョコレートミントの育て方は4月～6月に種を蒔き、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりやるようにしましょう。ミントは乾燥に弱いため水やりを忘れてしまうと、すぐに枯れてしまいます。育て方のポイントは鉢植えで半日陰の風通しのいい場所で育てましょう。一度植えると駆除するのが大変難しいほど生育が旺盛なため、庭に植える場合は注意が必要です。

オレガノはハーブの中で香りがもっとも強いと言われ、スパイスとしてよく料理に使われます。また葉には殺菌作用がありハーブティーにすると風邪や消化促進などの効果が期待できます。

そんなオレガノの育て方は3月～4月に種を蒔き、乾燥を好み湿気を嫌うので水はやりすぎないようにします。育て方のポイントは感想を好むので、風通しのいい場所で育て、葉が増えすぎたり重なって蒸れたりしないように、こまめに葉を摘み取りましょう。

キャラウェイはほろ苦い味でプチプチとした食感が特徴のハーブで、葉の部分はサラダなどのアクセントとして、実の部分はケーキやパンなどによく使われます。

そんなキャラウェイの育て方は4月～5月または9月に種を蒔き、水やりは控えめにしましょう。深く根を張るので豊かな土壌で日当たりのいい場所に植えましょう。キャラウェイは実を楽しみに育てる人が多いでしょうが、実をつけるまで2年ほどかかりますので注意しましょう。間引きした葉はサラダなどで美味しく食べることができるので捨ててしまわないようにしましょう。

フェンネルは大きく育つと2メートルほどにもなる大型の多年草です。またフェンネルは葉から種まで余すとこなくスパイスやハーブとして利用することができる植物です。甘い香りが特徴で利尿作用や発汗作用があるため、ダイエットに効果的だと言われています。

そんなフェンネルの育て方は3月～4月または9月～10月に種を蒔き、乾燥を好むので水はやりすぎないようにしましょう。育て方のポイントは日当たりがよく水はけのいい場所で育て、太い根を垂直に張るので植え替えはしないようにしましょう。またトマトや豆類など相性の悪い植物があるので、相性の悪い植物の近くには植えないように注意しましょう。

ハーブを育てたいけど、ハーブを育てられる庭がなかったり、ベランダも狭くプランターなども置けないなんて場合に室内で育てるのにハーブと室内での育て方を紹介します。まず室内で育てるのにハーブですが、バジルやローズマリーがいいでしょう。

まずはバジルの室内での育て方です。バジルは日光を好むので室内でも日の当たる場所で育て、水やりは毎日欠かさずにやるようにしましょう。また伸びてきた葉はそのままにせず、こまめに摘み取ってあげることでどんどん成長していきます。

次にローズマリーの室内での育て方です。ローズマリーには3種類のものがありますが、室内で育てる場合は直立性のものを選びましょう。横にあまり広がらず縦に伸びるので室内向けの種類であると言えます。また風通しのいい場所で育て、水のやりすぎには注意しましょう。

ハーブにはかなりたくさんの種類があり、初心者の場合特にどれを選んだらいいのか迷ってしまうでしょう。そこで、初心者でも簡単に育てられるハーブとその育て方を紹介します。まず初心者にハーブはミントです。ミントは基本的にほかっていても勝手に育ってくれますし、育てた後も使いやすいでしょう。まずはミントの栽培から始めてみることをお勧めします。

育て方ですが、初心者でも簡単に育てられるということで、種からではなく苗を買ってきて植えるといいでしょう。湿気に弱いので水やりは表面が乾いたらやる程度で、それほど気にしなくてもいいでしょう。ただし注意したいのは、ミントは生命力が大変強いのでほかの植物の近くに植えないようにしましょう。ほかの植物の生育を妨げてしまいます。

ハーブを育てる際には鉢植えやプランターなどで育てる方法と庭に植えて育てる方法があります。それぞれでのハーブの育て方について紹介していきましょう。

まずは鉢植えやプランターでの育て方です。鉢植えなどで育てる場合には、水はけを良くするために鉢底石を敷きその石や土がこぼれないように鉢底ネットを忘れずに敷くようにしましょう。苗を植える際には苗を入れる前に、土を入れすぎず上から土を足してまんべんなく入るようにしましょう。土を選ぶときは腐葉土やハーブ用の土を購入するといいでしょう。

次にハーブを庭で育てる場合の育て方ですが、まず土の環境を整えることが重要です。肥料や腐葉土などを混ぜて、なじませるように1～2週間ほどおいておきましょう。また庭でハーブを数種類育てようと考えている場合には、相性や大きさなどをよく調べてから配置するといいでしょう。

庭に植える場合水やりは真夏以外はやりすぎないように注意しましょう。ミントとレモンバームは繁殖力が大変強く、ほかのハーブの生育を妨げるだけでなく、一度植えると駆除するのが困難となりますので、庭には植えないよう注意しましょう。

ハーブを育てる際に参考にしたい本は、「はじめてのハーブ　手入れと育て方」です。この本は173種類のハーブの育て方が、種蒔きから剪定の仕方、増やし方、注意事項、また育てたハーブの使い道までたくさん載っています。

そのため初心者でも、わかりやすくハーブの育て方について理解することができ、この本が一冊あればほかに購入する必要はないでしょう。ハーブの育て方についての本を購入しようとおもっている人にはこの本がです。

ハーブには大変多くの種類がありますが、どのハーブもほかの植物に比べたら比較的簡単で手間のかからないものばかりです。そのため初心者でも気軽に育てられる植物でもあります。

ガーデニングを始めたいけど何から始めたらいいのか、というときはハーブの栽培から始めてみてはどうでしょうか。ハーブは簡単なだけでなく、使い道も多く育てている間でも香りに癒されること間違いなしです。育てる楽しみと使う楽しみ両方が味わえます。