cms-import-kajikko-wp

【種類別】ぶどうの育て方|剪定/挿し木/肥料/種まき

[allpage_toc]

ぶどうの育て方

ぶどうと言ってもたくさんの種類があります。食べても美味しいぶどうなど実のなる木の栽培は、なんとなく難しいような印象を持ってしまいます。しかし、自宅でぶどうを栽培している人を時々見かけます。花壇や庭の草花を栽培する楽しさもありますが、果実を育てる事では実が大きくなる課程の楽しみに加え果実の収穫という楽しみが増えます。

果実は、実によって育て方が異なり、さまざまな行程を経て収穫となります。ぶどうも食べる楽しみと、ジュースやワインなどの果実酒として幅広く親しむことができます。ぶどうの栽培にも育て方があり、いくつかの行程がありますので、順を追って紹介します。

剪定

ぶどうの剪定には、2種類のやり方があります。剪定は、ぶどうの生育にとって必要な事です、成長を促しぶどうの芽を付ける事や木の成長育て方にも影響してきます。通常剪定は、1月~2月の寒い時期に行います。

「短梢剪定」と言うやり方は、全ての枝を2~3芽残して切り落とす剪定の仕方です。主に、デラウエアやマスカットベリーAなどの木に対して行う剪定です。

「長梢剪定」と言うやり方は、芽をつけた枝に4~8芽を残して先端を切り落としていきます。巨峰やマスカットなど大粒用の木に行う剪定です。

剪定は、経験が全てと言われています、ぶろうを育て方も分からない素人でも、ぶどう育成のプロでも剪定には慎重に迷う事には変わりはありません。

挿し木

剪定した枝をお水につけておくことで、挿し木用に保存しておくことができます。挿し木をする目的は、ぶどうの木を増やすことです。清潔な土で挿し木を行う事が、上手に挿し木できる秘訣です。挿し木を行う時期は、3月が適しています。

肥料

ぶどうに限らず、実のなる果実は食べることを前提に育てていくことになります。食べる事が前提なので、有機肥料にこだわって使用してください。化学肥料は、極力避けて最小限にとどめてください。

肥料を与える時期は、庭に植えた時は10月下旬から11月上旬に元肥を与えます。追肥は、実がなっている月と秋肥と言われる月に行います。鉢植えの場合は、2月に元肥を行い追肥を6月と9月にも行います。

種まき

ぶどうは、お店で売っている物の種で十分発芽し実になります。ただし、発芽までに時間がかかるので、種を夏に蒔いても11月頃になりますから気長に発芽を待っていてください。秋に種を蒔けば、春に発芽して暖かくなる季節に大きく木が育ってくれます。収穫までには、数年かかる時もありますから焦らずに待ちましょう。

種類別ぶどうの育て方

ぶどうには、粒の大きさが違う種類や色の違う種類などさまざまな種類があります。大きい粒と、小さい粒の種類では育て方にも違いがあります。ぶどうの種類は、大きく分けてヨーロッパ種とアメリカ種と二つを掛け合わせて作られた種の3種類に別れています。

品種でも白や赤系統のぶどうや、原産地別でも育て方は違ってきます。日本の場合ヨーロッパ種とアメリカ種の混合系統が合っていると言われています。種類別に、それぞれ育て方を別けて紹介します。

シャインマスカット

シャインマスカットは、安芸津21号と白南を交配して皮ごと食べられるぶどうとして作られた品種です。ぶどうは全てつる性ですから、庭植えの場合はつる棚を作り鉢植えで栽培の場合は、朝顔と同じ輪のある支柱が必要となります。

シャインマスカットの育て方としては、日当たりや風通しが良く、また水はけも良くないと根のためにもあまり良くありません。シャインマスカットは、ベト病かサビ病にかかることがありますが、基本的に病害虫の心配があまりないと言われています。

ナイアガラ

ナイアガラの育て方は、やはり風通しや日当たりの良い乾燥しやすい場所を選んで植えることをします。ナイアガラの育て方と言っても育つスピードも巨峰などよりも速く、この品種はあまり手がかからず育てやすい品種です。

一粒ずつの粒の大きい種類ですから、育て方によっては敵粒の作業が必要になります。その後袋掛けを行い、病害虫からまた日光による乾燥や日焼けを防ぎます。病害虫の被害もあまりなく、カナブンはやってくる確率が高い程度ですが、こまめに取り除く事で被害は少なくてすみます。ナイアガラは、ワインにしても美味しいと評判です。
[no_toc]

スチューペン

スチューペンは、通常ぶどう棚と言われる棚式ではなく、垣根のように木が並んで立って上に伸びていく品種で、垣根仕立と言う方法での栽培となります。

スチューペンの発育のために、摘芽・摘梢と言う不必要な芽や梢を取り除く作業を行います。ただし、スチューペンは敵粒の作業がいらない品種ですから、手間が少なく育て方を間違えなければ育てやすい種類です。

ぶどうの種からの育て方

ぶどうは、種から育てる事も可能なので、素人が育てやすいと言えます。鉢や路地植えどちらもできます。ただ、種から育てるには発芽して実の収穫まで早い品種で二年はかかります。じっくり待つことが、美味しいぶどうを育てるコツです。

種からの育て方も、種は乾燥に弱いので乾燥させないように寒さにも比較的強いと言われます。それでも、まだ芽が小さいときは気をつけた方が良いです。ぶどうは発芽率が高いのですが、発芽するまでに時間がかかります諦めずに待ってください。

ぶどうの苗からの育て方

ぶどうの苗からの育て方は、まず苗の根を傷めないように取り扱ってください。傷んだ根は取り除き、根は四方に広げて深さは25cm位のところに植えてください。苗を植える時期は、12月や3月が良いとされています。1月や2月は、枯れやすいので植え付けには向きません。

敷き藁を根の上に並べて乾燥を防ぎ、水を多めにあげてください。その後も、乾燥しがちな冬場ですからこまめに確認しながら水やりを行ってください。一年くらいは苗を乾燥させないように気を付けてください。

ぶどうの鉢植え・プランタンでの育て方

ぶどうをプランターや鉢で栽培する事ができます。秋に苗を売り始めますから、10号以上の大きさのプランターに植え付けてください、年を越えて3月から4月頃にツルを一本のみ残して他のツルは摘み取ってください。

植えた直後は寒さにまだ弱いので、寒いところでは家の中に入れてあげると良いです。木だけ大きく成長しやすいので、剪定する時期にはこまめに剪定してください。

1年目の秋から冬にかけて、ツルを朝顔のように輪っかの付いた行灯支柱を使ってツルを輪に巻いて行きます。2年目に入ると春には、新芽も出て5月頃から芽が付き始めてきます。ツルは三本くらいが理想的です、他のツルはやはり摘み取っておいてください。

摘芽なども普通のぶどうの育て方と同じで、袋掛けも赤ぶどうの系統ですと色が出にくいとも言いますが工夫をしながら行ってください。

ぶどうがかかりやすい病気

ぶどうの病気としては、べと病、晩腐病、黒とう病、さび病、褐斑病などがあります。ほとんどが葉に現れますから、こまめに葉を取り除き伝染しないようにする事で、蔓延する事を回避できます。薬剤による予防も大切ですが、こまめに葉を確認してください。害虫も、ブドウにとっては実の数に影響しますから、卵や幼虫の時に取り除く努力をしてください。

実のなる木を育てる楽しさを体験してください

ぶどうの育て方を知っているだけで、手軽に家庭でもぶどうの栽培は可能です。手塩に掛けた、ぶどうが実り収穫していくまでの毎日の成長時が一番楽しい時期でもあります。ぶどうの育て方は、一度覚えてしまえばその後も活用できる知識です。

ぶどうは、育て方さえ分かれば、家庭でも育てる事ができる果物の一つです。手を掛けて収穫した果実は美味しさも格別です。日々の成長を楽しみに充実した時間を体験してみませんか。
モバイルバージョンを終了