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【素材別】ゴムの塗装の方法・スプレー・ラッカー

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ゴムに塗装する方法は?

伸び縮みするゴムに塗装することはできるのでしょうか。せっかく塗装しても、ゴムの特性の一つである伸縮やねじり、弾性による変形などの影響で、うまくいかないこともあるでしょう。思いどおりの仕上がりに近づけるためには、ゴムと塗料の相性を理解することが必要です。

この記事では塗装するゴムの素材別に、塗料を紹介します。

ゴムにはどんな種類があるの?

ゴムには大きく分けると、2種類のゴムがあります。ゴムノキの樹液から作られる天然ゴムと、人工的に合成されてつくられる合成ゴムです。よく耳にするラテックスはゴムノキの樹液に含まれるラテックスを集め固めることで生ゴムができます。

ゴムでできているものはどんなものがあるの?

ゴムでできているものは、タイヤ、輪ゴム、文房具、おもちゃ、キッチン用具、スポーツ用具(ボールなど)、ゴム手袋、靴など、多種多様です。1つの物に、天然ゴムと合成ゴムの両方を使っている場合も少なくありません。

素材別 ゴムの塗装に方法は?

ゴムの塗装に方法を素材別にご紹介します。

シリコンゴムへの塗装の仕方は?

シリコンゴムは耐熱性が高いです。身のまわりでは、キッチングッズや蓋についているパッキン部分、コンタクトレンズなどもシリコンゴム製です。スマホのソフトケースなどもシリコンゴム製の物があるので、塗装ができると便利です。

シリコンゴムの製品は薄くやわらかいものが多く、何度も触れたり、曲げたりする部分へ塗装する場合は、剥がれてきてしまったり、色落ち、色移りなどしてしまい、本来の使用方法に支障が出てしまっては意味がありません。

塗装するシリコンゴムと塗料の相性がよければ、塗装できる可能性はありますが、用途などをよく考えて塗装することが重要です。

タイヤにも塗装できる?

タイヤは中のチューブに空気が入っているため、使用時はかなり変形します。変形する部分への塗装はひび割れ、剥がれに注意する必要があります。

一般的に、黒いゴム製のタイヤへの塗装は、タイヤ専用の塗料を使用します。用途によって、スプレー式、ペン、刷毛で塗るペンキ状のものがあります。

塗装する場所、形状に合わせて、使いやすい塗料を選択することが必要です。

ホワイトレタータイヤは自作できる?

タイヤにメーカーやブランド名を白く着色したものをホワイトレタータイヤといいます。またタイヤに白いラインが描かれているものがホワイトリボンタイヤです。

ホワイトレターやホワイトリボンの部分が色落ちしてきたり、ホワイトレタータイヤやホワイトリボンタイヤを自作したい場合、市販のタイヤ専用マーカーが便利です。

タイヤ マーカー ペン

タイヤ用のペンです。白が3本と黒が1本セットになっています。塗り方にコツが必要ですが、失敗した部分は黒い方のペンで塗りつぶすことができます。
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思ったよりもスラスラ書けました。すぐに開けて使わず5、6回押して数分たってから使うといい感じで書けます

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ホワイトレターはクレパスでも塗れる?

クレパスはクレヨンとパステルの中間にあたるもので、クレヨンよりも滑らかに塗ることができます。耐久性はありませんが、タイヤの文字の凹凸をなでるようにするだけで着色ができるため、マーカーで一文字ずつ塗るよりは作業時間が短くて済みます。

くれぐれも耐久性の面では注意が必要です。

サクラクレパス クレパス しろ

ホワイトレターであれば白しか使いませんが、色の選択肢も多く個性的なタイヤにすることも可能です。1本から購入できるので、値段も抑えられます。

タイヤへの塗装を業者に頼める?

ホワイトレターを一文字一文字を塗りつぶす作業が大変な場合や、全面に塗装したい場合は、タイヤにプリントしてもらうこともできます。

車の窓枠のゴムを塗装するには?

車の窓枠やドアの部分に使用されているゴムは、日々雨風にさらされる部分でもあり、劣化、変色が発生しやすい場所です。また、窓やドアの開閉ごとに、ゴムが伸縮、摩耗するため、注意深く塗装する必要があります。

塗装する際には、まずよく汚れを落としてから作業すると、塗装しやすくなるなど作業効率が上がります。塗装までしなくても良い場合は、ゴムの保護剤やコーティング剤を使用するだけでも効果があります。

KURE「ラバープロテクタント」

塗装した塗料が剥がれてしまうと、逆効果です。まずはゴム自体の状態を改善する方法から試すのもです。

調べているうちに行き着いたのがこの商品とメラミンスポンジを組み合わせた方法。

まずはメラミンスポンジをたっぷりの水と軽い力で時間をかけて擦って白化した汚れを取ります。メラミンスポンジは研磨材なので、強くこすらないように注意するのと、車のボディに触れないように養生等が必要です。時間はかかりますが、この時点でパッ見でかなり良くなります。

劣化しているのと、メラミンで研磨した為か、艶が無くなっているので、この商品をスプレーします。すると、新品のラバーのような艶が復活し、この製品の効果なのか、カチカチになっていたラバーに柔軟性が戻りました。

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ゴム風船に塗装したい!

まず、風船にどのような塗装をしたいか考えてみてください。一度にたくさん、同じ模様の物が必要なのか、ひとつひとつ違うものを作りたいのかによって、方法が違います。

同じ風船が一度にたくさん必要な場合

同じデザインの風船をたくさん作るのは個人の手作業では難しいですが、業者に発注すると、一度に作ってもらうことができます。自分でデザインしたものを業者に渡し、それを元にして風船に印刷してもらうこともできます。納品まで時間がかかる場合があるので注意が必要です。
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風船に書けるペンは?

ゴム風船に絵や文字を塗装する際には、ペンを使うのが便利です。膨らませてから作業しないと、せっかくの塗装が剥がれてしまったり、形が変わってしまいます。

風船はインクが染みこまない素材なので、使用するペンは、はじきにくく乾きやすいインクのペンが適しています。また、書いている途中で風船が割れてしまうことのないよう、ペン先が固くないものが適しています。

シャーピー パーマネント マーカー

こちらのペンは、油性ペンですが、ゴム風船にもよく書けます。色の展開も豊富なので、ゴム風船に手軽に塗装するにはぴったりです。

アメリカの油性ペン

書きやすくて、いいです。

日本のものでもいいんだけど、ちょっとだけ外国風のエッセンスが。差別化できます。

文房具にこだわる人に。

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ゴムの塗装にプライマーは?

ここでのプライマーとは、塗装の前に塗る、下塗り用の塗料です。ゴムに塗装する場合の下塗りは、ゴム専用の物を使用する必要があります。プライマーを使用することで、塗料が剥がれにくくなります。

プライマーとは塗料の密着性の相性の悪い素材に塗ることで、塗料をしっかりと食いつかせ剥がれないようにするためのものです。ガイアノーツのプライマーは染めQテクノロジィ社のミッチャクロンの技術を提供して頂き完成した、模型用としては最高品質のプライマーです。

http://www.gaianotes.com/products/g-primer_p01.html

ガイアノーツ 高性能万能プライマー

模型用のプライマーです。ゴムに使用できるという表記はありませんが、着色することを目的に、伸縮などさせない場合は塗装できるという口コミがあります。

ゴムパーツ、メタルパーツの塗装そ下地処理に使用しました。

今のところ問題ありません。

ただ、ゴムについてはも曲げや変形を伴う部分については未確認です。

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ゴムの塗装にスプレーは?

スプレー塗料は、刷毛やバケツなどを準備する必要が無く、塗装したい面にサッと吹き付けるだけで塗装ができるので、があります。

これまで述べてきたとおり、伸び縮みするゴムへの塗装は簡単ではありませんでした。ゴムの表面に塗装すると、伸縮するたびに剥がれたり、ひび割れてしまったりします。そんなゴムにも、塗装できるスプレーがあります。

ナノ単位の粒子が素材の表面に密着し、まるで染めたかのような仕上がりに。その密着力は、引っ張っても、ねじっても、割れたり剥がれたりすることはありません。

http://somayq.com/products/somayq

染めQ ミニ染めQ エアゾール 70ml

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小容量タイプで、試し塗にです。264mlの大容量タイプもあります。定番のブラックから、キンキラ金、ギンギラ銀、パステルカラーまで揃った多色展開です。染めQシリーズには、下塗り用のプライマーやベースコート、落としたい時のリムーバーも揃っています。ただし、すべてのゴムに塗装できるわけではないので注意が必要です。

半信半疑で使いましたが、こんなに綺麗に早く染まるとは大変驚きです!

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ゴムの塗装にラッカー

ラッカー塗料は速乾性があるので、ゴムに塗装することは可能です。しかし、ゴムを伸縮させると、塗料が剥がれたり、ひび割れたりしてしまいます。観賞用に塗装する場合は使うことができます。剥がれ防止にラッカークリアを上塗りするとよいでしょう。

ペンでもゴムに塗装できる?

ゴムにペンで絵や文字を書くには、速乾性のある油性ペンの方が水性ペンよりも適していますが、油性ペンの中にはゴムを溶かしてしまうシンナー系のものもあります。油性ペンを使用する場合は、アルコール系のペンが適しています。水性ペンでも、速乾性のあるものは使用可能です。

シヤチハタ 油性マーカー 乾きまペン

こちらは油性ペンです。名前のとおり2週間キャップをしなくても乾かずにすぐ書けます。色は12色展開で、中字・丸芯と太字・角芯タイプがあり、インキの補充やペン芯の交換もできます。もちろん風船にも書くことができます。

風船にお絵かきをするために、いろいろ調べてコレにしました。使いやすさバツグンです!

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三菱鉛筆 水性ペン ポスカ

こちらは水性のペンですが、さまざまな素材に書くことができます。水性インクでも水に流れにくい性質です。色は定番職以外にも、金色、銀色、ラメ入りやパステルカラーの商品もあります。芯の形状も極細~極太、丸芯、角芯など用途に合わせて選択できます。

普通に普通のポスカです。

写真にも弾かず書けます。

商品も早く来ました。

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塗料とゴムの相性を見極めよう!

「ゴム」とひとまとめに言っても、さまざまな素材のゴムがあることがわかりました。また、塗装に使う塗料の性質や、塗装後のゴムの使用方法によっては、せっかく塗った塗料が剥がれてしまうこともあります。

塗料や下地のゴムにも、それぞれ微妙な素材の違いがあります。塗料とゴムの相性によっては、思ったような結果に仕上がらない場合もあります。塗装後にどのように使うかまで考えて、可能であれば目立たない部分や同じ素材のもので試し塗りをしてから、実際に使用するものへの塗装を始めてください。

組み合わせは無限にあります。いろいろ試して、世界に一つだけの素敵な作品を作りましょう。
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